ザンビ〜東京壊滅編〜   作:ルコル

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第6話

剣斗「修也さん、食料はどれくらいある?」

 

 

修也「今の人数だと、1ヶ月持つかくらいかな。それくらいはあるよ。」

 

 

剣斗「そうか。どっちにしろ物資は回収しなきゃいけないな。どうやらこの付近は生き残った人間たちはいないようだ。ここら辺に上手く落としくれればいいが。」

 

 

政府がドローンで落とす食料や武器は常にランダムであり、いつどこに落とされるのかはその時まで分からない。

 

 

故に落とすの見かけたらすぐさま取りに行かなくてはならない。

 

 

また周辺に物資が落ちているかもしれないので、辺りを探索する必要もある。

 

 

その時杏奈が大声でこちらに駆け寄って来た。

 

 

杏奈「篠崎さん!物資が運ばれてきました!!」

 

 

剣斗「本当か!?」

 

 

杏奈「は、はい!」

 

 

杏奈に誘われ、外の上空を見てみると今まさにドローンが物資を隣の建物の屋上に落としたのが見えた。

 

 

剣斗「修也さん、杏奈さん、今のうちに回収しよう。」

 

 

剣斗達は、すぐさま行動を開始した。

 

 

男性「物資を取りに行くのか?気を付けてな!」

 

 

剣斗「はい、行ってきます!」

 

 

先程の男性に見送られ、剣斗達は物資が落とされた隣の建物へと急いだ。

 

 

そして、隣の建物に入口に来ると異様な雰囲気が漂っているのを、剣斗は感じた。

 

 

剣斗「二人とも、気を付けてくれ。おそらく神人がいる。」

 

 

剣斗はその場で神人の気配を察知して、動きを止めた。

 

 

剣斗「隠れよう。」

 

 

修也「ああ。」

 

 

杏奈「こ、怖い・・・」

 

 

剣斗「ごめんな、杏奈さん。物資を運ぶのに人手が足らなくて、他の人に頼んでも良かったけど、あの人達はまだ完全に信用出来なくてな。まだ二人なら、信用出来る。」

 

 

杏奈「あ、ありがとうございます。」

 

 

そんな会話をしていると、杏奈が少し驚いた顔をした。

 

 

杏奈「あ!摩耶!雪穂!彩菜」

 

 

修也「知り合いか?」

 

 

杏奈「はい、鳴沢摩耶、桂雪穂、一色彩菜です。前の避難所で一緒だった子達です。」

 

 

杏奈はどこからともなく現れた神人を指差して、そう言った。

 

 

剣斗「あの三人もフリージア学園の制服を来ているな。」

 

 

杏奈「雪穂と彩菜は元々、フリージア学園の生徒なんですよ。摩耶は私の大事な親友です。」

 

 

剣斗はその場で少々考えて、杏奈に訊いた。

 

 

剣斗「あの三人はもう神人となっている。殺してやる事はもう出来ない。だけど、助けたいか?」

 

 

杏奈「は、はい!助けたいです!!なにより摩耶にもう一度謝りたい!!」

 

 

剣斗「そっか、分かった。あの三人、元に戻してあげよう。」

 

 

剣斗そう言うと、三人の神人達の前に立ちはだかった。

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