climaxヒーロー!!   作:エセ悪魔

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今の所「する」が多いですねぇー。
うーん・・・・・ヒロインは次出そうかなー・・・
3話やった後くらいにネタ切れで軽く失踪しそうな気がしますけど
最後まで楽しみ下さい!


乾巧編 パート1

俺には夢が無かった。

いちいち五月蠅く言ってくる教師に

「夢を持ってることがそんなに偉いのかよ!」

と言い返すぐらいだ。

別に夢がなくても小さな目的さえあれば人間生きていけるもんだ。

なんで夢が必要なんだよ・・・・

自分は皆の学校の発表が一番嫌いだった。それに個性だけで人を比べることしか出来ない奴らも嫌いだ。

 

────────────────────────────────

 

中学1年

 

 

「ねぇ、巧。」

 

 

「・・・・なんだ?耳朗。ギターの練習なら今日は無理だぞ。」

 

 

近所のギター弾ける海堂直也っておじさんに教えてもらって相当弾けるようになった。そして彼女は「耳朗響香」音楽好きな幼なじみだ。

 

 

「そうじゃなくて、また給食のスープを残したでしょ。」

 

 

バレてた・・・・そう、俺は極度の猫舌だ。インスタントコーヒーなんて絶対ぬるくしないと絶対飲むことは無い。

 

 

「あれいつもの給食にしては熱すぎるだろ。」

 

 

「いつまでも子供なこと言わない。」

 

 

「俺は熱い物で思い出してしまうんだよ・・・」

 

 

「・・・・・・・それは分かってるけど・・・・」

 

 

「でも悪いことだけじゃなかった。」

 

 

目を閉じて思い出す。

 

俺の親は小学3年の時、火事で二人とも死んでしまった。犯人は親父がクビにしたDQNたちだった。スーツ姿と赤髪の二人組。腹いせとして俺の家を個性で焼いた。燃える炎の中でDQNたちは笑っている。

ゲスく、汚らしく。

そして両親は黒焦げで人の形にもなってない。

 

 

「待ってろ!直ぐに消化系のヒーローが来るぞ!!」

 

 

この時俺は見てしまった。ヒーローが炎の目の前でただ立っているだけなこと。

この時何かが冷めた。そうだ、コイツらヒーローは自分が傷つくことを必ずしないんだ・・・たとえ殺されそうな人がいても・・・

そしてその、体は地面と繋がる鎖が切れたかのように軽くなった。

静かに俺はスーツ姿のDQNの一人にに近づいて殴るDQNが吹き飛ぶと同時に、拳から赤く、透明な物がDQNに当たる。DQNは叫びながら腹を押さえて右往左往しながらついに灰になった・・・

それを見た赤髪は叫びながら逃げていった。それを追う警察とヒーローを見てコイツらはなにやってんだと感じた。

 

 

この事件は犯人が自分で自分を誤って焼いて死亡ってことになっている。もう一人は逃亡で行方不明。それから熱い物は火事の時のことを思い出すから猫舌になった。無個性だった俺の個性は「灰化」殴る、蹴るをすると物を灰に出来る個性となった。

 

 

こうやって俺の心はやさぐれていき、親戚であるクリーニング店『西洋洗濯舗 菊池』の啓太郎と真理さんと幼なじみの耳朗だけ心を開いていた。

でもそんな時、俺は運命の出会いを果たした。

 

────────────────────────────────

1年前

 

 

景色が赤く、熱い。

 

 

『ウヒャハハハハハハハハ!!ざまぁみろ!!俺を見下すからこうなったんだよ』

 

 

俺は立ち上がり、スーツ姿の人間を殴る。

 

 

『あぁ?なんだよガ・・・』

 

 

『ぐわぁわyv55sf5f_3*%ぎゃぁぁぁぁぉぉ!!!!?!!?!』

 

 

何言っているか分からないが叫びながら暴れている。そして全身から色素が抜けるように灰色になり、崩れていく。

 

──────────────────────

 

 

「はっ!?!」

 

 

目が覚めた。今俺は河川敷で寝ていた。あれから2年経ったが、未だにあの時の事を夢で見る。

 

 

「クソ!!」

 

 

地面を叩くと叩いた芝生が灰になった。

 

 

「君の個性珍しいね」

 

 

「・・・・誰だあんた。」

 

 

知らないコートの男性が話しかけてきた。

 

 

「俺の名前は桐生戦兎、天・才物理学者です!!」

 

 

天才物理学者?知らねぇや。

 

 

「あまり近づかない方が良いぜ。俺は殴った物を灰に出来るのだから。あんたも不気味だと思うだろ?」

 

 

「別に不気味でもないし怖くもない。ただ少し気になったんだ。だけど今君は何か嘘をついたね。」

 

 

「嘘?」

 

 

「そう。自分自身の得になることない嘘を」

 

 

「・・・何が言いたい・・・」

 

 

「君の個性は周りからイジメもされず相手にされずヴィランのような扱いを受けただろ?友達も少ないだろ?そんなんで何も思わない人間がいるわけない。なのに自ら嫌われるように振る舞ってる。それが君の嘘だ。」

 

 

「いい加減にしろ・・・・」

 

 

・・・こいつは俺の何かを怒らせる。

 

 

「そうだ、俺を殴ってみてよ。」

 

 

「は?聞いてなかったのか?」

 

 

「勿論聞いてたよ。その上で殴ってみていいよ。俺は灰にならない。」

 

 

「・・・上等だ!!」

 

 

立ち上がって桐生の腹を殴った。でも灰にならない。

 

 

「な!?ぐわぁーー!!」

 

 

それどころか投げ返されてしまった。

 

 

「なっ?言ったろ。」

 

 

あまりの出来事でポカンとしてた。

 

 

「君は対等に叩いて叩き返して笑い合ったりする友達が欲しかったんだろ。」

 

 

「・・・何言ってんだよ」

 

 

「普通に人に話しかけてもらいたかったしケンカもしたかっただろ?個性のせいで毎日怖かっただろ。」

 

 

・・・・え?は?、なんで、こんなに涙が出るんだよ・・・・

 

 

「君は今まで頑張った・・・」

 

 

その瞬間俺は泣いて抱きついた。背中を叩いた。でも何も起きずにただしっかりと俺のことを支えてくれる。

 

 

「そんな君にプレゼントをあげるよ。」

 

 

こいつ・・・・いや、桐生さんは俺の手を取ると、手が光った。

 

 

「え?なにした・・・んですか・・」

 

 

「君の個性の細胞を変化さして、自分で灰に出来るか出来ないかを決めれるようにしたよ。それと君の個性は進化していく。これで・・・君はもう一人じゃなくなるよ。」

 

 

桐生さんが優しく微笑んでくれた。

俺は本当に嬉しかった・・・・

 

 

バシン!

「なーに子供泣かしてんだ戦兎!」

 

 

すると後ろから茶髪の男性が桐生さんの頭を叩いた。

 

 

「あっ、万丈いたんだ。」

 

 

「いたんだじゃねぇよ、てめぇが呼び出したんだろうが!!」

 

 

桐生さんが万丈と呼ぶ人は桐生さんと叩き合っている。楽しそうにケンカしていた。

俺はあの時のヒーローよりよっぽどヒーローな人に出会った。

 

 

俺には夢は無いが、「目標」とする人間は桐生さんのような人間だ。

 




最後まで見ていただきありがとうございます。
誤字脱字があればお教え頂きたくございます。
次回も見て下さい!!

弔女(?)をヒロインにしますか?しないなら弔は敵として出そうかなと思います。そっとしておくと主人公の誰かの義妹にします。(要するにタイミング見てヒロインにする)

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