思い付きネタ集☆   作:家無しじゃない無銘だ

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雲雀に転生した男が濁ルートについた話です。
無理な方は、読み飛ばすことをお薦めします。
この作品でも良い方は、本編へどうぞ。



真・恋姫†無双
浮雲と月


満月が綺麗な夜。とある城の縁側に一人の青年が座っていた。

その青年の格好は黒い浴衣で手にはお猪口を持ち、傍には徳利がのせられた盆が置かれていた。

どうやら、月見酒をしているようだ。

 

その様子を少し離れた角に隠れて見ている者がいた。

 

「 …隠れて見ていないで、出てきたらどうだい?」

青年は目線だけをそちらに向け、声を掛ける。

すると、一人の少女がおろおろしながら出てきた。

出てきたのは、空色のような銀髪で和風のメイド服のようなものを着た、優しい雰囲気のある美少女だった。

 

「 …なんだ、君か。どうしたんだい?」

「 そ、その~、(見惚れていました、なんて言えないよ~…)へぅ~…///」

「 ? 」

少女が言い淀み、赤面しているのに青年は首を傾げる。

 

「 …立っていないで、座ったら?」

「 い、いいんですか?」

「 構わないよ…」

「 し、失礼します…///」

少女がお盆を挟み、青年の横に座る。青年はそれを気にせず、お猪口に注いだ酒を呷る。

 

「 ………、君も飲むかい?」

「 えっ、その~、え~っと………へぅ~…」

「 嫌なら別に構わないよ 」

「 い、いただきます!///」

青年からお猪口を受け取り、酒を注いで貰う。それをチビチビ飲む。その様子を青年は横目で見て、自分も酒を呷る。暫く、それが繰り返された。

 

 

「 あ、あの…」

「 ん? なんだい? 」

少女は落ち着いたのか、青年に話しかける。青年はそれを視線だけ向ける。

 

「 その、あの、え~っと、月が綺麗ですねっ!」

何を話していいのか分からないのか、わたわたしながら咄嗟に言葉を出す。

その言葉に青年は、無表情だったのを一瞬ポカーンとするが、クスクスと笑い出す。

 

「 ふふっ 」

「 へぅ~………///」

笑われて恥ずかしくなったのか、少女は顔を赤く染めて俯く。

 

「 …笑って悪かったね、“月” 」

「 “恭弥”さんは、いじわるです…///」

月と呼ばれた少女に恭弥と呼ばれた青年は手を伸ばし、優しく頭を撫でる。それに月は恥ずかしがるが、拒む様子を見せない。

砂糖を吐きそうな甘い空気が広がる。

 

 

暫く撫でていて落ち着いたのを確認すると月から手を離す。すると、月が小さく名残惜しそうな声を出す。

「 どうしたんだい? 」

「 な、何でもないです!///」

「 ふ~ん。」

恭弥は、再び空に浮かぶ満月を眺める。それに月が続くように満月を見上げる。

 

「 …綺麗ですね 」

「 そうだね。」

「 私の真名と同じ字ですけど、私には勿体ないくらいです…。」

そう言い、顔を俯かせる。

 

「 …そうかい? 君にぴったりだと思うけど?」

その言葉を恭弥は否定する。

 

「 …えっ?」

月はその言葉に顔を上げて、恭弥を見る。

「 …優しく人を照らす月は、君にぴったりだと僕は思うよ 」

恭弥は、優しく微笑む。

 

「 …あの、隣に座っても、いいですか?」

「 ………別に構わないよ 」

恭弥は盆をどけ、間をあける。

そこに月が動き、座り直す。

 

「 …ありがとうございます 」

「 …何の礼だい? 」

「 貴方のお蔭で、私達は今を生きていられます」

「 その礼をするなら僕じゃなく、小動物達にしなよ 」

「 勿論、ご主人様達にも感謝しています。でも、貴方があの場から私達を連れ出してくれたから今があります 」

「 …大袈裟だよ。それにあの時は僕の単なる気紛れで助けたに過ぎないよ 」

「 それでも私は感謝しています 」

「 …はぁ、好きにしなよ 」

「 はいっ!」

良い笑顔を恭弥に向ける。それにタメ息を吐き、そっぽを向く恭弥。

 

遠慮がちに月は恭弥の肩に頭を預ける。

「 暫くの間、このままで良いですか?」

「 …別に。好きにしなよ 」

「 ありがとうございます 」

ふわりとした笑顔で、嬉しそうに月がお礼を言い、目を閉じる。

再び甘い空気が広がる。

 

 

少し時間が経つと、穏やかな寝息の音がする。

どうやら月が眠ってしまったようだ。

恭弥は、起こさないよう、そっと月の頭を自分の膝に移す。その頭を優しく撫でる。

 

「 …まったく君は。もう少し、欲を言っても良いのにね? 」

言葉では呆れているが、その表情は優しかった。

満月は二人を優しく照らしていた。

 

 

後日、とある天の御使いに月が綺麗ですねの意味を教えて貰い、盛大に顔を赤く染めたのは、完全に余談である。

 

 

 

 

説明

雲雀恭弥

死んだのに赤ちゃんからやり直しになった。自分が雲雀になったことを知ると、ロールプレイの為、身体を鍛えたり、言葉使いを気を付けたりしていた。現在は素で出来る。並盛町がないと知るが、風紀委員長になったり、風紀財団を設立したりした。

夜の見回りで北郷達が争っている所に遭遇。乱入し、巻き込まれ外史に飛ばされることになる。

気にいった相手には、小動物か真名で呼ぶ。

集団行動が苦手。基本は一人で行動している。

反董卓連合軍では、一人で呂布を相手取った。その呂布から董卓達を助けてほしいと頼まれ、単独で浸入。その際、白い服装の集団と陰湿そうな男が立ち塞がるが、蹴散らし、救出に成功する。

使用武器、トンファー(特注)

 

董卓(月)

姓、董 名、卓 字、仲穎 真名、月

幸薄そうな少女。悪逆非道の汚名を着せられた可哀想な少女。幼馴染みの軍師と共に雲雀に救出された。

自由になり、現在は色々なことができ、とても幸せ。

助けてくれた雲雀に恋心を懐く。

北郷には、感謝をしているが恋心を懐いていない。




20未満の方は、お酒は飲まないように。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました。

気になることがあれば、指摘して頂くと非常に助かります。
キャラの性格等、上手く書けているか不安なので、ご協力お願いします。
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