平行世界的ドラゴンクエスト   作:牙の道化師

2 / 2
一応、仲間は現状の奴で。


ザンゾ村

ここは焔の大陸の最南端、ザンゾ村。

 

この村は海に面しているため漁猟ができる。

 

しかしこの村に来る手段は船では不可能に近い。

 

尖った岩が同じ高さで囲んで出来ているため、陸路の手段になる。

 

陸路の手段と言ってもこの大陸は未開の大陸なため、獣道としか呼べないのだが。

 

そんな大陸に住む村人はさぞ苦労しているかと思うのだが……。

 

「おおうつぼが出たぞー!」

 

村人の1人がそう叫ぶ。

 

「任せろ!」

 

緑色の鱗を纏い角を生やした男が躍り出る。

 

その後ろには黒いローブを纏った男が指示を出す。

 

「ドラコ!灼熱だ!」

「火加減は?」

「任せる!」

 

それを聞きおもいっきり息を吸い込み、灼熱の業火を噴出す。

 

「ギシャアアアアッッッ!!!」

 

火が身体中を包み込む。

 

しかし、水に飛び込み消火されてしまう。

 

「むう。」

「仕方無い、魔物状態になってくれ。」

「あいよー。」

 

返事をすると、青年の体が見る見る変化していく。

 

そして、身体が人の形から龍の形になった。

 

「ゴガアアアアッッッ!!!」

 

勢い良く羽を羽ばたかせ、水中目掛けて滑空し、おおうつぼの胴体を掴む。

 

「そのまま外に飛ばせ!」

「グルアアアッッ!!」

 

ブォンッ!

 

そんな擬音を聞こえるくらいのスピードで尖った岩を通り越しておおうつぼは投げられた。

 

その光景を見ていた村人は何時もの事だなと考え、作業戻った。

 

 

 

村の森から1匹のスライムが薪を背負って出てくる。

 

薪は紐で括られており、それを3つ乗せていた。

 

その後ろから青年が出てくる。

 

黒髪の短髪、黒目、肌色の青年だった。

 

「今日も大量だな。」

 

青年はスライムに言う。

 

スライムは背負いながらも頷いた。

 

そして村に帰る。

 

村の老人が青年達を見つけて挨拶を送る。

 

「おお、流浪にスラト!お疲れ様じゃな。」

 

「気にするなよ、これが俺達の仕事だ。」

 

そう告げるのは、流浪・N・ナミサキと言う名の青年だった。

 

その相棒のスライムはスラトと言う。

 

「そうそう、ロジャー様が呼んでおったぞ。」

 

「ロジャー様が?」

 

スラトも首を傾げる。

 

ロジャーとはこの村の長で、魔物使いだ。

 

奥さんと子供が大勢居るのだが色々と割愛する。

 

「やれやれ、何の用なんだか……。」

 

スラトもやれやれと言った感じだった。

 

 

 

そんなこんなでロジャーの家に着いたのだが。

 

「どうしてこうなった。」

 

目の前にはロジャーの魔物、メタルハンターのメッタンとスラトが戦っていた。

 

スラトは身体を伸ばして突撃するが、硬いので弾かれる。

 

メッタンは身体の機動力を生かし、高速で移動をしながらナイフを振り回す。

 

「スラト!距離を取れ!」

 

その言葉に距離を取るスラト

 

「真・スラストライクをぶちかませ!」

 

「ピキー!」

 

普段は無口な彼が雄たけびを上げ、気合を入れた。

 

テンションは最高潮だった。

 

メッタンは何かを感じ取ったのか、逃げ出すが

 

スラトが物凄い速さで身体を伸ばし、スナイパーよろしくの命中精度を見せ、跳んだ。

 

ズバァンッ!

 

メッタンは森まで吹っ飛ばされた。

 

「………お前って規格外だよなぁ。」

 

呆れた口調でスラトを見た流浪だった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。