アローラ辺りからポケモンが曖昧なんで大目に見てくださいな。
それでは本編どうぞ〜
「ふわぁ〜…」
「クワァ…」
私は大きな欠伸をするとシェイミが釣られて欠伸をする。
両側についた淡い海色の花を軽く揉むと気持ち良さそうに目を細める。
このシェイミは旅行先でいつの間にかフードの中に入っていた。
そのままついてくるので手持ちにして帰国したのだ。
私の家系は何故かポケモンに矢鱈と好かれる。
何もしてないのにポケモンがついてくるのはよくあること。
大抵はバイバイしたらついてこないのにたまに執着についてくる子がいるのだ。このシェイミみたいに。
そういえば、このシェイミを連れて帰国した際オーキドさんのとこに店に行ったらオーキドさんのとこに来訪していたナナ…ナントカさんがすごい驚いていたなぁ。
なんか伝説か幻かどっちか忘れたけど兎に角珍しいポケモンの上、色違いなのだと。
本来のシェイミの花は本来ピンク色らしいのだが手持ちのシェイミ以外見たことないので本当かどうかわからない。
「むー…朝日眩しー…」
ご飯も食べ、顔も洗い、着替えもしてもまだまだ朝日が目にしみる。
なんてったってまだ午前五時なのだ。
こんな朝っぱらにおきなければいけないのかというと我が家が育て屋であるから。
このくらいの時間からご飯を用意し始めなきゃポケモン達の朝ご飯の午前七時に間に合わないのだ。
預かっているポケモンが多いってわけじゃないが家族経営のくせに両親が遠出している私一人で用意しなければならないのだ。
なんで両親は他の従業員を雇わないんだコノヤロー!!
あ、バイト代出せるほどここに余裕ないんだった。トホホ…
「だー…おもーい…」
文句をブツブツ言っていいながらテキパキと準備を進めていく。
頭は眠くても体はしっかり動くタイプで本当によかった偉いぞ自分。
「キュウキュウ」
「キューウ」
ポケモンフードの匂いにつられたのか私の手持ちの二匹のキュウコンが起き出した。
一匹は炎タイプのキュウコンのコン、もう一匹は氷タイプのキュウコンのキュウ。
二匹ともロコンの頃からの付き合いでどちらも私についてくるのでそのまま手持ちになった。
そしてこの子達だけニックネームがある。安直なのだけど。
「はいはい、ちょい待ちね。
はよー食べたかったら他の子達を食事場所に連れてきといて」
そう言うとキュウコン達ははしゃいで外に出て行った。
あの様子だと結構手荒に起こすかもしれない。
常備してあるポケモン用の傷薬を用意しておく。
「あ、コラ、つまみ食いはダメだよ」
つまみ食いをしようとしたシェイミの鼻先を軽く押してやる。
シェイミはお腹を見せて降参のポーズをとった。
コノゥかわいいやつめ!
片手でシェイミと戯れながらももう片手は着々と作業を進めていく。
小さい頃から手伝わされただけあって作業スピードは速いと自負している。両親には負けるけど。
テキパキと作り終えたものを専用の皿に乗っけ、また作っては乗っけてをひたすら繰り返していく。
一匹一匹好みや必要な栄養も違うから大変だ。
まぁ、この作業のお陰でやっと眠気が覚めるのだけど。
「カイリキー、手伝ってー!」
ようやく作り終えたものを手が四つもある育て屋一、二を争う力自慢カイリキーに手伝ってもらう。
この子は父が子供の頃ポケモントレーナーとして旅をしていた時付きまとわれたので手持ちにした子だ。
行く先々で立ち塞がれてめちゃくちゃ怖かったとお父さん言ってたなぁ。
「んなぁ…!
腰がヤバイ…!」
みんなの食事を運ぶのは本当に大変。
ポケモンがいっぱいいるってのもあるが、なんてったってここにはカビゴンがいるからだ。
ゴンベの頃はまだよかったよ。
何あれ、食事量四百キロって、え?
こいつの食事代だけで下手すると売上げ全部吹っ飛んでるよ。
ほんと私が副業やってなかったら倒産レベルだよ…
「よっこいしょ。
さぁ、位置について〜」
カイリキー以外にも手伝ってもらって並び終え、ポケモンごとに食事が違っているためその子の食事な置かれてるとこに移動させていく。
預かっているポケモン達もまず最初に待てを教えるため先に食べる子はいない。
「みんな揃ったね。
よし!食べていいよ」
私がゴーサインを出すと待ってましたとばかりに勢いよく皿に頭を突っ込む。
私はみんながご飯を食べている間に開店準備を進めていく。
掃除をして何か連絡がないか見て。
そして一通り終わったところで「close」の看板を「open」にひっくり返す。
「さぁ、育て屋さん開店だ!」
育て屋さん従業員の私、サクラ、今日も一日頑張ります!
シェイミの色違いは捏造です。
まぁ色違いなんだからどんな色だっていいでしょと開き直った私です。