GMOD 彼の地にて、斯く戦えり 作:COTOKITI JP
同時期、日本でも異世界からの軍勢による攻撃を受け、街中に突然現れた"ゲート"に自衛隊を派遣することとなった。
既にアルヌスの丘では自衛隊が陣地を築いており、それを阻止しようとした十万以上の兵士が返り討ちにあった。
そんな中、偵察隊は撃墜したワイバーンなどの鱗を売る為にイタリカという街へ向かおうとしていた。
一方、ニコライはというと。
「ハハ!コイツはすげぇや!」
ツールガンを操作しながら子供のようにはしゃいでいた。
どうやらGMODの全ての機能がツールガンで使用出来るらしく、小型のディスプレイで操作していた。
タッチパネルではないが、自分の目線や意志に応じて動いてくれるようだ。
良し、ならまずは……。
ディスプレイを操作し、あるモードをオンにした。
"当たり判定無し"
これを有効にし、飛ぶイメージを頭の中で浮かべると、ニコライは空を飛んだのだ。
「うおお!」
といっても、飛び方はツールガンを構えたままなんの動作も取らずにスイスイ動くという他者から見れば気持ち悪いものだが、ニコライにとっては素晴らしいものだった。
そして時間は飛んでニコライはイタリカの街を当たり判定無しで飛んでいる最中に見つけた。
「おお、何だか賑やかだな」
城壁の門の前では盗賊とそれらから街を守る民兵や中世の騎士らしき者達がいた。
「ん?」
ニコライはその脳の足りない頭で閃いた。
ここであの街救えば報酬とか貰えたりして将来安泰じゃね?
そこでニコライは足りない頭よりも体を先に動かし、ダウンロード済みのアドオンの一つからあるものを取り出した。
それは、RPG-7の弾頭がアホみたいにデカくなったもので、その武器の名前はこう呼ぶ。
"デイビー・クロケット"
やめろォおおおおおおおおおおおお!!と神か誰かしらが叫んだような気がしたが、そんな事は気にせず、デイビー・クロケットの照準をイタリカの門前の盗賊達に合わせる。
「コイツを拝みなぁ!俺の体の一部だぜ!!」
とある好きな映画の名言を放ちながらデイビー・クロケットの引き金を引いた。
バシュウウ!!とクソデカ弾頭が発射され、数秒後、イタリカの門前辺りから凄まじい光が発生し、それに遅れて爆発音が衝撃波と共にやってきた。
そして、ニコライにとって予想外の事態が発生した。
爆発の威力が強すぎてよく見えないが、門の向こう側まで爆炎と衝撃波が襲いかかっていた。
というかもう手遅れだった。
イタリカは核爆発で爆発四散し、その様子を眺めていたニコライの顔は徐々に青ざめていった。
「やっちまった……!」
オマケに爆発の威力が強すぎて衝撃波がニコライの元まで到達したのだ。
「あれ?これやばく━━━━━━」
衝撃波に巻き込まれたニコライはまるで木の葉のように空を舞ったのだった……。
その後、イタリカ"だった場所"を訪れた偵察隊を率いていた伊丹耀司は後の報告でこう語っている。
「なんか遠くから煙が上がっているのが見えたんですよ。 そんで近付こうと思ったら空からロケットみたいなのが飛んできて、煙が上がっていた場所が大爆発したんです。 その後は衝撃波で車両が吹き飛ばされたりして大変でしたよ」
ちなみに報告を行ったのは病院の病室だった。
後で原作キャラ死亡(というより原子レベルに分解されて消滅)のタグ追加しなきゃ……。