あと擬音をジョジョチックなフォントに修正しました。提供者のボンシュさん、ありがとうございます
昼休みも終わり…雄英体育祭、午後の部が開始する
『昼休憩が終わり、最終種目の時間だあ!だがその前に失格者の皆に朗報だ。あくまでも体育祭!全員参加のレクリエーションがあるぞ!そして、本場アメリカからチアリーディングのみんなも来て会場の盛り上がりも最高潮──なんだが………ひとつだけ突っ込ませてくれ』
場を盛り上げていたマイクだったが、いきなりテンションが下がり、視線をヒーロー科A組の生徒に向ける……
『どーしたA組!!?』
正確には、
「よく考えりゃあ相澤先生がこの2人に伝言頼むわけなかったじゃん…」
「騙しましたわねッ!?峰田さん!上鳴さん!」
「「YEAAAH!!」」
ピシッ ガシッ グッグッ
どうやらA組女子一同にチア服を着せたのは峰田と上鳴の策謀らしく、2人は大成功と言わんばかりに息ピッタリの動きを見せた
「うう…恥ずいなぁ〜…」
「マアマア!祭りなんだし楽しもーよッ」
「ケロ、元気ね透ちゃん」
気恥ずかしそうな麗日を励ます葉隠を見て、蛙吹はそう呟く
『まあ───花があっていいんじゃあねェか!?そんじゃあ仕切り直して午後の部イクゼ───!』
マイクの合図と共にレクリエーションが始
キング・クリムゾン!我以外の全ての時間は消し飛ぶッ────!
『───いよいよお待ちかね!勝ち残るのは誰かッ!?本日のメインイベントォ、トーナメント戦の開幕だアアアアァ!!実況は自称解説王こと俺!プレゼント・マイクと!ミイラマン改めイレイザーヘッドでお送りするぜッ!!』
『自称かよ。時間が惜しいから早く説明しろ』
『まったくせっかちなティーチャーだぜ……まッ!やるけど!…そんじゃあ、早速ルールを説明していくぜ──────!』
相澤に促される形でマイクが説明を開始する。スタジアムの中心には、教師の1人のセメントスが『セメント』で正方形のステージを作る様子が見える
『つってもルールは簡単!このバトルステージでタイマンで戦って、戦闘不能あるいは場外にした方が勝ちだ!!当然だがアンチヒーローな行動はご法度だぜ!?』
「では、対戦カードを発表していくわ!」
勝ち上がった生徒16名の前に立つミッドナイトが鞭を鳴らして背後のモニターに注目させる。ちなみにA組女子は未だにチアの格好をしていた
「網はこうなりました!」
第一試合 ジョルノVS心操
第二試合 緑谷VS轟
第三試合 塩崎VS上鳴
第四試合 飯田VS発目
第五試合 芦戸VS瀬呂
第六試合 常闇VS八百万
第七試合 鉄哲VS切島
第八試合 麗日VS爆豪
モニターに表示されるトーナメントの網と下に並ぶ名前。それを見て、各々の生徒が反応を示す
(ジョ………ジョルノ・ジョバァーナ……………だと…!?)
(轟くん…!まさか、いきなり、彼と戦うことになるなんて……)
心操と緑谷は初戦からぶつかる強敵に冷や汗を流し
(俺の『復讐』が…『人生』が無駄だと…?そんな事はねえ…!ジョバァーナ…おまえは必ず倒す…!そしてクソ親父も超えて、証明してやる…!!)
轟は怒りを煮詰めたような精神で敵意を露わにし
「切島だァ?ちょうどいいぜ、どっちがツエーか確かめたかったとこだッ!!」
「オオッ!アツくなってきたぜ!!」
個性ダダ被り組は対戦相手を見て心を燃やし
「常闇さん…!」
「八百万か…油断はできんな…」
ある2人は互いに警戒し合い
「フフフフ…イイですねイイですね!この注目!」
発目は何かを企む様子でゴーグルを光らせ
「おぉ?あの子が俺の相手か〜〜〜〜?結構カワイイじゃん!」
「?」
上鳴は見当違いな事を考えていたり
「麗日ァ?」
(ヒイイイイイイイイ!!)
麗日は対戦相手がよりにもよって爆豪であることに青ざめたり
とにかく多種多様な反応が広がっていた
『なかなかに愉快な組み合わせじゃあねーか!第一回戦は10分後に始まるぜッ!楽しみに待ってなッ───』
「……」
光さす通路の中でジョルノ・ジョバァーナは静かに佇む。マイクの宣言通り、10分経とうとしている今、トーナメントの初戦が始まるからだ
(心操くん、か───彼の目は…)
ワァァァァ───…
『リスナーのみんなアアアァァァ!!待たせたなッ!気分はデートの待ち合わせ場所で待つ恋人気分か──!?もう意中の相手は目の前だぜッ!』
『キャラにあってねえ例えだな』
『うるせえよっ!?──第一試合はこの2人の対戦だァ!』
プレゼント・マイクの呼びかけに応じて、ジョルノは一歩一歩、踏みしめるように歩き出し…スタジアムに出た時、快晴の太陽に目を細める
『最初から衝撃のカミングアウトをかましたぶっ飛びBOY!!宣言通り優勝をとるのかッ!?「ジョルノ・ジョバァーナ」!!
騎馬戦でまさかのジャイアントキリング!!今度も勝ってみせるのかァ!?「心操 人使」!!』
ザッ ザッ ザッ
対面する2人。ポーカーフェイスのジョルノは何を考えているのかまるで分からず、対する心操も同じ無表情であるものの、冷や汗を流している
(ダメだ…何を考えてやがる?「洗脳」のタネはすでにバレている…そう考えて戦うならまず俺の問いかけに答えねえ…)
しかし心操の中で答えは出ていた
(
勝つことを考えながらもその方法に悲嘆的になる心操。そして、そんな心操をジッと見つめるジョルノ
『そんじゃあ
「スカした面してんな。「もう返答するわけにはいかない」…とでも考えてんのか……?まあいくらおまえでも…」
いつでも駆け出せるように脚に力を込め…
「それ以外の方法なんて思いつかないよな」
『
ジョルノから無理やり言葉を引き出そうとする
「それは違うな」
しかし、ジョルノは開幕と同時に「ゴールド・E」を呼び出し
スッパァァァン
自分の手首を手刀で切り裂いた