第2次スーパーロボット大戦J   作:YSK

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第15話 火星決戦ルート

 

──なぜなにナデシコ──

 

 

 3!

 

 2!

 

 1!

 

 どかーん!

 

 

 で唐突にはじまったのは、いつものノリのなぜなにナデシコ。

 

 さらわれていないのでいつも通りウサギユリカと、劇場仕様のルリお姉さん。そして唐突に現われたイネス先生のいつものメンバーで行われるぞ!

 

 

ユリカ「今回はね、特別ゲスト、テレサ先生もいるよー!」

 

 

 困惑する先生衣装のテッサが放り出される。

 

 

テッサ「え? え? 今回のことを説明するためと聞いていますが、なんですかこれ?」

 

ユリカ「それでは、今回のなぜなにナデシコ、はっじまるよー!」

 

ルリ「はじまるよー」

 

テッサ「せめて私になにかちゃんと説明してからにしてください!」

 

イネス「では、説明に入りましょう」

 

 

 ちなみに、ここで説明されるのはラムダドライバやオムニスフィアのこと。あと火星遺跡で行われようとするレナードの世界改変など、ヤムスクで宗介に説明されたことなので、詳しい説明は割愛する。

 

 

ロゼ=リア「ふむ。オムニスフィアとは、我等が目指した場所に似たところかもしれませんね……」

 

クド=ラ「……え、なにこれ? ここっていつもこんな感じなの?」

 

メルア「まあ、大体こんな感じですね」

 

テニア「こんな感じだね」

 

カティア「いつもこんな感じね」

 

統夜「だな」

 

クド=ラ「そ、そうなんだ……なんか、凄いわね」

 

シャナ=ミア「というか、今イネス先生いませんでした?」

 

みんな「あ……!」

 

 

 いつの間にか乗っていたことに驚く第13独立部隊の面々であった。

 

 

──火星の復讐者──

 

 

 火星。

 そこは第一次地球圏争乱の初期にてグラドス&木連の連合軍により壊滅的な破壊を受けた場所だ。

 

 無人の殺戮機械が暴れた結果、この地に住まう人はいなくなった。

 

 あの争いも終わり、地球圏の復興も順調に進んでいるが、地球に近い月ならともかく、そこからはるか遠い上人も住まなくなったこの地は、ほぼ手付かずのままと言ってよかった。

 

 無人となった火星にうごめく集団が一つ。

 

 

 それは、火星に降りてきたナデシコCを旗艦とする分割第13独立部隊を迎撃するため展開した火星の後継者とアマルガムの連合部隊だった。

 

 

 彼等は第13独立部隊と話し合う気はない。

 話し合っても結果は平行線であることを知っているからだ。

 

 世界を改変するのを目的としているレナード側と、それをとめようとしている第13独立部隊側では、話し合っても結果は変わらない。

 

 あとはどちらの目的が達成できるか、武力で決着をつけるのみなのである。

 

 

 火星の極冠遺跡には多数のアームスレイブが配備され、特に20機をこえるベヘモスの姿は圧巻であった。

 

 ラムダドライバと呼ばれる物理をこえた力を発揮するその特殊なシステムにより、それはASとは思えぬほどの巨体とパワーを持っているのである。

 

 やってきた統夜達を絶対に排除する目的のため組まれた陣。

 

 

 統夜達はそれを突破し、その遺跡の内部にいる千鳥かなめをとりもどし、世界の改変を止めねばならない!

 

 

 アマルガム、火星の後継者達との最後の戦いがはじまろうとしていた!

 

 

 先手をとったのは第13独立部隊。

 ラムダドライバ搭載機、ベヘモスに対し、レーバテインに新しく搭載されたラムダ・ドライバ・キャンセラー『妖精の羽』を発動させたのだ。

 

 これは、その名の通り物理法則を超越するラムダドライバを無効化するシステムである。

 

 消費電力も高く、本体の駆動さえ制限してしまうゆえ使用回数や時間に限りがあるが、ラムダドライバによって自重を軽減していたベヘモスに対しては多大な威力を発揮した。

 

 自重によってつぶれるベヘモス。

 

 戦力が一気に減ったところへ、第13独立部隊は突撃してゆく。

 

 

 混戦となろうとした時、側面からナデシコめがけて北辰と六連が姿を現した。

 

 

 それに対し、ブラックサレナに乗ったアキトが、エステバリスカスタムに乗ったガイが、リョーコが迎撃に出る。

 

 

北辰「本来ならば、過去を変えたいと願うべきは貴様だったはずだ!」

 

 

 北辰がレナードに協力したのは、失った主、草壁を取り戻すためだ。

 そして再び主の命に従い、世界を変える働きをする。

 

 そのために、まずA級ジャンパーを狙い(最初は主が残した計画をそのまま実行しようとした)、そしてレナードと出会い、ここまできた!

 

 

アキト「そんなの知るかー!」

 

北辰「あの日我等にさらわれ、その体をいいように使われ、あがき、苦しむのは貴様だったはずだ!! なのに、なぜ貴様はそうしている! なぜ我等があがかねばならぬ!」

 

 

 これらのことは、レナードの得たブラックテクノロジーの知識。その流れこんだ歴史の一部を聞かされたからである。

 あるべきだった本来の歴史。それをとりもどすことこそが、今の北辰の目的だった。

 

 

アキト「だから、わけのわからないことを言うなって!」

 

ユリカ「そうです。私達はただ、幸せに暮らしているだけなんだから。ねっ!」

 

アキト「それもここで今言うことじゃないだろ!」

 

ユリカ「きゃっ!」(照れる)

 

アカツキ「その幸せな暮らしを邪魔されたから怒ってもいいんじゃ」

 

ユリカ「それはそれであの逃亡の日々も悪くなかった気もするの。ね、アキト!」

 

アカツキ「……」

 

忍「こいつはずっとこんな感じだぞ」

 

アカツキ「昔から、変わらないねぇ……」

 

アルヴァン「命が狙われているというのに、それさえ愛の糧とする。これも一つの愛の形だな……」

 

カルヴィナ「それが彼女のいいところであると思うわ」

 

北辰「人の話を! 途中で!」

 

ユリカ「あ、忘れてた」

 

北辰「このような恥辱、本来ならあってはならない! 貴様さえいなければ!」

 

アキト「させないって言ってるだろ!」

 

北辰「貴様もだ! たった一人で、絶望するのが本来正しい世界! それを、我等は!」

 

ガイ「そんなことはありえねえ! なにせアキトには、俺がいる!」

 

リョーコ「あたしだってな!」

 

ユリカ「アキトー。私もいるよー!」

 

ルリ「みんながいます。そんなこと、ありえません!」

 

北辰「ありえたのだ! それが正しい世界なのだ! だから、我等は変える。正しき世界へと。この歪んだ世界を!」

 

アキト「もう一度言う。そんなの、知るかー!」

 

北辰「おのれえぇぇぇ!」

 

 

 あがき続けた北辰であるが、リョーコ達エースパイロットだけでなくガイもミスリルからきた超獣戦隊、さらにアルヴァンカルヴィナも居ては、勝ち目など最初からなかった。

 

 部下の六連は次々と落とされ、彼自身も憎きテンカワ夫妻に届くこともなく、無慈悲に撃墜されてゆく……

 

 

 それは、ブラックサレナの中からアキトのエステバリスカスタムが出てきてオイルの涙も流さない、全然劇的でもなんでもない勝利だった。

 

 だが、ここではそれでいいのだ。全部が終われば五体満足のまま幸せな未来が待っている。

 

 

 それが、このアキトなのだから……!

 

 

──ずっとスタンド・バイ・ミー──

 

 

 北辰が倒れたのち、遺跡の中。

 

 

レナード「……北辰がやられたみたいだ。彼も、この世界をやり直したいと思っていた。前の争乱で主を失い、やり直した先になら、違う結末があると信じて……」

 

かなめ「ふふっ。改変された世界って、本当に彼の望んだ世界だったのかしらね。平和で、平穏な世界。あの人はそれを望んでいたのかしら」

 

レナード「さあ。俺は望む世界が待っていると言っただけ。誰が、どう望むかは、取り方次第さ」

 

かなめ「イジワルな子」

 

レナード「ところで、準備の方は?」

 

かなめ「今終わったわ。起動準備も万全よ」

 

レナード「なら、九割がたこちらの勝利は確定だな」

 

 

 勝利を確信したかのようなレナードは、迫る第13独立部隊を押さえるため、出撃する。

 

 

かなめ(……1割負ける気がするのね。少し、弱気な気もするわ)

 

 

 そんなことを思いながら、かなめは戻した演算ユニットにつながれたTARTAROSの入り口を開いた。彼女がここに入り、ユニットを完全に掌握したのち、世界の改変がはじまるという段取りだった。

 

 装置に入り、かなめは世界改変の準備へ入る。

 

 

宗介「聞こえるか千鳥!」

 

かなめ「っ!」

 

 

 遺跡に近づいた宗介が、オープンチャンネルで叫んだ。

 

 彼女にむけ、精一杯の言葉を。

 

 

宗介「人の頭はぽんぽん殴るし、冷静な議論など許さないし、俺を餌付けしてコントロールしているんじゃないかとむかむかしたこともある!」

 

 

 それは、告白だが、とりようによっては罵倒にしか聞こえないようなものだった。

 今までの愚痴と言ってもいい。

 

 

宗介「とにかく言いたいのは、君は俺がすべてを投げ打って救い出すに足る女なのかということだ!」

 

 

 その声に、心がざわついたかなめは口を挟んだ。

 

 しかし宗介は、そのかなめを否定する。

 

 

宗介「お前は黙れ。俺は、千鳥に言っている。千鳥を出せ!」

 

 

 なんとかなめの中には、ソフィアというかつてヤムスクで実験の被験者となった少女の心が宿っていたのだ。

 

 あの時かなめが豹変したのは、そういう理由だったのである。

 

 

 ソフィアは自分をかなめと思いこみ、より良い世界、自分の生きる世界へと世界を作り変えようとしていた。

 

 

宗介「この、あばずれめ!」

 

かなめ?「あばっ!?」

 

 

 そこに、AS、ベリアルを駆るレナードが現われた。

 

 

 かなめも宗介との会話を振り切り、世界の改変をはじめる。

 

 

 レナードのベリアルを倒さねば、かなめを救い出すことなど到底出来ない。

 

 火星の遺跡をめぐる最後の戦いが、はじまる……!

 

 

 

 …………

 

 

 ……

 

 

 

 激闘を制し、倒れたのはベリアルだった。

 

 

 しかし、世界の改変の準備は完了してしまう。

 

 世界を変えよう。

 

 

 ソフィアがそうしようとしたその時……

 

 

???(……誰が)

 

ソフィア「……?」

 

???(誰、が!)

 

ソフィア「!?」

 

かなめ「誰がクソ女よソースケぇ!!」

 

 

 ……ソフィアに乗っ取られていたかなめが、ついに目を覚ました!

 

 

 世界を変えたいソフィアと、世界を変えたくないかなめの主導権争いがはじまる。

 

 ソフィアは世界が変われば死んだ人も甦ると説得しようとする。

 平和な世界。生きているかなめの母。そして、普通の高校生である、彼と出会い……

 

 そうした世界を見せられるかなめ。

 

 

 しかしかなめの意思は変わらない。

 

 

 なぜならその平和な世界に、顔に傷のある相良宗介はいないからだ。

 

 平和な世界で生きて、普通の少年として彼女と出会う相良宗介は、彼女の好きになったあの宗介にはなりえない。

 

 

 どんなにつらい世界でも。

 どんなに悲しい世界でも。

 

 この世界だからこそ、あの相良宗介は。彼女が好きになった男の子は生まれたのだ。

 

 

 ……最終的に勝利したのは、かなめだった。

 

 

 すべての決着がつき、かなめは装置を出て、遺跡の外を目指す。

 

 

 破壊されたベリアルの傍らに、脱出したレナードが座っている。

 

 ちなみに火星はナノマシンによってテラフォーミングされているので、外に出ていても問題はない。

 

 

 宗介がレーバティンを降り、油断なく近づいてゆく。

 

 レナードは既に、世界の改変に失敗したことに気づいていた。

 

 あと、戦闘中宗介に教えられた、テッサが母のしたことを知っていたという話が案外堪えたを自嘲する。

 

 ちなみにしたこととは、若くしてウィスパードに目覚めたレナードの天才性を恐れた母が、強盗に自分を売ったというものである。

 死んでいいと拒絶されたことが、彼には大きなトラウマとなっていた。

 

 

レナード「僕は、まともになりたかったんだ。普通の、少年に……」

 

宗介「奇遇だな。自分もまともになりたいと思っている。だがそれは、この世界でだ」

 

レナード「……ふふっ。僕達は一体、どこで道を……」

 

 

 たんっ!

 

 

 なにかを語ろうとしたその時。レナードが撃たれた。

 

 驚きの表情のまま倒れるレナード。

 

 宗介が銃を抜き、その方を向く。

 

 

 そこに居たのは……

 

 

シャピロ「くくっ。俺から見れば、お前は十分にマトモな子供だったよ」

 

 

 遺跡の入り口に、シャピロがいた。

 

 さらに外に出ようとしてシャピロに捕まってしまったかなめも。

 

 シャピロは首に手を回し、銃口をかなめの頭部にむけている。

 

 

宗介「千鳥!」

 

かなめ「ソースケ!」

 

シャピロ「おっと。感動の再会はまたあとだ。この娘にはまだやってもらうことがあるからな」

 

かなめ「あたしはもう、できないわよ。中のは消えちゃったんだから!」

 

シャピロ「知識は消えていないだろう? だから、やる気にさせてやる」

 

 

 かなめの頭にむけていた銃口を、宗介にむけた。

 

 

シャピロ「それと、狙撃はやめておいた方がいい。この娘が死ぬぞ」

 

クルツ「ちっ!」

 

 

 こっそりECSを発動させ透明になったコックピット内から機をうかがっていたクルツが舌打ちをする。

 シャピロは完全に、かなめを盾にしていた。

 

 

アル「このクズ野郎」

 

 

 ジョークもいえるほど成長したレーバテインの搭載AIアルも手出しできない。

 レーバテインの武器は強力すぎて、人間にむかって撃ったらとんでもないことになるからだ。

 

 

シャピロ「さあ、愛する者が死ねば、世界も変えたくもなろう。しっかりと目に焼きつけろ。お前の仕事はこれからだ……」

 

 

 その引き金が……

 

 

かなめ「やめてー!」

 

 

 ひかれようとした、その時!

 

 

???「ホログラフィックカモフラージュ、オフッ!!」

 

シャピロ「なにっ!?」

 

 

 声の瞬間、放たれた手錠がかなめの体をがっちりキャッチし、そのまま空中へ引っ張りあげた!

 

 現われたのは、鋼の体!

 

 

アル「ボルフォッグだー!」

 

 

 レーバテインのAIアルが親友の登場に声を上げる。

 

 

シャピロ「ちっ!」

 

 

 ちゅんっ!

 シャピロは身を翻し、クルツの狙撃をかわす。

 

 その反動を利用し、遺跡の中へとかけ戻った。

 

 

クルツ「やってくれたな心の友!」

 

ボルフォッグ「はい!」

 

 

 AI友達と透明友達がその行動の成功を喜んだ。

 

 ボルフォッグはそのままかなめをナデシコに運び、宗介もレーバテインへ戻る。

 

 

ボルフォッグ「レイン殿、彼をお願いします!」

 

 

 さらにレインへもう一人拾ってきた男を引き渡す。

 こっそり撃たれたレナードも回収してきていたのだ。

 

 

 遺跡の真上に、シャピロの乗ったデザイアが現われる。

 

 

シャピロ「やってくれたな」

 

忍「へっ。お前が残ってるのは誰もが知っていたからな」

 

シャピロ「だが、いずれにせよ貴様等をすべて始末するのには変わらん。順番が変わっただけだ!」

 

 

 その言葉と共に、遺跡の裏から多数のモビルスーツとデストロイガンダムがわさわさと出てきた。

 

 

忍「どんだけ隠してたんだよこいつらは……」

 

亮「ここまで予測どおりだといっそすがすがしいな」

 

 

 かなめはナデシコのブリッジに到着する。

 

 

かなめ「ソースケ!」

 

宗介「っ!」

 

かなめ「やっちゃいなさい!」

 

宗介「了解だ」

 

 

 彼女の言葉と共に、火星の遺跡をめぐる最後の戦いが、はじまる!

 

 

 ちなみにだが、シャピロは最初遺跡の上に陣取っている。

 ここは補正はもちろんHP回復やEN回復もあるため、ただでさえ強いシャピロがさらに強くなる。

 

 後方のモビルスーツ達が動き、しばらくするとダンクーガやかなめの乗るナデシコを狙い移動してくるので、それまで待ちの戦法でやって来たモビルスーツ達から倒していこう。

 

 シャピロを倒し、敵を全滅させればこの戦いも、終わりだ……

 

 

──コピーコピー──

 

 

 シャピロのデザイヤも破壊され、現われたモビルスーツも全滅した。

 

 するとまた、遺跡のところにシャピロが現われる。

 

 

シャピロ「ここさえ、ここさ押さえれば……!」

 

沙羅「前の時と、同じだね」

 

 

 その姿は、かつて第一次地球圏争乱で火星に散ったコピーと同じ様子だった。

 

 あの時と同じく、往生際悪く遺跡を手に入れようとしている。

 

 

 沙羅があの時と同じく、銃をシャピロにむけた。

 

 

 しかし、あの時と違うことが起きる。

 

 

 どろりっ。

 

 それは、シャピロの顔が溶けたのだ。

 

 

シャピロ「っ!?」

 

 

 そのどろりと溶けた奥に見えるのは、かつてデビルガンダム細胞に犯されたゾンビ兵を見ているかのようだった。

 

 

アルゴ「これは!」

 

シャピロ「なん、だと……!?」

 

 

 自身の異変に、シャピロ本人さえ驚いている。

 

 

東方不敗「そういえば、デビルガンダムの模倣なぞもしておったな。こいつは、その副産物か……」

 

ドモン「シュバルツと同じ……」

 

沙羅「お笑い種だね。あんたの方こそ、コピーだったんじゃないか」

 

シャピロ「そ、そんなことはない! 俺は、俺こそはこの世界の神となる男だぞ! そんなこと、あってたまるかあぁぁぁ!」

 

 

 それが、シャピロコピー最後の言葉だった。

 

 

──おかえり──

 

 

 シャピロも倒し、かなめも戻った。

 

 ナデシコへ、レーバテインが戻り、宗介がコックピットから降りる。

 

 

 降りた先には、千鳥かなめが待っている。

 

 

宗介「……千鳥」

 

かなめ「ソースケ」

 

宗介「千鳥」

 

かなめ「ソースケ!」

 

 

 二人はかけより……

 

 

かなめ「誰があばずれじゃー!」

 

 

 スパーン!

 宗介、ハリセンで、頭しばかれた。

 

 

アル「それっ、ちがっ!」

 

 

 確かに言ったのはかなめにだが、このかなめへではない。

 

 

かなめ「ふー。すっきりした。あたしだってね、色々言いたいことあったけど、これでいいわ」

 

宗介「痛いぞ、千鳥。そして、お帰り。だ」

 

かなめ「うん。ただいま!」

 

 

ユリカ「ずこーっ!」

 

 

 きっと抱き合ってチューするの。とか思って影から見ていたユリカがずっこけた。

 

 

ユリカ「てっきりいい雰囲気になると思ったのにー」

 

マオ「いや、さすがにあの流れからだと、一回頭冷やすインターバルないとつらいでしょ」

 

リョーコ「確かに」

 

統夜「でも、あの二人はあれでいいんだと思いますよ」

 

テニア「そうだね。それに甘々なのは、きっとバームに行った人達がやってくれてるだろうし」

 

メルア「そうですね」

 

 

 みんな、学校を卒業するまであんな感じで続いちゃうんだろうなあ。なんて思ったりした。

 

 

テッサ(なら、私にもチャンスがあるかも!)

 

 

 なんてもう一人の恋する乙女が思ったりもしたりした。

 

 

ユリカ「それならアキト、私達が!」

 

アキト「お前なぁ……」

 

 

 やれやれとして、みんな笑うのだった。

 

 

 ここは成長したけど、彼女にこの言葉で締めてもらうのが一番なのだろう。

 

 

ルリ「……馬鹿ばっか」

 

 

 こうして火星の遺跡を巡る戦いは、終わりをつげる。

 

 

 第15話 火星決戦ルート 終わり

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