機械の英雄達と歩む者【更新一時停止中】   作:阿良々木 カイト

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この時、俺たちはまだ知らなかった。

俺たちの住むこの地球に宇宙に危機が迫っていることを。

最扼の化身《バアル》が近づいていることを。


第九話 襲来最扼の化身 前編

六花side

 

やっほー、いきなり鈴ちゃんに抱きつかれてた小鳥游六花くんだぜ。

 

や~本当ビックリしたね、鈴ちゃんったらいきなり抱き付いて来るんだから。

 

「また、会えたわね。六花♪」

 

「うん、まぁ、確かにまた会えて嬉しいのは分かったけどさ……………分かったけど、そろそろ離れてくれないか?授業も始まるし、それに、次の時間は織斑先生だからさ」

 

今も抱き付いている鈴ちゃんに向かって俺はそう言うと鈴ちゃんは「むうう~」と言い頬を膨らませながらも離れてくれた。

 

「しかた無いわね。じゃあね、六花!また後で会いましょうね♪…………………あ!あとついでに一夏もね!」

 

「俺はついでかよ」(苦笑)

 

鈴ちゃんはそう言うと先ほど開けたドアから出て自分の教室へと戻っていった。

 

「一夏、誰なんだ今のは?知り合いか?」

 

「り、六花さん!?あの子とはどういう関係で…………」

 

一夏と俺に箒ちゃんとセシリー以外のクラスメイトからの質問集中放火。あ、ヤバい…………。

 

バシン バシン バシン バシン バシン バシン!!!

 

「何をしているか、休み時間はとっくに終わっているぞ。さっさと席に着け、馬鹿ども」

 

織斑先生の伝家の宝刀、SHU☆SE☆KI☆BOが火を噴いた。

 

六花side end 

 

セシリアside

 

「……………………」

 

教室の後ろの方では、セシリア・オルコットことセシリーがノートにシャーペンを走らせていた。

 

しかし、書かれているのはおよそ意味のない線で、言葉にすらなっていない。

 

(なんなんですの、さっきの方は!)

 

いやに六花と親しげな様子だった女子が気になって気になってしょうがない。

 

(わたくしでさえ、手すら触れた事が無いのに。あまつさえ、だ、だ、抱き付くだなんて!?羨まs…………ハレンチですわ!!)

 

自分が出来ない事を平然としてやってのけた凰鈴音に嫉妬をしていた。

 

(ですが、まだ、わたくしにもチャンスはありますわ!!)

 

セシリアはそう思いながらノートに計画を書きなぐっていった。

 

「オルコット」

 

「……例えばデートに誘うとか。いえ、もっと効果的な………」ブツブツ

 

「……………」

 

ばしーん!  ふんわりとしたブロンドの髪が、出席簿によって圧縮された。

 

 

セシリアside end

 

 

 

六花side

 

「セシリー、頭大丈夫か?」

 

この言葉だけを聴いていれば頭がおかしいのかと勘違いするかも知れないが、今のはそういう意味ではなく千冬さんに頭を何度も叩かれていたのでその心配をしているのだ。

 

「………だ、大丈夫ですわ。六花さん、コレもわたくしの不注意が招いた結果ですから………………」

 

セシリーはそう言っているけど若干涙目なのだ。

 

やっぱり、まだ痛いのだろう。

 

そう思った俺は先ほど叩かれていたところを撫でた。

 

「…………ぇ…………っ!!!!」//////

 

頭を撫でられて恥ずかしいのかセシリーは顔を真っ赤にしていた。

 

「痛いの痛いの飛んでけ~!!………………って、ちょっと子どもっぽくて恥ずかしいな」////

 

今更ながらに自分のしたことに恥ずかしくなってしまった。

 

「………………なあ、箒」

 

「………………なんだ、一夏?」

 

「…………俺たち空気になってないか?」

 

「…………そうだな。それよりも一夏」

 

「なんだ?」

 

「先ほどの者は誰なんだ?随分と親しそうだったが」

 

「ああ、幼なじみだよ。ほら、前に話しただろ箒が転校してからすぐに別の人が転校して来たって」

 

「うむ」

 

「それが、アイツなんだよ。セカンド幼なじみってやつだ。ちなみにファーストは箒だぜ」

 

「そ、そうか////私が最初か////そうか、そうか…………ふふっ////」

 

「(ドキッ)ッ!!!!」

 

「どうしたんだ?一夏?」

 

「い、いや。何でも無いぜ(今の箒の笑顔に見惚れてたなんて恥ずかしくて絶対言えないよな」

 

「な!?////」

 

「ん?」

 

「い、一夏////お、お前は////」

 

「ま、まさか?俺、声に出してたのか?」

 

「(コクリ)////」

 

「////////」

 

六花とセシリアがイチャついていた間一夏と箒の二人もイチャついていた。

 

取りあえず………リア充大爆発しろ!!by作者

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あっ、六花~!!こっち、こっち!!」

 

あれから、少しして俺たち4人は学食へと着いた。なのは達も誘ったんだけど今日は別のとこで食べるらしい。

 

学食へと着くと鈴ちゃんがこちらに手を振りながら声を出していた。

 

「分かった、分かった」と言いながら食券を買っておばちゃんたちに渡し料理を貰っていた。

 

ちなみに俺は、チャーシュー麺とチャーハンと餃子のセット。

 

一夏は日替わりランチ。

 

箒ちゃんはきつねうどん。

 

セシリーは洋食ランチ。

 

それを持って鈴ちゃんのいる席へと座った。

 

席順で言えば俺は鈴ちゃんの右隣、セシリーは俺の左隣でその前に一夏と箒ちゃんが座っている。

 

「それにしても久しぶりだな。ちょうど丸一年振りになるのか。元気にしてたか?」

 

「まあ、元気にしてたわよ。アンタこそ、たまには怪我病気しなさいよ」

 

「どういう希望だよ、そりゃ……」

 

「六花は元気だった?」

 

「ああ、元気だったぜ。それにしてもビックリしたよな、鈴ちゃんがまさか代表候補生になってたなんてさ。頑張ってたんだな。あっちに行ってた時でもさ」

 

「うん。……………と、ところでさ六花////?」

 

「ん?」

 

なんだ?鈴ちゃん、いきなり顔を赤くしてもじもじし始めたぞ。

 

まあ、なんていうか。可愛いくなったよな、鈴ちゃん。

 

「あ、私と会えなくて寂しかった////?」

 

「まあな。何時も会えてた友達が急に会えなくなってなんかぽっかり穴が空いた気分だったよ。………うん。コレは言葉にするなら寂しかったが当てはまるかな」

 

「そ、そっか////」

 

互いに恥ずかしくなったのか顔を赤くして視線を泳がせていた。

 

なんて言うか、良い雰囲気ですなぁ。(ニヤニヤ)by作者

 

「六花さん!!そろそろどういうご関係か説明していただきたいのですが……………ま、まさかこちらの方と付き合ってらっしゃるの!?」

 

疎外感を感じてかセシリーが多少棘のある声で訊いてくる。

 

俺たちの後を付いて来たのか他のクラスメイトも、興味津々とばかりに頷いていた。

 

「べ、べべ、別に私は付き合ってる訳じゃ……」

 

「そうだぞ。なんでそんな話になるんだ。付き合ってる訳じゃ無いけどまあ、親友以上恋人未満ってとこだな」

 

「……………………」

 

「?どうしたんだ、鈴ちゃん?」

 

「なんでもないわ…………………けど、チャンスはまだあるわね」ポソリ

 

鈴ちゃん今小声で何ていったんだ?

 

「そう言えば、ここへ来る途中一夏から聴いたがコイツと六花の幼なじみだそうだな」

 

「箒、コイツってひどくないか?」

 

「箒?もしかして、あんたが一夏の言ってたファースト幼なじみの篠ノ之箒?」

 

鈴ちゃんが箒ちゃんにそう聴きながら観察するかのように箒ちゃんを見ていた。

 

「ああ、確かにそうだが………………何故ジロジロ見ているのだ?」

 

「別に、ただちょっとね。(何よ、この子本当に私と同い年なわけ!?何なのよこのスタイルの良さはっ!?私だって頑張ってるのに全然大きくならないのに………神様って何でこんなに不公平なのよ~!!)」

 

箒ちゃんをいや、箒ちゃんのある一点をまるで親の仇のように睨んでいる鈴ちゃん。

 

ま、まあ、大丈夫だよ。その内大きくなると思うよ?

 

「ま、まあ、とにかく始めまして。コレからよろしくね」

 

「ああ。こちらこそ」

 

「ンンンッ!わたくしの存在を忘れてもらっては困りますわ。中国代表候補生、凰鈴音さん?」

 

「……誰?」

 

「なっ!?わ、わたくしはイギリス代表候補生、セシリア・オルコットでしてよ!?まさかご存じないの?」

 

「うん。あたし他の国とか興味ないし」

 

「な、な、なっ………!?」

 

言葉に詰まりながらも怒りで顔を赤くしていくセシリー。

茹でダコみたい………………なんて言ったら怒りの矛先が俺に向くだろうなぁ。言わないでおこう。

 

「い、い、言っておきますけど、わたくしあなたのような方には負けませんわ!」

 

「ふ~ん、そ。でも戦ったらあたしが勝つよ。悪いけど強いもん」

 

いつになったら平和に飯が食べられるんだろうか。

 

 

六花side end

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




少し長くなりそうなので前編と後編に分けました。
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