機械の英雄達と歩む者【更新一時停止中】   作:阿良々木 カイト

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原作第二巻はじまりでぇす!!


現在2巻
第一話 ボーイ・ミーツ・ボーイ


一夏side

 

6月頭、日曜日。

 

俺は久々にIS学園の外ーーーというか、俺の中学の時の悪友の五反田 弾(ごたんだ だん)の家である五反田食堂に来ていた。本当だったら、六花と鈴も連れて来る筈だったのだが六花は千冬姉と束さんに連れてかれて鈴の奴は用事があるらしく、仕方無く一人で来たのだ。

 

「で?」

 

「で?って、何がだよ?」

 

今俺たちは格ゲーで対戦していた。そんな中弾の奴が会話をフってきた。って、うわ。いきなり奥義使いやがった!ええい、こしゃくな!

 

「だから、女の園の話だよ。いい思いしてんだろ?」

 

「してねぇっつの。何回説明すれば納得するんだよ。お前は」

 

「嘘をつくな嘘を。お前のメール見てるだけでも楽園じゃねえか。なにそのヘヴン。招待券ねえの?」

 

ねえよバカ。

 

「つうか、アレだ。俺の他にも男子しかも六花の奴がいたし、鈴が転校してきてくれて助かったよ。話し相手本当に少なかったからなぁ」

 

「六花?それって鈴の好きな奴だよな?確か小学六年の時に転校してったていう、あの」

 

そう、六花は小学一年の時に転校してきてそれから、五年後の小学六年で転校してしまったのだ。そのことを前に一度聴いたが、六花の奴いっつもはぐらかすんだよな?何でだ。

 

「よっしゃ、また俺の勝ち!」

 

「おわ!きたねぇ!最後ハイパーモードで削り殺すのナシだろ~………」

 

ちなみに今俺と弾が対戦しているゲームは|『IS/VS《インフィニット・ストラトス/ヴァースト・スカイ》』。

発売月だけで百万本セールスを記録した超名作。ちなみにデータは第二回IS世界大会『モンド・グロッソ』のものが使われている。

 

あと、コレにはある秘密のパスワードを入力すると隠し機体の『白翼(ハクヨク)』が使用する事が出来る。

 

『白翼』とはおよそ十年くらい前に現れた謎の機体である。

 

その正体はISの生みの親である束さんですら知らないんだそうだ。

 

なぜ、そんな機体が隠し機体としてこのゲームに出ているのかは誰も知らない。

 

「やっぱイタリアのテンペスタは強いわ。つうかエグいわ」

 

「たまには別のキャラ使えよ。イギリスのメイルシュトロームとかフランスのクレセリアとかよ」

 

「いや、クレセリアはともかくメイルシュトローム、アレすげぇ使いづらいし、技弱いし、コンボ微妙だし」

 

ちなみにソフトを開発したのは日本のゲーム会社なんだが、当然のように各国から苦情が来たらしい。

 

なんでも『我が国の代表はこんなに弱くない!』との事らしく開発したゲーム会社が回収してリメイクしたそうな。

 

「で、話は戻るが、その六花とやらはーーーー」

 

と、なぜか六花の話題に戻す弾の言葉は、けれど突然の訪問者に破られた。

 

「お兄!さっきからお昼出来たっていってんじゃん!さっさと食べにーーー」

 

どかんとドアを蹴り開けて入ってきたのは弾の妹、五反田 蘭(ごたんだ らん)。歳は一個下で今は中三。有名私立女子校に通っている優等生。うん、兄とは正反対な良くできた妹なんだよな。うんうん。

 

「あ、久しぶり。邪魔してる」

 

「いっ、一夏………さん!?」

 

やはり女子というのは自分の家だとこうもラフな格好なのか。肩まである髪を後ろでクリップに挟んだだけの状態。服装もショートパンツにタンクトップという機能性重視の格好をしている。

 

「い、いやっ、あのっ、ぎ来てたんですか…………?全寮制の学園に通っているって聞いてましたけど………」

 

「ああ、うん。今日はちょっと外出。家の様子見に来たついでに寄ってみた」

 

「そ、そうですか…………」

 

しかし、蘭って昔からそうだけど、なんで俺相手だと妙にたどたどしいというか、敬語何だろうな。別にタメ口でも良いのに。

 

「蘭、お前なあ、ノックくらいしろよ恥知らずな女だと思われーーーーー」

 

ギンッ!蘭の視線一閃。

 

おお、今の言葉なんか紫電一閃みたいだな。関係無いけど。

 

「…………なんで、言わないのよ……………」

 

「い、いや、言ってなかったか?そりゃ悪かった。ハハハ…………」(汗)

 

「…………………………」

 

ギロリ、死に体にナイフを突き立てるが如くの視線を再度弾に送りつけ、蘭はそそくさと部屋を出て行く。

 

「あ、あの、よかったら一夏さんもお昼どうぞ。まだ、ですよね?」

 

おお!厳さんの料理か。そう言えば最近食べてないな。

 

あっ、でも、今日は。

 

「あー、悪い。蘭、せっかくだけど今日は遠慮しておくよ」

 

「えっ?……………も、もしかして、お昼もう食べたんですか?」

 

「いや、そうじゃないんだけど。実はコレから箒とデートなんだ。だから、今日は遠慮しておくよ」

 

「……………………………え?」

 

「………………一夏、お前今何て言った?」

 

「え、いや、だからコレからデートだって…………」

 

「「………………………………」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「え、ええええええええええええええ(な、何だってええええええええええええええええ)!?!?」」

 

 

 

弾の部屋に二人の叫び声が響いた。

 

というか、耳が凄く痛い。

 

 

 

一夏side end

 

六花side

 

 

やあやあ、いつもニコニコアナタのとなりに這い寄る混沌ニャルラト…………………ンンっ、失礼。小鳥游六花だ。

 

今日はせっかくの日曜日だと言うのに午前中は千冬さんと束さんに捕まってクラス対抗リーグマッチに現れたインベーダーもとい『最扼の化身(バアル)』について根ほり葉ほりと質問という名のZI☆N☆MO☆Nを受けていて、さっきようやく解放されたとこだ。

 

そんで、今俺はせっかくの日曜日なのに学園に残っていたなのは達と簪ちゃん達と一緒に今日は使用されていない第二アリーナへと来ていた。

 

「そんで、私たちを連れて来た理由ってなんなん?…………ハッ!?まさか、エッチな事を私らにするために連れて来たんか!?同人誌みたいに!?」

 

「んな訳あるあるかい、アホ」

 

俺は懐から折りたたみ式のハリセンを取り出してはやての頭を叩いた。

 

その際にはやてが「アウチッ!?」って言ってたけとスルーの方向で。

 

「ちょっと、見せたい物があったから連れて来たんだよ」

 

「「「「「「見せたい物?」」」」」」

 

「そっ」(ウィンク・パチッ♪)

 

「「「「「「////////////」」」」」」

 

あれま、なんかみんな顔が赤くなっちゃった。

 

ま、とりあえず置いといて。

 

俺は首から下げていた赤い宝石の付いたネックレスに触れた。

 

「さあ、行くぞ。エピオン!!」

 

ネックレスに触れた瞬間赤い粒子状の光となり俺の体にまとわりつき装甲を成してきた。

 

光が収まると俺は赤と黒を基調とし胸部に緑色のクリスタルを持った騎士のようないでたちのIMS『ガンダムエピオン(EW版)』を纏っていた。

 

 

「か、カッコイい!!」

 

簪ちゃんが俺のエピオンを見てそう言ってくれた。

 

他のみんなも同じなようだ。

 

嬉しい限りだ。我が愛機エピオンを素直に誉めてくれているのだからコレほど嬉しく思う事はない。

 

「ありがとう。簪、エピオンもきっと喜んでいる筈だ」

 

何でか俺は機体によって性格が違くなったりするんだよな。

 

「それでは、みなには私のエピオンの性能を見てもらおう」

 

そう言って、俺は何十機ものターゲットドローンを呼び出した。

 

「ターゲットレベルは全てMAXだ」

 

「えっ!?」

 

操作を終えるとドローンたちは一斉にレーザーを照射してきた。

 

俺は背中のウィングスラスターを噴かしレーザーを回避した。

 

そして、回避と同時に左手に装備されたヒートロッドを鞭のようにしならせ前方にあったドローン数機を撃墜しさらに、腰にマウントしてあったビームソードを取り出し横なぎ、切り上げ、突き、ヒートロッドの順に攻撃を繰り出しドローンを撃墜した。

 

そして、気付けばドローンの数は既に十を切っていた。

 

「凄い……………」

 

その一言だった。

 

あんなに激しい攻撃のなか一度も被弾せずにドローンを撃墜していく様はとても神秘的で綺麗とさえ言えた。

 

そう思ったのは簪だけではなくその場にいたなのは達や六花を監視していた者でさえそうだった。

 

 

「コレで最後だ!!!」

 

俺はビームソードをしまうと新たな武器をコールした。

 

「コール!!レヴァンティン!!!」

 

俺がコールした武器は夜天の守護騎士の将である烈火の将シグナムの愛機アームド・デバイスのレヴァンティン。

 

「レヴァンティン、カートリッジ・ロード!!」

 

《Expression!!》

 

レヴァンティンの峰の部分から空薬莢が2つ排出され刀身が焔に包まれた。

 

「紫電……………一閃!!!」

 

焔に包まれた刀身を横に一閃し残存していたドローンを全て切り裂いた。ドローンの切った断面を見てみるとその部分が溶けていた。

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

 

 

 

なのは達の前で実演を終えた俺は寮の自室へと戻っていた。

 

リーグマッチが終わってから俺は二人部屋を一人部屋として使っていた。

 

部屋の都合がついてなのはが移動となったのだ。

 

ゆえに俺一人。

 

しかし。

 

「一人だとかなり広く感じるな」

 

 

そんな事を思っていると。

 

 

コンッコンッ。

 

 

とドアをノックする音がした。

 

「はいはい、どちら様」

 

ドアを開けるとそこにいたのは。

 

「簪ちゃん?」

 

簪ちゃんだった。

 

六花side end

 

簪side

 

はじめまして、だね。やっと、私の視点になった気がする。

 

それはそうと、今私はある人の部屋の前にいる。

 

この部屋の住人は男性で世界で二番目にISを動かした操縦士小鳥游六花くん。

 

私の好きな人//////

 

 

私は六花くんにあることを伝える為に部屋の前にいる。

 

伝えるんだ。私の気持ちを。

 

 

『はいはい、どちら様』

 

来た!!

 

ガチャっとドアが開き六花くんが姿を表した。

 

「簪ちゃん?」

 

ちゃんと伝えるんだ。

 

「こ、こんばんは。六花くん」

 

 

簪side end

 

 

六花side

 

「紅茶で良いか?」

 

「う、うん」

 

俺はニルギリを用意しながら簪ちゃんに聞いた。

 

「あ、あの………ね。六花くん」

 

「どったの?簪ちゃん?」

 

「わ、私………あの、ね!!」

 

「一回落ち着いて、ほら、コレ飲んで」

 

「(コクっ)」

 

先ほど淹れたニルギリを渡し簪ちゃんはそれをクピクピと可愛らしく飲んでいた。

 

「落ち着いたか?」

 

「うん」

 

そっか。

 

「あのね、六花くん」

 

「何だ?」

 

急にモジモジしてどうしたんだ?トイレか?

 

「ら、来月の、学年別個人トーナメントだけど………」

 

そう言えばそうだな。そんな行事あったけな~って、あれ?

 

これアニメで見たことあるぞ。

 

たしか、箒ちゃんが一夏に。

 

「わ、私が優勝できたらーーーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「つ、付き合って下さい!!」

 

あれ~?俺いつの間にか簪ちゃんにフラグ建ててたの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

六花side end

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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