機械の英雄達と歩む者【更新一時停止中】   作:阿良々木 カイト

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連日更新です。

疲れました。

お休みなさい(ρ_・).。o○


第二話 転校生は金髪と銀髪とピンク髪?

六花side

 

「やっぱりハヅキ社製のがいいなぁ」

 

「え?そう?ハヅキのってデザインだけって感じしない?」

 

「そのデザインがいいの!」

 

「私は性能的に見てミューレイのがいいかなぁ。特にスムーズモデル」

 

「あー、あれねー。モノはいいけど、高いじゃん」

 

簪ちゃんから告白(?)を受けてからの月曜日の朝。

 

クラス中の女子がわいわいと賑やかに談笑をしていた。

 

みんな手にカタログを持って、あれやこれやと意見を交換している。

 

俺は女子たちの会話を聞き流しながら歩いていた。

 

「そういえば織斑君と小鳥游君のISスーツってどこのやつなの?見たことない型だけど」

 

「あー。特注品だって。男のスーツが無いから、どっかのラボが作ったらしいよ。えーと、もとはイングリッド社のストレートアームモデルって聞いてる」

 

「俺も一夏と同じ特注品だよ。作ってくれたとこは違うけど」

 

「え?どこどこ?」

 

「俺のスーツを作ってるのはモルゲンレーテ社とソレスタルビーング社とアナハイム・エレクトロニクス社だよ」

 

「モルゲンレーテ社?ソレスタルビーング社?アナハイム・エレクトロニクス社?それってどこにあるの?」

 

俺がその質問に答えようとしたら横から返答が返ってきた。

 

「モルゲンレーテ社は中立国家オーブ首都国連合にある大企業です。近年設立されたばかりにも関わらず海外進出を果たした企業です。ソレスタルビーング社は中東にあるアザディスタンの誇る大企業です。この二つの共通点はどちらもISが現れてから設立された企業です。そして、アナハイム・エレクトロニクス社は日本の誇る企業の一つです。他の企業に比べるとあまり大きいものでは有りませんが、アナハイム・エレクトロニクス社もその二つに負けないくらいの技術を有しているのです」

 

とても大きな、自己主張の激しい女性の象徴を張りながらものすごい笑顔で凄まじくペラペラとまるで呪文を高速詠唱するかの如く説明をしながら真弥ちゃんが現れた。

 

「山ちゃん詳しい!」

 

「一応先生ですから。………って、や、山ちゃん?」

 

「山ぴー見直した!」

 

「今日が皆さんのスーツ申し込み開始日ですからね。ちゃんと予習してきてあるんです。えへん。………って、や、山ぴー?」

 

入学から大体2ヶ月。そう言えば真弥ちゃんの愛称って8つくらいあったな。慕われてる証拠だと思うけど、真弥ちゃんがあまり先生って感じじゃなくて仲のよい友達って感じがするんだよね。

 

「あのー、教師をあだ名で呼ぶのはちょっと………」

 

「えー、いいじゃんいいじゃん」

 

「まーやんは真面目っ子だなぁ」

 

「ま、まーやんって………」

 

「あれ?マヤマヤの方が良かった?マヤマヤ」

 

「そ、それもちょっと………」

 

「もー、じゃあ前のヤマヤに戻す?」

 

「あ、あれはやめてください!」

 

珍しく語尾を強くして真弥ちゃんが拒絶の意志を示した。

 

なんか、過去にそのあだ名でトラウマでもあったのかな?

 

「と、とにかくですね。ちゃんと先生つけてください。わかりましたか。わかりましたね?」

 

はーいとクラス中から返事が来るが、ぶっちゃけ言ってるだけの返事なのは間違いなかった。真弥ちゃんのあだ名は今後も増えていく事だろう。

 

「諸君、おはよう」

 

「お、おはようございます!」

 

それまでざわざわとしていた教室が一瞬でぴしっと礼儀正しい軍隊整列(いや本当にしてる訳じゃないけど例えだがな)にと変わる。一組担任織斑千冬先生の登場だ。

 

 

「今日からは本格的な実戦訓練を開始する。訓練機ではあるがISを使用しての授業になるので各人気を引き締めるようにな。忘れたものは各人のISスーツが届くまでは学校指定のものを使うので忘れないようにな。忘れたものは代わりに学校指定の水着で訓練を受けてもらう。それもないものは、まあ下着で構わんだろう」

 

『『いや、構うでしょう(だろう!)』』

 

あれ?今なんかシンクロしたような?

 

ちなみにIS学園の指定水着は何を思ったかスクール水着である。紺色のアレ。しかも旧式の方である。絶滅危惧種だと言われていたんだが、まさかこんなところで生き延びているとは思いもしなかった。

 

(あれ?もしかして、旧スク水着なのって十蔵さんの趣味なのか?)

 

(そう言えば体操服もブルマーだったなぁ、ここ)

 

ちなみに俺と一夏は当たり前だが短パンだ。

 

ちなみに、学校指定のISスーツはタンクトップとスパッツをくっつけたような感じの、至ってシンプルなものだ。

 

「では、山田先生、ホームルームを」

 

「は、はいっ」

 

連絡事項を言い終えた千冬さんが真弥ちゃんにバトンタッチする。ちょうど眼鏡を拭いていたのか慌ててかけ直していた。失礼だとは思うけどその姿がなぜか子犬に見えてとても可愛いかった。

 

「ええとですね、今日はなんと転校生を紹介します!しかも三名です!」

 

「え…………」

 

「「「ええええええええっ!?」」」

 

(なんだって?)

 

いきなりの転校生紹介にクラス中が一気にざわつく。そりゃそうだ。この三度の飯より噂好きの十代乙女、その情報網をかいくぐっていきなり転校生が現れたんだから驚きもする。しかも“三人”。

 

だが、俺にとってそんなことは頭に入らなかった。

 

(“三人”だと?おかしい、原作では転校生は“ふたり”の筈だ。なのに三人だと?イレギュラーか…………後で門矢 士(クソジジイ)に聞いてみるか)

 

「「失礼します」」

 

「………………」

 

クラスに入ってきた三人の転校生を見て、ざわめきがピタリと止まる。

 

そりゃそうだ。

 

だって、その内の一人がーーー“男子の制服”を着ているのだから。

 

だが、それよも俺が見たものは見た目は悪く言えば小学生普通に見れば中学一年生くらい。ピンクの髪をツインテールにし頭には小さな角のような赤いアクセサリー。

 

(なんで、お前が“この世界”にいるんだ)

 

「神崎・H・アリアよ。イギリスから来たわ」

 

生前読んでいた小説“緋弾のアリア”の主人公にしてヒロイン。

 

「神崎・H(ホームズ)・アリア」ボソッ

 

俺がその名を口にした瞬間神崎がビックリするぐらいの笑顔になってこう言った。

 

「小鳥游六花…………アンタ私の奴隷になりなさい!!」

 

「え?」

 

『えええええええけええええええええっ!?』

 

その瞬間クラスメートの声が響きわたった。

 

「なんでさ…………」

 

思わず某Fateな主人公の口癖を呟いた俺は悪く無い筈だ。

 

 

 

六花side end

 

 

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