機械の英雄達と歩む者【更新一時停止中】   作:阿良々木 カイト

2 / 19
第一話 クラスメイトは1人以外全員女

「全員揃ってますねー。それじゃあSHRはじめますよー」

 

黒板の前でにっこりと微笑む女性副担任こと山田真耶先生(前世で小説読んでたから分かる)。

 

身長はやや低めで、生徒のそれとほとんど変わらない。しかも服はサイズが合っていないのかかなりだぼっとしていて、ますます本人が小さく見えてしまう。

 

また、かけている黒縁の眼鏡もやや大きめなようで若干ずれている。

 

まぁなんというか、『子供が無理して大人の服を着ました』的な不自然さ・・・というより背伸び感がして年上には見えないと思うのは俺だけでは無い気がする。

 

「それでは皆さん、一年間よろしくお願いしますね」

 

「・・・・・・・・・・・」

 

「よろしくお願いしま~す♪」

 

けれど教室の中は変な緊張感に包まれていて、俺以外からの反応がない。

 

「は、反応してくれる人がいて良かった~。

あっ、え、えっとじゃあ自己紹介をお願いします。えっと、出席番号順で」

 

どうやら、反応してくれる人がいて嬉しかったらしい。

 

笑顔が可愛いかった。////

 

それに、真耶ちゃんが安堵の息をついた時あの大きな胸が目の前でプルンッと揺れていた。////

 

アニメ見て思ってはいたけどデカい。

 

実際に見るとデカさが分かる。

 

ヤバい、さっきから真耶ちゃんの胸にばっか目がいってしまう。///

 

そう言えば束さんの時もかなり胸に目がいってたな。

 

その度に束さんからはからかわれてクーからは頬を抓られていた。

 

ま、まぁそれはそれで置いといて

 

(これは・・・・・・想像以上にキツい・・・・・)

 

自信過剰ではないのだけど、クラスメイトほぼ全員からの視線を感じる。

 

特に後ろからの視線が半端ない。

 

何故かって?

 

その理由は至って単純。

 

俺ともう一人以外は全員女子だからだ。

 

男子生徒は俺たち以外に存在しない。

 

何故ならここはIS学園本来なら男子生徒が存在する訳が無いのだが俺たちは異例中の異例。

 

本来ISは俺たち男には反応しない筈なのだが俺ともう一人

ワンサマーこと“織斑一夏”原作の主人公が動かしてしまったのだ。

 

まぁ、俺は束さんが全世界に“IS”を動かせる二人目の男として発表されたからなのだが。

 

束さん曰わく「いっ君がどうして動かせるのかは束さんですら謎なんだよね~」らしい。

 

ま、気にしても仕方ないか。

 

動かしちまったもんは動かしちまったんだし。

 

「以上です」

 

そんな事を考えているとどうやら、あの馬鹿がやらかしたらしい。

 

よくある昔の漫才のごとく数名のクラスの女子が

がたたっ。

 

とずっこけていた。

 

当の本人は頭に?マークを浮かべているだろう。

 

「いっ!?」

 

すると、突然スパーンッ!!!と小気味良い何かを叩いたような軽快な音が鳴り響いた。

 

音のした方向を見てみると、黒のスーツにタイトスカート、すらりとした長身、よく鍛えられているがけして過肉厚ではないボディライン。

 

組んだ腕。

 

狼を思わせる鋭い吊り目。

 

右手に出席簿をもった100人中100が振り向くであろう美女がそこにいた。

 

そして、何を隠そうこの人こそ第一回モンドグロッソ優勝者、初代ブリュンヒルデこと織斑「シグナムっ!?」

そうそう、シグナム………って違うわ!!

 

あっ、また叩かれる。

 

「誰が夜天の騎士の烈火の将か、馬鹿者」

 

そう言えばシグナムって聴いてかなり驚いていた人が4人程いたけどなんでだ。

 

「あ、織斑先生。もう会議は終わられたんですか?」

 

「ああ、山田君。クラスへの挨拶を押しつけてすまなかった」

 

「い、いえっ。副担任ですから、これくらいはしないと……」

 

おーい真耶ちゃんさっきのうろたえっぷりはどうしたの。

 

後、なんで俺の事を見て顔を赤くしてんの。

 

そこは、千冬さんの方を見るとこでしょ。

 

「諸君、私が“織斑千冬”だ。君たち新人を一年で使い物になる操縦者に育てるのが仕事だ。

私の言うことはよく聴き、よく理解しろ。

出来ない者には出来るまで指導してやる。

私の仕事は弱冠十五才を十六才までに鍛え抜くことだ。

逆らってもいいが、私の言うことは聞け。いいな」

 

わぁーお、小説読んで思ったけどなんつう暴力発言。

 

おっと、耳を塞いどかないと。

 

「「「「「キャーー!!!!」」」」」

 

「「「「ギャーー!!!」」」」

 

な、なんだと!?

 

せっかく事前に耳を塞いだのに響いてきた……だと!?

 

「キャーーーーーーー!千冬様、本物の千冬様よ!」

 

「ずっとファンでした!」

 

「私、お姉様に憧れてこの学園に来たんです!北九州から!」

 

「それなら私は北海道から!」

 

いやいや、どこから来たとか今はどうでも良くない?

 

「あの千冬様にご指導いただけるなんて嬉しいです!」

 

「私、お姉様のためなら死ねます!」

 

「いやいやいや!?死んじゃだめだから!?」

 

きゃいきゃいと騒ぐ女子達を、千冬さんはかなり鬱陶しそうな顔で見ていた。

 

ちなみに、最後のは俺のセリフである。

 

「……毎年、よくもこれだけ馬鹿者が集まるものだ。感心させられる。それとも何か?私のクラスにだけ馬鹿者を集中させてるのか?」

 

これがポーズでなく、本当に鬱陶しがってるのが千冬さんだ。

 

ちなみに、なんでそんな事を知っているのかと言うと千冬さんが一度俺の家に来たときに束さんに似たような反応をしていたからだ。

 

「きゃあああああっ!お姉様!もっと叱って!罵って!」

 

「でも時には優しくして!」

 

「そしてつけあがらないように躾をして~!」

 

「「ちょっと待って!今変態がいたぞ(おったよ)!?」」

 

あれ?今俺と似たようなツッコミがでたような?

 

「で?挨拶も満足にできんのか、お前は」

 

「いや、千冬姉、俺はーーーー」

 

あ、馬鹿、今この場でその呼び方は。

 

「織斑先生と呼べ」

 

「……はい、織斑先生」

 

あの馬鹿も気づいたみたいだな

 

「え……?織斑くんって、あの千冬様の弟……?」

 

「それじゃあ、男で『IS』を使えるっていうのも、それが関係して……」

 

「ああっ、いいなぁっ。代わって欲しいなぁっ」

 

代わっても良いことなんて無いと思うけどな。

 

「あれ?けど、ISを動かせるのって織斑くんだけじゃ無いよね?」

 

「そう言えば………」

 

ありゃ?もしかして俺の事話してるのか?

 

「そうだな、ではもう一人の方にもして貰おうか。

ちなみに、あの馬鹿みたいな無様なことはするなよ」

 

「千冬姉…………無様って酷くね」

 

「事実だ、それに織斑先生だ」

 

難易度上げないで欲しいんだけどな。

 

俺は席から立ち上がって千冬さん達がいる教卓の方へと歩いていった。

 

視線が凄かったけど気にはならなかった。

 

俺は教卓に立つとかけていた眼鏡を校庭側の窓に向かって投げた。

 

さらば、目立たないように変装用に買った価格1980円の伊達眼鏡、お前の事は忘れない。

 

眼鏡を外した俺の顔を見た瞬間一夏は目を見開いて

真耶ちゃんとクラスメイトの女子達が頬を赤く染めていた。

 

「俺の名前は…………」

 

俺は一拍置いてから微笑をしながら話した。

 

「俺の名前は、小鳥遊 六花。女みたいな名前たけどれっきとした男だ。

身長は189cm体重は70kg。好きな言葉は豪華絢爛。

座右の銘は寝る子は育つ。尊敬する人はこの場では言えない。

好きな色は黒。好きな事は音楽鑑賞、料理、釣り、テニス、サッカー、読書、昼寝、鍛錬。

得意なことはスイーツ作り中でもシュークリームやケーキ、クッキーが大の得意だ。

他には家事にマッサージ、プログラミングだ。

そして、俺の夢はいつかこの広い無限に広がる空を飛ぶ事だ。

至らない所もあるけど、これからよろしくなっ!!

以上っ!!!」

 

はあ~疲れた、さてみんなの反応はっと。

 

「…………………………」

 

「あ、あれっ?」

 

俯いてるけど変なとこでもあったのか。

 

俺は内心凄く不安だった。心臓はバクバクいってるし、誰も顔を上げてくれないし。

 

『キ』

 

「キ?」

 

何だろう?激しく嫌な予感がする。

 

取り敢えず耳を塞いでおこう。

 

すると。

 

『キャァァァァァァァァァァァ!!!!』////

 

大音量の黄色い声が響いた。

 

そして、敢えて言おう耳が超痛い!!?

 

「凄い!無口かと思ったら凄いフレンドリーな感じ!」///

 

「うんうん!!それに眼鏡を外したら凄いイケメン!」///

 

「髪の毛長~い、それにキレイ」///

 

「こ、これはっ!ヤバいマジでヤバい色んな意味でヤバい!!」////

 

「ユニバァァァァァァァァァァァス!!!」

 

「我が世の春がキタァァァァァァァァァァァ!!!!」

 

「はわわわわっ!?///どうしましょ!?千冬先輩どうしましょ!?」////////

 

「お、落ち着け///真耶、昔の呼び方が出ているぞ」////

 

なんだ、なんなんだコレ?

 

いきなり大声を上げたと思ったら顔を赤くしたり、鼻血を吹き出ししてるぞ。

 

それに、真耶ちゃん千冬さんアンタら先生なんだから落ち着け。

 

まあ、これだけ言わせて貰おう。

 

敢えて言おうカオスであると。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。