グラ・バルカス帝国 対日懲罰連合艦隊旗艦 戦艦グレードアトラスター
第二波攻撃完了後は、艦橋周囲の窓から地獄が見えた。
戦艦は何故だか無傷であったが巡洋艦と駆逐艦にロケットが当たり炎上して沈没していく様子が見られた。
「司令!周辺と通信ができません。リーム王国派遣部隊にも通信をしてるのですが返事ありません!
光信号によるモールス信号に切り替えます!」
有能な通信参謀がモールス信号切り替えを行う進言をした。
レーダーもノイズだらけでロケットの存在が目視で確認できる位置まで来ないと分からない絶望
そのロケットは本来後ろから煙を発しつつ飛行するはずが煙を出さないため目視でも発見困難
そして日本軍がどこから攻撃しているのかすら分からず。
完全に分からず状態だ。
日本の支配下と思われる第三文明圏内に入った瞬間に攻撃を受けた・・事前に大艦隊がこの海域にやってくることを察知していたということだ。
ならどうやって?
内部にスパイがいる可能性があるということか・・
「司令、戦略的撤退はどうでしょうか?このままでは被害が増すばかり。
それでなくても空母が殲滅され、駆逐艦や巡洋艦も相当数の被害が出てると予想されます。
上層部からの命令で日本への懲罰派遣ですが、その日本に到着する前に我々が全滅する可能性があります。」
有能な艦長であるラクスタルからの具申である。
「確かに、このままでは被害が出る可能性があるな。
まだ補給艦隊は被害は受けてない。つまり補給艦隊には攻撃が届かない可能性もある。
そして、まだ戦艦は無傷。
それに、まだまだ稼動できる駆逐艦と巡洋艦は健在でこのまま引き返したとなれば帝国に泥を塗ることになる。
それは我が帝国が圧倒的強者ではなくなる、周辺国が帝国の支配下を受け入れず挑んでくる可能性がある。
無駄な戦いを行い大事な帝国軍人を失うわけにはいかない。かといってこの戦いも現状かなりの被害は出てるのもまた事実。
だからこそ、突き進むのだ。
アルタラス王国に関しての艦砲での殲滅は継続だ。先に占領を行い補給艦から補給物資を受けつつ
本国から増援の派遣を要請して、艦隊数が回復すれば日本に向かえばいい。」
「了解しました。作戦に修正を多少加え継続いたします。」
「うむ」
ラクスタルは有能だからこそ理解してくれたことに感謝だ。
そして通信参謀から報告があがる。
「司令、現状の被害状況を報告
最初の攻撃による空母98隻は全滅
次の攻撃で駆逐艦100隻、巡洋艦20隻が全滅しました・・・。」
「「な!?」」
純粋に私とラクスタルは驚いた。
たった数十分でこれだけの被害、先のバルチスタ沖大海戦の被害より多く
バルチスタ沖大海戦でも数時間にわたった戦いでの被害であって
ここでの被害は、たったの数十分だぞ・・・
解決策はないか・・・
確か情報部のナグアノからの進言によって、帝国兵器研究所が試作したチャフなる
ロケットを惑わす装置がグレードアトラスター含めた全艦に搭載されてたな・・
使う価値はあるか・・?
いやあるな。
「通信参謀、稼動できるすべての艦に通達!ロケット攻撃を発見次第、新兵器のチャフを発動させよと!これによってロケット攻撃は防ぐことが可能なはずだからな。」
「了解です!」
自分がラクスタルに出した答えは果たして正しかったのか?
そしてチャフも果たして効果はあるのか?苦悩する軍神カイザルであった・・
だが苦悩を長々とする暇はなく
監視員からの報告があがった。
「こちら監視員!また前方から大量のロケットらしき物体が迫ってきます!!!」
「チャフを発動させよ!通達も急げ!!」
「チャフ発動了解!」
「信号による通信完了!」
そして大艦隊の周囲には紙切れらしきものが舞った。まさに花吹雪のような光景だ。
「ロケット駆逐艦巡洋艦方面に着弾します!!」
頼む回避してくれ!!!!!!!
私は心の中で祈った。軍神とは言えただの人だ。陛下!我らをお守りください!!!!
だが意味がなかった。
それは腹痛でトイレの中に篭り懺悔をするのと同じくらい意味がなかった。
””””どかーん!!!!””””
艦に命中してまったのであった。
皆呆然とした・・・。
「司令、艦長報告します・・・。
チャフは駆逐艦に迫っていたロケットに対して効果がありました。
ですが、10隻分・・つまり10発しか効果なく残りは全部命中しました・・。
被害ですが・・・・・
巡洋艦がこの被害をもって全滅しました。」
もう逃げたい気持ちになった。
誤字脱字報告ありがとうございます。
感想もありがとうございます。
評価ありがとございます。
おかげさまで1万字達成できました。
ですが、他二次作品ですと2話とかで1万字達成多いですよね・・・
私の二次創作は1話の文字数少なく申し訳ない。