スゴロクガンダム戦記(旧潜水艦) 作:ハトメヒト(ヒットマン)
活動報告にでも載せるかな
(12話が遅れていて申し訳ないです。)
第11話 海の中で命は光る
レーダーを見ながら俺は、ちょっと頭に痛みを感じて頭を押さえていた。
(どうしたら良いのだろう、戦闘が始まるこんな時に何故か、頭が痛いんだが・・・・・・)
「どうしたんですか? 艦長」
「なんか、さっきから変に頭痛がするんだけどなんでかな?」
「知らないですよ。ここは耐えてください艦長なんですから」
「休んじゃダメかな・・・・・・サバス?」
「当たり前です。ダメですよ」
うーんこれって、ニュータイプへの前兆なのか・・・・・・もしや?
レビル将軍だって原因不明の頭痛を引き起こしていたし、どうなんだ?
それに加えてV2ガンダムの件もあるしな・・・・・・。
とかそんなことを考えていた。
「敵、直上を通過中離れていきます。100・・・・200・・・・・・」
「良しアクアジム全機発進させ奇襲をかける!! 大佐殿よろしいですね?」
「う・・・・・・うん」
奇襲が始まるのに頭痛の痛みは増すばかりで、意識を保つのがやっとだった。
「注水完了。ハッチ開閉、モビルスーツ隊は直ちに発進して下さい。」
オペレーターのレイ・バトラー軍曹の心地よい美声を聞きながらこう思った。
痛いよ・・・・・・休んでも良いよね?
本当に、頭が・・・・・・頭が物凄く痛いんだ。
「レイ、艦長に伝えておいてよ。戻ったら地獄の説教だからねって」
「少尉殿分かりました。ご武運を・・・・・・」
そんなフラグじみた会話を聞きながら俺は、一瞬意識を、手放した。
「・・・・・・艦長!・・・・・・艦長指示を!!」
俺はラックスの声が聞こえ、意識を取り戻したが頭痛は、まだ続いていた。
「ど・・・・・・どうしたんだ?」
「大佐殿・・・・奇襲は一応成功したのですが、敵が予想よりも多く・・・・・・モビルスーツ部隊隊長トム・マーベリック中尉は、この艦とクルーを守り逃す為、自ら1人で特攻し戦死いたしました。この艦の損傷も激しく・・・・・・アデンは諦め、補給と修理に向けマドラスへ向かっております。」
「ウソ・・・・・・だろ。ウソだって言ってくれラックス!」
「大佐殿本当です。ウソじゃありません・・・・・・トム・マーベリック中尉は、最後にこう言っておりました。地獄の説教が出来なくてゴメンネ艦長と・・・・・・」
すぐ後にラックスは隠れて泣いていた。
クルーの中には泣いていた奴もいたし、泣くのを我慢している奴もいた。
平和な国に居たからだろうか・・・・・・俺は、人が死んだっていう実感が沸かなかった。
そういえば、小さい頃におじいちゃんが死んだ時もそうだった。
周りは、悲しんでいたけど俺は、何も感じなかったんだ。
でも今は違う・・・・・・。
「何でなんだ? 俺が一瞬意識を手放したからか・・・・・・ウソだって言ってくれラックス! サバス!」
少ないながら楽しい思い出や、辛い思い出もある大切な仲間だったと思うと、悔しくなって叫びながら頭を壁に叩きつけた。
「チクショー! 何で、なんで死んだんだ!!」
そんな時、頭痛の痛みは激しさを増した。そして目の前が暗くなり意識を手放した。
(トムが死んだのは、お前が怖気づいて的確な指示をしなかったからだ!!)
「ち、違う・・・・・・俺は、頭が痛くて意識が飛んだだけなんだよ。だから、俺は殺しちゃいない」
(ウソだな・・・・・・お前は、トムを見殺しにしたんだ。お前は周りやすごろくに頼って、自分から努力することを怠った。だからトムは無駄な命を散らしたんだよ無能艦長・・・・・・いや無能な人殺しだ)
「う、ウソだぁぁああ!! 俺は殺しちゃいないここから去れ!!」
(そうかよ、せいぜい後悔することさ無能な人殺しよ・・・・・・まぁ俺の経歴に傷を付けないことさ、なにせ俺の体なんだからな・・・・・・)
目を覚ますと白い天井が見えた。
「っは! こ、ここは・・・・・・」
「気が付きましたか? クレイム・フレア大佐」
起き上がり横を向くと栗毛の美人な連邦の下士官がいた。
「ここは、ここはどこなんですか? 」
「落ち着いてください。ここはマドラスにある連邦軍の特殊病院ですよ。貴方は意識不明で、5日間倒れていたんですよ。」
倒れていたって事は今までのは夢なのか・・・・・・。
だがマドラスって事は、もしやと思い聞いてみた。
「トムは、トムは・・・・・・どうなったんですか?」
夢だ夢だって言ってくれ頼むと、自分を殺した神に祈っていた。
「トム、ですか・・・・・・? トムは、戦死しましたよ・・・・・・私の幼馴染で婚約者だったんですけどね。」
「す、すいません。私が不甲斐ないばっかりに・・・・・・」
そう言った瞬間トムの婚約者に、いきなり頬をぶたれた。
「ふざけないで! あの人は、軍じゃ有名なフレア大佐の艦を守れるって息巻いていて喜んでいた。なのに、不甲斐ないですって!! これじゃあ天国にいるトムが可哀想じゃない!! 何の為に、あの人が貴方や、その仲間達の為に死んだのか、分からないじゃないの!!」
そう言い終わると、彼女は泣き出し病室を飛び出していった。
俺は、そんな彼女を追いかける事さえ出来なかった。
女性を励まし慰めるスキルなんて、当然持っていない俺が行った所でどうにもならないからだ。
「やっぱりあの時の夢って、もしかしてこれについての警告だったのか? 俺が戦争は遊びだって、無意識のうちに思っていたからなのか・・・・・・」
戦争は、遊びじゃないって事を俺は、今更になって・・・・・・やっと気が付いた。
人が死ぬという事は、こういう事だったんだって、周りが傷ついて悲しんで心の中で想い続ける。
だから人が死んだら、かけがえのない大切な人だったから悲しむ事が出来るんだって・・・・・・。
死んだ人には、両親や兄弟姉妹や恋人とか大切な人がいるって事を忘れがちだ。
もちろん、生きている人間だってそうだ、当たり前だから気付かない事が多いものなんだと
「俺ってやっぱり間違っていたのかなぁ~? なぁトムそっちでは元気か? 皆は無事かなぁ~ 殴られたくないよ」
そう考えながら、病室の窓から見える遠くの景色は、煙が立ち込めていた。
「何だ? 火事かな・・・・・・そうに違いない」
この時は、まだ知る由もなかった。
このマドラスに、ジオンの本当の脅威が迫っている事を・・・・・・。
「暇になってしまった。さてどうしたものかな・・・・・・。」
そんなことも知らず俺は、どう暇を潰すかを考えていた。
そう考え周りをキョロキョロと見渡すとベッドの横の棚の上にすごろくを発見した。
「やるかな・・・・・・でも引きが悪かったしなぁ~ なら・・・・・・寝よう」
そう考えて俺は、少し寝ることにした。
所変わって地球連邦軍 マドラス前線基地防衛本部では、クレイムが意識不明から目を覚ます前、重大な事が起きていた。
「ふ、副司令官っ!! ジオンの機動部隊がこちらに向かってきています!」
「何!? それは本当か!」
「はい、このマドラスに真っ直ぐ向かってきています」
「よし、スクランブルをかけろ! 市街地まで、敵を入れることは絶対に許さんっ!!」
「だ、大隊本部には、連絡を入れますか?」
「バカ者入れるわけないだろう!!」
「しかしそれでは・・・・・・」
「なーに心配する事は無いさ、連邦の圧勝で終わりなのだからな・・・・・・それとも何か!? 連絡を入れろと、言うのではあるまいな!」
「いえそんな事は・・・・・・」
「連絡入れたら即銃殺刑だからな! 覚悟しておけよ!! 司令官には手柄は取られたくないからな」
(チクショー!! なんでこんな奴の下に付いちまったんだ!! やってらんねぇよこの無能が・・・・・・それに加えて司令が、ジャブローに行ってるからって勝手な事をしやがって!! ま、負ける絶対に負ける)
だが、そんな副司令の威勢も虚しく5分後・・・・・・マドラス前線基地防衛本部は壊滅した。
それも当然だった。
配備されていたのは、61式戦車やフライ・マンタなどの従来の兵器だけで戦っていたからだ。
モビルスーツ嫌いで有名な人物で、ジャブローから赴任してきたばかりの副司令官だった。
つまり、頭の固いモグラだったという訳だ・・・・・・。
前任者の引き継ぎ後、直ちに配備していたモビルスーツは、ミデア輸送機によってジャブローに送り返された。
この2つの暴挙を行った無能な副司令官によって、マドラスは危機に陥る事になるのだった。
そして時は戻り病室へ・・・・・・
「うん・・・・・・? サイレン」
なんだろうと思っていると、ラックスが慌てて病室に入ってきた。
「大佐殿! 敵襲です逃げてください!! 」
「え・・・・・・敵襲!? ウソでしょ? 防災訓練じゃないの?」
「なにギャグ言ってるんですか早く逃げますよ」
顔怖いってば、そして何故殴ろうとするんだ?
俺は病人だぞ、病人は優しく労らなきゃね~
「分かった。分かったから、先行ってろ・・・・・・逃げ遅れた病人がいないか探すから後で行く、ラックス・・・・・・死ぬなよ」
「自分は感服いたしました。逃げ遅れた病人がいないか探すとは艦長の鏡です」
「だから泣くなって敵来てるんだろ・・・・・・早く行け!!」
「は、はい・・・・・・ではお先に」
ラックスは駆け足で病室を出て行った。
「さて、始めますか・・・・・・ここからが正念場!! 前はダメだったけど今回ばかりは、引いてやるぜ自宅警備員だった俺の引きを、舐めるなよ・・・・・・さて、敵が消えてくれるとか来ないかなぁ~」
そして俺はすごろくを広げ、サイコロを転がした。
「出目は10・・・・・・カードは」
おもむろにカードを引くと俺は、軽く驚いてしまった。
『モビルスーツ撃墜エースになる。褒賞としてアナハイム技術開発局より、コマンドガンダムがHLVで宇宙から3分後、ここに降下してくる』
「え? これって、親方!!
この病室は、位置的に真ん中にある為。
HLVが、一個置けるぐらいのスペースがあるのだ。
「時間は後2分か・・・・・・間に合うかなぁ~」
そして俺は急いで着替えて、屋上へと向かっていった。
屋上に上がり空を見ると迷彩色のHLVが屋上に降りてきた。
よく見ると側面には、デカデカと『G-ARMS』って書いてあってなかなか渋いが・・・・・・。
「おいおい・・・・・・G-ARMSって言ったらSDじゃないよな!?」
HLVは無事に、屋上に降り立った。
そしてHLVに駆け寄りスイッチを押した。
中から出てきたのは、普通の等身大のモビルスーツと滅茶苦茶な数の武装だった。
「コマンドガンダムか、やってやろうじゃないの・・・・・・もう俺は人を悲しませない、だから戦う。見ていてくれトム!!」
俺は、すぐさまコマンドガンダムに乗り込んだは良かったが、操縦の仕方が分からなかった。
「乗り込んだは良いが、どうすりゃ良いんだ!? ま、一応操縦レバーでも握ってみますかね・・・・・・」
そしてレバーを両手で握った・・・・・・。
ぷっつん来て文字数4倍返しの4000字だ
一応言うとコマンドガンダムはリアルタイプガンダムクロスのへヴィウェポン コマンドガンダムですので
ガンダムすごろく上がりまで後、19981マス