スゴロクガンダム戦記(旧潜水艦) 作:ハトメヒト(ヒットマン)
「当たれ、当たってくれぇー!」
と思いながらツインレーザーマシンガンをザクの足に撃ち込む。当たっているのか分からないために、無駄に連射するしかなく、すぐにリロードしなければならない。だからと言って、連射しなければ当たる可能性が余計に低くなってしまう。今の俺の実力ではまだまだ命中率が低いのだ。
そんなことを思っていると俺のガンダムがよろけた。ザクマシンガンか? モニターをみると大きなダメージを受けたわけではなさそうだ。すると、今度は別の音がした。手榴弾だ。
「残りの手榴弾が爆発したんだ。よし、この隙に……」
ザクとの距離を少しずつ縮めながらNCヘヴィガンに持ち替える。そして、直ぐ様とどめを刺しにいく。
「よし、まずは一機倒した!」
だが、まだ三機もいる。そのうちの一機は先ほどのツインレーザーマシンガンで体勢を崩したままだ。
この一機もNCヘヴィガンで倒した。残りは二機。
さすがに体勢は戻っている、どころかこちらにザクマシンガンを向けていた。バックパックを使って急いで移動する。
「ふう〜、なんとか避けれた……」
『おい、まだ二機も残ってるぞ。やれるのか?』
なんだ、AIの声か。
「大丈夫です! 俺に任せてください!」
『急に自信満々になったな』
確かにまだ二機だけではあるが、少し自信がついた気がする。
「おっと、余韻に浸っている場合ではなかった。はやく残りのザクを倒さなくては……」
モニターを確認してから手榴弾を二つ投げた。そして、同じようにツインレーザーマシンガンに持ち替えて追い詰める。慣れてきたのか、さっきよりも当たっている。
今度は体勢を崩したのが、はっきりと分かったために、すぐにNCヘヴィガンに持ち替えてとどめをさすことが出来た。
『最後はなかなかいい感じに倒せたな!今後もこの調子を維持しつつ、もっとレベルアップしなければならん』
「はい!今後ともよろしくお願いします!」
『では、またな』
「あ〜、なんか疲れたな。みんなの所に戻ろう」
俺はモビルスーツに乗ったまま帰っていく。
だが……途中で遭遇してしまった。なんと俺は、ジオン軍の奴らと鉢合わせてしまったのだ。
これはヤバイな……今の俺にこいつらを倒せるのか? さっきはまだザクが四機いただけだったが、次は違う。
「おい、AIはなんか教えてくれないのか?」
反応がない。
「おい、出てこいよー! くそっ、どうすればいい? こんな肝心なときになんで出てきてくれないんだ?」
ひとまず、退散は出来そうにないな。やはり、やるしかないのか?