スゴロクガンダム戦記(旧潜水艦)   作:ハトメヒト(ヒットマン)

19 / 46
第17話 すごろくが…… (作:鷹(タカ)さん)

「ハァッ…ハァッ……やっと港に着いたか。さすがに戦いのあとに走るのは疲れるな」

 

港に着いた俺はまず、潜水艦を捜した。

 

(おかしいな。ここら辺にいるはずなんだけど……あっ!いたいた!でも潜水艦に戻ったら、また艦長として振る舞わないといけないと考えると、気が引けるな)

と思いつつも、潜水艦に戻った。

 

俺が潜水艦に戻ると副艦長のラックス、副官のザバスが出迎えてくれた。

 

「すまないな。迷惑をかけて申し訳ない」

 

「いえ、大佐殿のご無事が何よりです。なかなか戻ってこないのでもうだめかと……」

 

「何を言っている?私はクレイム・フレア大佐だぞ!そう簡単に死ぬもんか!」

 

「大変失礼致しました。ところで……」

 

とラックスは個人的な話があるらしく、

 

「ところで、さきほどの機体はどうされたんですか?」

 

「え!あー、あれは損傷が大きかったから置いてきたけど」

 

「いえ、私が質問しているのは、あの機体は何なんですか?」

 

「あれはコマンドガンダムだよ」

 

「コマンドガンダム?それはどこにあったんですか?」

 

「え!あ、そのー、あれだよ、アレ!病院の地下に隠れていたんだよ!あの状況では得策だと思ったんだけど」

 

「なるほど!いや、大変感激いたしました!やはり、さすがは我らの艦長です!」

 

「そうか。まあ、あまり他の船員には言わないでくれ。面倒になるだけだからな」

 

「はっ!それで、そのコマンドガンダムは置いてきたと仰りましたけど、本当なんですか?」

 

「そうだ。まともに操縦できなかったから、置いてきたのだ」

 

「それでは、あのコマンドガンダムはあきらめるしかないのですね。この潜水艦に積むことができたら、戦力が上がるかもしれなかったんですけど」」

 

「そうだな。壊れるのはどうしようもない、あきらめるしかな。要件はそれだけか?」

 

「はい。では、先にブリッジに戻ります」

 

(なんか戦闘のせいで疲れたな。艦長室に戻って休むとしよう)

 

「ラックス、少し疲れたから艦長室で休んでくる。何かあったら知らせくれ」

 

「了解しました、艦長」

 

艦長室に戻った俺は椅子に座り、何気なくガンダムすごろくが入っている引き出しを空けた。

だがそこには、すごろくが…ない!

 

「なに!?ない!だと?!すごろくが無い!!どこだ?いったいどこにいったんだ?!まさか、コマンドガンダムの中に……くそー、やっちまった!完全に忘れていた。」

 

なんと俺は、すごろくをコマンドガンダムの中に忘れてしまったのだ。

これはどうすればいいんだ?

取りに帰らなければならないのは確かなんだが、何と言えばすごろくのことを悟られずにすむのだろうか?

ガンダムシリーズを思い返していると、コマンドガンダムを放置するのではなく、爆発したほうがいいのではないか、ということに気づいた。

いそいで、ブリッジに戻り、

 

「ラックス!ちょっといいか?」

 

「はい。なんでしょうか?」

 

「コマンドガンダムのことなんだが、あれは爆破したほうがいい!今すぐに爆破しに行く」

 

「そうですか。でしたら、ダイナマイト等の爆破物ならこの艦内にもあるので、持って行くのもよろしいと思います」

 

「わかった!爆破するだけだから俺一人で行ってくる。他の物にコマンドガンダムのことを知られるのも面倒だからな」

 

(それに本当の目的はすごろくだから、余計にばれたくない)

 

「了解しました。大佐殿が戻り次第出航できるように準備しておきます」

 

「頼んだぞ」

 

「はい!」

 

俺は、コマンドガンダムを爆破するという底で、すごろくを取り戻しに戻った

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。