スゴロクガンダム戦記(旧潜水艦)   作:ハトメヒト(ヒットマン)

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設定が分かり辛いとのご指摘がありましたのでプロローグを作りました。


第1章 海中戦闘
プロローグ


 俺の名前は飛鳥遼。フリーの自宅警備員なんだが目を覚ますと、なぜか良く分からないが変な場所にいた。そこは真っ白で虚無が支配する空間だった。

 

「ここは一体……?」

 

 そうつぶやき、あの後の事を思い出そうとする。

 確か、昨日寝る前にガンダム0083のガトー少佐の観艦式での名シーンを見た後から記憶が途切れたんだよな(ガンダムのアニメやら漫画やら暇つぶしに見てる)。あの後寝ていたかもしれないが、どこに連れてこられたんだぁ? もしかして、麻薬密売組織に拉致されたのか? それとも、危険なデスゲームに参加させる為にここに連れて来られたんじゃ!?

 

「違う違う、そんなんじゃ無いんじゃよ」

 

「誰ですか貴方は? もしかしてゲームマスター――」

 

 俺は身の危険を察知して跪きお祈りを始めた。

 

「って違うわい! 誰がソ〇って言った。そんなこと一つも言ってないぞ、んで……やりたいのデスゲーム? 魂だけなんだけどさ、それ分かって言ってるのかのぉ~!?」

 

「魂だけってどういうことなんですか、ハッキリ言って下さいジグ〇ウさん」

 

 目の前の顔がジグ〇ウそのままなんですけど! 怖いよ

 

「だから違うって言ってるじゃろうに……ってすまんすまん仮面をしておったのぉ~」

 

 そう言って、泣き叫んでいた俺の目の前でジグ〇ウ仮面を外すと、現れたのは柔和な顔をしてひげを蓄えたおじいさんが立っていた。

 

「小一時間ほど悪魔たちとのデスゲームに熱中していたのじゃよ。怖がらせたなら謝ろう」

 

 そう言って深々と頭を下げてきたが、所々血が付いているのが見て取れた。

 それよりも気になるのはここが何処だっていう事なんだよな――

 

「それはさっきも、ほんのチョットだけ言ったんじゃが、君はもう死んでるんじゃよ」

 

「あ、あんだって? わたしゃ耳が遠くてねぇ~」

 

 事態を良く呑み込めない俺はそう言って耳をおじいさんの耳元に出すと――

 

「だから君はもう死んでるんじゃよ!」

 

 と言って大きなメガホンのような物で、大声で叫んできた。

 俺はビックリして、転んでしまったがしばらく経ってから話を聞く事にした。

 

 

――数分後――

 

 

 落ち着きを取り戻した俺は、おじいさんの話を聞いていた。

 

「あなたは神々の中のとある1柱の神様で、俺は死んだって事ですね?」

 

「左様じゃ、お主はあのシーンを見て少々寝た後に神々によって殺された訳なんじゃよ。それよりお主は優性人類生存説について知っておるか?」

 

「まぁ多少なりには……ギレン・ザビが提唱した思想ですよね」

 

「まぁそんな所じゃ、その思想が元になって選民殺人というモノが流行っていてな、ワシはデスゲームが楽しくて反対したんじゃが、言う事を聞かずついにはワシをのけ者扱いしてくれよった。それで君がその選民殺人第201号という訳なんじゃよ」

 

 ちょっと待て、それって不条理なことじゃないか?

 それに俺の前に200人死んでるってどういう事なんだぁ〜!?

 俺は逆に驚いていた。200人って少なくないのかと……。

 

「それって物凄く不条理ですよね?」

 

「まぁそうじゃな、だからこそワシが救済してきた。今回は、まぁ適当なもので良いか」

 

 そう言ってある物を取り出してきた。良く見るとすごろくみたいだが、丁寧に箱がついて梱包されていた。

 それを見て、とあるすごろく映画を思い浮かべた。

 

「これは君が思った通りの物じゃよ。ガンダムすごろくじゃ!」

 

「は、はいーッ!? それは本当か? キ〇ヤシ!」

 

「キ〇ヤシじゃない、神だと言っておろうに、まぁこのすごろくが出来る事っていうのはじゃな――」

 

 そう言って神様はガンダムすごろくの説明を始めた。

 

 このすごろくは、映画ザスーラのすごろくを改造して、相手が居なくても出来るようになっているガンダムすごろくだそうだ。

 

一つ目に出てきたカードに書いてあることは、全て現実に起こる。この例えすごろくを上がったとしても元に戻ることもないし時間は進み続ける。

二つ目に、サイコロを振ることが出来るのは3日に一回だけ

三つ目に、相手がすごろく内蔵COMの場合、カードは発動しないが人間の場合発動する。

四つ目に、上がった場合好きな願い事を叶えることが出来る。

五つ目に、マス目は2万マスまで

 

 とか言っていた。現実味を帯びていないが、何とかなるだろうと思う。

 

「それで、どうしろっていうんですか? どこに飛ばされるんですか」

 

「それは、き……やっぱり教えない。まぁとにかく行って来い」

 

 そう言われて目の前が真っ暗になった。

 

 

 

 しばらくすると、目の前が開けて目を開く事が出来るようになっていた。

 そこで見えたのは知らない天井……。

 その横では、よく知らない連邦軍の軍服のコスプレをした男が椅子に座っていたのだった。

 

「た、大佐!? 看護師さん大佐が目を覚ましました!」

 

 そう言ってドアを開けて、その人は走り去っていった。

 そんな事より大佐って誰だ? それよりここは何処なんだぁ~!

 

 そんなこんなで、しばらく経ってすぐに退院した。

 

 退院の前の日には、経過検診を受けたのだが、医師によると体には異常がないが記憶喪失だということになった。

 それに加えて分かったことがある。あの男の名前と、ここが一年戦争前の0078年12月29日の機動戦士ガンダムの世界だっていう事にカレンダーを見て気が付いたのだった。

 彼の名はサバス・W・ヒロヒト大尉で俺の副官だと言っていた。それで俺の名はクレイム・フレア大佐だそうだ。

 

 だからそんな人が簡単に死ぬ世界で、俺は生き延びるために、終戦まで自宅警備員を続けてやる。

 

 そう思い立って、約6か月難癖つけてプラモを作ったり、ゲーム「宇宙艦隊大決戦」とかいうゲームをやったりして過ごしていたが、権限や難癖が通らなくなりキャリフォルニアベースへ赴任するのだった。

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