スゴロクガンダム戦記(旧潜水艦)   作:ハトメヒト(ヒットマン)

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うーんこれで良かったのだろうか?


第18話 コマンドガンダム爆破作戦

 あれから、コマンドガンダムの撃破された周辺まで戻ると。

 状況は非常に困ったことになっていた。ザクⅡ3機がコマンドガンダムの前に屯して、回収作業を行っていた。

 

 その様子を俺は茂みの中に隠れて、双眼鏡で向かい側の遠くの様子を伺っていた。

 ちなみに俺のことは敵にバレていないはず……。

 

「クソッ! なんでこんなことになってやがる。まぁイフリートを倒したからある程度は予想していたがな――」

 

 うん非常に危ない。このまま回収されたら、敵にガンダムの技術が渡って、ゲルググやら開発が速まってしまったり、ザクにビームライフル(ありえないかもしれない)が装備される可能性もある。

 それに加えてAIだ。

 絶対に回収か、最悪の場合には破壊しなければならない。

 

 でないと連邦軍は、必ずとは言わないが負ける可能性がある。

 本当は逃げたいが、こればかりはどうにかしないといけない。

 

 この状況を今あるもので、どうするか考える。

 

 一応爆薬類(手榴弾以外)は、リュックサックに詰めてある。

 背中に背負っていたリュックと手榴弾入れの中は、ざっとこんな感じだ。

 

・C‐4プラスチック爆薬×4

・C‐4用起爆装置×4

・手榴弾×11

・ダイナマイト×20

・特殊記憶媒体×1

・ハンドガン×1

・双眼鏡×1

・ガムテープ×1

・ジッポライター×1

 

 特殊記憶媒体は、AI回収用に考えている。

 AIは貴重だからな。

 まぁハンドガンは護身用ってところかな。

 

 これらを使って、どうやって敵からコマンドガンダムを離れさせるかだな――

 まぁもたもたしていても仕方がないしな、作戦を考えるとしよう。

 

 プランA:ダイナマイトを遠くの方へ投げるもしくは、導火線を引き抜いて長くしたものを設置し爆破。敵が来たと陽動させる。

 ザクⅡが1機になったところで後ろの両足首の関節部分にC‐4爆薬を設置。直ぐさま茂みの中に隠れ爆発させる。

 多分よろけて倒れるはずだから、それを狙ってパイロットがコックピットから出てきた所を狙って無力化させる。

 

 殺せるか不安だがパイロットを(生身じゃないが)殺しているんだ。覚悟を決めるしかない。

 無力化後、特殊記憶媒体を使って補助AIとすごろくを回収。

 回収後は爆薬類を設置して、離れた所で爆発させておさらばってところかな。

 

 

 プランB:まぁ基本は同じだが、AIの回収は行わずに爆破を行うこと。

 

 

 プランC:最初が同じだが爆薬を設置するのが逆で一番最初にやる。

 

 

 一応のプランはこの3つだけだが、鍵を握るのはザクⅡ2機がこの陽動に食らいついてくれるかだな……。

 この作戦は、前世でやっていたオンラインゲームの戦法を使用している。

 まぁやっていた時のことを思い出したってところだな。

 

 「これに乗ってくれれば儲けもん、外したら人生Bad End一直線。ならばいっそのことプランCで行くか。でもプランAも捨てがたいな。うーん悩む、あーっ! どっちが良いんだ!?」

 

 そう悩むこと数分後、結局俺は安全なプランCを優先することに決めた。

 

 決めたとなれば行動するだけだ。

 前世のテレビで見た。ほふく前進を真似して、リュックを背負い這って静かに進んでいく――

 

 進んでいくと体が覚えていたのか知らないが、ほふく前進もどきを行ってから約13分ほどで、今居た距離から港が見えなくなるほど大分進んだ。

 これだけ進めばもう設置して良いだろう。

 

 「これから設置作業に入るのか。落ち着け、落ち着けよ俺、失敗したら後がないからな――」

 

 などと自分を落ち着かせるためと言い聞かすためにそんな独り言を言った。

 そしてプランの工程確認と準備を始めた。

 

 全プランの要は陽動だ。これが成功しないと上手くいかない。

 まず始めに、ダイナマイトの導火線を4本ほど引き抜く。

 その導火線に、もう一方の導火線に火が通るように、テープで簡単に止める。

 一応説明すると爆発までの時間稼ぎだな。

 

 止めたあとは、ダイナマイト改(と自分で命名)を別々に1本ずつテープで木に設置固定して、導火線に火をつける。

 その後、ほふく前進もどきで逃げる。ここまでは良いな。

 

 そこまで確認すると、ダイナマイト改の設置を完了させる。

 設置完了後リュックを背負い。導火線に、ジッポライターで火をつけた。

 

 ほふく前進もどきを行いすぐさま逃げた。

 そして数分後、逃げて向かい側に渡っている最中に爆発した。

 ザクⅡ2機は見事に爆発があった場所に別々に向かい陽動作戦は成功した。

 

 よし次だ。気を引いている間に、ザクⅡの両足首を破壊させてもらうぞ。

 俺は見つからない様に、ほふく前進もどきで向かい側に渡ると、茂みに隠れた。

 

「良し、敵は気付いていないようだな……」

 

 俺は、C‐4爆薬の準備を始めた。

 

 一応行く前にラックスに「C-4の取り付け方法をド忘れした。」とウソを言ったら快くではないが教えてくれた。そんなこと今は、どうだって良いことだ。

 

 まずは、目の前のザクⅡをどうにかしないといけないのだから。

 

 準備を完了させると慎重にザクⅡの後ろに回り込む。

 敵は後ろの事に目が向いていないようだ。警戒は真正面だな

 両足首の関節部分に設置を完了させると少し離れた場所で起爆装置を作動させ爆破する。

 

「良し! 倒れた。コックピットに向かう――」

 

 俺は、ザクⅡのパイロットを無力化するために、機体を駆け上がりコックピットに向かった。

 ハンドガンを構えハッチを開けると敵のパイロットが気絶していた。

 気になったので、ヘルメットを取ると、栗毛の美人な女兵士だった。

 

「女兵士か――美人を前線に立たせるなんてな……ジオンの上層部は間抜けなのか!?」

 

 そう言って爆発の影響を受けないように女兵士を森の奥深くに運び出して、コマンドガンダムのコックピットに向かった。

 

 そして特殊記憶媒体のケーブルに差し込むと、AIを吸い出す作業を開始した。

 

 女兵士を何かすると思った? 残念、何もしませんよ。

 早く目的を果たさないと、敵が戻ってきちゃうからね。

 それに女子供を殺す趣味なんて無いよ。

 某、夢に出てきて殺しちゃう殺人鬼(ゲス野郎)じゃないんだから……。

 

『ガガッ――吸出し――残り3分――』

 

 うん? 3分か、それじゃ設置作業に移りますかね。

 

「ほらよっと」

 

 コマンドガンダムのコックピットに導火線無しのダイナマイトを放り投げ、ガムテープを使って色々な箇所にC-4爆薬などを設置した。

 設置完了後と同時に吸出し作業は完了した。

 

 俺は吸い出したAIと、すごろくをリュックにしまうと即座に離れ、起爆装置を作動させた。

 見ると大きな火柱が上がり、大声で叫んだ。

 

「これぞ芸術だよ! 芸術は爆発だ! ハーハッハッハッハッハ!」

 

 コマンドガンダムが木っ端微塵となっただろう事を確認すると、満足して走って逃げた。

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