スゴロクガンダム戦記(旧潜水艦) 作:ハトメヒト(ヒットマン)
うーんやはり、戻らないであの話を聞いてみよう。
俺は、戻らないで件のことについて聞いてみた。
「あ、ちょっと聞くがこの目と片足を改造してもらえるかな?」
「治療じゃなくて……?」
「ああ、改造だ。俺としては目からビームが出せたり片足からミサイルを出せるようにしたいと考えている」
俺は足を組んで椅子に座る彼女に対して真剣な眼差しで見ていたが拍子抜けさせるかの如く
「……フッフッアハハハハ!」
と腹を抱えながらいきなり笑い始めた。
「オイなんだ!? 俺は真剣に言ったんだぞ!」
そう言うと笑いながらこう言ってきた。
「アハハ……すまない、私はてっきりお前にとって“最も重大な事”を話すと思っていたんだがな、まぁ今回はそんなところで勘弁してやろう。それにしても可笑しいな目からビームに足からミサイルなんて……」
欠損したらやってみたい事、目ならビームに決まっているだろう。
もっと言えば目からナノマシン放出させて月光蝶もどきみたいなって、あれでもナノマシンだから欠損部分治るのかな? デビルガンダムみたいになどと考えていると
「分かったやってやるよ」
「え、今なんて言った?」
「だからやってやるよ改造手術」
エッヘンとした態度の女医さんに驚きを隠せないし顔が異様に真剣な眼差しというか口からよだれが出ていた。俺は恐怖と驚きを感じながらも
「そ、そうか。へ、へー」
「ああそうそうなんで私がここに来たか知っているか?」
「し、知らないよそんなこと」
「それはお払い箱にされたんだよ。軍に頼まれて人体実験やっていてな、役目が終わったらぽいっと海の底に放り込まれたってわけさ……」
人体実験だって? おれはそんなの知らないぞ、それに人体実験ってかなりマッドだな。
「……知らないか? 艦長お前は入院中だった病院の地下にはトップシークレットで私の最高傑作が眠っていたんだよ」
一瞬心を読まれたような感じを受けたけど、まさか“アレ”なのか?
「培養液やら胎児やら、見たことも無い機体があったあの特殊病院か!?」
「ああ、そうだよ。軍の命令だったんだしょうがないだろ!」
「しょうがないで済ませるのかよ! 命を弄んで何になるっていうんだ!」
俺は殴ろうと思い、手をあげようしたが落ち着きを取り戻しギリギリの所で止めた。
「賢明な判断だな、殴っていたら改造手術は取り止めにしようと考えたぞ、まぁ良いさ些細な事さ、激情に身を任せ身を滅ぼすやつを何人も見てきたからな……。よし手術はそうだな3日後だ。3日もあればトリントンに着くだろう、その時にやってやるから期待して待っておくんだな」
「……ああ分かったよ」
俺は若干不満でもあったが立ち去ろうとしていた。
「不満そうだな、まだ何かあるのか!?」
「ああ、有るとしたら改造は一番良いのを頼む」
「やっぱり艦長は面白いなアハハハ……」
「ああそうかよ。まぁ楽しみにしているよ」
俺は腹を抱えて笑っている女医を尻目に見て、松葉杖を使いながらブリッジに戻っていった。