話は大分変わるんですけどイナイレ最かわキャラクターはGO3のポワイちゃんだと思ってます。
異論は認める。
よろしくお願いします。
「奴らを潰す……!?」
「あぁ。総帥の指示だ」
鬼道の言葉に、ストライカーの寺門は難色を示した。
「買い被りすぎじゃねえのか? たしかにあのピンク坊主はやばい野郎だが、アイツ以外はただの雑魚じゃねえか」
「確かに……キーパーも、源田と比べれば数段劣りますよ」
言いながら佐久間はチームの輪から少し離れた所で佇む源田をチラリと伺う。
先程のシュートを忘れられないのか、源田は未だに自身の拳を見つめていた。
「お前たちは感じなかったのか?」
「……? 何をですか? 鬼道さん」
ぼそりと呟いた鬼道に、佐久間が尋ねる。
しかし鬼道はそれに答えずに、マントを翻すと雷門ベンチへ視線を向けた。
その中の、バンダナをつけた少年をジッと見つめる。
「円堂、守……!」
先程見せた、あの必殺技の片鱗。
もしあれが完成したならば
その時、自分たち帝国は敗北するのではないか?
そんな不安が、鬼道を襲う。
「寺門」
「なんだ、鬼道」
水分補給を行っていた寺門は、ボトルから口を離すとその悪人面を鬼道へ向ける。
ほんの少しの焦りを滲ませながら、鬼道は寺門へ後半の指示を出した。
「目金が居なくなったァ!?」
秋の報告に円堂が素っ頓狂な声を出す。
「うん、探したけどどこにもいないの。観客の人に聞いたら、さっき走ってどこかへ行っちゃったって……」
「そ、そんなぁ……いくら染岡さんが凄くてもあの帝国に10対11じゃ無茶っす……!」
壁山が不安を隠せずに呟く。
壁山だけでなく、他のメンバーも不安そうに円堂を見つめていた。
「無茶なんかじゃない! 部員が揃ったばかりの俺たちが帝国とここまで戦えてるんだ、諦めなければきっと何とかなる!」
「でも、前半戦えたのは殆ど染岡さんのお陰でやんす! ただでさえ劣勢なのに人数が足りない状態じゃ、帝国の攻撃は凌げないでやんすよ!」
根拠の無い円堂の言葉に、堪らず栗松が反論する。
その様子を黙って見ていた染岡は、ふと豪炎寺がいた木陰へ視線を向けた。
しかしそこにツンツン頭の少年の姿は既にない。
染岡が観客の中から豪炎寺の姿を探していると不意に校門の方が騒がしくなった。
円堂も、騒いでいた栗松達も、染岡も、一斉にそちらへ視線を向ける。
まるで神話のモーセのように人の海を真っ二つに割いて、1人の少年がこちらへ向かって歩いて来る。
特徴的な、金髪を逆立てた髪型に稲妻眉毛。
襟を立てたユニフォームの背中にエースナンバーの“10”を背負い。
“炎のストライカー”豪炎寺修也は、不敵な笑みを浮かべながら雷門イレブンの前に姿を現した。
「豪炎寺………………」
円堂は震えながらその名を呟く。
呆けたような顔が見る見るうちに笑顔に変わり、我慢できないといった様子で円堂は豪炎寺の元へ駆け寄った。
「来てくれたんだな、豪炎寺! 一緒にサッカー、やってくれるんだよな!」
「ああ」
興奮を抑えきれない様子の円堂に手をがっしりと掴まれ、豪炎寺は口元に笑みを浮かべて見せた。
「豪炎寺修也………………」
騒がしい雷門ベンチを眺めながら、その原因である少年の名を呟く。
鬼道は珍しく焦りを見せる。
それを感じ取ったのか、傍らの佐久間が不安そうに鬼道の顔を覗き込んだ。
「鬼道さん…………」
「……作戦は変わらん、行くぞお前たち。我ら帝国の力を思い知らせてやれ!!」
「「「はっ!!」」」
「待ってたぜ、豪炎寺」
「あぁ、待たせたな」
並び立ちながら、染岡と豪炎寺は不敵な笑みを浮かべる。
2人の視線は既に帝国のゴールに集中していた。
「見せてもらおうじゃねえか、炎のストライカーの実力をよ」
「任せろ、すぐに決めてやるさ」
ピ────ッ!!
後半開始の笛が鳴る。
帝国ボールで始まると同時に、寺門が勢い良く攻め込んで来た。
「オラオラァ!!」
「うわっ!」
止めに入ったマックスが突き飛ばされ、尻もちをつく。
さらに駆け付けた半田へ向けて、寺門はボールを蹴りつけた。
「なっ……相手にパスを!?」
困惑しながら胸でトラップする半田。
そこへ寺門は勢い良く跳躍すると半田の胸元のボールへ後ろ回し蹴りを叩き込んだ。
「『ジャッジスルー』!」
「ぐぁっ!?」
堪らず後方へ吹き飛ばされる半田。
そちらに目もくれず、寺門はその勢いのまま転がったボールを拾い上げるとDFラインを突破する。
「半田!!」
「余所見してんじゃ……ねぇ!!」
叫ぶ円堂へ、寺門はノーマルシュートを撃ち込む。
猛烈な勢いで迫るシュートは円堂の両掌にぶつかって弾かれた。
宙を舞うボールはそのまま寺門のシューズの下に収まる。
「そら! もう一丁ォ!!」
「させないっす!! ぶっ!?」
飛び込んできた壁山の顔面に、寺門のシュートが激突する。
壁山はそのまま白目を向いて仰向けに倒れてしまった。
円堂が慌てて駆け寄ろうとするも、その間すら与えずに寺門は再びシュートを放つ。
「今度はコイツだ!! 止めてみやがれ!!」
上空へボールを蹴りあげる寺門。遅れて自身も高く跳躍すると、猛烈な勢いで何度も空中のボールを蹴り付けた。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!! 喰らいやがれッ! 『百烈ショット』ォッ!!!」
「ぐっ…………負けるかぁぁぁっ!!」
円堂は勢い良く踏み込むと、再び右腕をボールへ向けて突き出す。
再び巨大な掌が浮かび上がるも、寺門の必殺シュートの前にあっさりと掻き消されてしまった。
圧倒されて尻もちをつく円堂の背後で、ボールがネットを揺らす。
「くぅぅぅ……あと少し、あと少しなんだ!」
「鬼道のヤツ、何を警戒してんだ? デスゾーンどころか俺一人のシュートすら止められねぇような雑魚を……」
右手を見つめながらブツブツと呟く円堂を、寺門は気味の悪そうな顔で一瞥した。
3-1、雷門ボールで試合が再開する。
「構えろ、豪炎寺が来るぞ」
世代最強を誇る帝国の面々が思わず身構える。
ホイッスルと同時に染岡からボールを受け取った豪炎寺は、そのまま一気に帝国ゴールへ切り込んだ。
「クク……『キラースライド』!!」
五条の放った高速スライディングを飛び越え、続いて立ち塞がった大野を素早いフットワークで翻弄する。
見る見る内に帝国ディフェンス陣が突破されていき、あっという間に豪炎寺と源田の一騎打ちまで持ち込まれた。
「そう何度もゴールは割らせん! 『パワーシールド』ォ!!」
吠えながら、先程は不発に終わった必殺技を発動する源田。
豪炎寺はそれを冷めた表情で一瞥すると、踵でボールを頭上へ蹴り上げた。
直後、周囲に炎が巻き起こり、それを纏いながら空中へ駆け上っていく。
空中のボールと同じ高さまで到達すると同時に、豪炎寺は回転の勢いを利用してボールを蹴り付けた。
「『ファイアトルネード』!」
「何!? ぐぅっ……!!」
豪炎寺のファイアトルネードと、源田のパワーシールドが激突する。
拮抗する2つの技、しかし豪炎寺はその結末を見届けることなく、まるで結果はわかり切っていると言わんばかりにゴールへ背を向けた。
「ぐっ…………うおおおおおっ!!」
力を込め続ける源田の目の前で、受け止めていたボールが炎を纏いながら勢いを増して行く。
自身の発生させたシールドに亀裂が走っていくのを、源田はただ吠えながら見ていることしか出来なかった。
「ぉぉぉぉおおおおおおおおおおおお!!?」
源田の必殺技が打ち破られ、ボールがゴールネットを揺らす。
学校全体を揺らすような歓声の中、豪炎寺はクールな表情を崩さないまま右手を挙げてその声援に応えた。
一点を獲ったかと思えば、すぐさま一点を返される。
流石の帝国イレブンも、先程までの余裕を完全に失ってしまっていた。
1点リードしているとはいえ、この相手にそれだけの点差では余りにも心許ない。
「行くぞ寺門、洞面! デスゾーンだ!」
「「おお!」」
再開と同時に、ボールを持った佐久間が雷門ゴールへ向けて駆け上がる。
それに追従する寺門と洞面。染岡と豪炎寺を除けば雷門側の守備など帝国にとっては余りにも脆い。
あっという間にゴール前まで到達した佐久間は頭上へボールを蹴りあげると、自らもそれを追うように跳躍した。
それに寺門、洞面も続き雷門ゴールの上空で禍々しい三角形が形成される。
「我ら帝国に敗北は許されない! 喰らえ雷門! これが俺達の……」
「「「『デスゾーン』!!」」」
佐久間が叫ぶと同時に、三方向からの蹴りがボールへ叩きつけられる。
巨大なエネルギーと共に迫り来る必殺シュート。
それを止めようと身構える円堂の目に、帝国ゴールへと駆け上がる豪炎寺と染岡の姿が写った。
(アイツら……俺を信じてるんだ! 俺がシュートを止めてパスを出すのを待ってる!)
円堂の体が熱くなる。
胸の奥から湧き上がってくるような“力”を、円堂は掌から体の外へ解き放った。
まるで稲妻のように光り輝きながら、巨大な掌が円堂の右手から浮かび上がる。
驚愕する帝国イレブンと雷門イレブン。全員の前で、その掌がデスゾーンと激突した。
「これが……!! じいちゃんの必殺技……『ゴッドハンド』だぁぁぁぁッ!!」
円堂が叫ぶ。
光の掌に包み込まれたデスゾーンは次第に勢いを弱めていき、やがて円堂の手の中で完全に動きを止めた。
「と、止めやがった…………!」
「馬鹿な………………」
寺門と佐久間が、目の前の光景に信じられないといった様子で呟く。
円堂自身もびっくりしたようにボールを見つめていたが、すぐに満面の笑みを浮かべると前線を駆け上がる豪炎寺達へと大きなパスを出した。
「行っけ────────ーッ!!」
山なりに飛んでくるパスを胸で受けた豪炎寺はそのまま上空へボールを蹴り上げる。
再び炎を纏いながら空へ駆け上がる豪炎寺の目に、ゴール前まで走る染岡の姿が写った。
「『ファイアトルネード』!!」
先程と同じ炎のシュート。しかし今度は直接ゴールを狙うのではなく、前方の染岡へ向けて放たれる。
背後から迫るボールを一瞥した染岡は笑みを浮かべると、宙返りをしてボールの後ろへ回り込んだ。
「とっておきの“ダメ押し”ってヤツだ!」
染岡が足を振り抜くと同時に、そこから放たれた光の龍が炎を纏うボールへ絡みつく。
そこへ染岡の勢いを付けた飛び蹴りが叩き込まれ、ボールは溜め込んだ力を暴発させるように帝国ゴールへ向けて吹き飛んだ。
「『ドラゴンブラスター』!!」
「なっ………………」
空気を切り裂きながら放たれたシュートは、源田の頬を掠めながらゴールネットに突き刺さる。
その威力にネットだけでは耐えきれなかったのか、ゴールポストが後ろ向きに倒れ込んだ。
ズシンという重い音が響き、呆気に取られていたその場の全員が我に返る。
「染岡」
名前を呼ばれ振り返ると、不敵な笑みを浮かべる豪炎寺が右手を差し出している。
染岡も笑みを浮かべると、左手を豪炎寺の手と打ち合わせた。
後に“伝説のイナズマイレブン”において双璧をなす2人のストライカー、その出会いの瞬間であった。
(─────ここまでか)
影山零治は、諦めたように天を仰ぐ。
ただでさえ染岡竜吾を止められなかった所へ豪炎寺修也が加わり、更に円堂大介の孫が『ゴッドハンド』を習得してしまった。
現状こそ引き分けだが、このまま続けても帝国の勝ち目は薄いだろう。それどころかこちらの敗北も十分に有り得る。
それだけは認められない。
それだけは、影山のプライドが許さないのだ。
(鬼道……私の最高傑作だと思っていたが…………“代わり”の完成を急ぐ必要があるな…………)
教え子への失望を感じながら、影山は手元の小瓶をつまみ上げて軽く振る。
中に収められていた透明な液体は、揺らめきながらモニターの光を反射して怪しく煌めいた。
「雷門中、我々帝国はここで棄権する」
「!?」
同点に喜んで沸き立つ中、不意に放たれた鬼道の言葉に思わず雷門イレブンの面々は動きを止めた。
「試合はそちらの勝利で構わん」
「おい待てよ、鬼道。逃げるのか?」
背中を向ける鬼道を、染岡が挑発する。
しかしそれに乗ること無く、鬼道は不敵な笑みを浮かべながら返した。
「こんな所で決着を付けるのは勿体無い。俺たちの決着は……フットボールフロンティアで付けよう」
ゴーグルの奥の目が、雷門の3人を捉える。
炎のストライカー、豪炎寺。
デスゾーンを止めたGK、円堂。
そして、染岡。
「待っていろ、フットボールフロンティアまでに俺たち帝国は更にレベルアップしてみせる」
「あぁ、俺たちもそこまで絶対に負けない!」
無邪気に笑う円堂、その笑顔に若干毒気を抜かれながら、鬼道は片手を挙げて帝国の大型車両へ向けて去って行った。
「鬼道さん…………」
車両内へ戻ってきた鬼道にどう声を掛けていいかも分からず、佐久間は俯く。
佐久間だけでなく、他の面々も悔しげな表情で視線を伏せていた。普段感情の読めない五条でさえ、落ち込んだ様子で俯いている。
無名の中学相手に苦戦させられたという屈辱、そしてたった1人の選手に一方的に負けたという敗北感。
特に自慢のシュートを止められた寺門、ゴールを3度も破られた源田は表情を歪ませながら項垂れている。
そんな仲間たちを見回しながら、鬼道は嘆息し────そして大きな声で宣言する。
「フットボールフロンティアだ」
その言葉に、下を向いていた全員の視線が顔を上げる。
車両内の視線を集めながら、鬼道は言葉を続けた。
「奴らとの決着はフットボールフロンティアでつける。その時こそ、我ら帝国が奴らを完膚無きにまで叩き潰してやるんだ。いいかお前たち、明日からの練習は厳しく行くぞ!」
「───────はっ!」
「「「はっ!」」」
佐久間が真っ先に敬礼で返し、遅れて他のメンバーも敬礼する。
鬼道はそれをみて頷くと、車両の最前列にある自分の席に腰を降ろして小さく呟いた。
「待っていろ雷門。次に勝つのは……俺たちだ」
初めて味わう敗北感。しかし存外に悪くないそれを噛み締めながら、帝国の面々を載せる車両は自分たちの学校へ向けて走り出した。
「棄権ってことは…………俺たちの勝ちでやんすか!?」
「勝った訳じゃないだろ。3-3なんだから」
わなわなと震えながら信じられないといった様子で呟く栗松の言葉を、豪炎寺が冷静に訂正する。
そんな豪炎寺の肩に腕を回しながら、円堂は嬉しさを抑えきれないといった様子で拳を空へ向けて突き上げた。
「でもこの間までメンバーも揃わなかった俺たちが、あの帝国相手に引き分けたんだぞ! よーし皆!! 豪炎寺と染岡を胴上げだー!!」
「「「おー!」」」
歓声を上げながら2人の元へ殺到する雷門イレブンや観客達。
四方から揉みくちゃにされながらも、何とか人垣の中から這い出した豪炎寺は乱れた髪や服を直しながら、同じく這い出してきた染岡へ歩み寄った。
胴上げのターゲットは変更になったらしく、今は円堂が何度も空中へ投げ出されているのが見える。
「染岡、ちょっといいか?」
「あん? どうした」
服のホコリを払いながら染岡は豪炎寺の方へ顔を向ける。
豪炎寺は怯むことなく染岡の強面を真正面から見つめ、ゆっくりと右手を差し出した。
「ありがとう、お前のプレーのお陰で、俺は目が覚めた」
「……なんの事だから分からねぇな。俺はお前に何も言ってねえし、何もしてねぇ。お前の行動は、お前自身が決めたモノだろうが………………まぁ、これからよろしく頼むぜ、豪炎寺」
照れを隠すように顔を背けながら、染岡はぶっきらぼうに豪炎寺の右手を握り返す。
握手を交わしたまま、豪炎寺は言葉を続けた。
「1つ、頼みがある。お前たちの仲間になる前にどうしても行かなきゃならない場所があるんだ。お前と円堂には、良ければ一緒に来てもらいたい」
「そっか、妹さんが事故に…………」
病院のベッドで静かに寝息を立てる少女を前に、円堂は悲痛な面持ちで立ち尽くしていた。
染岡も事情は知っていたものの、こうして実際に見て豪炎寺の心情を思うと悔しい思いを抑えきれない。
少女の名は豪炎寺 夕香、豪炎寺の最愛の妹である。
約1年前から、彼女はこの病室で1度も目を覚ますことなく眠り続けていた。
「ごめん、豪炎寺。俺、お前の事情も知らずに……」
「いいんだ」
円堂の言葉に、豪炎寺は首を振る。
そして握っていた妹の小さな手をそっと離すと、立ち上がって染岡と円堂へ向き直った。
「俺は、もう少しで間違える所だった。妹を理由にして、サッカーから逃げようとしていたんだ」
そんな……と言いかける円堂へ笑いかけ、豪炎寺は言葉を続けた。
「だがお前たちの……雷門のサッカーを見ていたら、やっぱり俺自身のサッカーへの思いは裏切れなかったんだ」
意識のない妹の髪を優しく撫で、豪炎寺は空いた手で胸元のペンダントを固く握りしめる。
そして真っ直ぐに円堂と染岡を見つめると、その場で頭を下げた。
「改めて頼む、俺を雷門中サッカー部に入れてくれないか」
「勿論! 歓迎するぜ、豪炎寺!」
一瞬の間も挟まず、円堂は即答しながら豪炎寺の肩を叩く。
顔を上げながら、豪炎寺は微笑んだ。
「ありがとう、円堂……」
「へっ。入部は構わねぇがな、『雷門の点取り屋』の称号を渡してやるつもりはねぇぜ?」
「あぁ、俺もお前に負けないよう努力するさ」
極悪な笑みを浮かべる染岡に豪炎寺は不敵な笑みを返す。
そんな2人を見ながら、円堂は堪らずといった様子で拳を突き上げた。
「よーし! それじゃあ今から練習しようぜ!」
「い、今からか? もう日が暮れちまうぞ?」
「だいじょーぶだって! 俺の秘密の特訓場があるからさ! 」
困惑する染岡と豪炎寺に構わず、そう言って 円堂は病室を出て行ってしまう。
それを見送りながら、染岡と豪炎寺は顔を見合わせて思わず噴き出した。
「アイツは……サッカーバカだな」
「あぁ、全くだぜ。おし、それじゃあ俺達も行くか!」
「─────あぁ」
2人も、円堂を追って病室を出ていく。
1人残された病室で、眠る少女の口元はいつの間にか静かに笑みを浮かべていた。
【ドラゴンブラスター】
ドラゴンなので当然染岡さんも使えるシュートチェイン技。
染岡さんは疾風ダッシュと併用する事で自分が撃った【ドラゴンスレイヤー】にこの技をチェインするという変態行為を平然と行っていた。
鍛え抜いた【ドラゴンクラッシュ】だと速度が早すぎるためチェインが追い付かない。
【ファイアトルネード】
染岡さんの相棒である豪炎寺の必殺技。
2人でダブルドライブしたり3人でトリプルクラッシャーしたり逆回転したり闇になったりする。
最大の特徴としてドラゴンクラッシュと合体する事で発動する【ドラゴントルネード】があるがこの作品ではドラゴンクラッシュが超絶強化されているので登場しない。
【ゴッドハンド】
染岡さんの親友である円堂の必殺技。
イナズマイレブンの代名詞とも言える物。
原理は不明だが別属性のゴッドハンド同士をぶつけ合うと超次元な現象が起こる。