ーーー頑張れ。絶対に俺ならできる。だから…諦めるな。
2014年7月8日
高校生、有紀千早。
俺は生きてます。
世間ではすっかりエアコンだの扇風機だの言う季節です。
「千早ー!遊びに行こーよー!」
家の外から声がする。
「はぁ⁉︎こんな暑いのに?良くいうわ…」
「いいじゃんどうせ暇なんでしょ?」
「…」
否定は出来ない。何故なら、夏休みの宿題になりそうなものを全てコイツと俺であらかたやってしまったから。
「…わーった。今行く。待ってろ。」
「早くしてよね…いつも遅いんだから。」
ぐちぐちと外にいる華那葉が愚痴る。
…正直うっとい。
こいつとの付き合いは小6から始まる。
俺は小6の時いじめにあっていた。その時、仕返ししようとしたらこいつがいきなり家に来て、
「千早くんだよね?大丈夫。私の胸に飛び込みなさい。」
とかなんとか言い出したからブン殴ってやったのが出会いだった。
確かにその次の日、学校に行ったらいじめてきたやつは皆頭を深く垂れて、それから土下座をして謝ってきた。
後ろを振り向くと華那葉…望月華那葉がニカッと笑って仁王立ちしていた。
…なんて出会い方だよ…
「待たせたな。すまん。」
「はあ…もう慣れたよ。で、どこ行く?」
こいつはこういうことになると何時も俺に任せてくる。
まあ、断り切れない俺も俺だ。
「水族館にでも行こうか。」
「OK…おい、そこの塀に隠れてる奴ら。出てこい。」
華那葉がそう言うと、塀の向こうから2人組が現れた。
俺と華那葉の友人ーーー天道那由多と生橋矢那未ーーーが、某漫画で言う『許してヒヤシンス』という格好をして出て来た。
「お前ら、何やってんだよ…」
「「来ちゃった☆」」
「やめろ…やめろ。切実に。」
気持ちが悪い。
「しかし…あんたらもすごいわね。どんだけ息ピッタリなのよ。」
「「さあ?」」
こいつらは凄い。何が凄いって、こいつらの人生と言うか何というか。
こいつらはいわゆる連れ子の双子だという。
那由多が生まれた後、母親が亡くなり父が再婚。
しかし、父が癌で亡くなり再婚相手の母親が更に再婚。
その時に相手が連れていた子が矢那未だったらしい。
調べてみると、奇跡でも起こったのか、運命なのか。
全くの同時間に生まれていた。
だから血縁上は兄妹じゃなくても自分達は双子だと言い張っている。
現に、学校でもそうされている。
なのに苗字は違うんだな。
「僕達も行きたいんだよ。」
「そうなのー!」
凄いな、なんか。こういうのって憧れではないけど、素直に凄いと思う。
「あんた達…まあ、いいわ。今から行くから準備して。」
「「アイアイサー!」」
さあて、俺も準備するか。
…水族館が楽しみだ。
どうも。北風wellです。
新しい事にチャレンジしてみようと思いました。
…その結果がコレだよ。