聖闘士星矢-歴史を歩むー   作:ねむねも。

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少女9歳~一気に飛んで~

9歳になりました。私には聖闘士としての才能があったらしくあれからすくすく、すくすくと成長しました。身長は伸びてませんよ今140弱くらいですね身長。シーファですから。成長遅めで次の成長期まで…40ごろまで伸びないと思いますよ。

それはさておき、力が付いたのは良いことです。サーシャを守ることができます。私は蠍座の後継者ですから、黄金に近い力を持っていても聖衣はまだ持っていません。カルディア先生はまだ生きてますからね。何回か死にかけてますけど。

 

カルディア先生と言えば私が町でサーシャに出会ってから数日後にサーシャと出会ったらしくて、しかもアテナだと気が付かなかったらしく何を思ったのか聖域から連れ出しちゃったんですよね…シジフォス様がとても心配してました。でも教皇様が追いかけるのを止めたそうで…そしたら2日か3日ぐらいでしたかね、帰ってきました、熱出して。ボロッボロで。サーシャにも何やら拘束された跡があったりして駆けつけたシジフォス様と大慌てでした。第一発見者は町に買い出しに行った私でしたから秘密裏に処理できたのは良かったですかね。まだ公表前でしたし。

そのあとちゃんとアテナとの対面があって流石にびっくりしてたみたいですが、態度は変えなかったので割とシジフォス様に小言を言われてますね。

別にフレンドリーに接するのは私は別に気にしないですよ?でも流石に誰にも言わずサーシャを外へ連れ出すのはやめてほしいのです…

 

それから八歳の時レグルス兄さんが獅子座の黄金聖闘士になりました。獅子座は兄さんのお父様が先代でずっと空席でしたから。同期で友人のの耶人兄さんがふてくされてました。まぁレグルス兄さんはかなり常人離れした天才型ですから。…私は1つの技を完成させるのに寝る時間を削ったり、早く起きたりして練習してかなり時間をかけて習得しますが、レグルス兄さんは目を凝らして4,5回見稽古すれば粗削りですけど割とできてしまうんですよね。もはや嫉妬すら覚えません。

 

それから任務も受けるようになりました。まだ聖衣を持っていませんから武力系の任務は少ないのですが誰かの同伴で戦闘を行うことはありました。私は回復能力が使えますから支援系の聖闘士として割と重宝されてます。

そのおかげで最近は任務のほかにサーシャの傍付きとしてのお仕事もするようになりました。私の能力は傷も回復できますし、疲労も多少ならば回復できます、サーシャの支えになれるよう頑張らなくては。

 

サーシャもアテナとしての面もしっかりしてきてみんなのことを呼び捨てで呼べるようになりましたし、護符もかけるようになりました。結界だって少しですが晴れるようになって最近は特に急成長してきていて身長も急に伸び始めています。…サーシャの成長はとてもうれしいことです、とってもきれいになっています。うれしいのですが、この急成長はきっと聖戦が近くなっているからだと私も教皇様も思っています。聖戦のため、戦女神としての力を十分に発揮することのできる体へ急激に成長していっているのです…うれしいのに素直に喜べない自分がいます。

 

そんな悲しいやらうれしいやらの出来事の中で特に心にあるのは新しい友人ができたことです。

その友人とはデフテロスのことです。デフテロスとは私が7歳くらいの時、教皇様からの文書を届ける任務を完了して深夜と早朝の絶妙な間の時間に帰ってきたときのことでした。

もう誰もいないはずの聖域の訓練場の方から音がした気がしたのです。その時はもう教皇様ですら寝ているような遅い時間で、女官さんたちが起きていない早い時間でしたので私も結構眠たかったのですが、もしも不審者だったらいけないと思って音の発生場所、訓練場から少し行ったところに向かいました。そこでは1人岩に向かってこぶしをふるう男の人がいました。そこは住居からかなり離れていますし、黄金宮からはもっと離れていますから誰も気が付かなかったのでしょう。

こんな時間に訓練を行うなんて、と思いながらもまぁ、おそらく大なり小なりわけがあるのでしょうと思って、でも身元を知らない不審者には変わりありませんでしたから、とりあえず声をかけて身元を確認しようと思って足を進めたその時…なんの前振りもなく男の人が前のめりに倒れてしまったので、びっくりして駆け寄ったのですが意識がなく…ひっくり返すと顔に大きな拘束具をつけていましたが、その顔は肌色こそ違えど何度か見かけたことのあるアスプロス様にそっくり瓜二つでした。

そのタイミングで空が明けてきまして、訓練場は離れたところにありますから、移動に思ったよりも時間がかかっていました。そろそろ女官たちは働きだしますし、熱心な聖闘士や兵士たちは訓練場へむかってきます。

私はアスプロス様の双子の弟、凶星の弟の噂を偶然聞いたことがありました。噂でしたからあまり信じてはいませんでしたが、目の前にいる彼はどう見てもアスプロス様と同じ顔。きっと見つかればどっちにしろ大騒ぎになると思って、私の何倍もある体を背負ってすぐそばの森に逃げ込みました。ここは聖域の内部に入ってきている森で中心の方には花畑や小さな小川などがありますがルートがありますから外れたところには基本人は来ないのです。木々たちが教えてくれました。私は木々の誘導に従って人が来たことのない場所へ移動しました。

木に寄りかからせてもらって折り曲げた膝の上に名も知らない彼の頭を乗せました。地面は直接寝そべると土が付きますし、草がチクチクしますしね。彼のボロボロの手を直したりしながら目が覚めるのを待ちました。おそらく2時間くらいですかねやっと起きてくれました、もうすっかり日も出ていて、びっくりしていました。まさか自分が気絶したとは思ってもいなかったのでしょうね。

彼はデフテロスという方で、予想通りアスプロス様の双子の弟でした。なぜあんなに夜遅く、もしくは朝早くに…と聞くと、どうやら本当は外に出てきてはいけないのだといいます。隠れていなければいけないのだといわれていて、でも兄を支えるため、何かあった時に兄を少しでも守れるようにと、こっそり特訓をしていたのだといいました。

私は人は生まれたら自由に生きる権利があると思っていますから、小さなころは見つかると虐待を受けていたと聞いてなんだか少しむかむかとしてしまいました。それはおとなしく従っているデフテロスもそうですし、暴力をふるった人に向けてもです。ですから私はこの森の人の来ない場所を何個か木々たちに来てデフテロスに教えました。聞けば日中は家に閉じこもっているそうではありませんか。そんなの健康に悪いですし、晴れた空を見るのはとても心にいいのです。

そして私はデフテロスに少し待っているように言いました。それから走って天蠍宮の小さな自室へと戻りました。カルディア先生はまだおねむです。そして棚の中から秘蔵のおいしい、ちょっとお高いクッキーを取り出して、薄手のタオルケットを持ってデフテロスの元へ戻りました。もしかしたら帰ってしまったかもという心配は無用で、デフテロスはそこから動いておらず、方に鳥を乗せ、リスと戯れていました。動物たちが懐いているということは、彼はとっても心の優しい人なのでしょう。動物は人が感じることのできないものを感じていますから。

 

デフテロスに口の拘束具を外してもらって、すかさず問答無用でクッキーを口に突っ込みます。驚いていますが知りません。甘いものは心を少し穏やかにします。なんだかとても焦っているようでしたから。焦っているのは疲れます。私も隣に座って少しクッキーを食べます、朝からクッキーだなんて普段しないから少し楽しい、たまにはこんな日もあっていいと思う。私と彼の間には会話がほとんどなかったけど特に苦にはならなかった。

全部ではないけどクッキーを食べ終わったらお昼寝ならぬ朝寝。夜寝てないからね。デフテロスもさっきまで気絶していたけど気絶と睡眠は違うからね。このためのタオルケットです。今は夏の終わり、秋の始まりの時期、熱くはないけど少し肌寒い時があるから。もう一度膝枕をしようとしたけど遠慮されちゃったから問答無用。近くでまったりしている鹿たちにお願いして後ろからデフテロスをどつく…もとい押してもらって、その衝撃で前かがみになったデフテロスのうでを引っ張て横にする。そうすれば逃げられないと思ったのかおとなしくしてくれた。

 

おせっかいだなと言われた。

 

そうです。私はおせっかいなのです。

 

デフテロスはやっぱりというかまぁ気絶するほど疲れていましたから、少しタオルケットの上から胸をたたいてやっただけで寝てしまいました。本人は赤ん坊じゃないといっていましたけど。

私もいろいろあって眠気が吹っ飛んでいましたけどやっぱり徹夜は眠い。寄りかかっている木に目覚ましを頼んで眠りにつきます。

 

 

と、こんな出会いでした。彼は人とほとんどかかわりがなかったからか25歳で成人しているのに精神が少し幼く、様々なことに興味を持っていました。友人という存在も知りませんでしたし、あとから聞いた話によると彼の兄、アスプロス様は甘いものは好きではないらしくクッキーを食べたのは初めだったと聞いて、いろんな食べ物を食べさせました。彼とのかかわりは2人と森の木々と動物たちと風と空の秘密です。サーシャにも先生たちにも教えていない秘密の友達なのです。

 

そんな彼ですが今は聖域にはいないのです…アスプロス様が教皇殺害未遂で処刑され、彼と兄の間に何が起きて、何を思ったかは詳しくはわかりません。デフテロスは今カノン島で己を磨いているそうで、彼が聖域を出る前に顔を見せてくれました。何かを決意した目をしていましたから何もいいません。ただいってらっしゃいとだけ。

 

 

 

 

そしてその後聖域にサーシャの良く話すテンマという少年が入ってきました--




私の中でデフテロスは幼女
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