聖闘士星矢-歴史を歩むー   作:ねむねも。

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少女6歳~町についた拾われた~

やっとこさ町についた。2日半かかった。町に着く前に水浴びができたのは良かった。汚いままで人前に出るのは少し、いやかなりいやだ。

町は街といえるまでの広さはないがにぎわっていた、皆笑顔で、おそらく長距離の移動の間にある町のようだ様々な格好の人がいて、商人と思われる人もいた。

 

町についたはいいがこれからのことを全く考えていなかった、とりあえず町をぐるりと回って中心にある巨大な女神像の噴水がある広場のような場所で一休みすることにした。ベンチがあったのでそこに座って、さっきおばあさんの落とし物を拾ったときにお礼にもらったリンゴを食べる。

2つもらったので一つは膝に置きもう一つを両手でもって思い切りかじりつく。実は朝ごはんをまだ食べていなかったのだ、おなかがすいていた。リンゴはとてもおいしい、蜜がしっかり入ってて甘くて、でも少しすっぱくておいしい。

食べている途中に私に大きな影がかかった、雲かと思ったが見上げてみると男の人だった。

きれいな青色の髪をしていた。背中には何か四角いものをしょっている。その目線はリンゴだった。おなかがすいてるのかと思って膝に置いていた2つ目のリンゴを差し出す、どうぞといって。

男の人は私の隣、ベンチの空いているスペースに腰掛けると私にありがとうといったあとリンゴにかじりついていた。しばらくは無言だったが、男の人が話しかけてくれた。それは私への心配の言葉だった。私はこの村に着く前に川で水浴びをしてきたので体はある程度きれいだったが、服はそうもいかなかった。逃げた時に気に引っ掛けて破れた場所や、ボロボロの靴など、それに櫛もなかったのでくせっけの私の髪はぼさぼさであるし、荷物もこの村に住んでるにしては多いのだ。すれ違った程度では気にもしないかもしれないが、かれは目の前にも立ったし、今は隣に座っている。それに私は彼にリンゴをあげた、関係ができたので気になったのだろう。布自体は持っているので落ち着いたら服を作ろうと決意をかためました。

 

私は従妹との約束を思い出し、この人に相談をしてみることにした。彼は見たところ悪い人間ではないようなので今現在これからどうしたらいいかわからない私には絶好の相談相手である。

 

彼に相談してみた。村が燃えたこと。生き残りが私だけなこと。森を進んでこの町へ来たこと。来たはいいもののこれからどうしたらいいかわからないこと。話しているうちにとまったはずの涙がまたあふれてきて、必死にこらえたがこらえきれなかった。

 

彼は泣きじゃくる私の頭を不器用になでると私の前へ来てしゃがみ込みまた頭に手を置いて今度はゆっくり割れ物を扱うようになでながら、彼は一緒に来ないかと言ってくれた。私はびっくりしてしまって口を中途半端に開けながら目を見開いていた。涙もびっくりして止まってしまった。だってそんなこと言われるとは思ってもいなかったのだ。

それから彼は私の驚いた顔をみて笑った。私はその笑い声にハッとして恥ずかしくなってしまって少し小さくなった。そしたらまたあたまを撫でながら、自分はアテナという女神に仕える聖闘士なのだと教えてくれた。

聖闘士…知っている。おばあちゃんが教えてくれた。聖域という場所にいるアテナに仕える戦士。私たちも持っている小宇宙を使って戦うのだと。まさか実際に会うとは思ってもいなかった。

彼はいろいろ教えてくれた。自分は聖闘士の中でも強い黄金聖闘士なのだと。蠍座をつかさどっているのだと。今は任務の帰りだったということ。私はかなりいい小宇宙をしているから気に入ったこと。ついてくるなら聖闘士になってほしいこと。なぜなら自分の弟子にしたいからだと。

 

私は彼についていくことにした。なぜなら単純に彼のことが気に入ったからである。私よりも3周り程上そうなのに子供っぽくて、かわいらしかった。それに正直に言ってしまえばあてになりそうなのがそれしかないからだ。私はまだ6歳である。探し回れば雇ってくれる店もあるかもしれないが確率は低い。目の前に落ちてきたまたとないチャンス、だから私は彼についていくことにした。

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