とある少女のデジモン生活   作:狛さん

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初めまして。
デジモン転生で小説書き始めました。更新速度は遅めですが生暖かい目で見てくださると助かります。
世界線はオリジナルを組み合わせてやりたいとおもいます。

何かありましたらご指定いただけると助かります。


プロローグ
1話


デジタルワールドのとある平原エリアに一人の少女が倒れていた。人間の少女というには人としての形をしていなくこのデジタルワールドに住むデジタルモンスター、通称デジモンの姿をしていた。

 

「ぷぅ?(ん?)」

 

少女は目を覚ますとすぐに目の前の異変に気づいた。

何故自分はこんなところに居るのだろうか、目の前の風景をただ呆然とみていると自分の異変に気づいた。何かおかしい…なぜ自分の目線が地面に近いのかと。

 

「ぷくぅ?(なに…これ…)」

 

「ぷぅ!(体が動かない!どうなっているの!?)」

 

何とか手足を動かそうとするが動かない、まるでこの体から手足が元から無いかの様だった。少女は焦っている、何故この見知らぬ土地に居るのか何故私はこんなに小さくなっていて体が動かないんだろうかと。

しかし無駄に足掻いても小さな体では体力を消耗するばかりだ。

 

「ぷっ!(あっこれなら動ける…)」

 

ピョンピョンと飛び果ねながらこの未知の世界に一歩また一歩と踏み出す。まだ馴れない体での移動なので体力の消費量が人間時だった時よりも何倍も消費してしまう。しかし未知の世界と手足の無い自分の体、何もかも未知の恐怖が少女の残りの気力を駆り立てた。

 

「ぷっ(はぁはぁ…彼処に水溜まりがある…これで私の姿を確認できる!)」

 

 

途中小さな水溜まりがあったので休憩がてら自分の容姿を確認したら少女はその姿に驚き思わず水溜まりから遠退いた。

 

「ぷぅぅ!?(なななななんだこれ!?これまさか…デジモンだよね?)」

 

念のためもう一度水溜まりに映る自分を見るがやはり結果は同じだった、少女はもう人ではなくドドモンに姿を変えていた。

 

「(これってドドモンだよね…なんで私ドドモンに成ってるのかな?

よく思い出せ私!こうなった理由が絶対にあるはず!)」

 

少女もといドドモンはデジモンに無知ではない、それなりに好きな分類にはいる。しかし自分がデジモンに成るのは話は別だ、何故自分がこうなってしまったのか今や薄れ行く記憶を懸命に遡る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京の某所一人の少女が学校に行くため家を出るところだ。少女の名前はたしか真田優希、後のドドモンに転生する人間だ。彼女はごく一般の家庭に生まれ育ちそれなりに幸せを育んできた。デジモンに対する知識は昔アニメで見てそれなりにある。

 

「行ってきまーす!」

 

「行ってらっしゃい、今日はやく帰ってくるのよ。今日お父さんが宮城から帰ってくるんだからね」

 

「はーい、わかってるって!」

 

優希は母に挨拶を澄まし駆け足で学校に登校する。今日はお父さんが宮城から帰ってくる日だ、はやく帰ってお父さんを出迎えなければとワクワクしながら家での予定を組み込んでいく。

優希にとってこの日は月に一度のビックイベントなのだ。

 

「三葉おはよー」

 

「おはよう優希っち今日は珍しく速く来たね~」

 

「うるさいな~たまには速く学校に行きますよ~だ!」

 

ニヤニヤしてる親友を軽く小突き席へ着いた、隣の親友の三葉に目を向けると何やら小さい機械を弄くってるのが見える、よく見るとそれは最近三葉がハマっているデジタルモンスターだった。三葉は優希以上にデジモンが好きで昔から優希にデジモンについて熱く語ってくる、優希がそれなりにデジモンを知っているのは三葉のデジモン愛が大きいためだ。

 

「ちょっと三葉!学校にゲーム持ってきちゃだめだって!」

 

「シーッ!ちょっと優希声でかいって…別に大丈夫だよ、見つからなければセーフだって。それにほっといたらこの子達死んじゃうじゃん」

 

「時間弄くって眠らせたら?」

 

「あー…それはそうしたいんだけど今日家に親戚の悪餓鬼がいるんだよね~アイツら人の机あさるからせめてこの子達をなんとしてでも守らなければいけないんだよ」

 

「へー…」

 

親友のデジモンへの愛にさすがの優希も頷くしかなかった。ふと気になったのはそのデバイスで育ててるデジモンはどんなデジモンなのか、デジモンへの愛は耳がタコになるほど聞かされてもどんなデジモンを育成してるのかは聞いてない。

優希はなんとなく予想を立ててみた、三葉が好きなデジモンはオメガモンとデュークモンだからその二体なのか?

 

「そういえば三葉はどんなデジモン育ててるの?」

 

「おっ?気になる?気になりますか~?そんなに気になるほど私のMyeデジモンちゃんが気になっちゃうのかな~?

ふふーん、それなら教えてさしあげましょう我が愛しのMyeデジモンを!」

 

「(うぜぇ…)」

 

待ってましたとばかりの親友に少し苛立ちを覚えつつその二体のデジモンについて答えを待つ。それほどの反応なら相当の実力のあるデジモンなんだろう、ただ確実なのは二体の内一体は絶対にオメガモンだと確信している。

 

「一体目はオメガモンなんでしょ」

 

「うぉバレた!?ふふふふ…さすが我が盟友真田優希、私の事を分かっているではないか…ならもう一体はなーんだ?」

 

「デュークモン?」

 

「ぶっぶー!ざんねーん…さすがの優希でもわからなかったか~」

 

わざとらしく悔しがる三葉に呆れながらも正解のデジモンを聞くと三葉は興奮して答えた。

 

「残りの子わね~優希が結構好きな子だよ~?ゼヴォ…「アルファモン?」ちょ!話してる途中で答え出すの反則!そうだよ、なんとロイヤルナイツの抑止力であり13番目の神話の中のロイヤルナイツ!アルファモンちゃんでっす!」

 

「ふーん…」

 

「ちょ…反応薄!」

 

三葉がそこまでテンション高くなかったのならアルファモンに対してテンションを上げていたが三葉の呆れるほどのテンションに引かざるおえなかった。優希はアルファモンはデジモンの中でも12を争うほど好きなデジモンだが今の優希にはデジモンより三葉のテンションに気がいっている。

 

「兎に角先生に見つからないようにしなよ、取り上げられたら何もかもおじゃんだからね」

 

「わかってるって!そこんとこは抜かり無いから安心してね!」

 

「はぁ…今日の三葉いつも以上にテンション高くない?」

 

デバイスを取り上げられないという自信過剰な三葉に違和感を覚えつつもため息をつきながら騒がしくも平和な時がこのあと崩壊することを優希は知らずに過ごした。

学校の帰り道ふと歩みを止めた三葉に優希は若干気になりなり共に歩みを止める。

 

「ねぇ優希…話があるんだけどさ…」

 

「どうしたの?」

 

「この前タロット占いしたじゃん?」

 

「あぁアレね…結果見せてくれないから結局わからずじまいじゃん。それがどうかしたの?」

 

三葉が何が言いずらそうに言いよどむ、何処か顔が真っ青をなっている。一週間前に優希は一度タロット占いを三葉にしてもらったが結果は三葉に隠され教えてもらえず仕舞いだった。その次の日から三葉の様子が何時もより可笑しくなったのは、まるでこれから起こる恐怖を誤魔化しているようにテンションを上げているように思えた。

優希は何故そうなったのか相談してもらえず占い結果も教えてもらえない事に心配と苛立ちを覚えていた。

 

「今まで怖くて言えなかったんだけどさ…優希の運命に死の予兆が出たんだよね…」

 

「はっ?なにそれ…変なこと言わないでよ、それただの占いでしょ?そんな占いが当たるわけ無いじゃん!」

 

「タロット占いは当たるんだって!」

 

いきなりの自身の死の予兆を突きつけられた優希はどうよより己が死ぬと言われたことに怒りを露にした。何で自分が理不尽に死ななければならないのかよりによって一番の親友だと思っていた三葉に死ぬと言われたショックで優希は周りがぐるぐると回っているような感覚に襲われた。

 

「どうしてそんなこと言うの…当たるならどうしてそれをもっと早く知らせてくれなかったの!?」

 

「それは優希の事を思って…」

 

「もう知らない!」

 

「優希待っ…」

 

何時までもウジウジと言葉を戻らせている三葉に苛立ち此の場を立ち去ろうとする優希を三葉は制止しようとしたがその言葉は届かなかった。

スピードを出しすぎて暴走した車に優希は不運にも巻き込まれ数メートル先の道路に撥ね飛ばされた。暴走した車は数人を巻き込みながら数十メートル先の店に突っ込みようやく停車した。

 

「優希ィ!!しっかりして!今救急車呼ぶから!」

 

「あはは…タロット占いって…当たるんだね…占いバカにできないや」

 

「なに暢気な事言ってるの!早く病院に行かなきゃ!」

 

誰かわからない悲鳴と怒号を聞きながら顔を真っ青になって慌てふためいている親友をみて優希は何だか可笑しくなった、こんなに気を振り乱している親友を見るのは初めてで今死の瀬戸際に立たされているのに不思議と死への恐怖は目の前の親友のおかげで緩和された気がした。

 

「ごめん…みつは…信じてなくてごめんね」

 

「謝らないでよ!信じちゃだめ!優希はこれから病院で治療受けて助かるんだからあんな占い嘘に決まってるから死なないでよ優希!」

 

「ちょっとガクガク揺らさないでよ…早く逝くじゃ…」

 

ガクガクと揺さぶられながら何やらうっすら巨大な何かが視界に映った気がする。三葉の訳のわからない言葉を聞きながら意識が薄れていく。さっきのアレなんだろう…あれどっかで見た気がする、あの巨大な何かを思い出せないまま優希は意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それで気づいたらこのドドモンの姿になっていた。

この姿になる前の事を覚えているのは優希が死ぬまでの数時間程度、ドドモンは優希が死んだことで自分がデジモンに転生したと推測した。

 

「(私が死ぬ前に見たあのでかいのは何だろう?アレどっかで見たことある気がする…うーん何処だっけ?たしかアニメで見た気がするんだよね、白くてデカくて何だかカクカクしてて何だかロボットを思わせる姿だった気がする)」

 

 

 

しばらく思い悩んでいたらなんとか思い出す、あの巨大はデジタルワールドの神、イグドラシルだとやっと気がついた。何故死の間際にイグドラシルの姿を見たのかわからない。

幻?もしかしたらドドモンに転生したのはイグドラシルが深く関わっているのかもしれない。優希ことドドモンは深いため息をつきながらも自分は非力な幼年期Ⅰ一人の力では生きていけないと判断し誰か頼れるデジモンが居ないか探すことにした。

 

「(何処か村とか無いかな?村にいけば誰か頼れるデジモンもいると思うし何よりこの世界の事を教えてもらわなきゃ)」

 

できれば始まりの町に着きたいなと願望を抱きつつ小さなスライム上の体を懸命に跳ねて進む。ドドモンはこのデジタルワールドはどの世界線なのか考える、この世界は無印かそれとも少し進んで02か…少なくともテイマーの世界線ではないのは確かだ、当たったら何処かに飛ばされるかわからない光は出ていない。

フロンティアは…見てないからわからない…フロンティアはデジタルワールドとルーチェモンと十闘士の話が壮大なのは三葉から聞かされはいるが具体的にはわからない…セイバーズの世界とか?それならあのイグドラシルにも納得がいくけどまだセイバーズの世界と断定は出来なかった。もしかするとオリジナルの世界線かもしれない、もしくはゼヴォ…いや、ゼヴォリューションはX抗体とか大変だからその線は消去したい。なによりオメガモンが怖い、格好いいのだが怖い。しかも今の自分はドドモンだ。

 

「(どうしよう全然先が見えない…先に進んでも進んでも平たい平原しかない…周りに他のデジモンも見あたらないしお腹も減ってきた…)」

 

幼年期Ⅰである小さなドドモンには僅かな距離でも成長期のデジモンの何倍もの体力を消費をしてしまう。それにドドモンは生まれたばかりなので他の幼年期のデジモンより体力が少ない。

しばらく平原を進むと大きめの岩があったので岩に登ってこの草原を見渡そうと近づいた時岩の影から出てきたのは如何にも悪そうなデジモン、ベジーモンが出てきた。

 

 

「なんだぁ~俺様の縄張りに誰かきたと思ったらドドモンじゃねぇか」

 

「ぷぅ!」

 

岩影から出てきたベジーモンに驚きドドモンは咄嗟に噛みつく素振りをして威嚇する、ベジーモンはドドモンを嘲笑うように笑いつる上の腕でドドモンを打ち付けた。

打ち付けられ数メートル飛ばされるなかドドモンは前に見たドドモンのプロフィールを思い出した。生まれてすぐに攻撃的な性格が現われ、まだキバが生えていないのに大きく口を開けて噛み付く素振りで敵を威嚇してしまう。この為、他のデジモンにやられてしまうことが多く存在が希少なデジモン。

なんて事だ、無意識に威嚇してしまったために成熟期のデジモンを敵にまわしてしまった。

 

「いっちょまえに威嚇するとは良い度胸じゃねぇか!」

 

「ぷっ!」

 

ベジーモンは連続でドドモンにつるで何度も何度も打ち付ける。ドドモンは平原を歩き回ったために体力が大分消費してしまいベジーモンの攻撃を避けられずまともに食らってしまう。ベジーモンの必殺技ではないしろ幼年期Ⅰであるドドモンには大きなダメージになる。

小さな鉄粒をベジーモンに当てようとしてもベジーモンには対して大きなダメージにもならない。

 

「ガハハハハ!!弱えぇなぁ!その程度の攻撃成熟期のベジーモン様に効くわけないだろう!」

 

「ぎゅぅ…(くるしぃ…誰か助けて…生まれたばかりなのにすぐ死ぬとか勘弁なんだけど…)」

 

ベジーモンのつるに締め付けられ為す術がなくなってしまった。なんとか逃れようともがいてもつるはより締め付けドドモンの体力と気力を奪う。助けを呼ぼうにも周りには誰もいない村も町も見当たらない、まさに絶対絶命だ。ここまでかと諦めかけた時一筋の光がドドモンとベジーモンの間に走りドドモンはベジーモンのつるから逃れられた。

 

「ここまでだベジーモン、このデジモンは貴様ごときが殺して良いデジモンではない!」

 

「き…貴様…は?まさか…」

 

「そんなに戦いを望むのならこのデュークモンが相手をしてやろう」

 

「お…俺様はロイヤルナイツに挑むほど馬鹿じゃねぇ…今回ばかりは退いてやる!」

 

ベジーモンはそそくさと尻尾を巻いて逃げていった。

ドドモンは自信が助かった事に安堵した。しかし助けてくれた恩人はまさかのロイヤルナイツであり何故ロイヤルナイツ直々にドドモンを助けたのか不思議でならなかった。




見てくださりありがとうございます。
まさか短めで終わらそうとしたらここまで長くなるとは思いませんでした。

不慣れですがなるべく読みやすいように書いていきますのでよろしくお願いします。
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