ダンジョンの英雄王   作:ぴょん

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迷宮都市オラリオ

ギルガメッシュが最初場所は都市から相当離れた所だったらしく、周りを見渡しても町らしきものや集落の跡地すら見当たらない。仕方なくギルガメッシュは王の財宝《ゲートオブバビロン》から召喚したヴィマーナで上空から探す事にした。広大な土地は日本のようにコンクリートで固められた道はなく、地面の大地が果てし無く続いているようだった。

視界の奥に都市らしきものがある。距離から見ても相当な都市らしく大きな建造物見える。ギルガメッシュはとりあえずそこに向かう事にした。

 

「なかなかの距離だがそれほど時間もかからずに行けるだろう」

 

その言葉どうりものの数分で着いてしまった。自分の財宝は何処の誰が見てもこれ以上ない程の宝物ばかり。それでなくても自分の物を認めても無い他人には見られたく無いので少し離れた所から徒歩で都市を目指した。

 

「あの都市からは、少し変わった気配がする。昔馴染みのあった神々の気配。」

 

生涯唯一の友であった「エルキドゥ」の事を思い出しつつも、この変わった気配の正体はいつでも確認できると思い、都市内に入った。

 

「やはり日本ではなかったか。しかしなんだこの都市は?デタラメに種族が混じり合っている。」

 

ギルガメッシュのみた景色は、エルフにドワーフなど明らかに人間では無いものや、人間の様な見た目だが、子供ぐらいの身長しかない為パルゥムだと判断できる者など様々な人種が行き交う光景だった。それだけならまだ良かったのだが、やはり懐かしい気配の正体は神々であったと証明するかの様に神々が堂々と大通りを歩いている。それがギルガメッシュとって一番歪なことでもあった。人と神々は相容れないと神々を天界へ返してしまった張本人のギルガメッシュにとってはいつ崩れてもおかしくない様なとても不安定でそれこそ物語の中の景色の様に見えてしまう。数にすると人間が多い様だったが、これほど多くの人種が大していがみ合う事なく生活している理由は浮かんでこなかった。自分の治めていたウルクがこの様な歪で不安定な状況になってしまっていたらと思うとゾッとする。またそういう風にしてしまった自分に考えているだけで怒りが湧き上がる様だった。

取り敢えずここがこの辺りで一番の都市だと目星をつけ、最高級の宿をとったギルガメッシュは明日からのことを考えていた。自分はこの都市で何をしよう?

この都市の神々の目的を潰してみるのも面白いと。

しかしひとつだけ分からない事があった。それはこの都市で見た一部の者達に、神々の気配が混ざっていたことだ。自分の様に半神ではない者達にどの様にして神々の気配が混ざっているのか調べてみるのも面白いと、考えながらギルガメッシュは眠る。

 

異世界の英雄王とこの世界の英雄の卵の出会いまであとすこし・・・・

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