ーーー地球 ラスベガスーーー
エンガにアースガイドの本部へ案内されている途中、とんでもないやつに出会ってしまった。
エスト
「…くっ」
その攻撃を受け止めた
シエラ
『なんなんですかあの人!エストさんと互角って!』
通信の向こうでシエラの驚きの声が聞こえる、互角…?それどころじゃない、隙を見せればそのまま殺られかねない…
魔人ファレグ=アイヴズ、だったか…本人曰く努力次第だっていうが、認めたくないが他の例を知ってる以上認めざるを得ない。こいつも四桁くらい生きてたりするんだろうか?まさかな…
と余計な考えをしていると…
シエラ
『エ、エストさん後ろ!』
シエラの警告に振り替えると
蹴りが目の前に迫っていた
エスト
「しまっ…」
咄嗟にガードしようとするが
(間に合わない…!)
思わず目を伏せてしまう
だが、来るはずの衝撃は来なかった。目を開けるとファレグの蹴りを受け止めるもう一つの蹴りがあった
???
「よう、久しぶり、また危機一髪って感じだったな。」
黒に赤のラインが目立つ魔装脚と同じ色のパーカー、そして頭に被る黄金の角を携えた紙袋。
エスト
「お前は…」
???
「なんだ、二年も寝てるうちに忘れちまったのか?」
エスト
「冗談言うな、一度見たら絶対に忘れることない面だろうがよ……ユウキ…」
ユウキ
「お、覚えてたか。さて、感動の再開はまた後にして……っっとぉ!」
嬉しそうに答えつつ蹴りでファレグを押し返す。
ファレグ
「あらあら、また強そうで面白そうな方がいらっしゃいましたね、やはりここへ来て正解でした。しかし…マザーに頼まれた訳ではありませんし、ここでお開きということで。本日の戦いは非常に楽しかったです。特にあなた方二人は素晴らしい相手でした。近いうちにまたお相手していただければ、と。」
ユウキ
「へえ、あなたのような麗しい女性と戦えるなら是非ともお願いしたいところだ。」
ユウキが返す
ファレグ
「あら、お上手ですね。それでは皆さん、またお会いしましょう。」
そう言うと凄まじい跳躍から空中を蹴ってファレグは去っていった…
エスト
「どういう跳躍力してるんだ…っとそれはそうとさっきは助かった、ありがとうユウキ……ユウキ?」
紙袋で見えないが雰囲気から青い顔をしていると感じ取ることができた。
ユウキ
「……足クッソ痛え…どんな力だよアイツ…」
エスト
「お前再戦したいとか言ってなかったか?」
ユウキ
「冗談に決まってるじゃないか…アイツ何者だよ…てかシエラちゃんよ、あんなのいるなんて聞いてないんだが?」
シエラ
『わ、私だって想定外ですよ!ユウキさんがエストさんと会いたいって言うから転送してあげたんじゃないですか!』
エスト
「あー二人ともそこまでだ、ヒツギとエンガが困惑してる。」
二人
「『あ』」
ヒツギ
「えっと…あなたって個性的な仲間が多いわよね…」
エンガ
「今回ばかりは俺も同意見だな」
ユウキ
「ちょっ、俺が変人みたいな言い方はやめてくれよ!」
ヒツギ
「だって…見るからに怪しいでしょ…」
ユウキ
「ひどい!」
エンガ
「まあ、この話はここまでにして、アースガイド本部まで行かないか?」
エスト
「おっと、そうだったな悪い。」
ユウキ
「じゃあ再開もできたし、俺は先に帰るよ、足痛いし。」
エスト
「お、おう。また後でなユウキ。」
そう言うとユウキは簡易テレパイプで帰還していった。
エスト
「二年経ったわりに、全く変わってないな…。」
シエラ
『なんだか嬉しそうじゃないですか。』
エスト
「そうか?まあ、アイツがいたからこそ今の俺があるわけだからな。昔、何度もピンチの時に助けてくれたんだ。さっきみたいにな。」
エンガ
「戦友、ってやつか、信頼してるのが言葉から伝わってくるぜ。久しぶりに会うんだろ?帰ったらゆっくり話してやれよ。」
エスト
「ああ、もちろんだ。」
アークスシップ内 ショップエリア
ラスベガスから戻った俺はユウキに会いに行った。
ユウキ
「さて、まずは起きてすぐに会いに行けなかったのを謝っておこう。ちょっと忙しくてな、難しかったんだ。」
エスト
「いや、こっちも地球に行ったり色々あったからな、気にするな。」
ユウキ
「で、体のほうはもう良いのか?…って大丈夫だから戦ってんだもんな。……あんなのと」
エスト
「ああ、俺もまだ弱いっていうのが実感出来た。師匠に再開がてら修行でもつけてもらいに行くかな。」
ユウキ
「師匠?ああ……いいのか?二年寝てるからっつってだいぶしごかれるのは確実だぞ?」
エスト
「ああ、だがマザークラスタと対立する以上奴とはまた戦わなければいけない。だったら行くしかないだろ?」
ユウキ
「マザークラスタってのはよくわかんないが…まあ、頑張れや。」
エスト
「ああ、ありがとう。じゃあ、行ってくる。」
その後ボロボロになったエストがロビーをフラフラしているのを見つけて、(ああこりゃ相当やられたな…)とユウキは察した。