???
(ハハッ、いやぁ~見事にやられちゃったねぇ?センパイ。)
朦朧とする意識の中、聞き覚えのある声がする。
エスト
(お…前は…)
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???
「だから言ったのに、あのとき消えておいたほうがマシだっただろう?。」
その声の主は、オメガで倒したはずのエルミルだった。
エスト
「エルミル…!俺はまだ終わっていない…!」
エルミル
「アハハハ!あんな潰され方されたのにまだやる気があるんだね」
エスト
「何が可笑しい!それに…なぜお前が生きている…」
エルミル
「ああ僕?僕自体は既に死んだよ。今の僕はこのダークファルス・ペルソナ、これにくっついてる残りカスのようなもの。センパイの中にいるダークファルスの元依代たちと同じようなものサ。」
エスト エルミル
「……なあエルミ「僕も来ないかって言うんだろう?イヤだね。僕がルーサー嫌いなの知ってるだろう?」
言い終わらないうちにエルミルが返す。
「まあ…何もしないってわけでもないサ。センパイに支障が無い程度の【
エルミルが手をこちらに向け因子を渡す。
「センパイに取り込まれた因子は【
エスト
「エルミル…ありがとう。」
エルミル
「…ねえセンパイ、例えあのダークファルス・ペルソナを倒したところでオメガの因子はまだ吐いて捨てるほど残ってる。復活なんてすぐだろうね…さらに今は終の女神までいるんだろう?もう一度言うけど、未来が希望につつまれてるとは限らない、絶望はセンパイのすぐ側にいる。それでも、本当に戦うのかい?」
エスト
「当然だ。俺はこの命続く限り戦う!」
納得するようにエルミルが頷く。
エルミル
「ハ…そうかい…あーあー、全くやんなっちゃうね。けど、だからセンパイはセンパイのままでいられたんだろうね…」
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(だったら生きて、死ぬといいサ。この絶望の怨嗟に満ちた世界で…)
エスト
「ぉぉぉぉぉおおおおおおおっっっ!!!」
ペルソナの腕を弾き飛ばす。
ユウキ
「エスト!…ってお前腕が…それに剣も…」
見ると右腕が大きく潰れている。あのとき咄嗟に右手に持っていた剣で受け止めたからだろう。
エスト
「ん?ああ、大丈夫だ。動く、戦闘には問題ない。今、終わらせる…!」
ペルソナの胸のコア目掛け、剣を構え飛び立つ。
ペルソナ
「グッ…オオオオオオオオオオッッ!!!」
コアに剣を突き立てられたペルソナが呻く。
エスト
「俺は、生きて見せる!そして、平和を築く!」
願いと共に剣に浄化の力を流しそのままペルソナにも流し込む。
その願いが剣のフォトンに影響を与え浄化されただけではなく、負を切り裂く星の震えを宿す。
だが、右腕が耐えきれず崩壊する。だがすかさず左手で剣を掴む。
「エルミル!お前の怨嗟も、俺が全て受け止めて、貫いてやる!その先に希望はある!」
その叫びに呼応するようにフォトンだけではなく剣全体が更に変質し、フォトンはその熱い思いを体現するかのごとく鮮やかな緋色に染まる。
そして、その剣は緋の光の跡を描きながら、ペルソナのコアが完全に貫く。
コアを失ったペルソナは内側から朽ち果てるように消滅した。
「任務……完了!」
深遠~光跡シオンまでの進化がだいたい十行で終わった…