-アークスシップ帰還口-
シエラ
『エストさん!本当に良かった…』
エスト
「ああ…悪い、ちょっと無茶はしたが、大丈夫だ。」
シエラ
『それでご無事?で帰られたとこなんですが…』
エスト
「…?どうした?」
シエラ
『いやー…そのー……マトイさんがご立腹なので後はよろしくお願いします!』
そう言い残し逃げるように通信を切られた。
エスト
「えっちょっ、え!?それってどういう…………ッ!」
背後から凄まじい気を感じ、全てを察した俺は覚悟を決めた。
マトイ
「エ~~~~ス~~~~ト~~~~!!!」
エスト
「………悪かったよ…」
マトイ
「私がどれだけ心配したと思ってるの!死゛ん゛じ゛ゃ゛っ゛た゛か゛と゛思゛っ゛た゛!!」
涙声になりながらすがりついてくる。流石に無茶が過ぎたか、反省しなければ…
マトイを抱き止めながら心に誓った。
エスト
「俺が悪かった 、ありがとうな…マト……ィ…
安堵して今まで気にしなかった負荷が一気に来たのか、俺の意識はそこで途切れた。
シャオやシエラによると、ダークブラストからのヒーローフィニッシュ、武器の浄化と謎の進化。明らかに消耗が激しい行為のやりすぎだ。と説教された。マトイがさらに怒ったのは言うまでもない。
そういうわけでパーツの修復期間なども兼ねて俺にしばらくの休暇が与えられた。
エスト
「休暇……って何したらいいんだろうな。」
キャスト体が使えないので今日は人間体だ。
ユウキ
「お前休暇ろくに取らないからな……こういう時くらいマトイちゃんと出掛けに行きゃいいんじゃねえの?」
こういうときユウキは頼りになる。
エスト
「たしかに…心配かけたしな、お詫びも兼ねて誘ってみよう。」
思い立ったが吉日だ。早速誘いに行こう。
―エストが去った後―
ユウキ
「あの守護輝士二人さっさとくっつきゃいいのになあ…あのゼノとエコーですらくっついたんだぞ…」
と呟くユウキ。
「んで、聞いてんだろシエラちゃんよ。しっかりお膳立て頼むぞ?」
シエラ
『…未だくっつかない守護輝士、アークスは不安ですよね。不肖シエラ、動きます!……ってなんでこっそり見てるのわかるんですか!』
ユウキ
「ああ、エストから聞いたんだ。相当な覗き魔の変態だ、ってな。だからこれも見てるだろうなって。」
シエラ
『ちょっ…なんで喋っちゃうんですかエストさん…ていうかそれはエストさんも共犯なんですけど!?ユウキさん、誤解しないでくだ…ってあれ?』
既に通信は切れていた。
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-数日後-
マトイ
「私も何故か急に休暇出されちゃったよ…」
エスト
「二人揃って休みとは…何か裏でもあるのか…?」
マトイ
「うーん…考えすぎじゃないかな…私はともかく、エストはちゃんと理由があるんだから!」
何も無いとは考えにくいが、誘うなら今か。
エスト
「なあ、せっかくだし何処か出掛けないか?心配させたお詫び…みたいなもんだが。」
果たして喜んでくれるだろうか…
マトイ
「…えええええええ!?いいの!?も、もちろん行く!!」(こここここれって…デデデデデデートだよね!!??)
顔を赤らめながらも嬉しそうに同意してくれているのがわかる。
エスト
「よし、決まりだな。行きたい所はあるか?」(凄い喜び方だ…さすがユウキ…)
マトイ
「行きたい所?え、えっとね…
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-アークスシップ 艦橋-
ユウキ&シエラ
「「ッシャオラァ!」」
ハイタッチを交わす二人
ユウキ
「まず第一関門は通ったな。」
シエラ
「ですね!……って本当に覗くんですか?無粋じゃないですかね…」
ユウキ
「それを言えるような日頃の行いか?」
シエラ
「…ふ、二人とも何処へ行くんでしょうねーー!」
ユウキ
「まあいいけど。そうだ、───気付いたか?」
シエラ
「…えぇ、エストさんが相当な朴念仁だというのは分かってましたが、あのマトイさんの反応を見て意識しないのはいくらなんでも重症です。」
ユウキ
「…だがまだ始まったばかりだ、見守るとしよう。」
シエラ
「ですね…」
主マトは俺の全知存在(意味不)