再会と新たな敵
ーーーーーウォパル施設跡ーーーーー
エスト「反応があった場所はここか?」
シエラ「はい、その辺りです。終の女神シバについての資料をルーサーが遺していないか探っていた所、まだ未発見だったエリアがあることが分かったのですが、セキュリティが異常なほど厳重で、今回エストさんたちに調査をお願いすることになりました」
エスト「了解した、シエラ、ナビゲートを頼む」
シエラ「それが…そこから先は通信が遮断されてしまうようで地形データすら分からなくなっているんです…さらに妙なのがルーサーのデータには一切ここに関連するものがありませんでした」
エスト「なるほど…警戒をいつもより強めておこう。すまないな」
シエラ「いえ、お二人なら大丈夫だとは思いますが、お気をつけて」
通信を切る
エスト「って話らしい、後方の警戒は任せた」
ユウキ「ああ、いつも通りにやればいいんだろ?任せろ」
エスト「…未知のエリアだっていうのに…油断はするなよ?」
ユウキ「もちろんだ」
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エスト(ルーサー、ここはどういう場所だ?)
ルーサー(ここには君たちが探しているような資料は置いてないはずだけど、それでも知りたいかい?)
エスト(特に何もない場所に厳重なセキュリティは掛けないだろう)
ルーサー(まあ進んでみればわかるさ、ここは別に迷うような場所でもない、面白い物があるはずさ。特に、後ろの彼にとってはね…)
エスト(それはどういうこ…
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ユウキ「ん?どうした、何か見つけたか?」
エスト「…ああ、悪い、気にするな」
ユウキ「?…そうか」
道中でかなりの数ダーカーが出現したが、ユウキのアシストもあって難なく進むことが出来た。
エスト「ここが最深部みたいだな…」
ユウキ「敵がやけに多いと思ったが謎が解けたな」
エスト「ああ、大規模な設備を守るためだったらしい。しかし…一体何のためにこんな……!?」
ユウキ「エスト?どうし……!!??」
設備の中心にはカプセルの中で眠る少女が居た
エスト「これは…人?それに…キャストか?どうしてこんな所に…ちっ、こんなときに通信が使えないとは……。おい、ユウキ?どうした?」
ユウキ「バカな…アロ…?」
エスト「アロ…たしか、昔行方不明になったっていう?」
ユウキ「ああ……あの襲撃以来、消息が分からなくなっていた…はずだ…確かにあのときより成長しているが、間違いない…」
エスト「どういうことだ…」(おい!ルーサー!説明しろ!………クソッ!)
ユウキ「…悪い、少し取り乱した…少し辺りを調べてみよう」
エスト「そうだな…」
エスト「これがコントロールパネルみたいだな」
ユウキ「分かるか?」
エスト「分かるわけな……いや、分かる」(ルーサーのやつ、操作方法だけ送ってきやがって…)
ユウキ「嘘だろおい」
エスト「とりあえず、解放…してみるか?」
ユウキ「ああ、頼む」
アロ「………」
解放されカプセルが開くが、力なくそのまま倒れそうになりユウキが抱き止める
ユウキ「アロ!生きてるのか!?」
アロ「……ぅ……」
エスト「息はある、安心しろ」
ユウキ「あ、ああ…良かった…生きて、いたんだな…」
アロ「……ん…ここは…」ゆっくり起き上がり周囲を見渡す
ユウキ「アロ!俺がわかるか?」
アロ「えっと…誰…?」
ユウキ「ッ!…そんな…」
エスト「紙袋かぶってて顔がわかるもくそもないだろ」
ユウキ「あっ…そう、だったな。待ってろ今…
紙袋を外そうとしたとき、どこからか声が響いた。
『やっと完成した僕の道具に何の用かな?』
エスト「誰だ!」
すかさず大剣を構え周囲を警戒する。
???「人の研究所に無断で侵入してずいぶん偉そうじゃないか」
奥から白衣を着た一人の男が出てくる。
アロ「ヒッ…」
ユウキの後ろに逃げるように隠れるアロを見て男を睨み付ける
ユウキ「…お前、何者だ」
???「アークスの癖に頭が高い」
男が手を突きだすと、ユウキがまるで何かに押し付けられるように膝をつく。
ユウキ「なっ、ぐっ…」
エスト「ユウキ!貴様ッ!」
エストが男に一閃、が、既に姿はなく
???「守護輝士クンにはお礼を言わないとねぇ、君のおかげでこの研究は完成したんだから」
エスト「何?どういうことだ」
???「とりあえず、ソレは返して貰おうか」
質問には全く答える気がないとばかりに男はユウキに近よると、ユウキを吹き飛ばし、フォトンで作った拘束具を取り付ける
ユウキ「っ…貴様…アロを放せ…」
アロ「嫌!助けて!」
???「今日は忙しいからこれで失礼するよ。…そうだ、僕の名はフリン。これから宇宙の支配者と成る正真正銘最後のフォトナーさ。じゃあね、守護輝士クン」
エスト「待て!」
駆け出すがその前にフリンと名乗った男は笑いながらその場から消えた。
エスト「クソッ…」
ユウキ「アロ…」