黒と白は交わらない 作:ENDLICHERI
さ、今回は千聖の誕生日回です。・・・・・・この作品のスタートが、千聖の誕生日が過ぎた後だから、今回が初めてなんですよ~。
それでは、なんか『戦わなければ生き残れない!』みたいなタイトルを付けたんで、ど~ぞ~。
今日は千聖の誕生日。どうやら、パスパレで誕生日パーティーをしているらしい。・・・・・・さっき、メールが来た。
「ただいま。」
「君の家じゃないけどね。・・・・・・おかえり。」
「安心して、両親にはこの事伝えてあるから。」
「そういう事じゃ・・・・・・まぁいいや。」
それじゃあ、そろそろ用意しますかな~?
「・・・・・・何かないの?」
「え?」
「私に何か、言う事はないかしら?」
僕が言わないといけない言葉なんて既に分かってる。なんせ、今日初めて千聖と会ったんだから。
「僕が分かっていないとでも?」
「じゃあ、なんで言ってくれないの?」
「・・・・・・足りないから。」
「え・・・?」
僕は冷蔵庫からケーキを持ってきて、千聖の前に出した。
「これって・・・・・・?」
「千聖、誕生日おめでとう。」
「用意、してくれてたんだ・・・・・・!」
「パスパレで既に誕生日パーティーしてそうだったから、ちょっと小さめだけどね。」
彩ちゃんや日菜ちゃんなら、『誕生日パーティーしよう!』って言いかねないからね。
「・・・・・・ただ、」
「うん?」
「・・・・・・晴斗も、一緒に食べてくれる?」
「うん、いいよ。」
正直、ここも想定内。
「美味しかったわ。ありがとう、晴斗。」
「いえいえ。」
確かにこのケーキ美味しかったな。ウィズさんが毎回映司君のために買ってるケーキ屋だけのことはある。
「千聖。」
「何かしら?」
「・・・・・・これ、プレゼント。」
「ありがとう、開けていいのかしら?」
「どうぞ。」
「・・・・・・これ、ネックレス?」
「うん、色々候補があったんだけど・・・・・・これが一番千聖に合うかなって。」
「ありがとう、大切にするわ。」
さっすが蒼空君だね、女の子が喜びそうな誕生日プレゼントを分かってるね。
「でも、誰かからアドバイスを貰ったんじゃない?」
「な、なんのこと・・・・・・?」
「このケーキは、ウィズちゃんから。ネックレスは・・・・・・蒼空くん辺りかしら?」
す、鋭い・・・・・・。さすが千聖だ・・・・・・!
「・・・・・・まぁ、いいわ。ちゃんと美味しいケーキを用意してくれたから、許してあげる。」
「ありがとうございます、千聖様。」
「その代わり、これからも必ず
えぇ・・・、なんで僕の命の危機が迫ってきてるのさ・・・・・・?
「・・・・・・分かった。必ず、千聖と2人っきりの時にとびっきりの物を用意して祝うよ。」
「楽しみにしているわ。」
イチャイチャさせときゃなんとかなるさ。
じゃ、またいつか!