チートカードである『時の女神の悪戯』を容赦なく使います。
章分けをしたことで、前に登場した零児の「DD」カードはテキストをここに記載いたします。それ以外の汎用カードは随時修正で復活させます。また、ジークロイドが禁止カードである『強欲な壺』を使用いたします。今後からは禁止カードが登場する場合そのカードをこの前書きに記載いたします。
マギアによって零児は闘技場に飛ばされた。
「……ここが、私が戦う闘技場か……」
「……俺のパートナーはお前か、零児。」
「なるほど黒咲、君が私のパートナーか……」
零児のパートナーは黒咲であった。スタンダード次元以降、特に接点がなかった二人であるため会話は少なかった。
「無事に分けられたようだな。それではこれよりデュエルエナジーを集めるための戦いを開始する!それでは最初に戦いたいものは前へ……」
マギアは戦いの場に向かいたいものは前に出るように言った。
「始まるようだな。では、私から行かせてもらおうか!」
「まてっ、お前は先程ロジェと戦ったばかりではないか。」
「確かにそうだ。」
「だったら……」
「だからこそ、私が先発になるのだよ。確かに私はロジェとの戦いでかなり疲弊はしている……。そのような状況下で戦うこと……私は試してみたいのだよ。私自身の可能性を!」
「……もう遅いか……すでに零児が戦うことが決定しているようだな……」
零児の言葉を聞いて黒咲は納得がいかない顔をしながらも、すでに戦いの準備が整った闘技場を見て渋々諦めた。その様子を見た零児は対戦前の調整を行いだした。
「それでは最初の戦いを取り行う。最初はスタンティングデュエルだが、ライティングデュエルも行うことがある。そしてそのライティングデュエルでは特殊なルールがあるものもやってもらうのでそこは理解しておくように……」
「特殊なライティングデュエルだと……?」
「まあ、その時になったら説明を行おう。それでは君たちの試練を開始する……」
「その時になれば彼から説明があるだろう。今は気にすることではあるまい」
「まあ、仕方がないか……あいつの真意が読めないのは今に始まったことでないしな……」
黒咲はライディングデュエルのことをいったん諦めると奥から誰かがやってきた……。
「ふむ、ここは一体どこなのだ?」
「あなたは……シュレイダー社の社長のジークフリード・フォン・シュレイダー!」
「………誰だそれは?」
「おや?私のことをよく知っているみたいだね……」
「父さんが所蔵していた経営学の本にあなたの名前が記載されていましたからね。」
「成程、君も社長ということか……」
現れた男は零児も社長であることを察して、納得した様子を見せた。
「アミューズメント企業のシュレイダー社の中興の人物であるあなたと戦えるとは光栄です。」
「………同じ社長だから、敬語を使っているのか……」
「戦いか……確かにこの場所は闘技場だ。デュエリストである以上戦うのが筋とみえる。いいだろう、君の名は?」
「私の名はLDS社長の赤馬零児と申します。」
「ミスター赤馬か……謎の場所の闘技場で私と同じ若き社長と戦えるとは光栄だよ。」
「それはこちらも同じですよ……。アクションフィールドON!フィールド魔法『神々の居城 ヴァルハラ』!」
「おやっ?これは一体……」
突然として現れたアクションフィールドにジークは困惑した。
「これは我々の時代のデュエルであるアクションデュエルです。」
困惑するジークに零児は簡単な説明をした。
「なるほどな、面白いルールだ。では始める前に先攻と後攻をこのコインで決めようではないか」
「いいでしょう。黒咲、やってくれるか?」
「……俺はお前の部下じゃないぞ……」
零児に言われて黒咲は渋々コイントスを行った。
「表だ。」
「では私は裏で」
「……コインの目は裏だな。」
「フフフフ……では私は後攻を選択させてもらおうか。そうそう、デュエル中は私のことはジークロイドと呼ぶがいい。」
(……『時の女神の悪戯』でワンターンキルを狙ってくるつもりか……)
「いいでしょう。それでは始めましょう。」
「「デュエル!!」」
赤馬零児 LP4000 手札5枚
VS
ジークロイド LP4000 手札5枚
「おやっ?先攻のドローがないのか……」
「ええ、我々の時代ではありません。」
「……なるほどな、興味深い。ああ、すまないね。ミスター赤馬!キミのターンだ。」
「では私のターン!手札から永続魔法『地獄門の契約書』発動!1ターンに1度デッキから「DD」モンスターを手札に加える!この効果で私はデッキから『DDケルベロス』を手札に加える!」
地獄門の契約書 永続魔法
「地獄門の契約書」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。デッキから「DD」モンスター1体を手札に加える。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。
DDケルベロス ペンデュラム・効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守 600
【Pスケール:青6/赤6】
(1):1ターンに1度、自分フィールドの「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルを4にし、攻撃力・守備力を400アップする。
【モンスター効果】
(1):このカードが手札からP召喚に成功した時、「DDケルベロス」以外の「DD」モンスターが自分フィールドに存在する場合に自分の墓地の永続魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
「「DD」……異次元の悪魔といったところか……」
「その通りです、「DD」とは異次元を制する王たちのこと……。デュエルを再開します。更に私は永続魔法『魔神王の契約書』発動!1ターンに1度悪魔族融合モンスターを融合召喚する。私は手札の『DDケルベロス』と『DDリリス』を融合する!牙むく地獄の番犬よ、闇夜にいざなう妖婦よ。今ひとつとなりて新たな王を生み出さん!融合召喚!生誕せよ!レベル6!《DDD烈火王テムジン》!」
魔神王の契約書 永続魔法
「魔神王の契約書」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。自分の手札・フィールドから、悪魔族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。「DD」融合モンスターを融合召喚する場合、自分の墓地のモンスターを除外して融合素材とする事もできる。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。
DDリリス 効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻 100/守2100
「DDリリス」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
●自分のエクストラデッキから、表側表示の「DD」Pモンスター1体を手札に加える。
DDD烈火王テムジン 融合・効果モンスター
星6/炎属性/悪魔族/攻2000/守1500
「DD」モンスター×2
「DDD烈火王テムジン」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、自分フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが特殊召喚された場合、自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
(2):このカードが戦闘または相手の効果で破壊された場合、自分の墓地の「契約書」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
「ほう、これは興味深いな……」
ジークロイドはテムジンを見て興味深そうな顔をしていた。
「何が興味深いんだ?」
「テムジン……モンゴル帝国の英雄の名前か……」
「おいっ!無視するな!」
黒咲が疑問に思って問いかけたが、ジークロイドは自分の世界に入って全く聞いていなかった。
(………流石に知っていたか……)
「更に私は手札から『強欲で貪欲な壺』を発動!自分のデッキの上から10枚裏側表示で除外して、その後2枚ドローする!更に手札から『貪欲で大欲な壺』発動!除外されているカードを5枚デッキに戻して2枚ドローする!」
「一気に手札に加えてきたのか……」
「そして『DDナイト・ハウリング』を通常召喚!このモンスターの召喚に成功した時、墓地から「DD」モンスターを攻守を0にして特殊召喚する!私は墓地から『DDリリス』を特殊召喚!そしてレベル4の「DDリリス」にレベル3の「DDナイト・ハウリング」をチューニング!闇を切り裂く咆哮よ。疾風の速さを得て新たな王の産声となれ!シンクロ召喚!生誕せよ!レベル7!《DDD疾風王アレクサンダー》!」
DDナイト・ハウリング チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻 300/守 600
(1):このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になり、そのモンスターが破壊された場合に自分は1000ダメージを受ける。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は悪魔族モンスターしか特殊召喚できない。
DDD疾風王アレクサンダー シンクロ・効果モンスター
星7/風属性/悪魔族/攻2500/守2000
「DD」チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「DDD疾風王アレクサンダー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、自分フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが召喚・特殊召喚された場合、自分の墓地のレベル4以下の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
「シンクロ召喚だと!?なんだこの召喚は……」
「これは我々の時代の召喚法の一つであるシンクロ召喚。素材となるチューナーとチューナー以外のモンスターを墓地に送り、墓地の送ったモンスターのレベルの合計のシンクロモンスターを召喚する方法です。」
「なるほど、レベル3とレベル4を足してレベル7のシンクロモンスターを召喚したという訳か……」
「そういうことですね。続けて私は烈火王テムジンの効果発動!自分フィールド上に「DD」モンスターが特殊召喚された時、自分墓地より「DD」モンスターを特殊召喚する。甦れっ「DDリリス」!更に疾風王アレクサンダーの効果発動!「DD」モンスターが特殊召喚された時、墓地からレベル4以下の「DD」モンスターを特殊召喚する!甦れっ「DDケルベロス」!」
「成程……今度はエクシーズ召喚するつもりか……」
「……エクシーズ?何かねそれは?」
零児の場を見て黒咲がつぶやいた言葉にジークロイドは反応した。
「これも我々の時代の召喚法ですよ。私はレベル4の「DDケルベロス」と「DDリリス」をオーバレイ!この世の全てを統べるため、今 世界の頂に降臨せよ!エクシーズ召喚!生誕せよ!ランク4!《DDD怒濤王シーザー》!」
DDD怒濤王シーザー エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/悪魔族/攻2400/守1200
悪魔族レベル4モンスター×2
「DDD怒濤王シーザー」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。このターンに破壊されたモンスターをバトルフェイズ終了時に、自分の墓地から可能な限り特殊召喚する。次のスタンバイフェイズに自分はこの効果で特殊召喚したモンスターの数×1000ダメージを受ける。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「契約書」カード1枚を手札に加える。
「こ……これが、君たちの時代の召喚方……」
「そして、私は手札から永続魔法『神龍の契約書』発動!1ターンに1度、墓地のカードを除外することでそのカードの発動時の効果を適用できる!」
神龍の契約書 永続魔法 (オリジナルカード)
「神龍の契約書」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。お互いの墓地の通常魔法を対象として発動できる。そのカードを除外することで、その通常魔法カードの発動時の効果を発動できる。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は1000ダメージを受ける。
「ほう、コストも必要なくなるというのか……」
「私は墓地の『強欲で貪欲な壺』を除外してその効果を適用し、デッキから2枚ドローする!そして手札から永続魔法『魔神王の契約書』を発動!」
「ん?何故今発動しても意味がないカードを発動するのかね?」
「これには理由はありますよ……更にカードを1枚伏せてターン終了です。」
(次のターンまず間違いなくあのカードを使ってくる。先程の私の手札ではこの備えでしか対策できないな……)
【ターン1 エンドフェイズ】
零児 LP4000 手札2枚 ジークロイド LP4000 手札5枚
零児はジークロイドのあるカードを警戒していたが、思っていた手札でなかったため最低限の備えをした。それは本人としても完全な備えでないことは重々承知していることであった。
「では、私のターン!ドロー!ふむっ、どうやら私は運命の女神に愛されているようだねミスター赤馬……」
「………こいつ何変なこと言っているんだ?」
(くっ……早速使ってくるか……)
いきなり変なことを言い出したジークロイドに何言ってんだこいつの目を黒咲はしたが、対戦相手の零児は苦々しい顔をしていた。
「まず私は手札から魔法カード『アカシックレコード』を発動!デッキから2枚ドローする!この時互いに使用しているカードを引いた場合、私の手札は全て除外される。」
「成程、最初のターンならば同じ手札が来ることはほとんどないな……」
「……いきなり実質ノーコストのカードで手札を補充してきたか……」
「この効果で2枚ドローする!ふっ、当然ながら私が引いたカードに君が使用したカードは来ていない。そのまま手札に加えるよ。」
(……そういえば、瑠璃が前にあのカードの強さを俺に訴えていたな……。あの時は無視してしまったが、こうしてみると強いカードだ……。)
『アカシックレコード』を見て、黒咲は瑠璃の助言を無視したことを思い出していた。
「ならば、私は罠カード『契約洗浄』を発動!私の場の契約書を全て破壊し、破壊した枚数ドローする!更に破壊したカード1枚につき1000ポイント回復する!」
契約洗浄 通常罠 (OCG版)
(1):自分の魔法&罠ゾーンの「契約書」カードを全て破壊する。破壊した数だけ自分はデッキからドローする。その後、自分はドローした数×1000LP回復する。
零児 LP4000+4000=8000
「なにっ!?ライフをいきなり8000にしたというのか!?」
(……奴の手札にエルダがいれば私のカードは除外されてしまう……。その前に墓地に送っておくことがこの場では正解となる。)
零児はジークロイドのワルキューレのことをよく知っているようで、彼がキーカードを発動する前に今できる対策をした。
「……いきなり8000とは驚いたが……さあ、この私の美しき戦乙女達のその雄姿を見せてあげよう!私は手札から、魔法カード「Walkuren Ritt」を発動! 手札にあるワルキューレを全て特殊召喚する! 出でよ!「ワルキューレ・ツヴァイト」!「ワルキューレ・アルテスト」!「ワルキューレ・ヴリュンヒルデ」!「ワルキューレ・エルダ」!」
Walkuren Ritt 通常魔法 (海外先行版)
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):手札から「ワルキューレ」モンスターを任意の数だけ特殊召喚する(同名カードは1枚まで)。この効果で3体以上のモンスターを特殊召喚した場合、次のターンの終了時まで自分が受ける戦闘ダメージは0になる。このターンのエンドフェイズに、自分フィールドのモンスターを全て持ち主のデッキに戻す。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「時の女神の悪戯」1枚を手札に加える。
ワルキューレ・ツヴァイト 効果モンスター (海外先行版)
星5/光属性/天使族/攻1600/守1600
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
(2):このカードが戦闘を行ったダメージ計算後に、自分の墓地の永続魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
ワルキューレ・アルテスト 効果モンスター (海外先行版)
星6/光属性/天使族/攻1600/守1800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが魔法カードの効果で手札からの特殊召喚に成功した場合、自分の墓地の「時の女神の悪戯」1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
(2):自分フィールドに「ワルキューレ・アルテスト」以外の「ワルキューレ」モンスターが存在する場合に発動できる。相手の墓地のモンスター1体を選んで除外し、このカードの攻撃力はターン終了時まで、そのモンスターの元々の攻撃力と同じになる。この効果は相手ターンでも発動できる。
ワルキューレ・ヴリュンヒルデ 効果モンスター (海外先行版)
星7/光属性/天使族/攻1800/守2000
(1):このカードは相手の魔法カードの効果を受けない。
(2):このカードの攻撃力は相手フィールドのモンスターの数×500アップする。
(3):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。このカードの守備力を1000ダウンし、このターン自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターは戦闘では破壊されない
ワルキューレ・エルダ 効果モンスター (海外先行版)
星8/光属性/天使族/攻2000/守2200
(1):「ワルキューレ・エルダ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
(2):このカードが「ワルキューレ」カードの効果で特殊召喚されている場合、相手フィールドのモンスターの攻撃力は1000ダウンする。
(3):戦闘・効果で破壊され相手の墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。
ジークロイドが発動した魔法カードによって、ワーグナーの行進曲と共に4人の戦乙女が出現した。
「なっ!?ペンデュラム召喚でもないのにいきなり4体のモンスターを召喚しただと!?」
(やはりな……。それにワーグナーの行進曲を使う演出も聞いていた通りだ。)
「では『ワルキューレ・ツヴァイト』の特殊効果発動! 召喚時、相手モンスター一体を破壊する! 私は疾風王アレクサンダーを破壊する!この時『ワルキューレ・エルダ』がフィールドに存在することによりアレクサンダーは除外される!」
「くっ……」
「続けて『ワルキューレ・エルダ』の特殊効果発動!「ワルキューレ」と名の付くカードの効果で特殊召喚されている場合、相手フィールド上のモンスターの攻撃力は1000下がる。」
「……やはり、あのカードは厄介だな……」
「そして『ワルキューレ・ヴリュンヒルデ』の効果発動!このカードの攻撃力は相手フィールド上のモンスターの数×500アップする!」
「零児の場のモンスターの攻撃力が一気に下がって、奴の場の攻撃力が上がっただと!?」
「フフフッ、幸運にも私の手札が良すぎた。さあ、フィナーレと行こうか!私はブリュンヒルデでテムジンを攻撃!」
「テムジンは除外されるが、戦闘で破壊されたことにより私は墓地から『神龍の契約書』を手札に戻す。」
零児 LP8000-1800=6200
「続けてエルダでシーザーを攻撃!」
「私はアクションカード『奇跡』を発動!シーザーは戦闘破壊されず、私が受けるダメージも半分になる!」
零児 LP6200-300=5900
「なるほど、それがアクションカードの使い方か……だが、私の攻撃は残っている!アルテストでシーザーを攻撃!」
「くっ……」
零児 LP5900-200=5700
「ツヴァイトでプレイヤーにダイレクトアタック!」
「ぐっ……」
零児 LP5700-1600=4100
「何という猛攻だ……だが、奴の攻撃は終了した……」
「残念だが、彼の攻撃はまだ終わっていないぞ黒咲……」
「何!?どういうことだ!?」
「フフッ、君は知っているようだね。私のカードを……速攻魔法『時の女神の悪戯』を発動!このカードの効果により、1ターンスキップして再び私のバトルフェイズに移行する!」
時の女神の悪戯 速攻魔法 (アニメ版)
1ターンスキップし、自分のターンのバトルフェイズに移行する。
「なんだと!?」
零児が警戒していたカードである『時の女神の悪戯』をジークロイドがとうとう使用した。黒咲はその効果に驚愕しているが、零児はアクションカードを探していた。
「アクションカードか……ならば私も利用させてもらおうか!」
零児がアクションカードを探しているのを見てジークロイドは戦乙女の天馬に乗って、アクションカードを探しだした。
「はっ!よしっ!アクションカード『ゼロペナルティ』発動!エルダの攻撃力を0にする!」
「そうはさせないよ!……フフッ、やはり私は運命に愛されている……私はアクションカード『ノーアクション』発動!君のアクションカードの発動を無効にする!」
「くっ……アクションカードが無効になったのか……4体の攻撃を受けたら零児の敗北だ!」
「更に私はアクションカード『神々の祝福』を発動!私の場の天使族モンスターの攻撃力を500アップさせる!」
ゼロペナルティ アクションカード (アニメ限定版)
①:相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターの攻撃力を0にする
神々の祝福 アクションカード (オリジナルカード)
①:自分フィールド上の天使族モンスターの攻撃力をターン終了時まで500アップする。
ジークロイドがアクションカードを発動すると同時に彼は指を鳴らし、零児がアクションカードを探すことを妨害した。
「………」
「まずいぞ……アクションカードを拾いに行く妨害をされている!?」
「そうだ、私の邪魔はさせんよ。さあバトルといこう!私はヴリュンヒルデでダイレクトアタック!」
「ぐっ……」
零児 LP4100-2300=2800
「続けてエルダでダイレクトアタック!」
「ぐっ………」
零児 LP2800-2500=300
「フィナーレだ!ツヴァイトでプレイヤーにダイレクトアタック!」
「私は手札の『DDゴーレム』の効果発動!私のライフポイントが1000以下で相手モンスターの攻撃を受ける時、手札のこのカードを特殊召喚する!」
DDゴーレム 効果モンスター (オリジナルカード)
星7/闇属性/悪魔族/攻1300/守3300
(1):自分のLPが1000以下で相手モンスターの攻撃宣言を受けた時発動できる。手札のこのカードを守備表示で特殊召喚する。
(2):この効果で特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの表側表示のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をを無効にする。
「何っ!?守備力3300だと!?」
「更にこの効果で特殊召喚に成功した時、相手フィールド上のモンスター1体の効果を無効にする!私はエルダを選択する!」
「……ハラハラさせやがって……防御札を手札に用意していたのか……」
「くっ……そのようなカードを用意していたのか……これでは私の戦乙女でも超えられない……バトルを終了する!そして私はリバースカードを伏せてターン終了だ!」
【ターン2 エンドフェイズ】
零児 LP300 手札6枚 ジークロイド LP4000 手札0枚
「私のターン!手札から『貪欲で大欲な壺』発動!除外されているカードを5枚デッキに戻し、2枚ドローする!更に手札から永続魔法『異形神の契約書』を発動!EXデッキから「DDD」モンスターを特殊召喚した時、その種類によって効果を得る!そして手札の『DDスワラル・スライム』の効果発動!手札のこのカードとこのカード以外の「DD」モンスターで融合召喚を行うことが出来る!」
異形神の契約書 永続魔法
(1):自分フィールドに以下の種類の「DDD」モンスターがEXデッキから特殊召喚された時、それぞれの効果を1ターンに1度ずつ発動できる。
●融合:自分は1000LP回復する。
●S:特殊召喚されたそのモンスターは相手の効果の対象にならない。
●X:自分または相手の、フィールド・墓地のカード1枚を選んで除外する。
●P:自分はデッキから1枚ドローし、その後手札を1枚選んで捨てる。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。自分は2000ダメージを受ける。
DDスワラル・スライム 効果モンスター
星2/闇属性/悪魔族/攻 200/守 200
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在する場合、自分メインフェイズに発動できる。「DDD」融合モンスターカードによって決められた、このカードを含む融合素材モンスターを手札から墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。手札から「DD」モンスター1体を特殊召喚する。
「何だと!?『融合』カードなしに融合召喚だと!?」
「私は手札の『DDスワラル・スライム』と『DDD覇龍王ペンドラゴン』を融合!自在に流れる神秘の渦よ、偉大なる騎士王の血筋を取り込み、真なる王へと昇華せよ!融合召喚!生誕せよ、『DDD烈火大王エグゼクティブ・テムジン』!エグゼクティブ・テムジンの融合召喚に成功したため『異形神の契約書』の効果で1000回復する!」
DDD覇龍王ペンドラゴン 効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2600/守2400
(1):このカードが手札にある場合、自分メインフェイズに自分の手札・フィールドからドラゴン族モンスターと悪魔族モンスターを1体ずつリリースして発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに手札を1枚捨てて発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで500アップする。その後、フィールドの魔法・罠カード1枚を選んで破壊できる。
DDD烈火大王エグゼクティブ・テムジン
星8/炎属性/悪魔族/攻2800/守2400
レベル5以上の「DD」モンスター+「DD」モンスター
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、自分フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが召喚・特殊召喚された場合、自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
(2):1ターンに1度、自分ターンに魔法・罠カードの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にする。
零児 LP300+1000=1300
「まさか『融合』カードなしで融合召喚するとは……だが、君がモンスターを墓地に送ってくれたのでアルテストの効果発動!覇龍王ペンドラゴンを除外して、アルテストの攻撃力をペンドラゴンと同じにする!」
「攻撃力をコピーしたのか!?」
「その通りだよ……さあどうするのかね?」
「私は手札から『DD魔導賢者オーエン』を召喚!オーエンの効果発動!除外されている『DDD』モンスターを特殊召喚する!帰還せよっ、『DDD覇龍王ペンドラゴン』!」
「くっ……私が除外したカードを……」
「ペンドラゴンの効果発動!手札を1枚捨てることで攻撃力を500アップする!更にフィールド上の魔法・罠カードを選んで破壊できる!私はその伏せカードを破壊する!」
「フフッ、残念だったねミスター赤馬。私が伏せていたカードは罠カード『フライアのリンゴ』!セットされたこのカードが相手によって破壊されたときに発動できる効果がある!私は自分フィールド上の「ワルキューレ」の数+1枚ドローする!」
DD魔導賢者オーエン ペンデュラム・チューナー・効果モンスター (オリジナルカード)
星3/闇属性/悪魔族/攻 500/守 1000
【Pスケール:青0/赤0】
①:1ターンに1度、ゲームから除外されているモンスターを対象に発動できる。このカードを破壊して、そのモンスターを特殊召喚する。
【モンスター効果】
①:このカードが召喚に成功した時、ゲームから除外されているレベル5以上の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。発動後、このターン中に自分がこの効果で特殊召喚したモンスターまたはその同名カードをS素材に使用しなかった場合、エンドフェイズに自分は2000ダメージを受ける。
フライアのリンゴ 通常罠 (海外先行版)
(1):自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターの数まで、相手の墓地のカードを対象として発動できる。
そのカードを除外する。
(2):セットされているこのカードが相手の効果でフィールドから離れ、墓地へ送られた場合または除外された場
合に発動できる。自分は自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターの数+1枚をデッキからドローする。
「……あいつ手札を補充するカードを伏せていやがったのか……!」
「……なるほどな。やはり、厄介なデッキだ。続けて私はレベル7のペンドラゴンにレベル3のオーエンをチューニング!常闇を貫く疾風の咆哮よ、真なる王の力その身に宿すがいい!シンクロ召喚!吹きすさべ、『DDD疾風大王エグゼクティブ・アレクサンダー』!エグゼクティブ・アレクサンダーのシンクロ召喚に成功したことにより、『異形神の契約書』の効果発動!エグゼクティブ・アレクサンダーは相手の効果の対象にならない。」
「くっ……ツヴァイトの効果が効かないのか……」
「更に私はエグゼクティブ・テムジンの効果発動!「DD」モンスターの特殊召喚に成功したため墓地から「DD」モンスターを特殊召喚する!甦れっ、ペンドラゴン!そしてレベル7の『DDゴーレム』と『DDD覇龍王ペンドラゴン』をオーバーレイ!勇猛果敢なる最強の戦士よ。暗黒の運命をも切り裂く光の覇者となれっ!エクシーズ召喚!君臨せよっ!ランク7、《DDD勇猛王ヘクトル》!ヘクトルのエクシーズ召喚に成功したことにより、『異形神の契約書』の効果発動!そちらの墓地の『時の女神の悪戯』を除外する!」
DDD疾風大王エグゼクティブ・アレクサンダー シンクロ・効果モンスター (OCG版)
星10/風属性/悪魔族/攻3000/守2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドに「DDD」モンスターが3体以上存在する場合、このカードの攻撃力は3000アップする。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在し、自分フィールドにこのカード以外の「DD」モンスターが召喚・特殊召喚された場合、自分の墓地の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
DDD勇猛王ヘクトル エクシーズ・効果モンスター (オリジナルカード)
ランク7/光属性/悪魔族/攻3000/守2300
レベル7「DD」モンスター×2
(1):X素材を持ったこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールド上に存在するこのカード以外の「DD」モンスターは相手のカード効果の対象にならない。
(2):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから「DD」モンスター1体を手札に加える。
(3):墓地に存在するこのカードをゲームから除外して発動できる。自分のデッキから「DDD」モンスター1体を特殊召喚する。
「くっ……私のキーカードを除外したのか……」
「更にエグゼクティブ・アレクサンダーの効果発動!「DD」モンスターの特殊召喚に成功したため、墓地から「DD」モンスターを特殊召喚する!甦れっ、『DDD識慧王トゥーム・コンキスタドール』!トゥーム・コンキスタドールの効果発動!『異形神の契約書』を墓地に送り、攻撃力を1000アップする!」
「いつの間にそのようなモンスターを……そうか!ペンドラゴンの効果で墓地に送っていたのだな!?」
「ええ、そういうことです。バトルフェイズに入る前に私は手札の『DDグール』の効果発動!手札のこのカードを墓地に送り、ヴリュンヒルデの効果を無効にして、攻撃力は400アップする!これによりヴリュンヒルデの攻撃力は2200となる!バトル、私はトゥーム・コンキスタドールでヴリュンヒルデを攻撃!」
DDD識慧王トゥーム・コンキスタドール ペンデュラム・効果モンスター (アニメ限定版)
星10/闇属性/悪魔族/攻 3000/守 2000
【Pスケール:青1/赤1】
①:自分スタンバイフェイズに、自分フィールドの「契約書」カードの効果で自分は効果ダメージを受ける場合に発動できる。代わりにその数値分だけ自分のLPを回復する。
【モンスター効果】
①:1ターンに1度、手札及び自分フィールドの表側表示のカードの中から、「契約書」カード1枚を墓地へ送って発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで1000アップする。
②:このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
③:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動できる。デッキから「契約書」カード1枚を手札に加える。
DDグール 効果モンスター (オリジナルカード)
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 200
このカード名の効果は1ターンに1度、しか適用できない。
(1):フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。手札のこのカードを墓地に送ることで、ターン終了時までそのモンスターは、攻撃力が400アップし、効果は無効化される。
「くっ……無効にされていなければ……」
ジークロイド LP4000-1800=2200
「トゥーム・コンキスタドールが戦闘で相手モンスターを破壊したことにより墓地の永続魔法『地獄門の契約書』を手札に戻す!続けてエグゼクティブ・テムジンでエルダを攻撃!」
「私はアクションカード『回避』発動!攻撃を無効にする!」
「エグゼクティブ・テムジンの効果発動!1ターンに1度相手の魔法カードの発動を無効にする!」
「しまった……ぐっ……」
ジークロイド LP2200-800=1400
「とどめだ!エグゼティブ・アレクサンダーでツヴァイトを攻撃!」
「私は手札の『ワルキューレ・ランズグリーズ』の効果発動!私の場の「ワルキューレ」が攻撃宣言されたとき、手札のこのカードを墓地に送ることで、その戦闘で発生する私のダメージを0にする!」
ワルキューレ・ランズグリーズ 効果モンスター (オリジナルカード)
星3/光属性/天使族/攻 1200/守1800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールド上の「ワルキューレ」モンスターが攻撃対象なった時に発動できる。手札のこのカードを墓地に送ることでその戦闘で発生するダメージを0にする。
(2):カード効果でこのカードが墓地に送られている場合のお互いのバトルフェイズ終了後に発動できる。自分の墓地の「ワルキューレ」モンスターの数×500ライフポイントを回復する。この効果の適用後相手はデッキからカードを2枚ドローする。
「……防いだか……ヘクトルでアルテストを攻撃!」
「くっ……」
ジークロイド LP1400-400=1000
「君のバトルフェイズが終了したことにより、ランズグリーズの効果発動!墓地の「ワルキューレ」の数×500ポイント。私は回復する!戦乙女からの癒しが私の傷を回復してくれる……」
ジークロイド LP1000+2500=3500
「だが、勿論代償も存在する。ミスター赤馬、カードを2枚ドローするといい。」
「成程、その効果を使った場合相手に2枚ドローさせる効果があるということですね……」
零児はランズグリーズの効果で2枚ドローした。
「私はヘクトルの効果発動!オーバレイユニットを1つ使い、デッキから『DD魔導賢者ガリレイ』を手札に加える!更にカードを2枚伏せてターンエンドだ。」
【ターン3 エンドフェイズ】
零児 LP1300 手札4枚 ジークロイド LP3500 手札4枚
「では私のターン!ふむ、ミスター赤馬。どうやら私は引き当てたようだ。神々の居城を!」
「……もうこいつの詩人的な会話についていけん」
(成程。天使族サポートカードのアレを引き当てたか……)
黒咲はジークロイドの詩的なセリフについていけなくなった。その一方で零児は冷静に相手の動きを見ていた。
「私は手札から魔法カード『強欲な壺』発動!デッキから2枚ドローする!」
強欲な壺 通常魔法
デッキから2枚ドローする
「何だと!?そのカードは禁止カードのはず!」
「禁止カード?なんだそれは?」
「……黒咲。我々の世界では禁止カードなだけで他の世界では禁止カードでないだけなのではないかな?」
「だ……だが。……済まない。そこは仕方がないか……」
「中断して申し訳ない。」
「ああ。別に構わないよ。さあ見せてあげよう!戦乙女達が導く神々の居城を!永続魔法『神の居城-ヴァルハラ』発動!ヴァルハラは1ターンに1度、私の場にモンスターが居ない時、手札から天使族モンスターを特殊召喚できる!さあ!ヴァルハラからフィールドに舞い降りよっ『ワルキューレ・セクスト』!セクストの特殊効果発動!このカードが特殊召喚された時、デッキから「ワルキューレ」を呼び出す!セクストの助け声を聞き舞い降りよ!『ワルキューレ・ヴリュンヒルデ』!」
神の居城-ヴァルハラ 永続魔法
(1):1ターンに1度、自分メインフェイズにこの効果を発動できる。手札から天使族モンスター1体を特殊召喚する。この効果は自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動と処理ができる。
ワルキューレ・セクスト 効果モンスター (海外先行版)
星1/光属性/天使族/攻 0/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ワルキューレ・セクスト」以外の「ワルキューレ」モンスター1体を特殊召喚する。
(2):自分メインフェイズに発動できる。相手のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。
「さあ、見るがいい!運命を司る美しき三人の女神の力を!私は永続魔法『女神スクルドの託宣』を発動!このカードの発動時デッキから『女神ヴェルダンディの導き』を手札に加え、『女神ヴェルダンディの導き』を発動!このカードの発動時デッキから『女神ウルドの裁断』を手札に加える!そして永続魔法『女神ウルドの裁断』を発動!ここで私は永続魔法『女神スクルドの託宣』の効果発動!相手のデッキの上から3枚確認する!」
女神スクルドの託宣 永続魔法 (海外先行版)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時に自分フィールドのモンスターが「ワルキューレ」モンスターのみの場合、デッキから「女神ヴェルダンディの導き」1枚を手札に加える事ができる。
(2):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。相手のデッキの上からカードを3枚確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は天使族モンスターしか召喚・特殊召喚できない。
女神ヴェルダンディの導き 永続魔法 (海外先行版)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時に自分フィールドのモンスターが「ワルキューレ」モンスターのみの場合、デッキから「女神ウルドの裁断」1枚を手札に加える事ができる。
(2):1ターンに1度、カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。相手のデッキの一番上のカードをお互いに確認し、宣言した種類のカードだった場合、そのカードを相手フィールドにセットする。違った場合、相手はそのカードを手札に加える。
女神ウルドの裁断 永続魔法 (海外先行版)
(1):自分フィールドの「ワルキューレ」モンスターは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
(2):1ターンに1度、カード名を1つ宣言し、相手フィールドにセットされたカード1枚を対象として発動できる。そのカードを確認し、宣言したカードだった場合、そのカードを除外する。違った場合、自分フィールドのカード1枚を選んで除外する。
「なんだと相手のデッキトップを除くことが出来るだと!?」
「その通りだよミスター黒咲。私が運命に愛されているからこそ、女神の囁きを聞くことを許されるのだ!未来を司りし女神スクルドよ!来るべき未来を私に示せ!」
「いや……女神の囁きじゃなくて永続魔法の効果だろう……」
詩的なことをいうジークロイドに黒咲がツッコミを入れたが、彼は華麗にスルーした。
(……なるほどな『DDD死偉王ヘル・アーマゲドン』が2枚に『DDネクロ・スライム』か)
「デッキはそのままだ。変更はしない!女神ヴェルダンディの導きによって私は現在を知る!一番上のカードを言い当てよう!モンスターカードだ!当たっていたらカードを裏守備表示で場に召喚してもらおう。」
零児は引いたカードを裏側表示でセットした。
「そして過去を司る女神ウルドがそのカードを裁断する!正解すればこのカードはゲームから除外される。さあ!ヴァルハラへ旅立て!『DDD死偉王ヘル・アーマゲドン』!」
ヘル・アーマゲドンは除外されていった。
「おっと運命の女神がアクションカードを落としていってくれたようだ。さあ遠慮せず使わせてもらおうか!」
「あいついつの間に拾っていたんだ……」
「私はアクションカード『ピンポイント・ブレイカー』発動!この私が宣言した効果を無効にする!私が宣言するのは『異形神の契約書』の効果でエグゼクティブ・アレクサンダーについている対象にならない効果を無効にする!」
ピンポイント・ブレイカー アクションカード (オリジナルカード)
①:このカードのコントローラーの宣言したカードテキストの効果を無効にする。この効果に対して相手はカード効果を発動できない。
「何だと!?」
「随分とピンポイントなカードが来たものだな……」
運命の女神はジークロイドに随分とピンポイントなアクションカードを落としていった。そしてそれにより、エグゼクティブ・アレクサンダーの対象にならない効果が無効化された。
「私は魔法カード『死者転生』を発動!手札の『時の女神の悪戯』を墓地に送り、墓地から『ワルキューレ・アルテスト』を手札に戻す!そして手札から魔法カード『ニーベルゲンの財宝』を発動!このカードの効果により、『DDD疾風大王エグゼクティブ・アレクサンダー』に『ニーベルゲンの指輪』を相手プレイヤーの効果として装備させる!さらにその後、私はデッキから5枚ドローする!」
死者転生 通常魔法
(1):手札を1枚捨て、自分の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札に加える。
ニーベルゲンの財宝 通常魔法 (アニメ調整)
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動することができる。デッキから「ニーベルングの指輪」1枚を相手フィールド上の魔法・罠ゾーンに置き、選択したモンスターに「ニーベルングの指輪」を装備する。その後、デッキからカードを5枚ドローする。 この効果が適用されるターン自分は天使族モンスターしか攻撃宣言出来ない。
ニーベルゲンの指輪 装備魔法 (アニメ限定版)
このカードを装備したモンスターは効果は無効となり、攻撃宣言できず、リリースもできず、特殊召喚の素材に使用できない。このカードを装備したモンスターをコントロールしているプレイヤーは自分のターンのドローフェイズ時にカードを2枚ドローする。このカードの効果によってドローしたカードの中にモンスターカードがあれば墓地へ送らなければならない。(モンスターカードを2枚ドローした場合は1枚を選択して墓地に送る)
「なるほど、エグゼクティブ・アレクサンダーの対象にならない効果を無効にしたのはこのためか……」
「そういうことだ。まあ、この効果はミスター赤馬が発動する扱いの魔法カードだから、どのみち防ぎようはなかったのだがね。念には念を入れてだよ。」
「……なんだそのインチキカードは……」
「『ニーベルゲンの指輪』を装備したモンスターは表示形式の変更や攻撃宣言することはできなくなる!更に生け贄召喚のためにリリースすることもできなくなる!更にミスター赤馬の通常ドローは2枚となり、ドローしたカードにモンスターが存在する場合それらを全て墓地に送る!」
(……魔法カードを引けば私のアドバンテージとなる。モンスターを引いたとしても墓地肥やしになる可能性が高いからそこまで私にデメリットはないな)
「セクストの効果発動!ミスター赤馬。デッキから2枚墓地に送るがいい!更に私は速攻魔法『非常食』発動!その効果により、私の場の4枚の永続魔法を墓地に送り、4000回復する!更に永続魔法『コート・オブ・ジャスティス』発動!この効果により、手札から『ワルキューレ・アルテスト』を特殊召喚する!アルテストの効果発動!墓地の『時の女神の悪戯』を手札に加える!更にミスター赤馬の墓地からヘル・アーマゲドンを除外して攻撃力はヘル・アーマゲドンと同じとなる!」
非常食 速攻魔法
(1):このカード以外の自分フィールドの魔法・罠カードを任意の数だけ墓地へ送って発動できる。自分はこのカードを発動するために墓地へ送ったカードの数×1000LP回復する。
コート・オブ・ジャスティス 永続魔法
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズに発動できる。手札から天使族モンスター1体を特殊召喚する。この効果は自分フィールドにレベル1の天使族モンスターが存在する場合に発動と処理ができる。
ジークロイド LP3500+4000=7500
「なんだと!?奴のライフが7500だと!?」
「そして私はセクストを生け贄に『運命の戦車』を召喚!『運命の戦車』の特殊効果発動!このカードをヴリュンヒルデに装備する!さあバトルと行こうか!『運命の戦車』を装備したヴリュンヒルデは相手プレイヤーに直接攻撃ができる!この効果で直接攻撃する時与えるダメージは半分になるが、それでも君を倒すには十分だ!」
「零児!?」
「罠発動『DDDの契約変更』!私の墓地のペンドラゴンを除外することで、その攻撃力分ヴリュンヒルデの攻撃力を下げる!」
「何!?だが、ダメージは受けてもらう!」
零児 LP1300-600=700
「続けてアルテストでヘクトルを攻撃する!この瞬間私は手札から速攻魔法『ヴォータンの号令』発動!この効果により、アルテストの攻撃力は500アップし、更に戦闘で相手モンスターを破壊した時相手モンスター2体を破壊することが出来る!さあ消え去れっ、ヘクトル!」
ヴォータンの号令 速攻魔法 (オリジナルカード)
(1):自分フィールド上の天使族モンスターを対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力をバトルフェイズ終了時まで500アップする。
(2):このカードの対象となったモンスターが相手モンスターを戦闘で破壊して墓地に送った時発動できる。相手フィールド上のモンスターを2体まで破壊する。
「くっ………」
零児 LP700-500=200
「そして『ヴォータンの号令』の効果により、エグゼクティブ・テムジンとトゥーム・コンキスタドールを破壊する!」
「まずいぞ!奴の手にはあのカードが……」
「さあこれで本当の終わりだ!速攻魔法『時の女神の悪戯』を発動!1ターンスキップして再び私のバトルフェイズに移行する!私はヴリュンヒルデでプレイヤーにダイレクトアタック!これで終わりだ!……何故攻撃しないヴリュンヒルデ!?」
「『時の女神の悪戯』にチェーンして私はこの罠を発動していた……カウンター罠『魔宮の賄賂』!」
「くっ……その効果で私の『時の女神の悪戯』の発動を無効にしたというのか……。だが、『魔宮の賄賂』の効果で私は1枚ドローする!そして私はカードを2枚伏せてターン終了だ!」
【ターン4 エンドフェイズ】
零児 LP200 手札4枚 ジークロイド LP7500 手札0枚
「私のターン!この瞬間『二―ベルゲンの指輪』の効果で通常のドローは2枚となる!そしてドローしたカードは2枚とも魔法カードだ!」
「……ならば墓地に送る必要はない。」
「私は手札から永続魔法『神龍の契約書』を発動!この効果で私は墓地の『貪欲で大欲な壺』を除外して2枚ドローする!更に『地獄門の契約書』を発動!デッキから『DD魔導賢者二コラ』を手札に加える!そして私はスケール1の『DD魔導賢者ガリレイ』とスケール10の『DD魔導賢者ケプラー』でペンデュラムスケールをセッティング!これでレベル2から9までのモンスターが同時に召喚可能!」
DD魔導賢者ガリレイ ペンデュラム・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
【Pスケール:青1/赤1】
(1):自分は「DD」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。このカードのPスケールを2つ上げる(最大10まで)。その後、このカードのPスケール以下のレベルを持つ、「DD」モンスター以外の自分フィールドのモンスターを全て破壊する。
【モンスター効果】
「DD魔導賢者ガリレイ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨て、自分フィールドの、「DD」カードまたは「契約書」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。
DD魔導賢者ケプラー ペンデュラム・効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
【Pスケール:青10/赤10】
(1):自分は「DD」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。
(2):自分スタンバイフェイズに発動する。このカードのPスケールを2つ下げる(最小1まで)。その後、このカードのPスケール以上のレベルを持つ、「DD」モンスター以外の自分フィールドのモンスターを全て破壊する。
【モンスター効果】
「DD魔導賢者ケプラー」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカード以外の自分フィールドの「DD」カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
●デッキから「契約書」カード1枚を手札に加える。
「なんだ?この召喚法は!?」
「これはペンデュラム召喚というやつだ。俺達の世界にある召喚方法だ」
「ペンデュラム召喚だと………?」
「我が魂を揺らす大いなる力よ!この身に宿りて闇を引き裂く新たな光となれ!ペンデュラム召喚!出現せよ!私のモンスター達よ!手札から『DD魔導賢者二コラ』と『DDプラウド・オーガ』!!」
DD魔導賢者二コラ ペンデュラム・効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2000/守2000
【Pスケール:青8/赤8】
(1):自分は「DD」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。
(2):1ターンに1度、手札から「DDD」モンスター1体を捨て、自分フィールドのレベル6以下の「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで2000アップする。
【モンスター効果】
「DD魔導賢者ニコラ」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがPゾーンで破壊された場合、自分フィールドの「DDD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを持ち主の手札に戻し、自分のエクストラデッキから表側表示の「DD」Pモンスターを2体まで選んで自分のPゾーンに置く。そのカードのP効果はこのターン発動できない。
DDプラウド・オーガ ペンデュラム・効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻2300/守1500
【Pスケール:青8/赤8】
(1):1ターンに1度、500LPを払い、自分フィールドの「DD」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力は500アップする。
(2):もう片方の自分のPゾーンに「DD」カードが存在しない場合、このカードのPスケールは5になる。
【モンスター効果】
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。自分のエクストラデッキから、表側表示の闇属性Pモンスター1体を特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「DD」モンスターしか特殊召喚できない。
「上級モンスターを生け贄なしで2体出しただと!?」
「……似たようなことをお前もやっていただろうが……」
魔法カードで「ワルキューレ」を一気に展開したジークロイドに黒咲がツッコミを入れた。
「そして手札から速攻魔法『ダブルサイクロン』発動!私の場の『二―ベルゲンの指輪』とそちらの左側のカードを破壊する!」
「くっ……『ヴォータンの裁き』が……。それに『二―ベルゲンの指輪』が仇となったか……」
ダブルサイクロン 速攻魔法
(1):自分フィールドの魔法・罠カード1枚と、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
ヴォータンの裁き 通常罠 (アニメ限定版)
相手モンスターが攻撃してきた時に発動できる。手札の魔法カード1枚とデッキの一番上のカードを交換し、シャッフルする。その後相手モンスターの攻撃を無効とし、バトルフェイズを終了する。
「『二―ベルゲンの指輪』が外れたことでエグゼクティブ・アレクサンダーのモンスター効果も復活する!そして私はレベル6の二コラとプラウド・オーガをオーバーレイ!この世の全てを真なる道に導くため、今蒼き力を取り込み覚醒せよっ!エクシーズ召喚!飲み込めっ、『DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー』!」
「くっ……だが私の戦乙女にはかなわない!私はアルテストの効果発動!ミスター赤馬の墓地からエグゼクティブ・テムジンを除外する!そしてアルテストの攻撃力はエグゼクティブ・テムジンと同じとなる!」
「そう来るのは想定内でしたよ。私は手札から速攻魔法『異次元からの埋葬』を発動!除外されているモンスターを墓地に戻す!私はエグゼクティブ・テムジン、ペンドラゴン、ヘル・アーマゲドンを墓地に戻す!」
DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー
ランク6/水属性/悪魔族/攻2800/守1800
悪魔族レベル6モンスター×2
(1):モンスターを特殊召喚する効果を含む、モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にし破壊する。その後、このカード以外の自分フィールドの「DD」モンスター1体を選び、そのモンスターとこのカードの攻撃力をターン終了時まで1800アップできる。
(2):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「契約書」カード1枚を手札に加える。
異次元からの埋葬 速攻魔法
(1):除外されている自分及び相手のモンスターの中から合計3体まで対象として発動できる。そのモンスターを墓地に戻す。
「なにっ!?」
「更に墓地のヘクトルの効果発動!このカードをゲームから除外して、デッキから3体目のヘル・アーマゲドンを特殊召喚する!そして「DDD」モンスターが3体存在するため、エグゼクティブ・アレクサンダーの攻撃力は3000アップする!」
「何だと!?」
「エグゼクティブ・アレクサンダーの効果発動!墓地から「DD」モンスターを特殊召喚する!甦れっ、エグゼクティブ・テムジン!」
「一気に展開するだと!?」
「更に墓地の『DDネクロ・スライム』の効果発動!このカードと『DDD覇龍王ペンドラゴン』を除外して融合召喚する!」
「更に融合召喚だと!?」
「自在に形を変える神秘の渦よ、偉大なる騎士王の血筋を取り込み、竜をも倒す勇者となれ!融合召喚!生誕せよ!レベル8、《DDD剋竜王ベオウルフ》!」
DDネクロ・スライム 効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 300/守 300
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが墓地に存在する場合に発動できる。「DDD」融合モンスターカードによって決められた、このカードを含む融合素材モンスターを自分の墓地から除外し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
DDD剋竜王ベオウルフ 融合・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻3000/守2500
「DDD」モンスター+「DD」モンスター
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分の「DD」モンスターが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ相手に戦闘ダメージを与える。
(2):自分スタンバイフェイズに発動できる。お互いの魔法&罠ゾーンのカードを全て破壊する。
「これで零児の場にモンスターが5体!これならば行けるな!」
「だが、モンスターが増えたことでヴリュンヒルデの攻撃力は4300となる!」
「……バトルだ!ヘル・アーマゲドンでアルテストを攻撃!」
「アクションカード『回避』!攻撃を無効にする!」
「エグゼクティブ・テムジンの効果発動!その発動を無効にする!」
「ぐっ………だが、ヴリュンヒルデの効果発動!このカードの守備力を1000下げることでこのターン私の場の戦乙女は戦闘では破壊されない!」
「分かってますよ。だが、ダメージは受けてもらいます!」
ジークロイド LP7500-200=7300
「だが、罠発動!『戦線復帰』私の墓地のモンスターを守備表示で特殊召喚する!」
「エグゼクティブ・シーザーの効果発動!オーバレイユニットを1つ使い、モンスターを特殊召喚するカード効果の発動を無効にして破壊する!」
「なっ!?」
「更にこのカードとベオウルフの攻撃力を1800アップする!」
「こ……攻撃力4800と4600だと!?」
「バトル!ベオウルフでアルテストを攻撃!」
「ぐっ……」
ジークロイド LP7300-2000=5300
「続けてエグゼクティブ・シーザーでアルテストを攻撃!」
「よしっ!アクションカード『回避』!攻撃を無効にする!」
「まだ私のモンスターの攻撃は残っています!エグゼクティブ・アレクサンダーでアルテストを攻撃!」
「ぐっ………」
ジークロイド LP5300-3200=2100
「だ……だが、君のモンスターの攻撃は凌いだ。エグゼクティブ・テムジンの攻撃力は2800!それでは攻撃できないだろう!」
「残念ですが、このデュエルは私の勝利です。」
「何だと!?だが、君の場のモンスターの攻撃は……」
「速攻魔法『瞬間融合』発動!このカードはバトルフェイズ中の融合召喚を可能にする!」
「なんだと!?」
「この効果で私はエグゼクティブ・テムジンとヘル・アーマゲドンを融合!終焉を告知する王よ、烈火の如し魂を取り込み、新たな世界を切り開け!融合召喚!出現せよ!極限の独裁神、《DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク》!」
瞬間融合 速攻魔法
(1):自分フィールドから融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。この効果で融合召喚したモンスターはエンドフェイズに破壊される。
DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク 融合・効果モンスター
星10/闇属性/悪魔族/攻3200/守3000
「DDD」モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードが戦闘を行う攻撃宣言時に、このカード以外の自分フィールドの「DD」カードまたは「契約書」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを持ち主の手札に戻し、このカードと戦闘を行うモンスター以外の相手フィールドの表側表示モンスター1体を選んで装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2):このカードの攻撃力は、このカードの効果で装備したモンスターの元々の攻撃力分アップする。
「攻撃力3200だと!?」
「バトルフェイズ中に融合召喚したため、カエサル・ラグナロクでアルテストを攻撃!この瞬間カエサル・ラグナロクの効果発動!このカードの攻撃宣言を行った時、自分フィールド上の「DD魔導賢者ケプラー」を手札に戻すことで、ヴリュンヒルデをこのカードに装備する!」
「なっ!?私のヴリュンヒルデを装備するだと!?」
カエサル・ラグナロクのローブがヴリュンヒルデに巻き付き、ヴリュンヒルデはカエサル・ラグナロクの装備カードとなった。
「わ……私のワルキューレが……」
「更に装備したヴリュンヒルデの元々の攻撃力分このカードの攻撃力がアップする!」
「こ……攻撃力5000!?」
「これで終わりだ!カエサル・ラグナロクでアルテストを攻撃!ジ・エンド・オブ・ジャッジメント!」
「あ…ああ…!あああああー!! 」
ジークロイド LP2100-2200=-100
赤馬零児 WIN
「くっ……やってくれたな。だが、久しぶりに楽しい時間だったよ。ミスター赤馬!」
「ええ、こちらも楽しい時間でした。」
「また会った時には再戦をたのもうか」
「望むところですよ。」
「フフッ、それではさらばだ!」
零児に敗北したジークロイドは優雅に闘技場を後にしていった。
(……戦いが終わると同時にさっさと帰っていった。これはマギアの力によるものなのか……)
「さすがだな零児」
「ああ……なんとか『時の女神の悪戯』を防ぐことが出来たか……」
「あのカードは確かにヤバいな……」
「だがまあ。何とか私の対策ができてよかったよ。」
零児が一息ついているとマギアの声が聞こえてきた。
「第一試合が終わったようだな。それでは、次の戦いに入るので次の挑戦者は前に出てくるように……。因みに対戦相手と会話中だったものもいると思うが、進行が押しているため強制的に終了とさせていただく。」
「次は俺がいく!文句はないよな?」
「それは当然のことだ。頑張ってくるといい!だが、その人物の事態によっては我々の世界の禁止カードを使ってくるかもしれん」
「ああ、十分注意しておこう。」
零児の忠告を聞き入れて黒咲は闘技場に立った。
次回は昇格した沢渡がキャプテン・コーンと戦います。ですが、短いです。
今回は禁止カードは出ましたが、黒咲戦までは登場させません。
禁止カードを急に入れるようにするように変更してしまい申し訳ありませんでした。ですが、そんなに頻繁には登場させません。そのデッキのキーカードであったりする場合は登場させます。賛否があると思いますが、ご了承ください。
因みに覇龍王ペンドラゴンの融合素材の時の口上は、アーサー王の父のユーサーがこのカードのモデルであることからこうさせて頂きました。よく間違えている方が多いのですが、ペンドラゴンはアーサー王の父であるユーサーに与えられた称号です。現代で広まっている「アーサー・ペンドラゴン」は本当は正しくはありません。
ジークロイドのワルキューレは海外先行版のカードを使いますので日本語版が発売されたときに修正します。