遊戯王ARC-V The After   作:カオスキマイラ

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今回はルチアーノ戦です。クリスタルウィングやクリアファストは登場します。まあクリアファストはルチアーノとは相性悪いですけどね……。

ルチアーノのデッキにはガチカードあります。


リンVSルチアーノ

初戦の前半戦が終了して、リンは次の対戦相手に備えてデッキ調整していた。

 

「おいっ、リン!もうそれくらいでいいんじゃないのか?」

 

「いいえ、まだよ。相手がどんなデッキを使うか分からない以上対策はしっかりしないと……」

 

「……昔っからこうなんだよな……」

 

闘争心に火がついてデッキ調整に集中している彼女を見てユーゴは呟いた。ユーゴが呟くと同時にマギアの声が聞こえてきた。

 

「さてと、1回戦の後半の戦いを開始する。先程は言い忘れたが、相手はお前たちの世界では禁止カードを使用してくる場合もあるので注意するように……」

 

「……それって私たちの世界と歴戦のデュエリストのリミットレギュレーションは異なっているってことなの?」

 

「……どうやらそのようだな……。ということは相手は『強欲な壺』や『天使の施し』を使ってくる奴もいるということだな……」

 

「……でもまあ、私達の世界と彼らの世界は異なるから仕方がない面もあるわね……」

 

「まっ……ギャラガーのようにあからさまに違反しているわけじゃないし仕方ねぇよな……」

 

他の組からは不満の声が出ている一方でリンとユーゴはそれほど気にしていない様子でマギアが言い忘れていたことに納得した様子を見せていた。

 

「不満の声もあると思うが、これは仕様なので従うように……それでは1回戦の後半の対戦対手が入場する。」

 

マギアの声と共に奥から誰かが闘技場に入ってきた。

 

「……こ……子供!?」

 

「……いや……なんか違うぞ……」

 

出てきた人物は片目を隠した赤髪の少年であった。

 

「やれやれ……あいつらとの戦いが終わって出番が終わったと思ったら……また戦える機会が来るなんてねぇ~~~」

 

「あいつら……?」

 

「どうやらこいつらもシンクロ使いってことだね。だったらせっかくだしシンクロキラーに力を見せてあげようかな……キヒャッヒャッヒャ!」

 

「……何なんだこいつは……」

 

「シンクロキラーですって!?」

 

シンクロキラーという言葉にリンは反応を示した。

 

「さあ、構えなよ……ここは闘技場なんだろ?デュエリストならば挑まれた戦いを受けるしかないよねぇ~~?おっと名乗るのが遅れたね!ボクの名はルチアーノ。イリアステル三皇帝のサブリーダーさ。」

 

「私の名はリン……受けて立つわよ。ルチアーノ君!」

 

「それじゃあ、よろしくねぇ~。」

 

「リン……注意しろっ!そいつのデッキは何か妙な気がする……」

 

「……ええ、分かっているわ……」

 

「それじゃあ。見せてもらうよ、君のデュエルをね!」

 

「「デュエル!!」」

 

リン LP4000 手札5枚

 

     VS

 

ルチアーノ LP4000 手札5枚

 

 

「私から行くわよ。私の場にモンスターが存在しない時手札の『WW-アイス・ベル』を特殊召喚できる!」

 

「……へぇ。先攻ドローがないんだ君の世界は……」

 

「この効果で特殊召喚に成功した時、デッキから2体目のアイス・ベルを特殊召喚する!そしてアイス・ベルは特殊召喚に成功した時、相手に500ポイントのダメージを与える!」

 

「へぇ……いきなり効果ダメージか……」

 

WW-アイス・ベル 効果モンスター (OCG版)

星3/風属性/魔法使い族/攻1000/守1000

「WW-アイス・ベル」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、デッキから「WW」モンスター1体を特殊召喚できる。この効果でデッキから特殊召喚したモンスターはリリースできず、この効果を発動するターン、自分はレベル5以上の風属性モンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できない。

(2):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手に500ダメージを与える。

 

ルチアーノ LP4000-500=3500

 

「更に私の場に風属性モンスターが2体以上存在する時、手札からチューナーモンスター『WW-スノウ・ベル』を特殊召喚!」

 

「チューナー!……シンクロ召喚をするつもりだね……」

 

「なんだ?あいつ……チューナーを見た途端に目つきが変わったぞ……」

 

(……何かを警戒するような目……でも負けてられないわ。)

 

「そして、私はレベル3の2体のアイス・ベルにレベル1のスノウ・ベルをチューニング!真冬の風よ。雪も氷も我が力として吹き抜けよ!シンクロ召喚!現れよ!レベル7!《WW-ウィンター・ベル》!」

 

WW-スノウ・ベル チューナー・効果モンスター (OCG版)

星1/風属性/魔法使い族/攻 100守/ 100

(1):自分フィールドに風属性モンスターが2体以上存在し、風属性以外のモンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

(2):このカードをS素材として風属性SモンスターをS召喚した場合、そのSモンスターは相手の効果では破壊されない。

 

WW-ウィンター・ベル シンクロ・効果モンスター (OCG版)

星7/風属性/魔法使い族/攻2400/守2000

チューナー+チューナー以外の風属性モンスター1体以上

「WW-ウィンター・ベル」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分の墓地の「WW」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベル×200ダメージを相手に与える。

(2):自分・相手のバトルフェイズに自分フィールドの「WW」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベル以下のレベルを持つモンスター1体を手札から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。

 

「来たぜっ!リンのエースモンスター!」

 

「1ターン目からシンクロか……」

 

「そして私はまだ通常召喚を行っていないため、手札から『WW-グラス・ベル』を通常召喚!グラス・ベルの効果発動!このカードの通常召喚に成功した時、デッキから「WW」を特殊召喚する!この効果で私はデッキから『WW-カーム・ベル』を手札に加える!そして、手札に加えたカーム・ベルはフィールドに「WW」が存在する時、特殊召喚できる!」

 

WW-グラス・ベル チューナー・効果モンスター

星4/風属性/魔法使い族/攻1500/守1500

「WW-グラス・ベル」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「WW-グラス・ベル」以外の「WW」モンスター1体を手札に加える。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は風属性モンスターしか特殊召喚できない。

 

WW-カーム・ベル 効果モンスター (オリジナルカード)

星3/風属性/魔法使い族/攻800/守800

「WW-カーム・ベル」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分フィールドに風属性・魔法使い族モンスターが表側表示で存在する場合に発動できる、このカードを手札から特殊召喚する。

(2):自分フィールドに風属性のSモンスターが表側表示で存在する状態で、自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、お互いの墓地に存在する風属性モンスター1体を対象として発動できる。その風属性モンスターを特殊召喚する。

(3):このカードをS素材とした風属性のSモンスターが表側表示で存在する限り、自分フィールド上のモンスターは相手の効果では破壊されない。

 

「これでレベル7のシンクロの条件がそろったみたいだね……」

 

「いっけー!俺のモンスターを遠慮せず使ってくれーーーー!」

 

「ユーゴ、遠慮せず使うわよ!私はレベル3のカーム・ベルにレベル4のグラス・ベルをチューニング!輝く翼 神速となり天地を照らせ!シンクロ召喚!!現れろレベル7!《クリアウィング・ファスト・ドラゴン》!!」

 

「2体目のシンクロモンスターを並べたんだね……」

 

ルチアーノは冷静にクリアファストを眺めていた。

 

「ウィンター・ベルの効果発動!1ターンに1度墓地の「WW」モンスターを選択して発動できる!選択したモンスターのレベル×200ポイントのダメージを与える!墓地の「WW-グラス・ベル」はレベルは4!よって800のダメージを食らってもらうわ!」

 

「そうはさせないよ!ボクは手札から罠カード『無限泡影』を発動!」

 

無限泡影 罠カード

自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードの発動は手札からもできる。

(1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。セットされていたこのカードを発動した場合、さらにこのターン、このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される。

 

「手札から罠の発動だと!?」

 

「何ですって!?」

 

「このカードは自分のフィールド上に他のカードがない時手札から発動できる。ボクはこの効果でウィンター・ベルの効果をターン終了時まで無効にする!」

 

「くっ……そんなカードを手札に用意していたのね……」

 

ウィンター・ベルの効果はルチアーノの罠カードによって無効にされてしまった。

 

「ねぇ?……そちらのターンはまだ続くの?」

 

「……先攻は最初のターン攻撃できない。私はカードを2枚伏せてターンエンドよ。」

 

【ターン1 エンドフェイズ】

リン  LP4000 手札0枚   

ルチアーノ  LP3500 手札4枚

 

(ちょっと久しぶりに戦うからここはただ単に遊ぼうかな……?)

 

「ボクのターン!ボクは手札から『アブサード・スティーラー』を召喚!」

 

アブサード・スティーラー 効果モンスター (アニメ版)

星1/風属性/機械族/攻 100/守 0

このカードの召喚に成功した時、相手フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する。選択したモンスターの攻撃力を0にする。このターンのエンドフェイズ時まで、このカードの攻撃力は選択したモンスターの守備力と同じ数値になる。

 

「攻撃力100?」

 

「……何かあるわね……」

 

「『アブサード・スティーラー』の効果発動!このカードの召喚に成功した時、相手モンスターの攻撃力を0とし、エンドフェイズまでそのモンスターの守備力と同じ攻撃力となる!」

 

「くっ……ウィンター・ベルの攻撃力が……」

 

「リンのモンスターの攻撃力が0になって、奴のモンスターの攻撃力2000に!?」

 

「バトルだよ!『アブサード・スティーラー』でウィンター・ベルを攻撃!アブサード・リターン!」

 

「させないわよっ!罠発動、『風霊術-「雅」』!このカードは自分フィールド上の風属性モンスターをリリースして発動する!相手フィールド上のカード1枚を持ち主のデッキの一番下に戻す!」

 

風霊術-「雅」 通常罠

自分フィールド上に存在する風属性モンスター1体をリリースし、相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して発動する。選択した相手のカードを持ち主のデッキの一番下に戻す。

 

「へえっ……」

 

「私はウィンター・ベルをリリースして、『アブサード・スティーラー』をデッキの一番下に戻す!」

 

カードから出てきた突風が『アブサード・スティーラー』を押し流して、ルチアーノのデッキに戻していった。

 

「やるじゃん。それじゃあメインフェイズ2!ボクはカードを3枚伏せてターンエンド!」

 

【ターン2 エンドフェイズ】

リン LP4000 手札0枚

ルチアーノ LP3500 手札1枚

 

「私のターン!墓地のカーム・ベルの効果発動!墓地に存在するこのカードを除外することで、墓地の風属性モンスターを特殊召喚する!甦れっ!ウィンター・ベル!」

 

「へぇ……ここで復活させたんだ。」

 

「そして、手札から魔法カード『ハーピィの羽根箒』を発動!ルチアーノ君のフィールド上の魔法・罠カードを全て破壊するわ!」

 

ハーピィの羽根箒 通常魔法

(1):相手フィールドの魔法・罠カードを全て破壊する。

 

「これでっ、リンは安全だな!」

 

「それはどうだろうね?ここで僕は破壊された2枚の罠の効果発動!」

 

ルチアーノがそういうと同時にフィールドに2枚の罠カードが現れた。

 

「何っ!?」

 

「私が伏せカードを破壊することを読んでいたというの!?」

 

「罠カード『やぶ蛇』と『リ・バウンド』!先に『リ・バウンド』の効果から処理させてもらうよ。『リ・バウンド』はセットされたこのカードが相手によって破壊された時、デッキから1枚ドローする!」

 

リ・バウンド カウンター罠

フィールド上のカードを手札に戻す効果を相手が発動した時に発動できる。その効果を無効にし、相手の手札・フィールド上からカードを1枚選んで墓地へ送る。また、セットされたこのカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、デッキからカードを1枚ドローする。

 

やぶ蛇 通常罠 

(1):セットされているこのカードが相手の効果でフィールドから離れ、墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。デッキ・EXデッキからモンスター1体を特殊召喚する。

 

「くっ……」

 

「次に『やぶ蛇』の効果発動!『やぶ蛇』は相手によってセットされているこのカードが破壊された場合に発動し、デッキからモンスターを1体特殊召喚する!」

 

「羽箒のことを読んでその2枚のカードを伏せていたというのね……」

 

「こいつ……子供のくせに侮れないぞ……」

 

「なめて貰っちゃ困るなぁ……。ボクは『やぶ蛇』の効果でデッキから『旋風機ストリボーグ』を特殊召喚!」

 

旋風機ストリボーグ 効果モンスター

星5/風属性/機械族/攻2200/守2200

このカードを表側表示でアドバンス召喚する場合にリリースしたモンスターは墓地へ送らず持ち主の手札に戻す。

(1):1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。このカードと同じ縦列の相手フィールドのカードを全て持ち主の手札に戻す。

 

「羽箒を発動したら相手にカードを引かせてしまったわね……」

 

「あいつ……そこまで読んでいたのか……」

 

「でも、まだこちらが有利よ!ウィンター・ベルの効果発動!墓地の「WW-グラス・ベル」はレベル4!よって800のダメージを与えるわ!」

 

「ちっ………」

 

ルチアーノ LP3500-800=2700

 

「そして、バトル!ウィンター・ベルでストリボーグを攻撃!」

 

「よしっ!クリアファストの攻撃でリンの勝ちだ!」

 

「クリアファストでダイレクトアタック!」

 

「ボクは手札から『工作列車シグナル・レッド』を攻撃表示で特殊召喚!相手モンスターの攻撃宣言時にこのカードを手札から特殊召喚して、攻撃対象をこのカードに変更する!」

 

工作列車シグナル・レッド 効果モンスター

星3/地属性/機械族/攻1000/守1300

(1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、その相手モンスターの攻撃対象をこのカードに移し替えてダメージ計算を行う。このカードはその戦闘では破壊されない。

 

「だったら……クリアファストでシグナル・レッドを攻撃するわ!」

 

「くっ……ダメージは受けるけど……シグナル・レッドはこの戦闘では破壊されない!」

 

ルチアーノ LP2200-1500=700

 

「……防がれたわね。……私はこれでターンエンドよ!」

 

【ターン3 エンドフェイズ】

リン LP4000 手札0枚

ルチアーノ LP1200 手札1枚

 

「僕のターン!ボクは手札から『スカイ・コア』を召喚!」

 

「何だあのモンスターは……」

 

「見たことがないモンスターね……」

 

「そして手札から魔法カード『アイアンドロー』発動!自分フィールド上に機械族モンスターが2体のみの場合発動でき、デッキから2枚ドローする!」

 

スカイ・コア 効果モンスター (タッグフォース版)

星1/風属性/機械族/攻 0/守 0

このカードは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。このカードがカードの効果によって破壊された時、自分フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。その後、自分の手札・デッキ・墓地から「機皇帝スキエル∞」「スキエルT」「スキエルA」「スキエルG」「スキエルC」をそれぞれ1体特殊召喚する。

 

アイアンドロー 通常魔法 (OCG版)

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):自分フィールドのモンスターが機械族の効果モンスター2体のみの場合に発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は1回しかモンスターを特殊召喚できない。

 

ルチアーノはデメリットがデカい『アイアンドロー』を使って手札を補充した。

 

「たしかそのカードの発動後、あなたはモンスターの特殊召喚を1回しかできないのよね?」

 

「うん、そうだよ。でも……ここからボクの反撃が始まるんだからね……」

 

「何ですって!?」

 

「ボクは手札から魔法カード『ブラック・ホール』発動!フィールド上の全てのモンスターを破壊する!」

 

「残念だけど……カーム・ベルをシンクロ素材としたクリアファストがフィールドに存在する限り、自分フィールド上の風属性モンスターは効果破壊されないわ……」

 

「これで破壊されるのは奴の場のモンスターだけだな」

 

フィールド上に現れたブラックホールがルチアーノの場のモンスターを全て飲み込んでいった。

 

ブラック・ホール 通常魔法

(1):フィールドのモンスターを全て破壊する。

 

「何言ってんの?そちらのモンスターを破壊するのが目的じゃないんだけど。」

 

ルチアーノは呆れた口調でリンとユーゴに喋った。

 

「えっ!?」

 

「どういうことだ!?」

 

「この瞬間『スカイ・コア』の効果発動!このカードがカード効果で破壊された時、自分フィールド上のモンスターを全て破壊し、デッキ・手札・墓地から『機皇帝スキエル∞』、『スキエルT』、『スキエルA』、『スキエルG』、『スキエルC』を1体ずつ特殊召喚する。」

 

機皇帝スキエル∞ 効果モンスター (タッグフォース版)

星1/風属性/機械族/攻 0/守  0

このカードの攻撃力・守備力は、このカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する「ワイゼル」・「グランエル」・「スキエル」と名のついたモンスターの攻撃力分アップする。このカードは相手のカードの効果の対象にならない。1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するシンクロモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに1体のみ装備することができる。このカードの攻撃力は、この効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。「機皇帝」と名のついたモンスターは自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。

 

スキエルT 効果モンスター (タッグフォース版)

星1/風属性/機械族/攻 600/守 0

フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。

 

スキエルA 効果モンスター (タッグフォース版)

星1/風属性/機械族/攻1000/守 0

フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。

 

スキエルG 効果モンスター (タッグフォース版)

星1/風属性/機械族/攻 200/守 300

フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。1ターンに1度、自分フィールド上に存在するモンスターが攻撃対象に選択された時、その攻撃を無効にすることができる。

 

スキエルC 効果モンスター (タッグフォース版)

星1/風属性/機械族/攻 400/守 0

フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。

 

『スカイ・コア』が破壊されると同時にルチアーノのフィールド上に5体のモンスターが姿を現した。

 

「くっ……5体のモンスターを一気に特殊召喚するために『ブラック・ホール』を使ったのね……」

 

「しかも『アイアンドロー』のデメリットである特殊召喚1回に関しては、同時に5体出したからクリアしているということか……」

 

「キッヒッヒッヒ。そういうことだねっ!そしてスキエルの真の力を見せてあげるよっ!合体しろっ!機皇帝スキエル!」

 

ルチアーノが呼び出したモンスターは次々と合体していって、一つのモンスターになった。

 

「なっ!?モンスターが合体しただと!?」

 

「合体して巨大な鳥型のロボットになったというの!?」

 

「『機皇帝スキエル∞』の効果発動!このカードの攻撃力は自分フィールド上の「ワイゼル」、「スキエル」、「グランエル」と名の付くモンスターの攻撃力の合計となる!」

 

「つまり、攻撃力2200か……。何かありそうだな……」

 

一気に出してきた機皇帝にユーゴは警戒していた。

 

「さあ行くよっ!『機皇帝スキエル∞』の効果発動!1ターンに1度、相手フィールド上のシンクロモンスターをこのカードの装備カードとして吸収する!」

 

「私のシンクロモンスターを装備するですって!?」

 

「あいつが言っていたシンクロキラーってこういうことかよ……」

 

「この効果でボクはウィンター・ベルをスキエルの装備カードとする!」

 

スキエルのコアから触手が出てきて、ウィンター・ベルに襲いかかり、ウィンター・ベルを装備してしまった。

 

「くっ………」

 

「バトルだっ!スキエルでクリアファストを攻撃!」

 

「罠発動、『神風のバリア-エアー・フォース』!相手モンスターの攻撃宣言時に発動し、相手フィールド上の攻撃表示モンスターを手札に戻す!」

 

「ライフポイントを半分支払って、手札からカウンター罠『レッド・リブート』発動!相手の罠カードの発動を無効にし、そのカードをそのままセットする!」

 

「くっ……私のエア・フォースが……」

 

ルチアーノ LP1200-600=600

 

神風のバリア-エアー・フォース 通常罠

(1):相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て持ち主の手札に戻す。

 

レッド・リブート カウンター罠

このカードはLPを半分払って手札から発動する事もできる。

(1):相手が罠カードを発動した時に発動できる。その発動を無効にし、そのカードをそのままセットする。その後、相手はデッキから罠カード1枚を選んで自身の魔法&罠ゾーンにセットできる。このカードの発動後、ターン終了時まで相手は罠カードを発動できない。

 

「でも、その代償として相手はデッキから罠カードを選択して魔法・罠ゾーンにセットできる。さあデッキからカードを選択してセットしなよ。」

 

「……だったら、私はこのカードをセットするわ!」

 

「『レッド・リブート』の効果でエア・フォースは無効になったので、バトルは続行だよ!」

 

「くっ……破壊されたクリアファストはペンデュラムモンスターのため、エクストラデッキに移動するわよ。」

 

リン LP4000-2100=1900

 

「へぇペンデュラムモンスターか……。なかなか面白そうな奴じゃん。ボクはこれでターンエンド!」

 

【ターン4 エンドフェイズ】

リン LP1900 手札0枚

ルチアーノ LP600 手札0枚

 

「私のターン、ドロー!これで凌ぐっ!手札から魔法カード『一時休戦』発動!お互いに1枚ドローして、次のルチアーノ君のターン終了時までお互いが受けるダメージは0になる!」

 

「ちっ……1ターン凌ぐつもりなんだね……」

 

「でもまあ、あのカードがあれば確実に相手は攻撃はしてこねぇな」

 

リンとルチアーノはお互いに1枚ドローした。

 

「そして私はカードを1枚伏せてターンエンドよ!」

 

【ターン5 エンドフェイズ】

リン LP1900 手札0枚

ルチアーノ LP600 手札1枚

 

「ボクのターン、ドロー!ボクは手札の『スキエルA3』の効果発動!自分フィールド上の『スキエルA』をリリースして、このカードを特殊召喚!機皇帝のパーツが切り替わったことにより、攻撃力が上昇するよ!そしてカードを1枚伏せてターンエンド!」

 

スキエルA3 効果モンスター (タッグフォース版)

星3/風属性/機械族/攻1200/守 0

このカードは自分フィールド上に存在する「スキエルA」1体をリリースし、手札から特殊召喚することができる。フィールド上に「∞」と名のついたモンスターが表側表示で存在しない場合、このカードを破壊する。1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動することができる。選択したモンスターはエンドフェイズ時まで攻撃力が半分になり、このターン相手プレイヤーに直接攻撃することができる。

 

「……奴のモンスターの攻撃力がさらに上昇しちまったな……」

 

「ルチアーノ君のターンが終了したので、『一時休戦』の効果は終了するわよ。」

 

【ターン6 エンドフェイズ】

リン LP1900 手札0枚

ルチアーノ LP600 手札0枚

 

「私のターン、ドロー!」

 

ドローフェイズにドローしたリンは、考えていた。

 

(……厄介なモンスターね。機皇帝スキエルは……今現在私の手札であのモンスターを破壊できるカードは存在しない。取り合えずもう1ターン凌ぐことはできるから……ここは賭けに出るしかないわね。)

 

「行くわよっ!手札から『サイクロン』発動!装備カード状態のウィンター・ベルを破壊する!」

 

サイクロン 速攻魔法

(1):フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

 

「おっとウィンター・ベルを破壊してきたんだ……」

 

「私はこれでターンエンド。」

 

「どうしたんだリン……お前らしくないぞ……」

 

【ターン7 エンドフェイズ】

リン LP1900 手札0枚

ルチアーノ LP600 手札0枚

 

「ボクのターン!ボクは手札から魔法カード『ナイト・ショット』発動!先程のエア・フォースを破壊する!」

 

「当然破壊してくるよな……。」

 

「これでキミの場は無防備だね……」

 

「だったらこれはどう?罠発動、『迷い風』!機皇帝スキエルのモンスター効果を無効にし、攻撃力を半分にする!」

 

「あれは……洗脳されていた時に使ったカード……!」

 

「なかなか面白いカードだけど無駄だよ!カウンター罠『ギャクタン』発動!罠の発動を無効にし、デッキに戻す!これでその罠の発動は無効になるよ。」

 

迷い風 通常罠 (OCG版)

(1):特殊召喚された表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果は無効化され、元々の攻撃力は半分になる。

(2):このカードが墓地に存在し、相手のエクストラデッキからモンスターが特殊召喚された場合に発動できる。このカードを自分フィールドにセットする。この効果でセットしたこのカードはフィールドから離れた場合に除外される。

 

ギャクタン カウンター罠 (OCG版)

(1):罠カードが発動した時に発動できる。その発動を無効にし、そのカードを持ち主のデッキに戻す。

 

「くっ……対策していたのね……。」

 

「さあバトルだ!スキエルでダイレクトアタック!」

 

「罠発動『ピンポイント・ガード』!相手モンスターの攻撃宣言時に発動して、私の墓地からレベル4以下のモンスターを守備表示で特殊召喚する!この効果で復活したモンスターは戦闘では破壊されない!復活して、グラス・ベル!復活したグラス・ベルの効果で私はデッキからアイス・ベルを手札に加えるわ!」

 

「成程ね。このターンでは意味がないということか……。ボクはこれでターンエンドだ!そしてエンドフェイズにボクは墓地の罠カード『機皇帝の施し』の効果発動!墓地のこのカードと機皇帝のパーツを除外することで、僕は自分の場のモンスターの数×300ライフを回復する!ボクの場には5体いるため1500回復する!」

 

ピンポイント・ガード 通常罠 (OCG版)

(1):相手モンスターの攻撃宣言時、自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、戦闘・効果では破壊されない。

 

機皇帝の施し 通常罠 (オリジナルカード)

このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、自分のターンでのみ発動と処理ができる。

(1):自分フィールドに「ワイゼル」、「スキエル」、「グランエル」モンスターの何れかが存在する場合発動できる。自分のデッキから「機皇」カード又は、「機皇」のカード名が記されたカードを、相手フィールド上のモンスターカードの数まで、墓地又はデッキから手札に加える。

(2):エンドフェイズに自分の墓地から、このカードと「ワイゼル」、「スキエル」、「グランエル」の何れかの名のついたモンスターを除外して発動できる。自分フィールド上のモンスターの数×300ライフポイントを回復する。

 

ルチアーノ LP600+1500=2100

 

「回復してきたのね……。」

 

「リンが思った通りに戦えてねぇみてぇだな……」

 

【ターン7 エンドフェイズ】

リン LP1900 手札1枚

ルチアーノ LP2100 手札0枚

 

「私のターン、ドロー!私は手札から装備魔法『ワンダー・ワンド』をグラス・ベルに装備!装備したグラス・ベルの攻撃力は500アップする!」

 

ワンダー・ワンド 装備魔法 (OCG版)

魔法使い族モンスターにのみ装備可能。

(1):装備モンスターの攻撃力は500アップする。

(2):装備モンスターとこのカードを自分フィールドから墓地へ送って発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。

 

「へぇ……ここで装備魔法か……」

 

「なるほどな。リンの奴ここは手札を補充するつもりか……」

 

幼馴染のユーゴはリンがやろうとしていることに気が付いていた。

 

「『ワンダー・ワンド』の更なる効果発動!このカードを装備しているグラス・ベルを墓地に送ることでデッキから2枚ドローする!更に手札から魔法カード『貪欲な壺』を発動!私の墓地のモンスターを全てデッキ・エクストラデッキに戻して2枚ドローする!」

 

「ここは手札を補充してきたんだ……」

 

「そして私の場にモンスターが存在しないことにより、手札からアイス・ベルを特殊召喚!この効果で特殊召喚に成功したため、デッキからグラス・ベルを特殊召喚!グラス・ベルの効果発動!デッキからスノウ・ベルを手札に加える!」

 

「手札1枚からここまで展開するとはね……しかもまだ通常召喚は行っていないんだよね……」

 

ルチアーノはリンの展開力に感心していた。

 

「アイス・ベルの効果で500のダメージを受けてもらうわ!」

 

「……段々鬱陶しくなってきたな……」

 

ルチアーノ LP2100-500=1600

 

「そしてレベル3のアイス・ベルにレベル4のグラス・ベルをチューニング!シンクロ召喚、再び現れよっ!『WW-ウィンター・ベル』!」

 

「……ということはまたバーンか……」

 

「ウィンター・ベルの効果発動!墓地のグラス・ベルのレベル×200のダメージを与える。800のダメージを受けてもらうわっ!」

 

「…………」

 

「おいおい、とうとう無言になりやがったぞ……」

 

ルチアーノ LP1600-800=800

 

「そして私はまだ通常召喚を行っていない。よって手札から『ガスタの神裔 ピリカ』を通常召喚!ピスカの効果発動!召喚に成功した時、墓地からグラス・ベルを特殊召喚する!そしてレベル3のピリカにレベル4のグラス・ベルをチューニング!風を司りし一族の長よ、その悠久の翼を得て天空に羽ばたけ!シンクロ召喚、現れよ。レベル7『ダイガスタ・イグルス』!」

 

ガスタの神裔 ピリカ チューナー・効果モンスター

星3/風属性/サイキック族/攻1000/守1500

このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、自分の墓地から風属性のチューナー1体を選択して表側守備表示で特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。この効果を発動したターン、自分は風属性以外のモンスターを特殊召喚できない。「ガスタの神裔 ピリカ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

ダイガスタ・イグルス シンクロ・効果モンスター

星7/風属性/サイキック族/攻2600/守1800

チューナー+チューナー以外の「ガスタ」と名のついたモンスター1体以上

1ターンに1度、自分のエンドフェイズ時に自分の墓地の風属性モンスター1体をゲームから除外して発動できる。相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して破壊する。

 

「2体目のシンクロモンスターか……」

 

「そして私は手札からスノウ・ベルを特殊召喚!ユーゴ!あなたの切り札を借りるわよ!」

 

「おう!存分に使ってくれ!」

 

「私はレベル7のウィンター・ベルにレベル1のスノウ・ベルをチューニング!神聖なる光蓄えし翼煌めかせ、その輝きで敵を討て!シンクロ召喚!いでよ!レベル8!《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》!」

 

「……こいつはスターダストに似た空気を感じるよ……」

 

「スターダスト!?」

 

「それって……まさか彼が来た時代は……」

 

ルチアーノが放ったスターダストという言葉にリンとユーゴは彼がマギアの言っていた『スターダスト・ドラゴン』を所持している男を知っていることを感じた。

 

「スターダスト……。あいつは何を知っているというんだ?」

 

「……でも、とりあえずこのデュエルを終わらせないと……。バトル!クリスタルウィングで『機皇帝スキエル∞』を攻撃!」

 

「機皇帝スキエルのパーツである『スキエルG』の効果発動!相手モンスターの攻撃を無効にする!」

 

「防がれた!でも続けて『ダイガスタ・ガルドス』で『機皇帝スキエル∞』を攻撃!そして、速攻魔法『虚栄巨影』を発動!ガルドスの攻撃力を1000アップさせる!」

 

「攻撃力3600!?スキエルよりも上になったの!?」

 

「止めよっ!ガルドスでスキエルを攻撃!」

 

「うわぁぁぁぁぁ………。」

 

ルチアーノ LP800-1200=-400

 

リン WIN

 

 

「よっしゃあ!リンが勝ったぜっ!」

 

「ふぅ。危なかったわね……」

 

「くぅ………ボクが負けただなんて……」

 

「ルチアーノ君……」

 

「……あー……なんかすまねぇな……」

 

落ち込んでいるルチアーノを見てリンとユーゴはちょっと気まずくなったが……

 

「キヒャッヒャッヒャ!な~んてね。別に本気じゃなかったし気にしてないよーーー!」

 

「えっ!?」

 

「はっ!?」

 

「その間抜けな顔が見れたことだし、ボクは帰るねーー!キヒャッヒャッヒャ!」

 

ルチアーノのセリフに唖然とする二人を揶揄いながらルチアーノは闘技場から去っていった。残った二人は少し固まっていた。

 

「……ってことは、本気じゃなくてあの強さだったというの!?」

 

「おいおい……まじかよ……。あとウソ泣きに騙されたな……」

 

「あっ!子供だと思って気を使ったんだけどウソ泣きだったのね!」

 

ルチアーノのウソ泣きに騙されたことでリンは激怒していた。それをみていたユーゴは彼女をなだめていた。結局リンが落ち着いたのはマギアの声が聞こえてきた頃であった。

 




※リンのデッキに入っているガスタのカードはピリカなど一部だけです。ガスタWWではありませんのでご了承ください。

ルチアーノに関しましては、下っ端とランニングデュエルの提唱者と共にチーム戦で後に登場します。その時には更に凶悪なガチカードを入れて戦いに挑みます。

次回は某熱血指導の方です。このお方はたらこ唇の元バリアンの戦士に洗脳されている時に迷い込んだ状態です。
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