遊戯王ARC-V The After   作:カオスキマイラ

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次に遊矢の戦いをお送りいたします。

アンケートの結果通りVRAINSに出てきたハノイの騎士(インヴェルズ使い)が相手となります。

それにしても……遊矢のやつ使ったモンスターが多すぎてもう訳が分からん!
EMだけでOCG化されているのが80枚超えているから仕方ないか……


榊遊矢VSハノイの騎士

紫雲院素良がディヴァインと戦いを始めようとしたころ……

 

「ここが俺達の戦いの場所か……」

 

「遊矢!よかった一緒ね!」

 

「柚子!俺のパートナーは柚子だったのか!」

 

幼馴染同士気が合うのか二人は会話が弾んでいた。すると、マギアのホログラムが突如として出現した。

 

「無事に分けられたようだな。それではこれよりデュエルエナジーを集めるための戦いを開始する!それでは最初に戦いたいものは前へ……」

 

マギアは戦いの場に向かいたいものは前に出るように言った。

 

「じゃあ、まずは俺から行くよ!柚子!」

 

「ええ。あなたのエンタメデュエルで相手も楽しませてね。」

 

柚子の声援を受けて遊矢が前に進んだ。

 

「それでは最初の戦いを取り行う。最初はスタンティングデュエルだが、ライティングデュエルも行うことがある。そしてそのライティングデュエルでは特殊なルールがあるものもやってもらうのでそこは理解しておくように……」

 

「特殊なライティングデュエル?」

 

「ライディングデュエルにも複数種類があるというの……」

 

「まあ、その時になったら説明を行おう。それでは君たちの試練を開始する……」

 

「………マギアの奴……。今試練って言ってなかった?」

 

「確かにそういっていたわね……」

 

遊矢がマギアの言葉に疑問を感じた時に彼のホログラムは消えていた。そして目の前の闘技場に誰かが歩いてきていた。

 

「くっ、ここは一体どこなんだ?」

 

「……なんか変な仮面を付けた奴だな。………」

 

「あんな仮面初めてみるわ。」

 

現れた男は謎の仮面を付けていた。

 

 

「くそっ、ここは一体どこなのだ?あの男に敗北してから気が付いたら変な場所に居やがる……」

 

「……ねぇ、遊矢。私たちに気が付いていないみたいよ……」

 

「う~~ん。確かに自分の世界に入ってしまっているね。おーーーいっ!」

 

「ん?誰だ貴様ら!?」

 

「あっ!気が付いた!?」

 

「ここにデュエリストだと?だったら、リボルバー様の命に従いお前たちを倒す!」

 

「えっ!?い…いきなりっ!?」

 

現れた謎の男はいきなり遊矢に勝負を挑んできた。

 

「うーん、仕方がない。受けて立つよ!名前だけ名乗っておくね。俺は榊遊矢!エンタメデュエリストさ!」

 

「エ……エンタメデュエリスト?……まあいい。ハノイの騎士の一人としてこれ以上負けるわけにはいかん!」

 

「ハノイの騎士?……オベリスクフォースのような組織かな?」

 

「何をしているさっさと構え……何故私のデュエルディスクが旧式になっているんだ?」

 

「えっ!?旧式?」

 

ハノイの騎士と名乗った男はデュエルディスクに困惑をしだした。

 

「……しかしよく見たら、俺の知っている旧式ではないみたいだな。……これはソリッドビジョンを生み出すデュエルディスクだというのか……」

 

「あのーーーー?」

 

「はっ!これは失礼!始めるとしよう!」

 

「うーーん。よく分からないけど、アクションフィールドON!フィールド魔法『星の聖域』!」

 

「わわっ!?なんだこのフィールドは!?」

 

「そうか、遊矢----っ!相手はアクションデュエルを知らないみたいよ!」

 

「ええっ!?そうなの!?」

 

「ア……アクションデュエル!?なんだそれは?」

 

「だったら、説明しないとね!」

 

事情が理解できていないハノイの騎士に遊矢はアクションデュエルの説明を行った。

 

「なるほど、アクションカードというカードを使って戦うデュエルか……。今の話を聞く限りこの世界は俺の世界ではないようだな。」

 

「まあ、そうなるね。」

 

(エクストラモンスターゾーンが存在せずに、リンク召喚がない世界か。流石にこの場にPlaymakerはいないはずだ。いつ元の世界に戻れるか分からないため、リボルバー様やファウスト様から怒られることもないだろう。だったら、純粋にデュエリストとして戦うとしようか!)

 

「それで?準備は大丈夫なのかい?」

 

何かを考え込んでいるハノイの騎士に遊矢は問いかけた。

 

「すまんな。俺の方は大丈夫だ!さあ、始めるとしようか!」

 

「よしっ!それじゃあ、柚子!手伝って!」

 

「ええ遊矢!」

 

「何だ?」

 

ハノイの騎士が疑問に思った瞬間に遊矢と柚子がアクションデュエルのお決まりの文句を始めた。

 

「戦いの殿堂に集いしデュエリストたちが……!」

 

「モンスターとともに地を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け巡る!」

 

(こいつらは一体何がしたいんだ?)

 

「見よ、これぞ、デュエルの最強進化形!」

 

「アクション………!」

 

「「デュエル!!」」

 

榊遊矢 LP4000

 

    VS

 

ハノイの騎士 LP4000

 

 

(げっ!『インヴェルズ・モース』が3体に、『インヴェルズ・ガザス』に『インヴェルズ・ホーン』だと!?またしても手札事故……しかも今度は完全に動けん。)

 

「先攻は俺が貰うよ!」

 

「いいだろう。」

 

(取り合えず、後攻でよかった。)

 

「俺は永続魔法『星霜のペンデュラムグラフ』を発動!このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの魔法使い族モンスターを相手は魔法カードの効果の対象にできない。」

 

星霜のペンデュラムグラフ 永続魔法

「星霜のペンデュラムグラフ」の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分フィールドの魔法使い族モンスターを相手は魔法カードの効果の対象にできない。

(2):表側表示の「魔術師」Pモンスターカードが自分のモンスターゾーン・Pゾーンから離れた場合に発動する。デッキから「魔術師」Pモンスター1体を手札に加える。

 

「奴のデッキは魔法使い族なのか?」

 

「そして俺はスケール3の『EMゴールド・ファング』とスケール5の『慧眼の魔術師』をペンデュラムスケールにセッティング!これでレベル4のモンスターが同時に召喚可能!ここで俺は『慧眼の魔術師』のペンデュラム効果発動!このカードを破壊することで、デッキから「魔術師」Pモンスターをペンデュラムゾーンに置く!俺はデッキから『相生の魔術師』を選択してペンデュラムスケールにセッティングする!」

 

EMゴールド・ファング ペンデュラム・効果モンスター

星4/光属性/獣族/攻1800/守 700

【Pスケール:青3/赤3】

(1):1ターンに1度、自分の「EM」モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した場合に発動する。相手に1000ダメージを与える。

【モンスター効果】

(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動する。自分フィールドの「EM」モンスターの攻撃力はターン終了時まで200アップする。

 

慧眼の魔術師 ペンデュラム・効果モンスター

星4/光属性/魔法使い族/攻1500/守1500

【Pスケール:青5/赤5】

(1):もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードまたは「EM」カードが存在する場合に発動できる。このカードを破壊し、デッキから「慧眼の魔術師」以外の「魔術師」Pモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。

【モンスター効果】

(1):このカードを手札から捨て、自分のPゾーンの、Pスケールが元々の数値と異なるカード1枚を対象として発動できる。そのカードのPスケールはターン終了時まで元々の数値になる。

 

「『相生の魔術師』のペンデュラムスケールは8……これでレベル4から8のモンスターが同時に召喚できるようになったということか…」

 

「ここで俺は『星霜のペンデュラムグラフ』の効果発動!表側表示の「魔術師」PモンスターがPゾーンから離れた場合、デッキから新たな「魔術師」Pモンスターを手札に加える!俺は『竜脈の魔術師』を手札に加える!」

 

相生の魔術師 ペンデュラム・効果モンスター (アニメ版)

星4/光属性/魔法使い族/攻 500/守 1500

【Pスケール:青8/赤8】

①:1ターンに1度、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのレベルはターン終了時までフィールドのそれ以外のモンスター1体と同じになる。

【モンスター効果】

①:1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 このカードの攻撃力はターン終了時までそのモンスターと同じになる。

 

竜脈の魔術師  ペンデュラム・通常モンスター

星4/地属性/魔法使い族/攻1800/守 900

【Pスケール:青1/赤1】

(1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードが存在する場合、手札のPモンスター1体を捨て、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。

【モンスター情報】

元気だけが取り得の駆け出しの少年魔術師。実は無意識のうちに大地に眠る竜の魂を知覚する能力を有しており、まだ半人前ながらその資質の高さには師匠の「竜穴の魔術師」も一目置いている。

 

「遊矢……。まずは相手の様子を見るために動くのね」

 

「ペンデュラム召喚を行うデッキか……」

 

「そして手札から魔法カード『ペンデュラムコール』を発動!手札を1枚捨てることでデッキからカード名の異なる『魔術師』カードを2枚手札に加える!俺は手札の『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』を墓地に送り、デッキから『降竜の魔術師』と『白翼の魔術師』を手札に加える!」

 

ペンデュラムコール 通常魔法

「ペンデュラム・コール」は1ターンに1枚しか発動できず、

「魔術師」PモンスターのP効果を発動したターンには発動できない。

(1):手札を1枚捨てて発動できる。カード名が異なる「魔術師」Pモンスター2体をデッキから手札に加える。このカードの発動後、次の相手ターン終了時まで自分のPゾーンの「魔術師」カードは効果では破壊されない。

 

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン  ペンデュラム・効果モンスター (アニメ版)

星7/闇属性/ドラゴン族/攻 2500/守 2000

【Pスケール:青4/赤4】

①:1ターンに1度、自分のPモンスターの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージを0にできる。

【モンスター効果】

①:このカードが相手のレベル5以上のモンスターと戦闘を行う場合、このカードが相手に与える戦闘ダメージは倍になる。

 

降竜の魔術師 ペンデュラム・効果モンスター 

星7/闇属性/魔法使い族/攻2400/守1000

【Pスケール:青2/赤2】

(1):1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの種族は相手ターン終了時までドラゴン族になる。

【モンスター効果】

(1):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。上のカードの種族はターン終了時までドラゴン族になる。

(2):フィールドのこのカードを素材として融合・S・X召喚したモンスターは以下の効果を得る。●このカードがドラゴン族モンスターと戦闘を行うダメージステップの間、このカードの攻撃力は元々の攻撃力の倍になる。

 

白翼の魔術師 ペンデュラム・効果モンスター (OCGから調整版)

星4/風属性/魔法使い族/攻1600/守1400

【Pスケール:青1/赤1】

(1):1ターンに1度、自分フィールドの魔法使い族・闇属性モンスターを対象として発動した効果を無効にできる。その後、このカードを破壊する。

【モンスター効果】

このカードはルール上「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」として扱う。

P召喚したこのカードは、S召喚に使用された場合に除外される。

 

「そしてセッティング済みのペンデュラムスケールを使い、ペンデュラム召喚!揺れろ、魂のペンデュラム!天空に描け光のアーク!ペンデュラム召喚!!現れろ、俺のモンスターたち!手札から『白翼の魔術師』と『降竜の魔術師』!そして、エクストラデッキから『慧眼の魔術師』!」

 

「レベル4のモンスターが2体!遊矢、もしかして……」

 

「せっかくだし俺の新しい仲間を紹介するよ!俺はレベル4の『白翼の魔術師』と『慧眼の魔術師』でオーバーレイ!夜空を彩る星々の煌きよっ、時を刻み付ける魔術師を光臨させよ!エクシーズ召喚!現れろっ、ランク4『星刻の魔術師』!」

 

星刻の魔術師 エクシーズ・効果モンスター

ランク4/闇属性/魔法使い族/攻2400/守1200

レベル4「魔術師」Pモンスター×2

このカードは上記のカードをX素材にしたX召喚でのみエクストラデッキから特殊召喚できる。

(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。自分のデッキ・墓地のモンスター及び自分のエクストラデッキの表側表示のPモンスターの中から、魔法使い族・闇属性モンスター1体を選んで手札に加える。

(2):1ターンに1度、自分のモンスターゾーン・PゾーンのPモンスターカードが戦闘・効果で破壊される場合、変わりに自分のデッキから魔法使い族モンスター1体を墓地へ送る事ができる。

 

「『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』じゃないの!?」

 

「『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』はユートに返却したからね。これは俺自身のエクシーズモンスターだ!」

 

「ペンデュラム召喚からエクシーズだと!?この男以外にやるのか……。」

 

「ここで俺は、『星刻の魔術師』のモンスター効果発動!1ターンに1度オーバーレイユニットを1つ使いデッキから闇属性で魔法使い族モンスターを手札に加える!俺はデッキから『EMドクロバット・ジョーカー』を手札に加える!そして今手札に加えた『EMドクロバット・ジョーカー』を通常召喚!」

 

「そういえば、あの男はまだ通常召喚をしていなかったか……」

 

「ドクロバットジョーカーの効果発動!このカードの召喚に成功した時デッキから『EM』、『魔術師』、『オッドアイズ』モンスターのうちいずれか1体を手札に加える!俺はこの効果でデッキから『EMペンデュラム・マジシャン』を手札に加える!」

 

EMドクロバット・ジョーカー ペンデュラム・効果モンスター

星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守 100

【Pスケール:青8/赤8】

(1):自分は「EM」モンスター、「魔術師」Pモンスター、「オッドアイズ」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。

【モンスター効果】

(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。デッキから「EMドクロバット・ジョーカー」以外の「EM」モンスター、「魔術師」Pモンスター、「オッドアイズ」モンスターの内、いずれか1体を手札に加える。

 

EMペンデュラム・マジシャン ペンデュラム・効果モンスター

星4/地属性/魔法使い族/攻1500/守 800

【Pスケール:青2/赤2】

(1):自分フィールドに「EM」モンスターがP召喚された場合に発動する。自分フィールドの「EM」モンスターの攻撃力はターン終了時まで1000アップする。

【モンスター効果】

「EMペンデュラム・マジシャン」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、自分フィールドのカードを2枚まで対象として発動できる。そのカードを破壊し、破壊した数だけデッキから「EMペンデュラム・マジシャン」以外の「EM」モンスターを手札に加える(同名カードは1枚まで)。

 

「先攻は最初のターン攻撃できない。俺はこれでターンエンドだ!」

 

(……俺の手札ははっきり言って事故を起こしている。このドローにかかっているな。)

 

「俺のターンドロー!」

 

(……『トレード・イン』!よしっ、これならば動ける!)

 

「俺は手札から魔法カード『トレード・イン』を発動!手札のレベル8モンスター『インヴェルズ・ガザス』を墓地に送り、デッキから2枚ドローする!……俺は1枚伏せて、魔法カード『手札抹殺』発動!お互いのプレイヤーは手札を全て墓地に送り、墓地に送った枚数ドローする!」

 

トレード・イン 通常魔法

(1):手札からレベル8モンスター1体を捨てて発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。

 

手札抹殺 通常魔法

(1):手札があるプレイヤーは、その手札を全て捨てる。その後、それぞれ自身が捨てた枚数分デッキからドローする。

 

「俺の手札は1枚だから、1枚ドローだね。」

 

「俺の手札は4枚なので、4枚ドローする!」

 

(………これはいいドローだ!)

 

「俺は先程伏せた魔法カード『おろかな埋葬』を発動!この効果でデッキから『ヘルウェイ・パトロール』を墓地に送る!そして墓地に送られた『ヘルウェイ・パトロール』の効果発動!墓地のこのカードを除外することで手札から攻撃力2000以下の悪魔族モンスターを特殊召喚できる!『インヴェルズを呼ぶ者』を特殊召喚!」

 

ヘルウェイ・パトロール 効果モンスター

星4/闇属性/悪魔族/攻1600/守1200

(1):このカードが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。そのモンスターの元々のレベル×100ダメージを相手に与える。

(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。手札から攻撃力2000以下の悪魔族モンスター1体を特殊召喚する。

 

インヴェルズを呼ぶ者 効果モンスター

星4/闇属性/悪魔族/攻1700/守 0

このカードをリリースして「インヴェルズ」と名のついたモンスターのアドバンス召喚に成功した時、デッキからレベル4以下の「インヴェルズ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚できる。

 

「アドバンス召喚のデッキか!」

 

「俺は『インヴェルズを呼ぶ者』をリリースして、『インヴェルズ・マディス』をアドバンス召喚!この瞬間、『インヴェルズ・マディス』とリリースした『インヴェルズを呼ぶ者』の効果発動!まずは『インヴェルズを呼ぶ者』の効果発動!このカードをリリースして「インヴェルズ」のアドバンス召喚に成功した時、デッキからレベル4以下の「インヴェルズ」を特殊召喚できる!俺は『インヴェルズの先鋭』を特殊召喚!続いて『インヴェルズ・マディス』の効果発動!このカードがアドバンス召喚に成功した時、1000LPを支払うことで墓地の「インヴェルズ」を特殊召喚できる!甦れっ!『インヴェルズを呼ぶ者』!」

 

インヴェルズ・マディス 効果モンスター

星5/闇属性/悪魔族/攻2200/守 0

「インヴェルズ」と名のついたモンスターをリリースしてこのカードのアドバンス召喚に成功した時、1000ライフポイントを払う事で、自分の墓地の「インヴェルズ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。

 

インヴェルズの先鋭 効果モンスター

星4/闇属性/悪魔族/攻1850/守 0

自分フィールド上のこのカードが墓地へ送られた時、フィールド上の儀式・融合・シンクロモンスター1体を選択して破壊する。

 

ハノイの騎士 LP4000-1000=3000

 

「ペンデュラム召喚を使わずに一気に3体もフィールドに揃えたのか……」

 

「更に手札から永続魔法『侵略の猛攻』を発動!このカードが表側表示で存在する時に、「インヴェルズ」のアドバンス召喚に成功したターン、その召喚したモンスターよりレベルが2つまで上のインヴェルズ1体をデッキから特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは「インヴェルズ」をリリースしてアドバンス召喚した時の効果を得る。」

 

侵略の猛攻 永続魔法 (オリジナルカード)

「侵略の猛攻」の(1)、(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):「インヴェルズ」モンスターのアドバンス召喚に成功しているターンに発動できる。自分のデッキからそのアドバンス召喚したモンスターよりレベルが2つまで高い「インヴェルズ」モンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは「インヴェルズ」モンスターをリリースしてアドバンス召喚した時の効果を発動できる。

(2):自分フィールド上にアドバンス召喚したモンスターが表側表示で存在する時発動できる。このターン通常召喚に加えてもう一度「インヴェルズ」モンスターをアドバンス召喚する。

 

「何だって!?」

 

「俺は『侵略の猛攻』の更なる効果発動!自分フィールドにアドバンス召喚したモンスターが存在する時、このターン「インヴェルズ」をもう一度アドバンス召喚できる!」

 

「更に「インヴェルズ」を召喚してくるというの……!?

 

「俺は『インヴェルズ・マディス』をリリースして、『インヴェルズ・ギラファ』をアドバンス召喚!」

 

ハノイの騎士は先程アドバンス召喚したモンスターをリリースして、最上級モンスターをアドバンス召喚してきた。

 

「どうして……レベル7のモンスターのリリースが1体なの?」

 

「もしかして、そのモンスターにはリリース軽減効果があるのか?」

 

「ああ、『インヴェルズ・ギラファ』は「インヴェルズ」を1体リリースしてアドバンス召喚できる!そして、『インヴェルズ・ギラファ』の効果発動!このカードのアドバンス召喚に成功した時、相手フィールド上のカード1枚を墓地へ送り、俺は1000ライフポイント回復する。俺は『星刻の魔術師』を墓地に送る!」

 

インヴェルズ・ギラファ 効果モンスター

星7/闇属性/悪魔族/攻2600/守 0

このカードは「インヴェルズ」と名のついたモンスター1体をリリースして表側攻撃表示でアドバンス召喚できる。「インヴェルズ」と名のついたモンスターをリリースしてこのカードのアドバンス召喚に成功した時、相手フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。選択した相手のカードを墓地へ送り、自分は1000ライフポイント回復する。

 

ハノイの騎士 LP3000+1000=4000

 

「『星刻の魔術師』が……」

 

「永続魔法『侵略の猛攻』の効果発動!『インヴェルズ・ギラファ』のレベルは7、よってデッキからレベル9の『インヴェルズ・ホーン』を特殊召喚!」

 

インヴェルズ・ホーン 効果モンスター

星9/闇属性/悪魔族/攻3000/守 0

「インヴェルズ」と名のついたモンスターをリリースしてこのカードが表側表示でアドバンス召喚に成功した場合、このカードは以下の効果を得る。

1ターンに1度、1000ライフポイントを払う事で、フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。

 

「俺は『インヴェルズ・ホーン』の効果発動!1000LPを支払い、『降竜の魔術師』を破壊する!」

 

ハノイの騎士 LP4000-1000=3000

 

「くっ、この瞬間『星霜のペンデュラムグラフ』の効果発動!デッキから『黒牙の魔術師』を手札に加える!」

 

「さてと、このターンで終わりだ!バトル、俺は『インヴェルズ・ホーン』で『EMドクロバット・ジョーカー』を攻撃!」

 

「まずいわ、この攻撃を全て通したら遊矢の負けが決まっちゃう!」

 

「安心して柚子!俺は手札の『EMオッドアイズ・ディゾルヴァー』の効果発動!自分のモンスターが戦闘を行うダメージ計算時、相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。その自分のモンスターは、その戦闘では破壊されず、その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。」

 

「なんだと!?」

 

「オッドアイズ・ディゾルヴァーの更なる効果!このカードを特殊召喚して、『インヴェルズ・ホーン』の効果を無効にする!そして、この効果で特殊召喚したオッドアイズ・ディゾルヴァーはこのターン戦闘・効果では破壊されない!」

 

黒牙の魔術師 ペンデュラム・通常モンスター (OCG調整版)

星4/闇属性/魔法使い族/攻1700/守 800

【Pスケール:青8/赤8】

(1):1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力をターン終了時まで半分にする。その後、このカードを破壊する。

【モンスター効果】

このカードはルール上「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン」としても扱う。

(1):このカードが戦闘・効果で破壊された場合、自分の墓地の魔法使い族・闇属性モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。

 

EMオッドアイズ・ディゾルヴァー ペンデュラム・効果モンスター (アニメ版)

星8/闇属性/魔法使い族/攻 2000/守 2600

【Pスケール:青4/赤4】

①:自分のPゾーンのこのカードを破壊して発動できる。自分フィールドから、融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。

【モンスター効果】

①:このカードが手札に存在し、自分のモンスターが戦闘を行うダメージ計算時、

相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。その自分のモンスターは、その戦闘では破壊されず、その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。その後、このカードを手札から特殊召喚し、対象の相手モンスターの効果を無効にする。この効果で特殊召喚したこのカードは、このターン戦闘・効果では破壊されない。

②:融合モンスターカードによって決められた、自分フィールドのこのカードと自分のPゾーンのカード1枚を融合素材として墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。

 

「くっ、俺の『インヴェルズ・ホーン』が……。更に奴のモンスターには破壊耐性だと!?」

 

「凄い!相手のモンスターの効果を無効にしつつ、新しいモンスターを召喚するなんて……」

 

「だが、俺の場にモンスターはまだ存在する!『インヴェルズ・ギラファ』でドクロバット・ジョーカーを攻撃!」

 

ハノイの騎士が攻撃を宣言すると遊矢は走り出してアクションカードを拾った。

 

「アクションカード『奇跡』発動!ドクロバット・ジョーカーの戦闘破壊を防ぎダメージを半分にする!」

 

「何だとっ!?」

 

遊矢 LP4000-400=3600

 

「くっ、そういえばアクションカードなるものあるのだった。面倒くさいルールがあるものだ。」

 

「そんなことないよ!あんたも使うことはできるんだから!」

 

「……だったら、遠慮せずに使わせてもらおう!……アクションカード『ティンクル・コメット』発動!ドクロバット・ジョーカーの攻撃力を1000下げて、貴様に500のダメージを与える!」

 

ティンクル・コメット アクションカード

①:フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターの攻撃力をエンドフェイズまで1000ダウンし、相手に500ダメージを与える。

 

「うわっ」

 

遊矢 LP3600-500=3100

 

「更にもう一枚!アクションカード『メテオ・フォース』発動!俺のフィールドのモンスターの攻撃力を1000アップしてお前のモンスターの攻撃力を800下げる!」

 

メテオ・フォース アクションカード (オリジナルカード)

①:自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。 このターン、そのモンスターの攻撃力は1000アップし、相手モンスター全ての攻撃力はターン終了時まで800下がる。

 

「何っ!?」

 

「これで貴様のドクロバット・ジョーカーの攻撃力は0となり、俺の『インヴェルズ・の先鋭』の攻撃力は1000アップした!」

 

「攻撃力2850!?」

 

「続けてバトルだ!俺は『インヴェルズを呼ぶ者』でドクロバット・ジョーカーを攻撃!」

 

「アクションカード『回避』発動!攻撃を無効にする!」

 

ドクロバット・ジョーカーは華麗に相手の攻撃を回避した。

 

「ちっ、かわしたか。ならば、『インヴェルズの先鋭』でドクロバット・ジョーカーを攻撃!」

 

「うわぁぁぁぁぁぁっ」

 

遊矢 LP3100-2850=250

 

「アクションカード『回避』に救われたようだな。俺はこれでターンエンド!」

 

「俺のターンドロー!」

 

遊矢が黙ったかと思うといきなり、照明が点灯した。

 

「レディースエンドジェントルマン!!」

 

「……なんだこいついきなり、訳分からないことを言い出しよった。」

 

「ようこそっ!この私、榊遊矢がお送り致します。素晴らしきエンタメデュエルの世界へ!」

 

「エンタメデュエルだと?何を始めるきだ?」

 

「まずはこちら!私は手札から魔法カード『アドバンス・ドロー』発動いたします!この効果でオッドアイズ・ディゾルヴァーをリリースして私は2枚ドロー致します!」

 

「奴のペンデュラムスケールの場合、レベル4からレベル7までのモンスターしか召喚できんはず。何をするきだ?」

 

「そして自分フィールドにモンスターが存在しないときマジックカード『シャッフル・リボーン』を発動できるのです!『シャッフル・リボーン』は、私の墓地のモンスターを効果を無効にして特殊召喚できるのです!」

 

「何っ!?」

 

「私は墓地から『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』を特殊召喚いたします!」

 

「『シャッフル・リボーン』の更なる効果を私は発動いたします!墓地のこのカード除外して、私のフィールドの『EMゴールド・ファング』をデッキに戻すことにより、1枚ドローします!さあさあお立合いここで私がドローしたカードが本日のデュエルを彩ります!」

 

「何が起ころうとしている?」

 

「遊矢のエンタメがクライマックスを迎えるのよっ!」

 

「クライマックス?」

 

「さあご一緒に……」

 

「「ドロー!!」」

 

柚子は遊矢と共にドローする演出をした。

 

「おおっ、カードが煌いている!」

 

「この私が今ドローしたカードそれは……『ギャップ・パワー』!自分のLPよりも相手のLPが高い場合、自分フィールドのモンスター1体の攻撃力はバトルフェイズ終了時まで、相手のLPと自分のLPの数値の半分の数値分アップします!」

 

「俺とお前のライフの差は2750……。その半分ということは……!1375ポイントアップか!」

 

「凄い、アクションフィールド全体のオーラがオットアイズに流れ込んでいく……!」

 

「こ……これがエンタメデュエル!なんて、煌びやかなデュエルなんだ!」

 

「私はスケール8の『黒牙の魔術師』をペンデュラムスケールにセッティングいたします!」

 

「し……しかし、2体ともスケールは8だぞ?」

 

「ご安心を、私は『黒牙の魔術師』のペンデュラム効果を発動いたします!1ターンに1度。相手モンスターの攻撃力を半分にすることができるのです!」

 

「おおっ!」

 

「私は『インヴェルズ・ホーン』の攻撃力を半分にして、Pゾーンの『黒牙の魔術師』を破壊いたします。ここで『星霜のペンデュラムグラフ』の効果発動!私はデッキから『慧眼の魔術師』を手札に加えます!」

 

「俺のモンスターの攻撃力が半分に!」

 

「いよいよっフィニッシュです!私は『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』で『インヴェルズ・ホーン』を攻撃っ!螺旋のストライクバースト!『オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』がレベル5以上のモンスターとバトルをするとき戦闘ダメージを2倍にしますリアクション・フォース!」

 

「うわぁぁぁぁぁぁっ!こ……これがエンタメデュエル!なんて素晴らしい演出なんだ!」

 

ハノイの騎士 LP3000-4750=-1750

 

榊遊矢 WIN

 

 

「俺の敗北か……。だが、素晴らしいデュエルだったぞ!エンタメデュエルそのようなものがあったとはな。」

 

「まあね、デュエルはみんなを幸せにする素晴らしいものだからね!」

 

「残念ながら、今の俺はそれは無理だな。だから、今の俺の仕事がひと段落したら考えてみるか……」

 

「うん。そうしてもらえるとありがたいよ!」

 

この後、一番長引いた素良の戦いが終わるまで、遊矢と柚子はハノイの騎士を交流を深めた。

 

「さてと、そろそろ俺は行く。また戦えることを願っているぞ。」

 

「ああ。でも今度は手札事故に注意してよね。」

 

「ああ。一度デッキ構築を見直してみるか……」

 

そういってハノイの騎士は元来た道を引き返していった。ハノイの騎士がいなくなると同時にマギアの声が聞こえてきた。

 

「第一試合が終わったようだな。それでは、次の戦いに入るので次の挑戦者は前に出てくるように……。因みに対戦相手と会話中だったものもいると思うが、進行が押しているため強制的に終了とさせていただく。」

 

「次はあたしね。」

 

「柚子!がんばれっ!」

 

「ええ。今度は私の出番よ!」

 

円満に終わった遊矢と柚子は次の挑戦者に期待を胸に構えていた。その様子をマギアが見ていた。

 

「……なるほどな。3人目の戦いで一度試練を与えるとしようか。ここはあの小物エンターテイナーと戦わせよう。」

 

マギアは不穏なことを呟いた。




次回は黒咲瑠璃が戦う予定です。取り合えず、瑠璃は勝利予定です。
対戦相手がドクトルですが、彼女自身の過去(ドクトルに操られて恋人のユートと家族の黒咲隼と戦わされた)を乗り越えるための戦いです。これに関しましては柚子、リン、セレナの3人もドクトルと戦って乗り越える戦いを予定しております。

今更ですが、行方不明になっているバレットなどは立ちはだかる敵として登場予定です。

評価がないと自信が出てこないので、申し訳ございませんが出来たらお願いいたします。

個別で戦うため昇格にふさわしいのは次の誰ですか?

  • デニス・マックフィールド
  • 徳松長次郎
  • シンジ・ウェーバー
  • 月影

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