NEXT SPARKING!!
これはあるグループとあるグループを結びつける物語。そして、今まで輝いていた輝きが使命を終え消えていくとともに次の輝きを求めて旅立っていく、そんな物語・・・。
「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「9」
「アクア~、サンシャイン!!」
内浦の海岸砂浜で、今のAqoursスタートの地、0の地で、Aqoursメンバー9人は最後になるであろう名乗りをあげていた。
「もうこれでマリーたち9人のAqoursはここでおしまいで~す」
と、鞠莉はほかの8人に元気よく言うと、
「でも、なんかさびしくなるね」
と、曜、ちょっと寂しそうに言う。これには梨子も、
「本当にそうねぇ」
と相槌を打つ。
「でも、これはこれでいいんじゃないかな」
と、ルビィもちょっと寂しそうに言う。念願だった姉ダイヤとのスクールアイドル活動、それがラブライブ!優勝というとても大きくて最高の結果とともに終わる、それでも先に進まないといけない、そう、ルビィはこのことを心の中で思っての発言だった。
これにはすぐに、
「ルビィちゃんの言うとおりずら~」
と、花丸もルビィの考えに同意。しかし、ヨハネは逆に、
「ヨハネとしてはリトルデーモンが主の下を去るのはちょっと・・・」
と、寂しさを感じつつ言う。
そんな1年生3人を見てか、ダイヤ、
「さっ、明日は本番ですわよ。長居は無用ですわ。さあ、帰りましょう」
と、解散を宣言すると果南も、
「それもそうだね」
と、ダイヤに同意する。
というわけで、ここで解散・・・。
「やっぱり、ここでAqoursが終わるのはいやで~す!!」
「「「「「「「えっ!!」」」」」」」
あるメンバーがいきなり声をあげる。その言葉に発言者と千歌を除いた7人がびっくりする。ダイヤ、すぐに、
「鞠莉さん、今、なんて言ったのですか!!」
と、その発言者、鞠莉に聞く。鞠莉いわく、
「だぁ~て、このままAqoursを終わらせるなんていやで~す!!たしかに最後の名乗りをあげて終わるのは美しい~です。でも、マリーにとってこれだと落ち着かないので~す」
これにはダイヤ、
「でも、終わりの美学としては美しいでしょうが」
と言うと、鞠莉、
「たしかに今のAqoursの終わり方としては美しいで~す。でも、もっと大事なことを忘れていると思うので~す」
と、自分の考えを言う。これにダイヤ、
「それはなんですの?」
と、鞠莉に聞く。鞠莉はその答えをずばり言う。
「それはで~すね~、スクールアイドルとしてで~す」
これにはダイヤ、
「スクールアイドルとして・・・とは何ですか?」
と、鞠莉に改めて聞く。鞠莉、すぐに言う。
「それはスクールアイドルのために、未来のスクールアイドルのために、これからのスクールアイドルを目指すみんなにで~す」
これにはみんな、
「た、たしかに・・・」
と、意外すぎる鞠莉の答えに驚く。たしかにそうである。これまでのAqoursの活動はどちらかというと、自分たち、もしくは近くにいる人たちや仲間(Saint Snowなど)、それじゃなければ内浦や沼津のためが多かった。逆にμ‘sみたいに後世のスクールアイドルのために秋葉原でスクールアイドルフェスティバルを開催したといったことをしていなかったのだ。
でも、ダイヤはある問題点を鞠莉にぶつける。
「鞠莉さん、で、明日には千歌さんたち新生Aqoursのライブがあるのですよ。この短時間でなにをするのですか、構成のスクールアイドルのために・・・?」
そう、たしかに鞠莉の考えにも一理ある。が、明日は新生Aqoursのライブとともに3年生は旅立っていく。なので、この短時間のうちにできることは少ない。
が、鞠莉は自信をもって言う。
「それはですね・・・」
「「「「「「「それは・・・」」」」」」」
と、千歌と鞠莉を除く7人が鞠莉の方を見る。鞠莉はためにためて言った。
「それはですね・・・、未来のスクールアイドルを目指す人たちのために講座方式の動画を撮るので~す!!」
「「「「「「「動画!!」」」」」」」
鞠莉の突然の発案に驚く7人。まさか、あの鞠莉からまともともいえる案がでるとは。が、その発案に曜、
「でも、講座方式だったら、そのための台本なんか必要じゃないかな」
と、いつもみんなのツッコミ役の曜らしく鞠莉にツッコむ。
が、そんな曜のツッコミに対し、意外な人物があることを言う。
「それなら問題ありませんわ。もうすでにここに台本が出来ているのです!!」
「ダイヤちゃん!!」
そう、今まで鞠莉にいろいろと言っていたダイヤがちょっと厚めの台本を持って鞠莉を援護したのだ。
「ダイヤちゃん・・・、なんですでに準備しているの!!」
と、これもAqoursの落とし・・・、ゴホン、もうひとりのツッコミ担当の梨子がダイヤに聞く。すると、
「それはですね・・・、鞠莉さんがそんなことを言うと思ったからですわ。人間、いつ、どんなときでも、なにがあっても、準備を怠らないことですわ、ですわ、ですわ・・・」
と、まるで自分でエコーをかけるように自信満々に答えるダイヤ。この鞠莉とダイヤのやり取りを見ていた花丸、
「もしかして、これまでのやり取りって鞠莉ちゃんとダイヤちゃんの芝居だったずら~」
と、的確なツッコミを言う。ヨハネはこの花丸の発言を受けて、
「よっぽど暇人としか見えないね・・・」
と、ダイヤと鞠莉をさげすましたまなざしで言うと、ルビィはただただ、
「ハハハ・・・」
と、苦笑いするしかなかった。これには鞠莉、
「だって、ちかっちたちがライブに向けて練習しているのに、マリーたち3年生は暇すぎたのです~」
と言い訳を言うと、その横から果南が、
「たしかに暇していたからね。でも、後世のスクールアイドルのために役に立つこと、それをAqoursとしてやってこなかったんじゃないかな、って、私たち3人が気づいたの。だから、その未来のスクールアイドルを目指す人たちのために3人で話し合って動画の構成や台本を作ったんだよ。もちろん、私は先生役だよ!!」
と、鞠莉の考えについて説明する。たしかに明日のライブは新生Aqours、今の1・2年生だけである。3年生は完全にノータッチだった。ラブライブ!決勝延長戦後、3年生3人は暇をもてあましていた。もちろん、新生Aqoursのライブを行うための活動資金を集めようと募金活動もしていたが、それでも時間はたっぷりと残っていた。そこで、3年生3人は話し合って、後世のスクールアイドルを目指す人たちのために、講座方式の動画を作ろうと思い、新生Aqoursのライブ前日である今日まで動画を撮る準備をしていたのだ。
が、これには梨子、
「たしかにいい案だけど、本当に時間がないの・・・。どうすれば・・・」
と、的確な意見を言う。
が、こんなとき、
「ちょっと待って!!」
と、今まで黙っていたメンバーが口を開く。
「千歌ちゃん!!」
全員が突然の発言をしたメンバー、千歌の顔を見て言った。千歌、ついにしゃべった。
「たしかに時間が限られている・・・」
この千歌の言葉にダイヤ、
「たしかにそうですが・・・」
と、少し諦めの表情をする。
が、
「でも、とてもいいと思うよ。これまで千歌たちって後世のスクールアイドルのためにやってこなかったもんね。でも、今のAqoursがいるのも、μ‘sやA-RISEといった偉大なるスクールアイドルの先輩たちがいたからだと思うんだ。だから、私としてはダイヤちゃんたちの案に賛成だよ」
と、千歌、3年生の案に深く賛同する。でも、ヨハネはすぐに、
「でも、ヨハネたちにはそんな時間が・・・」
と、少し諦めの表情で言うも、千歌、
「まだ時間はあるよ。まだ明日のライブまで(夜も寝なければ)12時間以上あるんだよ。それを精一杯使えばやれないことはないんだよ!!」
と、元気よく答える。
これを見ていた曜、
「そう千歌ちゃんは言っているけど、みんなはどうかな?」
と、ほかのメンバーに聞く。これにはヨハネ、
「千歌がそう言うのだったらヨハネとしては大丈夫だと思う」
と、これまで反対?していたヨハネも賛同する。千歌の言うことだからきっと最後までやり遂げることができる、そう判断したからだった。
これを見た曜、すぐに、
「それじゃ、鞠莉ちゃんたち3年生の案に反対の人・・・」
と、鞠莉たち3年生の案に反対するメンバーがいないか確認する。が、誰も手をあげない。曜はさらに確認する。
「それじゃ、賛成の人・・・」
これには全員が手をあげる。たしかに短時間では最後まで作り上げることは難しいかもしれないが、リーダーである千歌が大丈夫と言えばきっと大丈夫、そんな考えが千歌以外のメンバー共通の認識だった。今のAqoursを0から1へと作り上げた原動力、それが千歌の前向きな考えだったりする。そして、それを必ず成し遂げる力、最後まで諦めないこと、それが千歌にはあった。リーダーとして求められる要素が千歌にはある。だからこそ、ラブライブ!優勝と言う大きな傷跡を歴史に残すことができたのかもしれない。そして、今回も3年生の案を必ず最後まで成し遂げることができる、そう千歌が言っている。確信できる、そう各メンバーが思ったからこその賛成だった。
「それじゃ、みんな賛成ってことで、鞠莉ちゃんたちの案を実行します!!」
と曜が言うと、
パチパチパチ
と、メンバー全員で大きな拍手が起きる。これを見た鞠莉、
「みんな、ありがと~で~す!!」
と、みんなに御礼を言った。
こうして、未来のスクールアイドルを目指す人たちのために作りはじめた動画・・・であったが、作っているのがあのAqoursである。Aqoursは2つの側面がある。まず1つはスクールアイドルとしてのAqoursである。このAqoursの場合、どちらかというと真面目である。そして、青春を感じている、一生懸命頑張っている、みんなに笑顔を届けたい、そんな感じがする。では、もう1つのAqoursは・・・、それはお笑い集団のAqoursである。ある目標があればメンバー全員それに向かって突き進むのだが、それがなければただのお笑い集団と化す。一人一人の個性が強すぎるためか、たがが外れるとあっちに行ったりこっちに行ったりと迷走につぐ迷走をしてしまう。まるで迷走迷走メビウスループにどっぷりはまってしまうくらいに。
というわけで、今回も悪いほうのAqours、お笑い集団のAqoursになってしまった。
「このカメラ、ハイテクずら、未来ずら~」
と、動画を撮るためのビデオカメラに関心をもつ花丸、が、
「もうすでに撮っているのですよ、花丸さん」
と、ダイヤが花丸に注意すると、その横から、
「みんなで一緒にシャイニー!!」
と、今度は鞠莉が冗談を言うと、ダイヤ、
「鞠莉さん、それは動画とは関係ないことでしょ!!」
と、鞠莉にも注意する。
また、それとは別のシーンでは、
「堕天使リリィーよ、そこは違うぞ!!」
と、ヨハネが堕天使リリィー・・・、
「リリィーじゃないでしょ!!」
…、もとい、梨子から激しいツッコミが・・・。
「善子さんに梨子さん、ちょっと静かに!!」
と、ダイヤが2人に注意すると、まさかの・・・。
「よ~し、できたね。じゃ、できた記念に、全力前進、ヨ~ソロ~、からの敬礼!!」
と、あの曜すらなぜかふざけてしまうばかり・・・。
さらに、別のシーンでも、
「う~ん、ここはこうだね。できたね、えらいね。じゃ、できたからご褒美。みんな、ハグしよ!!」
と、あの先生役の果南すらボケて?しまい、あのダイヤの妹も、
「あともう少しだよ。さぁ、がんばルビィ、だよ!!」
と、ルビィ、動画を見ている人たちのためにか、自分の必殺技?を繰り出してしまう。
この状況にダイヤ、ついにキレる!!
「みなさん、ブ、ブーですわ!!」
ダイヤ渾身の注意!!をみんなに放つ!!が、これには、全メンバー、
「ダイヤちゃんもブ、ブーですわ!!」
と、この注意を真面目に返す。これにはダイヤ、
「え・・・」
と、逆に黙ってしまうこととなった。
と、いうわけで、脱線につぐ脱線をしたのだが、ダイヤが中心となって作った台本と事前の準備がしっかりしていたこと、ダイヤの構成がよかったこと、ダイヤが中心となって撮影を次々とこなしていった?、というよりもほとんど、いや、まるごと全部、ダイヤがやっていたのだが・・・、無事に・・・、
「これでスクールアイドル講座を終わります!!」
と、先生役の果南の挨拶をもって無事に予定していた動画を全部撮りきることができた。
「ふう、なんとか無事に撮り終えることができましたわね」
と、ダイヤもなんとか時間内に撮り終えることができたことに安堵する。
が、ヨハネ、あることに気づく。
「あれ、なんかまわり、暗くない?」
そう、動画を撮り終えたことはできたのだが、脱線につぐ脱線のためか、予定より大幅に時間がかかってしまった。そして、今の時間はすでに夜の10時を過ぎていた。これにはヨハネ、
「しまった。終バス、逃してしまった・・・」
と、がく然する。そう、沼津の中心地近くにヨハネや曜にとって終バスがすでに行ったことで自分の家に帰る手段をなくしてしまったのだ。これには花丸、
「じゃ、これからどう家に帰ればいいずら~」
と、悩む。
そこに千歌、あることを提案する。
「それじゃ、みんなでどこかに泊まろうよ!!」
これにはヨハネ、
「千歌、全員で泊るっていうけど、私たち9人まるごと泊るところ、あるの?」
と、千歌に的確な意見を言う。これには千歌、
「あるよ。鞠莉ちゃん家に泊ればいいんだよ」
と、唐突に言うと、鞠莉、すぐに、
「それは名案で~す、と、言えるとですか?鞠莉の実家、小原ホテルは淡島にあるので~す。今から淡島にどうやっていくのですか?」
と、千歌に反論する。たしかに今内浦にいる。淡島までは少し遠い。が、千歌、すぐに、
「ヘリは?ヘリがダメだったら船とか・・・」
と、何も考えずに言うと、鞠莉、
「はい、そうですね~、すぐにヘリを手配し・・・、できるわけ、ないでしょ!!こんなに暗いのですから、ヘリなんて呼べませ~ん。船も同じで~す」
と、まともな反論。もう夜である。そう考えるとまともな意見である。
これを聞いた千歌、
「いったいどこに泊ればいいの~」
と、頭をかきながら言う。
そんなとき、果南があることを、これを打破するようなことを言う。
「それじゃ、千歌のところに泊ればいいんじゃないかな。千歌の家、旅館じゃん!!」
これを聞いた鞠莉、
「それはいいで~す!!たしかにちかっちの家は目と鼻の先で~す!!」
と、喜びながら言うと、みんなから、
「賛成!!」
と、千歌以外賛成にまわる。これを見た千歌、
「えっ・・・」
と、ただ唖然となるしかなかった。
「お願いです。厨房と大広間を使わせてください」
みんなの突然の賛成のため、千歌はお母さんに頭を下げる。これにはお母さん、
「厨房はいいけど、大広間はねぇ~」
と、厨房の利用はOKするも、大広間はNGをだす。これには千歌、
「そこをなんとか・・・」
としつこくお願いをするも、その横から、
「大広間は明日、予約がはいっているの。諦めなさい、千歌」
と、姉の美渡から諦めるように言われる。これには千歌、
「美渡姉は黙っていて!!」
と、反論するも、お母さんからは、
「たしかに美渡が言うのも確かだね。だからね、千歌、大広間はNG!!」
と、許可せず。これには千歌、
「うそ~!!」
と、がっかりするしかなかった。
そして、厨房では。
「花丸ちゃん、ルー、とって」
と、曜が花丸にカレールーを取ってもらうようにお願いすると、花丸、
「はいずら」
と、曜にカレールーを渡す。今夜のメニューは曜特製船盛りカレー、そのファイナルエディションである。
「あともう少しで曜ちゃん特製のカレーが食べられる!!」
と、腹をすかした千歌が言うと、果南、
「そうだね~」
と、相槌を打つ。
その横では、
「さぁ、シャイ煮ファイナルver.も作るのです!!」
と、鞠莉がシャイ煮を作ろうとしていた。さらに、その横では、
「さぁ、リベンジです。堕天使の涙フィナーレを作るのです!!」
と、ヨハネも堕天使の涙(という名の激辛タバスコ入り(たこがはいっていない)たこやき)を作ろうとする。ちなみに今回はフィナーレということもあり、タバスコ以外にメキシコ産のハバネロも入れていた。これには梨子、
「さぁ、鞠莉ちゃんに善子ちゃ~ん、あなたがたは部屋で待ってようねぇ」
と、鞠莉をヨハネ2人を厨房からはじき出そうとする。これには鞠莉、
「梨子、手を離すので~す」
と、抵抗。ヨハネも、
「善子じゃなくてヨハネ!!堕天使リリィーよ、これはリベンジなのです。リベンジなのですぞ!!」
と、必死に抵抗。これには梨子、
「堕天使リリィーは禁止!!」
と、ヨハネに対し注意しつつ2人を厨房からはじき出す。
「ギャフ~ン!!(鞠莉)」「ギャー(ヨハネ)」
2人はそう言うと部屋のところまで転がっていった。これにはルビィ、
「ハハハ・・・」
と、ただ苦笑いするしかなかった。
そんなとき、
「なんか、あのことを思い出しますわね」
と、1人、この光景を懐かしむメンバーがいた。それに千歌、
「ダイヤちゃん・・・」
と、過去を懐かしむメンバー、ダイヤの横にいき、ダイヤの顔をみつめて言うと、ダイヤ、
「まるで夏休みの合宿のときのことを思い出しますわ」
と、半年前、夏休みのときに千歌の家で行ったAqours9人での合宿のときのことを思い出すように言う。これには千歌、
「なんで?」
と、ダイヤに聞くと、ダイヤ、
「あのときはただ廃校を阻止するため、そして、0から1へとするためにスクールアイドルを、Aqoursをやっておりました。私たち9人で、その9人で力をつけるために、ここで合宿をしたのですわよね」
と、考え深く言うと、千歌、
「たしかにそうかも。だって、この夏休みの合宿で、私たち9人の力、そして、チームワークが磨かれたのかもしれないね」
と、千歌としてはまともなことを言う。これにダイヤ、
「千歌さんの言うとおりですね。このとき、まさかあと一歩のところで廃校を阻止できなかったけど、スクールアイドルとしては、まさか、ラブライブ!で優勝して、浦の星という消え行く運命だったその名をラブライブ!の歴史に深く刻みこむことができるなんて考えてもいなかったですものね」
と言うと、千歌はすぐに、
「あれ、ダイヤちゃん、夏休みの合宿のとき、ラブライブ!に優勝できるなんて思っていなかったの?」
と、ダイヤに質問。これにはダイヤ、
「いや、そのときはまだAqoursとしてまだ始めたばかりですからね。優勝できるほどの実力がまだなかったと思っていただけですわ」
と、戸惑いつつも自分のほくろのところをかきながら言うも、すぐに、
「でも、この夏休みの合宿で実力を、結束力をつけたから夏季大会では東海予選まで進み、そして、冬季大会でついに優勝できたのですわ」
と、自信満々に答える。これには千歌、
「たしかにそうかもね。だって、夏休みの合宿によって千歌たち、パワーアップしたからね」
と、これまた自信満々に答える。これにはダイヤ、
「そうですわね」
と、千歌の意見に軽く賛同する。
そんなときだった。
「曜特製船盛りカレー、ファイナルエディション、そして、完全版、できたよ~」
と、曜、カレーができたことをみんなに告げた。
「おいしいね~」
と、ルビィ、カレーを食べながら曜のカレーの感想を述べる。これには花丸、
「たしかにおいいしいずら。やっぱり、カレーは曜ちゃんにかぎるずら~」
と、これまた嬉しい感想を述べる。これには曜、
「そんなに褒められると嬉しいよ」
と、照れつつも喜ぶ。
これに対し、鞠莉、
「シャイ煮ファイナルver.がはいればもっとおいしいで~す」
と、ヨハネも、
「堕天使の涙フィナーレ、本当においしいのに・・・」
と、2人とも恨みこぶしをきかせつつ言う。これには果南、
「で、堕天使の涙フィナーレってなにがはいっているの?」
と、ヨハネに聞く。これにはヨハネ、目をきらめかせて、
「よくぞ聞いてくれました。大量のタバスコに加えてメキシコ産のハバネロを・・・」
と、自信満々に答えると、果南、
「それは却下。食べなくてよかった・・・」
と、完全に拒否。これにはヨハネ、
「そんな・・・」
と、大きくがっかりする。これにはみんな、
ハハハ
と、大きく笑った。
が、
「ハ~」
と、少し寂しそうな目で言ったメンバーがいた。これには千歌、
「ダイヤちゃん・・・」
と、寂しそうな目をするメンバー、ダイヤのほうを見て言うと、ダイヤ、
「みんなと一緒に食べるのもこれが最後なんですわね」
と、寂しそうに言うと、果南、
「たしかにそうかもね」
と、ただたんにダイヤの言うことに同意する。
この果南の言葉に、
「たしかにそうずら・・・(花丸)」「なんか寂しいよ~(ルビィ)」「そうですね~(鞠莉)」「もう少しだけ時間が止まれば・・・(梨子)」「でも、でも、最後であることは間違いないし・・・(曜)」
と、なんだか暗いムードに・・・。
そんなときだった。
「そんなことないよ!!」
「「「「「「「「えっ!!」」」」」」」」
と、突然の言葉にその言葉を言った人を除いた8人はある方向を見る。そこにいたのは千歌だった。千歌は続けて何かをみんなに伝えようと大きな声をあげて言った。
「たしかに、これがみんなとの、今のAqoursとしての最後の晩餐になるかもしれないよ。でも、これだけはいえるよ。たとえ離れ離れになっても、私たちはどこかでつながっている。だって、これまでAqours9人で得た思い出、9人の想い、そして、9人のキズナは決して消えない。ずっと私たちの心の中で残っている。どんなことがあっても消えない。0には戻ったりしない。1以上の、いや、100、1000、10000、それ以上へと進んでいける!!未来にだっていける!!だから、これが最後になるんじゃない、ずっと続くんだよ!!」
これを聞いたダイヤ、
「たしかにそうでしたね。私たちが得た思い出、想い、キズナ、そんな簡単に消えるものではないですものですわね。まさか、千歌さんからそんなこと聞かされるなんて意外でしたわね」
と、穏やかな表情で、そして、安心した表情で言うと、千歌、
「そんなことってどんなことだよ!!」
と、ダイヤに怒る。これを見たほかのメンバーからは、
ハハハ
と、大きな笑い声が聞こえてきた。今さっきまで暗いムードが一転明るいムードに変わる。これを見たダイヤ、
(もう私たち3年生がいなくてもやっていける、そんな感じがしますわ。やっぱり千歌さんはみんなの太陽ですわ)
と、千歌の方を見て安心するとともに笑っていた。