そして、
「聖良さん、遅れてすいません!!」
とあつこが聖良の部屋に到着。聖良も、
「あつこ、ちょうどよかったです。今、Aqoursのみなさんとつながりましたから!!」
と言うと聖良の前に設置されていたタブレットから、
「あら、聖良さん、その方はどなたなのでしょうか?」
と、タブレットの画面に映る人物たち、Aqoursメンバーうち、3年生のダイヤがあつこについて尋ねてきた。ダイヤを含め、Aqoursのみんなとあつこはこれが初対面である。そんなわけで、聖良、
「彼女は蝶野あつこ、私の幼馴染で、私たち、Saint Snowを陰から支えてくれたサポーターであり同志です」
と、あつこのことを紹介するとあつこも、
「蝶野あつこです。宜しくお願いいたします」
と、ダイヤたちに挨拶をした。
このとき、鞠莉、あることに気づいたのか、あつこに対しこんなことを言いだしてきた。
「あっ、蝶野あつこってName(名前)、鞠莉、聞いたことがありま~す!!たしか、昔、フィギュアのジュニアの大会でチャンピオンになったことがある、悲劇のフィギュア選手でしたね~」
これには、ダイヤ、
「鞠莉さん、それはあつこさんに失礼ですよ!!」
と鞠莉に注意するも、あつこ、
「ま、まさか、私のこと、知っていたなんて、驚きです!!」
と驚きの表情を浮かべるも、すぐに、
「でも、悲劇なんて・・・」
と、鞠莉の言葉、「悲劇」、にちょっと困り顔になる。それでも、鞠莉、こう言い続けた。
「でも、悲劇というのは本当の話で~す!!だって、あれだけ苦しんで頑張っていたのに、Adult(大人)の心無い言葉のせいで大ケガという大事故を起こしてしまった、Tragedy Girl(悲劇の少女)なのですからね~」
そんな鞠莉の言葉に、あつこ、
「でも、鞠莉さん、本当に優しいのですね。私にとってとても辛い過去なのに、それを「悲劇」として受け取ってくれるなんて、本当に嬉しいです!!」
と、少し泣きながら鞠莉に向かってお礼を言った。これには、ダイヤ、
「鞠莉さん、あつこさんが泣いたではありませんか」
と、鞠莉を叱るも、鞠莉、
「でも、鞠莉からすれば、あつこは大人の犠牲になった少女で~す!!悲劇と言ってもOver(過言)ではありませ~ん!!」
と、平気でそう言ってしまう。ただ、これについては、あつこ、
(でも、これって鞠莉さんなりの心遣いなんでしょうね)
と、鞠莉のことを素直に認めた。
だが、そんな鞠莉から驚く言葉が出てくる。鞠莉、嬉しくて泣いているあつこに対しこう言った。
「そして、あつこ、あなたは「Saint Snow第3のメンバー」としてSaint Snowを支えた素晴らしきサポーターで~す!!あの「Self Control」や「Drop Out」などのSaint Snowの曲をセーラとともにMake(作り上げる)したり、あのクリスマスライブで披露した「Awaken the power」を1人で作曲した、Saint Snow、陰のPowerful person(実力者)で~す!!」
で、この鞠莉の言葉に、聖良、
「鞠莉、なんで、あつこのことをよく知っているのですか?私、鞠莉に、あつこのこと、紹介したこと、ありましたでしょうか?」
と、鞠莉の情報にびっくりするとあつこも、
「なんか、私のこと、よく知りすぎている感じがします、鞠莉さん・・・」
と、逆に引いてしまった。これには、鞠莉、
「マリーの情報網を侮らないでくださ~い!!聖良の懐刀、この情報通のマリー様にかかればお茶の子さいさい、で~す!!」
と、鼻高々になるも、ダイヤ、そんな鞠莉に対し、
「あの~、鞠莉さん、あなたのせいであちらさんがドン引きしているじゃありませんか!!」
と、呆れて何も言えるない、そんな状況になっていることを鞠莉に伝えるも、鞠莉、そんなことを気にせずに、ただ、
「ぺろぺろ」
と、笑ってごまかしていた。
と、ここでこれまでなにも言えなかった果南から、
「鞠莉、ダイヤ、そのことはあとでいいから、話を先に進めるよ!!」
と至極まっとうな意見が飛び出す。
と、まぁ、そんなわけでして、さっそく、今日の本題、理亜のAqours加入について、ダイヤたちから先に話すことにした・・・はずなのですが、とうの理亜はといいますと・・・、ちょうどそのとき、理亜、
「姉さま、私、トレーニングに行ってくる・・・」
と、暗い表情のまま、トレーニング・・・というか、午後の走り込みをしていた。これには、聖良、暗い表情のまま家を出ていった理亜の姿を見て、
(理亜・・・)
と、理亜のことがとてもとても心配になっていた・・・。
そんな理亜の姿を今日で終わる、そう思った聖良、すぐに、
「ところで、理亜のAqours加入、どうなりましたか?」
と、ダイアに尋ねてみる。
すると、ダイヤ、聖良の方を向いた素振りをしつつ、
「理亜さんのAqours加入ですが・・・」
と、前置きを言いつつ話し合いの結果を伝えた、申し訳なさそうに・・・。
「大変申し訳ございませんが理亜さんをAqoursに入れることはできませんでした・・・」
このダイヤの断りの言葉に、聖良、
「えっ、理亜がAqoursに入れない・・・。なぜ、なぜですか、ダイヤ!!」
と、理亜のことを思ってか、ダイヤに泣きながらその理由を尋ねる。聖良のこの言葉、
(なんで、なんで、なんで!!理亜はAqoursに入れないとなると、理亜は一生1人のまま・・・。このままだと、このままだと、理亜は、理亜は、自分で自分を追い込んでしまい、しまいには・・・、理亜は、理亜は、壊れてしまう!!)
と、自分の愛すべき妹の理亜の今後について心配のあまり発した言葉だった。
だが、そんな聖良の叫びを最初から聞いていたのか、ダイヤ、
「その理由については、私の妹、ルビィからお話しさせてください」
と言ってはAqours側のカメラを動かすと、そこには・・・、
「聖良さん、お久しぶりです、ルビィです」
と、ダイヤの妹でAqoursメンバーの1人、ルビィの姿があった。で、ルビィとは初対面のあつこに対して、鞠莉、
「ルビィとは初めてのあつこにTeach(教える)しま~す!!ルビィは、ダイヤのsister(妹)であり、理亜にとってFirst(1番)のUnderstander(理解者)なので~す!!」
と、ルビィの説明をすると、ダイヤ、
「鞠莉さん、どうでもいいことを言わないでください!!まずは本題に入るのが先決です!!」
と、鞠莉に説法をすると、鞠莉、
「はいはい!!」
と、わざとらしい声をあげた。これには、あつこ、
(Aqoursってお笑い集団・・・なのかな・・・)
と、ダイヤたちのことそう思ってしまった・・・。まぁ、半分正解なのですがね・・・。
と、まぁ、鞠莉とダイヤの茶番劇はあとにして、ルビィはカメラのレンズを見つめるように、いや、その遠くにいる聖良に向かって自分の想いを告げた。
「ルビィね、こう想うの、理亜ちゃん、自分がAqoursに入ること、絶対に望んでいない、って・・・」
だが、このルビィの想いに聖良は真っ向から反論する。
「ルビィさん、それは違うと思います!!理亜も私と同じ意見!!Aqoursに入りたいと言うはず!!」
だが、いつもは温厚なルビィには珍しく、聖良に意見する。
「聖良さん、それは違うよ!!たとえ、理亜ちゃんがAqoursに入っても、理亜ちゃんの悩みは解決しないよ!!」
むろん、これについても、聖良、
「それはやってみないとわからないじゃないですか!!」
と、こちらも反論する。ヒートアップする2人。これには、ダイヤ、
「ルビィ、聖良さん、2人とも落ち着いてください!!」
と2人をなだめる。
だが、ダイヤの忠告も聞かずにさらにヒートアップする2人。まずは、ルビィ。
「じゃ、聖良さんに聞くけど、理亜ちゃん、なんでSaint Snowを終わりにして新しい自分だけのユニットを始めたの?」
と、ルビィ、聖良に尋ねると、聖良、すぐに答えた。
「それは簡単なことです。理亜にとってSaint Snowは私との大事な想い出が詰まった大切なものなのです!!その大切なものを大事にしたいから、理亜はSaint Snowを終わりにして自分だけの新しいユニットを作ったのです!!」
それは正解である。自分のミスで「ラブライブ!に優勝してA-RISEやμ'sと同じ頂きにのぼりそこから見える景色を確認したい」という姉聖良との夢を潰してしまった、その後悔によりそのミスが起きたラブライブ!冬季大会北海道最終予選から一時期ふさぎ込んでしまったことがあった。これをたまたまルビィが見つけ、「Saint Snowを終わりにしなければいいのでは」とルビィは理亜に提案、、あのクリスマスライブとそのライブのための曲「Awalken the power」(の作詞)をルビィと理亜は一緒になって作り上げたのである。そのことがきっかけとなり、理亜は姉聖良との大切な想い出が詰まったSaint Snowを大事にしたい、そのためにSaint Snowを終わりにして自分だけの新しいユニットを作ったのである。この聖良の答えに、ルビィ、
(少なくとも聖良さんは理亜ちゃんの今の想いの始まりについて認識しているみたいだね)
と、聖良のことを心のなかで少し褒めるとすぐに、
「じゃ、なぜ、理亜ちゃんはそんなユニットを崩壊するくらいのことをしているの?理亜ちゃんはなぜそれをするくらい苦しんでいるの?なぜ、理亜ちゃんはそれをするくらい自分を追い込んでいるの?」
と、聖良に対し理亜の思いの核心について尋ねてきた。
すると、聖良、
「そんなの、ルビィさんに言われなくてもわかっています!!だって、理亜は、私の大事な妹、なのですから!!」
と、ルビィに向かって言うと、自分が、今の理亜の思いについて、知る限りのことを吐いた。
「理亜はね、理亜はね、とても苦しんでいるのです!!なぜなら、理亜はあのことを、あのときの、自分のミスによって私たちの夢を果たすことができなかった、ラブライブ!冬季大会北海道最終予選のことをいまだに引きずっているのです!!自分のミスのせいで私たちの大きな夢、「ラブライブ!に優勝して、A-RISEやμ'sと同じ頂きにのぼって2組が見た景色を確認したい」、それを叶えることができなかった、その後悔の念がいまだに理亜のなかにあるのです!!そのために理亜は、理亜自身は、その夢を自分の手で叶えようとしているのです!!その後悔の念のため、理亜は、自分の力で、自分の力で、ラブライブ!優勝を目指しているのです!!それは自分と同じ夢を叶えようとして叶えることができなかった私の分まで、その分まで埋めようとしているのです、理亜は・・・」
そして、聖良はルビィに対してこう叫んだ。
「ルビィさん、ルビィさんなら、理亜の気持ち、わかりますよね。理亜は、理亜は、今も苦しんでいます。自分のミスで失った私の分まで無理をしてでもそれを埋めようとしています。そうすることで、私たちの夢、ラブライブ!優勝を果たしたい、その思いのせいで、理亜は、理亜は、苦しんでいるのです!!」
この聖良の発言にルビィ、
(やっぱり聖良さんは理亜ちゃんのお姉ちゃんだよ!!だって、そこまで、理亜ちゃんのこと、理解しているんだから)
と、聖良の言うことを認めつつも、
(でもね、聖良さん、それは表面上の理由だよ。本当の理由、その理亜ちゃんの思いの裏に隠された核心ともいえるものがあるんだよ)
と、理亜の思いの裏に隠されたものがあることを自分は知っている、そんな風に思いながら聖良のことを見つめていた。
そして、ルビィ、自分の知りうるものをぜんぶぶちまけた聖良に対し、
「聖良さん、それって、半分、正解かな、理亜ちゃんの気持ち・・・」
と言うとそのまま、
「でもね、聖良さん、とても大切なことを忘れているよ、今の理亜ちゃんがなぜ苦しんでいるのか、その核心たる部分をね・・・」
と、聖良に対し優しく語りかけるように言うと、聖良、
「ルビィさん、それはなにですか?」
と、ルビィに対し尋ねてみる。
すると、ルビィ、聖良に対し、理亜が苦しんでいるその核心というべき理由を述べた。
「それはね、理亜ちゃんが知らないうちにこう思っちゃったんだよ、
「私(理亜)はもとに戻った、ゼロになってしまった」、
って・・・」
このルビィの答えに、聖良、
「えっ・・・」
と唖然となってしまう。だって、そんなこと、聖良はおろかあつこさえ考えていなかったから。
そんな唖然となる聖良に対しルビィはこう言い続けた。
「ルビィ、理亜ちゃんと同じ状況に陥ったからわかるんだ。ルビィは静真でのライブでお姉ちゃんたちがいない、そんな喪失感から、「ゼロに戻った、もとに戻った」って思っちゃって不安・心配の海・沼に落ちちゃったんだよ!!だから、ルビィたち、(イタリアに行く前に)聖良さんや理亜ちゃんにパフォーマンスを見せたのだけど、その不安・心配から最低なパフォーマンスを見せちゃったんだ。でもね、実は、そのときには、それが、理亜ちゃんのなかにもあったんだ。理亜ちゃんの場合、聖良さんの言う通り、理亜ちゃんは自分のミスでお姉ちゃんの聖良さんと大事にしてきたSaint Snowを終わりにしちゃった、お姉ちゃんと目指していた夢を潰してしまった、その後悔が理亜ちゃんのなかにある思いを生み出したんだ。それはね、ルビィたちと同じ、「ゼロに戻った、もとに戻った」・・・、かな・・・?ルビィたちとちょっと似ているんだけどなんか違うんよな・・・」
そのルビィの言葉を受けて、聖良、
「あっ、たしかに、ルビィさんたちAqoursみたいにダイヤたち3年生がいない状態、私たちと初対面を果たしたあのとき、東京のスクールアイドルのイベントのとき、それが確か、Aqoursにとって「0」のとき、でしたね。そんなときなんて私と理亜にはありませんでしたから。なぜなら、私と理亜はこれまでずっと一緒でしたから・・・」
と言うと、ルビィ、突然、
「あっ、それだ!!」
となにか思いついたふうに言うと、今さっきの続きを言った。
「理亜ちゃんの場合、ルビィたちみたいな「ゼロに戻った、もとに戻った」、じゃなくて・・・、
「ゼロになってしまった、なにもかも失った」
じゃないかな!!理亜ちゃん、「ゼロになってしまった、なにもかも失った」と無意識に思っちゃったんだと思うよ。自分のミスのせいでお姉ちゃんとの大事な想い出が詰まったSaint Snowを終わりにしてしまった、お姉ちゃんと一緒に目指していた故を終わらせてしまった、その後悔から、「お姉ちゃんはもういない」という喪失感にさいまれたんだと思うよ、ルビィたちと同じようにね!!でね、理亜ちゃん、その喪失感から、「ゼロになってしまった、なにもかも失った」って思い込むようになったんじゃないかな」
このルビィの意見に、聖良、
「そのルビィさんの話、なんか当たっている気がします・・・」
と、ルビィの意見に納得すると続けてこんなことを言った。
「ルビィさんの話が正しいなら理亜の暴走も納得できます。私の前で理亜はこう言っていました。「私は・・・失った私のぶんまでやらないといけないのです!!」って。その理亜の言葉、それは理亜のなかにある理亜自身が気づいていない思い、「ゼロになってしまった、なにもかも失った」、そこからくるのであれば、自分のせいで姉すら全部失った、その分を補おうとしていた、けれど、その失った分は大きかった、だから、限界を超える練習をあつこたちほかのユニットメンバーに課そうとしていた、だって、あつこたちはまだスクールアイドルを始めたばかり、そんな素人同然の人たちを私たちと同じレベルにするには限界ともとれる練習をして急成長させるしかない、そう理亜は思ってしまったのかもしれませんね」
だが、この聖良の言葉に、ルビィ、あることを言いだす。
「聖良さん、それもそうだけど、理亜ちゃんはそれ以上のものを追い求めようとしていたんだと思うよ。聖良さん、それってなにかわかる?」
このルビィの問いに、聖良、
「失った私の分まで取り戻したいこと、それとも、ラブライブ!優勝という夢を叶えること?」
と、ルビィに答えを言うと、ルビィ、大声で、
「聖良さん、それもあるけど、それを含めて全部だよ!!」
と言うと、聖良、
「それってまさか・・・」
とそれがわかったからか絶句してしまう。そう、ルビィの問い、答えは・・・、
「聖良さん、聖良さんが思った通りだよ!!理亜ちゃんが追い求めようとしているもの、それは・・・、
「Saint Snowの輝き」
だよ!!」
そう、ルビィの答え、それは「Saint Snowの輝き」だった。で、それを受けて、聖良、
「た、たしかに理亜はそれを追い求めていた気がします・・・。だって、理亜、言っていました、「Saint Snowと同じものを・・・、同じ輝きを・・・」、って・・・」
と理亜の言葉を思い返しながら言った。そんな聖良の言葉を受けてか、ルビィ、話を進める。
「理亜ちゃんはね、自分のミスのせいでSaint Snowを終わらせた、その後悔のせいで「ゼロになってしまった、なにもかも失った」という思いが理亜ちゃんのなかに生まれちゃったの!!そして、理亜ちゃん、その思いのせいで理亜ちゃんは「Saint Snowと同じもの、Saint Snowと同じ輝き」、つまり、「Saint Snowという輝き」を追い求めるようになったの!!」
このルビィの考えに、聖良、
「たしかにルビィさんの言う通りだと思います」
と、ルビィの考えに同意するとともに、
「でも、Saint Snowと同じもの、同じ輝き、を理亜が今でも追いかけているとなると・・・、もしかして、理亜が今でも追い求めようとしているものって・・・」
と、なにかに気づいたように言うと、ルビィ、元気よくこう答えた。
「そう、聖良さんの思った通りだよ!!理亜ちゃんが今でも追い求めているもの、それはね、
Saint Snowそのもの、
聖良さんと理亜ちゃんの夢、ラブライブ!優勝を目指せるくらいの完全無欠のスクールアイドル、だよ!!Saint Snowは完全無欠のユニット!!「初出場ながらラブライブ!全体の8位!!、今度こそラブライブ!優勝を目指せる、自分たちの夢を叶えることができる!!」、そんなSaint Snowと同じものを、同じ輝きを、Saint Snowそのものを理亜ちゃんは目指したわけ!!でも、自分が高校にいるあいだに自分の作ったユニットがSaint Snowと同じレベルに到達するのは不可能、これでは理亜ちゃんが追い求めているもの、Saint Snowと同じもの、同じ輝き、Saint Snowそのもの、それに到達できない、これでは自分のミスのせいで失った聖良さんの分まで補うことができない、お姉ちゃんの聖良さんとは果たせなかったラブライブ!優勝なんて絶対に無理、これではお姉ちゃんに申し訳ない、いや、それどころか、「自分のせいでゼロになってしまった、なにもかも失った」、それに対する、理亜ちゃん自身は気づいていなくても理亜ちゃんの心のなかにあるその罪悪感、それを癒すことなんてできない、そう理亜ちゃんは知らないうちにそう思っちゃったわけ。でね、理亜ちゃん、はやく、Saint Snowと同じもの、同じ輝き、それを取り戻したい、そう焦ってしまったから理亜ちゃんはあつこさんたちユニットメンバーに対して限界を超えた練習を課したわけ!!」
そう、Saint Snowは完全無欠のスクールアイドルユニットである。それと同じものを、同じ輝きを、Saint Snowそのものを目指していた、というのも理亜にとって無理でもない話である。