そして、次に思いだしたのは・・・、ラブライブ!夏季大会後のある1コマだった。
「聖良さん、この「DROP OUT」だけど、この曲調はどうですか?」
と、あつこは聖良に尋ねる。ラブライブ!冬季大会、Saint Snowは「CRSH MIND」で北海道予備予選をトップで通過、北海道最終予選に向けてそこで歌う曲、「DROP OUT」を作っていた。
そんなあつこの質問に、聖良、
「あつこ、ここは少し激しくしたらどうでしょうか」
とアドバイスを送ると、あつこ、
「聖良さん、わかりました。ここは激しくしましょう」
と、答えていた。これには、聖愛、微笑みながら、
「あつこ、よろしくね」
とあつこに返事をしていた。
で、そんな聖良の微笑みを見て、あつこ、ふとこんなことを言ってみる。
「でも、聖良さん、ここ最近、微笑みが増えている気がします。これまではどんなことでも真面目そうな表情が多かったのですが・・・」
そんなあつこの意見に、聖良、すぐに、
「まぁ、なんと言いますか、ここ最近、スクールアイドルとして活動していると、なんか楽しくなってしまうのです。これまではどんなことでも真面目に取り組まないといけない、「楽しい」だなんてそんな感情なんていらない、と思っていました。けれど、ここ最近、スクールアイドルをしていること自体、なんか楽しくなってしまうのです。なので、私、その感情に戸惑いを感じてしまいます」
と、今の心境を言うとあつこも、
「それって、もしかして、Aqoursの千歌さんとのやり取りが原因ではないでしょうか。Aqoursって、なんか、「スクールアイドルを楽しんでいる」、そんな感じがしますから」
と自分の意見を言うと聖良も、
「それはどうでしょうか」
と、言葉を濁してしまった。
が、そんなとき、
「姉さま、それ、少し気が緩んでいる証拠!!少しは気を引き締めて!!」
と、聖良の横にいた理亜が聖良に注意すると、
「理亜・・・」
と、聖良、理亜の言葉が気になったのか、つい、理亜の名前を言ってしまう。
が、理亜、そんな聖良のことなんて気にせずに、
「姉さま、私たちは勝ち続けないといけない!!そのためにも、「DROP OUT」を完成させてほかのスクールアイドルたちに力の差を見せつけてやるべき!!私と姉さま、Saint Snow、その目標はただ1つ、ラブライブ!優勝、あるのみ!!それを肝に命じるべき!!」
と、姉の聖良に意見してしまう。これには、聖良、
「理亜・・・」
と、理亜のことを心配そうに見ていた。
その後、理亜はランニングの準備のために外に出ると、あつこ、理亜のことで心配している聖良に対し、
「理亜さん、まわりから「次こそ、ラブライブ!優勝だ!!」「もっと頑張れ!!」「もっと練習して上を目指せ!!」などなんて言われて、そのために「勝ち続けないと・・・」という気持ちが高ぶっているのかもしれません。それに・・・、今度こそ、聖良さんと理亜さんの夢、ラブライブ!優勝、それを叶えないといけない、そんな気持ちが先走っている、のかもしれません。しかし、こうなってしまうと、理亜さん、いつ壊れてもおかしくない、そう思ってしまいます」
と、あつこから見た理亜の心情について語ると聖良も、
「たしかにあつこの言う通りかもしれませんね。ただ、それが本番に出なければいいのですが・・・」
と、理亜のことを心配していた。
そんなあつこと聖良の心配をよそに理亜は自分の部屋で練習着に着替える途中、こんなことを言いだしてしまう。
「もっと勝ち続けないと・・・、もっと上を目指さないと・・・、絶対に・・・、姉さまとの夢、ラブライブ!優勝、目指さないと・・・」
(私は千歌さんとの交流により少しずつですが、「スクールアイドルを楽しみたい」、そんな想いになってきました。そのため、スクールアイドルとして活動すること自体楽しく思えるようになりました。けれど、理亜は私とは対照的に、勝利に対する思い、「私と理亜の夢を絶対に叶えたい」、その気持ちが高ぶってしまい、結果、「勝ち続けないといけない、夢を絶対に叶えないといけない」、そんな思いがだんだんと強まってしまいました。いや、このとき、理亜はその思いによって自分で自分を追い詰めようとしていたのかもしれません)
と、聖良、このときのことを思いだしては自分の考えを述べるとあつこも、
(たしかに、このときも理亜さんは自分を極限まで追い詰めようとしていたと思います)
と、聖良の考えに賛同してしまった。
で、とうの理亜はというと・・・、
(た、たしかに、このとき、その思いが強かった・・・。でも、そうでもしないと、姉さまと私の夢、叶えることができない、そう思っていた・・・。勝ち続けないと姉さまと私の夢、絶対に叶わない・・・)
と、自分のこのときの思いを答えた。
ただ、この理亜の思いを聞いて、聖良、こう述べた。
(しかし、このとき、私と理亜のあいだでスクールアイドルに対する考えにおいてすれ違いが起きていたのかもしれません。私も、このとき、「勝つことも大切」だと思っていたいたのですが、それでも相手をリスペクトする心の世湯がありました。けれど、理亜にはそんな心の余裕なんてなかった、それくらい、理亜は自分を追い詰めていた、そう言えるかもしれません。それが、あの日の、あのときの出来事で、私と理亜、2人の差が妙実にあらわれてしまいました・・・)
そして、ついに、聖良、理亜、そして、あつこはあの日のことを、理亜とのなかに思念なる闇が生まれた、その日のことを思いだした・・・。
それは、あの日、ラブライブ!冬季大会北海道最終予選の日の出来事だった。聖良が危惧していたことが実際に起きてしまった。予選本番、自分自身を極限まで追い込んでしまった理亜、それまで完璧にパフォーマンスをしていた理亜だったが、最後のサビに入る直前、理亜の心のなかでは、
プツンッ
という緊張の糸が切れてしまい、聖良を巻き込んだ大転倒を起こしてしまった。これにより、Saint Snowは予選敗退となってしまった・・・。
その後、自分たちが予選敗退になったこと、自分たちの夢への道が潰えたこと、そのために舞台近くの廊下で一緒に泣いていた聖良と理亜・・・であったが、そんな理亜が見ていたもの、それは・・・、
グスグス・・・
と泣く姉聖良の姿だった。
そして、理亜はそんな姉聖良の姿を見て、
(私のせいだ!!私があんなミスをしなければ、ラブライブ!決勝に進出できた!!姉さまと私の夢に近づけることができた!!それなのに、私、あんなミス、してしまった!!全部、わたしのせい!!私があんなミス、したから、姉さまと私の夢、ラブライブ!優勝、叶えること、できなかった!!Saint Snow、終わりにしてしまった!!姉さまに申し訳ないこと、してしまった!!姉さまとの・・・、姉さまとの・・・、もの、すべて、失ってしまった!!姉さまも、全部、なにもかも、すべて、失ってしまった!!もう、姉さまに、顔向け、できない!!)
というまるで自分を追い詰めるような思いが理亜の前進を駆け巡っていた。いや、このとき、理亜のなかに深淵なる闇が生まれてしまった。
そして、そんな思いに耐えられなくなったのか、理亜、
バシッ
と、聖良を突き放しては遠くへと走り去ってしまった。
で、これには、聖良、理亜のことを心配してか、
「理亜・・・」
っと叫ぶも聖良はただ自分から理亜が離れていくのを見ているしかできなかった。
そんな聖良に対し、2人の様子を物陰から見ていたあつこが聖良のそばに行くと、聖良、そんなあつこの存在を知ってか、
「あっ、ごめんなさい、こんなみっともない姿、みせてしまって・・・」
と、泣きながら言うおとあつこも聖良のことを思ってか、
「聖良さん、それは仕方がないことです。だtって、まさかの予選敗退なんて、自分たちの夢を叶えることができなかった、その悔しさ、これまで聖良さんたちのことを全力でサポートしてきた私だってこう思っています、とても悔しい、って・・・」
と、自分のなかにある悔しさをにじませて言った。
そんなあつこの思いを受け取ったのか、聖良、あつこに対し、
「あつこ、ありがとう、私、普段なら、こんな姿、見せたくもないんだけど、今だけ、今だけさせて・・・。あつこ、ごめん、あつこの胸、貸して・・・、泣かせて・・・」
と、あまり見せたことがない聖良の弱弱しい姿を見せつつもこう言っては自分の顔をあつこの胸のなかにうずめると、あつこ、
「聖良さん、わかりました・・・。2人で一緒に・・・、この悔しさ・・・、泣いて・・・、晴らしましょう・・・」
と優しく言うと2人一緒に
クス・・・クス・・・
と悔し涙を流した・・・。
(姉さま、私、あのとき、姉さまに失礼なこと、していた・・・。本当に、ごめんなさい、姉さま・・・)
と、理亜、このときのことに対し、姉の聖良に失礼なことをしたの思ったのか、突然謝ってしまう。これには、聖良、
(このときは理亜のなかに深淵なる闇が生まれてしまい、突然のことだったために理亜もパニック・・・、いや、その闇のせいで自分を追い詰めてしまったのです。それは仕方がないと思います。なので、そのことについては大丈夫ですよ)
と、このときの理亜の心境のことを考えてあまり心配しないように理亜に諭すとあつこも理亜のことを思ってか、
(理亜さん、私だって理亜さんの立場になればきっと理亜さんと同じ行動をとると思います。なので、理亜さん、そんなに落ち込まないでください)
と言うと、理亜、
(姉さまにあつこ、私のこと、心配してくれて、ありがとう・・・)
と2人にお礼を言った。
そして、聖良はこれを受けてこんなことを言いだした。
(理亜は「勝ち続けないといけない、ラブライブ!優勝という私との夢を叶えないといけない」、そんな重圧により、自分で自分を追い詰めてしまいました。結果、それが理亜のミスへとつながったと思います。これにより、私たちの夢は潰えてしまい、ミスをした理亜は、「自分のミスのせいでSaint Snowを終わりにした。Saint Snowという輝きを失ってしまった」、という思いになってしまい、それが、「なにもかも失った、ゼロになってしまった」、という深淵なる闇を自分の手で作り出してしまったのです・・・)
この聖良の発言に、理亜、
(姉さま、そう思うと、私、とても苦しい・・・)
と、今なお、その闇に苦しむ自分を重ねあわしたのか、とても苦しい思いになると、聖良、
(あっ、理亜、ごめんなさい・・・)
と、理亜に謝ってしまう。これには、あつこ、こう言ってはこのときの話を締めた。
(でも、たしかにその闇によって、理亜さんは、この出来事以降、苦しむことになります。ただ、それも、あの出来事、Aqoursのルビィさんとの交流によって和らいでいった、と思います。そう、あのときの出来事、理亜さんとルビィさんのサプライズな出来事によって・・・)
あつこはそう言うと3人はあの日の出来事、理亜とルビィのサプライズな出来事のことを思いだした・・・。
「さいごは・・・できた!!」(ルビィ)
「うん、すごくいい!!」(理亜(
「「う~ん、ヤッタ~!!」」(ルビィ、理亜)
自分のミスにより予選敗退、それどころか、それにより、自分のなかに深淵なる闇が生まれ、それにより苦しんでいた理亜、だったが、偶然自室のベッドで泣いている理亜を見つけたルビィ、予選敗退で終わるはずだったSaint Snowを続けるため、クリスマスライブをルビィは理亜に提案、それにより理亜は元気を取り戻した。そんなルビィと理亜は同じ1年の、花丸、ヨハネ、2人の力を借りて、クリスマスライブで歌う曲を作詞していた。そして、今、その歌詞が完成した・・・のだが、作曲については理亜もルビィも素人、だったため、理亜は仕方なくある人のもとへ・・・。
「あつこ、お願いがあります。この歌詞に曲をつけてください!!」
そう、あつこだった。理亜の数少ない人脈のなかで聖良以外に作曲できる人物があつこしかいない、いや、あつこのことを毛嫌いしていた理亜さえ認めるほどの作曲能力を持つあつこだからこそ理亜も作曲をあつこに依頼してきたのだ。ただ、あつこからしたら、暗く沈んでいた理亜がルビィという新しき仲間を得て頑張っている姿を見て、自分も理亜のために頑張ろう、と思ってか、
「うん、わかった!!ルビィさんと理亜さんの作詞した曲、私が立派に作ってあげるからね!!」
と、元気よく返事をしたのだった。
そして、ついに、クリスマスイブ当日・・・。
(ついに始まる!!これが姉さまに贈るサプライズプレゼント!!姉さま、このライブが本当の、Saint Snowとしてのラストステージ!!姉さまにとって、サプライズプレゼント、だけど、私と一緒に、このサプライズライブ、駆け抜けてください、姉さま!!)
ステージとなる基坂にてルビィとともにスタンバイする理亜、そして、ついに最初の曲、この日のために、(このときの)Saint Snowとしてのラストライブのための、そして、姉の聖良、ダイヤに贈る曲、「Awalken the power」が始まった・・・・が、イントロが終わった瞬間、
(えっ、なんで、姉さまとダイヤさん以外に、Aqoursのみんな、出てきたわけ!?)
と、理亜がびっくり、いや、ルビィもびっくりのことが!!なんと、本来、聖良とダイヤだけの登場だったのが、なぜか、それ以外の千歌以下、Aqoursメンバー全員が一緒になって登場してきたのだ。
実は、これ、聖良とダイヤがルビィと理亜に向けて仕向けた逆サプライズだった。これには、聖良、
(理亜には申し訳ないのですが、ここはやっぱり、Saint SnowとAqours、Saint Aqours Snowとして一緒に登場してライブをするのが一番だと思いました。でも、これで理亜が立ち直ってくれたら私としてはうれしい限りです。理亜、私からの逆サプライズ、どうだったでしょうか?)
と、理亜に向けてメッセージを送ると理亜も、
(姉さま・・・、まさか、姉さまにサプライズ、だったのに、逆サプライズを受けるとは・・・、姉さま、いじわるです・・・)
と、少しびっくりしつつも、
(でも、姉さま、私へのプレゼント、ありがとうございます)
と、逆サプライズというプレゼントを送ってくれた姉聖良に向けてお礼を言った。
そんなライブの最中、理亜は自分の隣で一緒になってパフォーマンスをする聖良を見ては、
(なんか、今、姉さまと一緒にパフォーマンスをしている、そう思うと、私、なんか楽しい気がする・・・)
と、つい思ってしまう。
が、このとき、理亜のなかである違和感を覚える。それは・・・、
(でも、これまで、私と姉さま、一緒にしてきた、それとは違う感じがする・・・)
そして、その違和感がなんなのか考える理亜。すると、
(あっ、これまで、姉さまと私、「勝つこと」だけ、考えていた・・・)
と、これまでの思いに気付く。そう、理亜が感じていた違和感、それは、これまで聖良と理亜は自分たちの夢、ラブライブ!優勝、それを目指して「勝つこと」だけを考えてスクールアイドル活動をしてきたこと、だった。対して、今は、これまでとは違う、姉聖良とAqoursのみんなと一緒にスクールアイドルを楽しんでいる、そんな自分がいた。それは理亜のなかで初めて生まれたものかもしらない、もしくは、「スクールアイドルを楽しもう」とするAqoursメンバーから影響を受けたものかもしれない。ただ、今、言えることは、理亜は、今、スクールアイドルを楽しんでいる、ということだった。
そんな違和感を感じつつも、理亜、
(でも、楽しむこと、それを考えるだけで、これまでにないパワー、感じてしまう・・・。これまで、「勝つこと」を、一番に考えていた。だが、それで、私、ミスをした・・・。対して、「楽しむこと」、そのことを考えるだけで、私、ミスなんて関係ない、もっと姉さまと、みんなと、スクールアイドルを、楽しみたい、そう思えてしまう・・・)
そう、理亜は「楽しむこと」の無限大の可能性を感じていた。
そして、理亜はついにあることに気付く。
(私、ルビィたちと一緒に行動して、わかった!!スクールアイドルって楽しむこと、それがとても大切!!今、ここにいるみんなと一緒に、このライブを楽しもう、スクールアイドルを楽しもう、そんな私がいる!!そんなことを考えると、楽しむこと、それってとても大切、そう思えてきてしまう・・・)
そう、楽しむことの大切さをついに理亜は知ったのだ。これまでの理亜はは自分たちの夢のため、勝ち続けることを第一にしてきた。けれど、それにより、理亜は自分を追い込んでしまった。それにより、理亜はミスをしてSaint Snowを終わりにしてしまった。そのため、理亜のなかに深淵なる闇が生まれた。だが、しかし、このクリスマスライブで理亜は楽しむことの素晴らしさを知った。それにより、理亜のなかにある闇を一時的だが塞ぐことができた。
そんな、Saint Aqours Snow、奇跡のライブ、が終わるとすぐに、、
「理亜ちゃん、ルビィと一緒に考えたクリスマスライブ、楽しめた?」
と、ルビィが言うと理亜も、
「うん、ルビィ、私、なんかわかった気がする、これまでにない感じ、楽しむこと、それがこのライブで、感じることができた!!ルビィ、このライブに私を誘ってくれて、ありがとう!!」
と、笑いながらお礼を言った。そんな2人を見てか、聖良、
「理亜、なんか変わった気がします・・・」
と言うと、聖良の隣にいたダイヤも、
「ルビィも変わったと思いますわ」
と、ルビィと理亜、2人を見ては微笑みながらそう答えていた。
そんな微笑ましい光景のなか、突然、聖良と理亜のもとに、
「聖良さんに理亜さん、すごいライブでした!!なんか2人を見ていたら私もみんなと一緒にライブを楽しみたいって感じになりました!!」
と、あつこ、飛び込んできてはライブの感想を大声で言ってしまう。これには、聖良、
「あつこ、このライブはあなたの力によるものが大きいと思います。なぜなら、このライブ、その最初の曲、「Awalken tha power」、それを作曲したのがあなたですから。あの曲のおかげで、この私を含めて、ここにいるみんなが一緒になってこのライブを楽しむことができたのですから・・・」
と、あつこに対し自分の思いを述べると理亜も、
「まぁ、姉さまの言うこと、一理あるかも・・・。私とルビィはあの曲を作詞した、けれど、作曲はできなかった・・・。それを、あつこ、作曲してくれたから、あの曲は完成した。あの曲のおかげで、私と姉さま、ルビィたちAqoursのみんな、それに、観客も、みんな、このライブを楽しむことができた!!今だけあつこに感謝してあげる・・・」
と、ぶっきらぼうに、でも、不器用な自分なりに最大限のお礼を言った。これには、あつこ、
「2人とも、ありがとう!!」
と、お礼を言う2人に感謝した。
そして、理亜のなかにある想いが生まれた。それは・・・、
(私、決めた!!この楽しい想いを、これまで姉さまと一緒にやってきた、一緒にスクールアイドルをやってきた、そんな大切な想い出、その想いのなかで、私と姉さま、2人が大切にしてきた想い、そして、そのなかではぐくんだ姉さまとのキズナ、それを大切にしていきたい。だから、今、決めた!!私、Saint Snowを・・・、そして、自分だけの新しいユニットを・・・)
その想いのもと、理亜は聖良に対し、
「姉さま、私、決めました!!」
と、突然、そう言うと、聖良、
「理亜、なんでしょうか?」
と、理亜に尋ねると、理亜、ついに自分の決意を語った・・・。
「姉さま、私、Saint Snowを続けない。だって、これは姉さまとの(大切な)想い出だから、世界で1つしかない雪の結晶だから。だから、新しいグループ(ユニット)で違う雪の結晶を見つけて、姉さまにもみんなにも喜んでもらえる、(そんな)スクールアイドルを作る!!(だから、姉さま、)みてて!!」
(このとき、私は確信しました、理亜ならきっと素晴らしいユニットを作ることができるって・・・)
クリスマスライブでの出来事を思いだした聖良はこのときの理亜に対する想いを口にすると、理亜、
(でも、私は・・・、私は・・・、そんなことすら忘れて・・・、自分のユニットを・・・、壊してしまった・・・)
と、このあとの自分の暴走によりせっかく作った理亜のユニットが壊れてしまったことを後悔するも、あつこ、
(たしかにそうですけど、私としてはあのときのクリスマスライブのときの理亜さんの想いだったら今なお理亜さんのユニットは続いていたと思います。だって、理亜さんがクリスマスライブのときの想いをもとに作ったユニット、理亜さんが暴走するまで誰も辞めずに続いていました。いや、和気あいあいと楽しみながらやっていましたから・・・)
と、自分の考えを述べた。理亜が暴走するまで、理亜のユニットは誰も辞めずに続いていた。いや、理亜があのクリスマスライブで気づいた「スクールアイドルを楽しむこと」、その想いのもと、理亜のユニットメンバーはみんなと一緒にスクールアイドルを楽しみながら練習を続けていた。そんな同じユニットメンバーであったあつこの指摘に、理亜、
(うぅ、たしかにあつこの言う通り・・・。ぐうもでない・・・)
と、がくしと肩を落とした。
そんな理亜に対し、聖良、
(でも、理亜、今、あのクリスマスライブのことをを思いだしてみてどう感じましたか?)
と、理亜に尋ねると、理亜、はっきりとこう答えた。
(姉さま、私、あのとき、初めて、スクールアイドルでよかった、スクールアイドルは楽しい、って感じてた。そして、その想いを胸に自分だけの新しいユニットを作ろうとしていた。けれど、私は、もし、自分のなかに姉さまから指摘された闇があるのなら、その闇によってみんなに迷惑をかけた、そんな気がする・・・)
それはまるで理亜が暴走を始めた日、理亜がラブライブ!決勝にて優勝を遂げたAqoursの姿を見て、「自分がミスしなければあのステージに、Aqoursと同じように、姉さまとの夢、ラブライブ!優勝を果たすことができた」、そんな後悔ゆえに自分のなかにある深淵なる闇、「(自分のミスのせいで)なにもかも失った、ゼロのなってしまった」、その闇の封印を解いてしまった日、その日より理亜は暴走してしまい、結果、自分のユニットメンバー全員が理亜のユニットを辞めてしまう事態を迎えてしまった、それに対する反省の弁、それを言っているかのようだった。
だが、そんな理亜に対し、あつこ、
(でも、それでもなお、ここで理亜さんが反省しているなら、きっと理亜さんにも新しい仲間ができますよ。だって、理亜さん、たとえ、深淵なる闇がなくなったとしても、みんなと一緒にスクールアイドルを楽しむ、そんな想いは残るのですから」
と、理亜に優しく語りかけるように言うと、理亜、
(あつこからしたら、ちょっと恥ずかしいセリフ、にみえてしまう・・・)
と、ついあつこにツッコミを入れてしまう。これには、あつこ、
(理亜さん、それは余計なお世話です!!)
と、ちょっとプンプンしながら言った。