ラブライブ!SNOW CRYSTAL   作:la55

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SNOW CRYSTAL 序章 第41話

 そんなこれからのことについて考えていた理亜であったが、ふと、今のAqoursのことが気になったのか、聖良に対し、

(ところで、姉さま、ルビィたちは、Aqoursは、復活を果たしましたが、あのときの、ローマ・スペイン広場でのライブのときよりもAqoursは強くなった?)

ルビィたちAqoursはローマ・スペイン広場でのライブにより復活を、いや、今までのなかで1番のライブをすることができた。そんなAqoursではあるが、今、この延長戦において、そのときのライブよりも強くなっているのか、理亜、気になっていた。

 そんな理亜に対し、聖良、こう断言する。

(理亜、今のAqoursは史上最強のスクールアイドルといっても過言ではないでしょうか。「楽しむこと」「好きになること」、その無限ループにより、Aqoursは史上最強のスクールアイドルになりました。ついこの前までは理亜ほどではありませんが、自分たちだけで解決しないといけない、そんな思い、そして、ダイヤたち3年生3人がいないという喪失感からか、不安・心配という深い海・沼の底に沈み込んでしまいました。しかし、ダイヤたち3年生3人と再合流してからAqoursは一層進化しました。不安・心配という深い海・沼の底に沈んでいたときは、千歌さんたち(新生)Aqoursは、「楽しむこと」、それができないくらい落ち込んでいました。ですが、今のAqoursは違います。あの9人は「楽しむこと」の無限ループによりあのクリスマスライブのときの2倍、3倍、いや、無限大のパワーを得たのです。もう私たちの知るAqoursではありません。史上最強のスクールアイドルになったのです、Aqoursは・・・)

聖良と理亜が沼津に沼津を訪れたとき、千歌たち(新生)Aqoursは不安・心配という深い海・沼に沈んでいた。それはダイヤたち3年生3人がいない、という喪失感からのものだった。だが、今のAqoursは違う。聖良の進言通り、ダイヤたち3年生3人に会いにイタリアに言った千歌たちはそこでダイヤたち3年生3人と合流、再びパーフェクトナインになったことで今までのAqoursを、「楽しむこと」を前面に出した、「楽しむこと」の無限ループにより無限のパワーを得た、そんな今までのAqoursを取り戻していた。そして、その無限ループにより今のAqoursは無限大のパワーを持つ史上最強のスクールアイドルへと変貌を遂げていた。いや、今も、その無限ループにより力を増大している、とも言えた。

 そんな史上最強のスクールアイドル、Aqoursを前にして、理亜、珍しく弱音を吐く。

(でも、姉さま、そんなAqoursに私たちSaint Snowは勝てるのですか・・・。私は、先ほど、ようやく、「楽しむこと」の素晴らしさを知ることができました。けれど、ルビィたちは、Aqoursは、すでにその先を、もっと先を走っている、ような気がする・・・。そんな、「楽しいこと」に関しては、私とルビィたちAqours、天と地の差がある・・・。そんなAqoursに勝てる気がしない・・・)

たしかに理亜がそう心配するのはもっともである。Saint Snowの一員である理亜は、今さっき、ようやく、「楽しむこと」の素晴らしさを知ったばかりである。対して、Aqoursは知らなかったとはいえ、結成してから今まで、この1年、「楽しむこと」、それを極めてきたのである。その点でもAqoursは「楽しむこと」のスペシャリストともいえるかもしれない。そんな天と地の差をもつ者同士が戦えばスペシャリストの方が勝ってしまうことは目にみえていた。

 だが、そんな弱音を吐く理亜に対し、聖良、こう断言する。

(理亜、そうとも限りません!!この勝負、私たちSaint Snowだって勝つことができると思います!!いや、絶対に勝利できるでしょう!!)

この聖良の勝利宣言、これには、理亜、

(えっ、私たちSaint Snowがあの「楽しむこと」のスペシャリストであるAqoursに打ち勝つことができる?それって一体・・・、姉さま・・・)

と聖良に問い直す。

 すると、聖良・・・ではなくあつこが聖良の代わりに理亜に問うた。

(理亜さん、私たち、Saint Snowは、スクールアイドルを、どれくらいかけて、今までやってきましたか?)

これには、理亜、

(たしか、私たちSaint Snowの活動期間はたった1年・・・、でも、その準備期間を合わせると、数年・・・)

と答えると、あつこ、熱くこう答えた。

(そうです!!この数年間、私と聖良さん、そして、理亜さんは一緒になってSaint Snowを作り上げました!!そのなかで、私たちはSaint Snowという想い、想い出、キズナ、それを一緒になって紡いできたのです!!そして、今、それが、Saint Snowの輝き、そして、宝物になったのです!!対して、Aqoursはたった1年で、今の、Aqoursという輝き、宝物を作りあげました。たしかにAqoursは史上最強のスクールアイドルです。けれど、この1年で急成長した、そんな感じです。それに対し、私たちSaint Snowは長時間かけて私たちの輝きを熟成してきた。なので、輝き、宝物の度合いや密度としては私たちSaint Snowの方がAqoursより上、なのです!!輝き、宝物の度合いや密度、そして、期間の長さ、それこそ、私たちSaint Snowのアドバンテージとなるのです!!)

そう、Aqoursに負けない、そんなアドバンテージがSaint Snowにはあった。それは、スクールアイドルにかけた期間の長さである。たしかにAqoursは「楽しむこと」の無限ループにより史上最強のスクールアイドルになった。だが、パーフェクトナインになってたった1年で急成長しすぎたため、どこかほころびがあるかもしれなかった。対して、Saint Snowは、聖良に理亜、そして、あつこがあの聖なる雪の日の誓いをしてから今にわたるまでの数年ものあいだ、一緒になって紡いできた、そんな努力の結晶である。だからこそ、たった1年で積み上げてきたAqoursのなかにあるAqoursとしての輝き、宝物、以上のもの、Saint Snowという輝き、宝物が今の聖良や理亜、あつこにはあった。たった1年で急成長した輝き、宝物、対して、この数年間熟成させた輝き、宝物、それを比べた場合、長期間熟成されたものが良かったりする。それこそ、Saint Snowにとって(Aqoursに対しての)アドバンテージともいえた。

 だが、そんな聖良の熱い言葉・・・だったのだが、それでも理亜にはまだ弱気だった。なぜなら・・・、

(でも、姉さま、それがアドバンテージ、としても、「楽しむこと」、それで無限のパワーを得た、そんなルビィたち、Aqours、それに対し、私、「スクールアイドルを楽しむ」、そんなこと、してこなかった!!これじゃ、私たち、勝ち目ない・・・)

そう、理亜は心配していた、自分は「スクールアイドルを楽しむ」ことをしてこなかった、いわば、「楽しむこと」に関しては初心者である。対して、Aqoursは「楽しむこと」のスペシャリストである。勝負においてとても重要な「楽しむこと」に関しては、理亜、勝ち目はなかった。

 だが、それについては、シエラ、はっきりとした口調でこう答えた。

(理亜、それなら、今からスクールアイドルを楽しめばいいじゃありませんか)

この聖良の発言に、理亜、

(えっ、今から楽しむ・・・)

と唖然となるも、聖良、そんな理亜に対しこう答えた。

(理亜、昔も今も関係ありません!!これまでそれをしたことがなかったなら、今から楽しめばいいのです!!理亜ならきっとAqours以上にスクールアイドルを楽しむことができると思います。だって、今、理亜、私とあつこと一緒に、スクールアイドルを、この戦いを、楽しもうとしているではありませんか!!それに、私たち3人のなかにはAqours以上の輝き、宝物があります!!それを、今、解き放てば、きっと、Aqours以上に、楽しむことができます!!)

 そして、そんな聖良の熱き想いを受けてか、あつこ、理亜に対しエールを送った。

(理亜さん、たしかにこれまでは「楽しむこと」をそこまで自覚していなかったかもしれません。ですが、理亜さんは、一時期、私と自分たちのユニットを結成したときから暴走を始めるまでのあいだ、「楽しむこと」を前面に出したユニット運営をしてきたじゃありませんか!!それを思いだしてください!!)

 このあつこの言葉に、理亜、はっとすると自分の苦しい胸の内を語った。

(た、たしかにあつこの言う通り・・・。私、あのクリスマスライブで感じた「スクールアイドルを楽しむ」、その想いでもって、私のために集まってくれたメンバーとともに自分のユニットを立ち上げた・・・。そして、最初のころはその想いのもと、みんなと一緒にスクールアイドルを楽しんでいた。でも、あのとき、ルビィたちAqoursが私と姉さま、そして、あつこの夢だった、ラブライブ!優勝、したとき、私、「自分のミスのせいで姉さまを含めたすべて、なにもかも失ってしまった、ゼロになってしまった、そんな深淵なる闇が生まれてしまった・・・。そして、その闇のせいで、それと、「楽しむ」=「遊び」、そんな認識のせいで、初心者ばかりのユニットメンバーだと、私、ラブライブ!優勝できない、と思ってユニットメンバーに過酷な練習を強要してしまった・・・。私・・・、ずっと、「楽しむ」=「遊び」だと思っていた・・・。だから、私、その認識のせいで私のユニット、壊してしまった・・・)

そう、またもとに戻るが、理亜にとって、「楽しむ」=「遊び」、その認識がとても強かった。なぜなら、そう認識する方が多いから。理亜もその分類に入るかもしれない。また、理亜と言えばこのセリフが有名である。

 

「(スクールアイドルの甲子園である)ラブライブ!は遊びじゃない!!」

 

これは自分たちの夢のために、真剣に、真面目に、スクールアイドルに取り組んできた理亜だからこその名セリフ、といえるのだが、このセリフを言っているときの理亜のなかでは「勝利こそすべて」という考えが強かった。なので、当時の理亜的に言えば、「ラブライブ!は勝負の世界!!勝つことが大事!!お遊び感覚でスクールアイドルをするな!!」ともいえるのかもしれない。で、もし、「楽しむ」=「遊び」という認識がそれに加わってしまったら、「「楽しむ」という感覚でスクールアイドルをするな!!」となってしまうだろう。

 でも、それって本当にそうなのだろうか?いや、答えは「否」である。たしかに真面目にスクールアイドルに取り組むことも大事である。しかし、真面目過ぎると、いや、真面目に「勝利すること」のみに固執すると理亜みたいに自分で自分を追い込んでしまいどこかで取り返しのつかないミスをしてしまいかねない。理亜の場合、それがラブライブ!冬季大会北海道最終予選でのミスであった。いや、スクールアイドルだけじゃない。それ以外、たとえば、フィギュア、でも同じことがいえる。あつこの場合、過去の栄光、12歳のジュニアの大会での優勝、それが自分の体の成長により昔みたいな優秀な成績を残せなくなったため、絶対に勝利して昔みたいな優秀な成績を残そうと思ってしまい、あつこは限界を超えた練習を続けてしまった。結果、中3の大会のときの大ケガにつながってしまった。それは、「勝利こそすべて」という考えの弊害かもしれない。対して、「楽しむ」ということは無限のパワーを与えてくれる、それくらい、「楽しむ」ということは「勝利」以上のものを生み出してくれる。理亜はそれを今の今まで知らなかった。理亜の場合、Saint Snowとして活動しているときから、「勝利こそすべて」、「楽しむ」=「遊び」、という考えが理亜のなかにあった。また、理亜はかなり真面目な性格だったこともあり、真面目にスクールアイドルをしていないスクールアイドル、勝利を求めようとしないスクールアイドル、ただ「楽しむ」だけのスクールアイドルに対して見下すような発言を理亜はすることもあった。むろん、まだダイヤたち3年生が加入していない、まだ、千歌たち1・2年だけのAqoursと初めて邂逅したとき、あの、夏季大会前の東京のスクールアイドルイベントのときの理亜の発言もそれに当たる。が、あまりに勝利に固執してしまうあまり、理亜は(悪くいえば)それにより自分で自分を追い込んでしまい、冬季大会北海道最終予選のときに自滅、自分のなかに深淵なる闇を生み出してしまった。ただ、最終予選後のルビィの機転いよりクリスマスライブが行われ、理亜のなかにも「楽しむこと」の大切さを知ることができた。で、理亜は、当初、クリスマスライブ後に結成した自分のユニットにはそのライブのときに知った「楽しむこと」を前面的に出したユニット運営をしていった。だが、理亜のなかではまだその深淵なる闇と「楽しむ」=「遊び」という認識が残っていた。それがAqoursのラブライブ!優勝が機転となってその闇が復活、というか、活性化、それと、「楽しむ」=「遊び」という認識、その2つが合わさって、「このまま、「楽しむ」=「遊び」の状態では初心者ばかりの自分のユニットはこれから先、私と姉さまとの夢、ラブライブ!優勝なんて、いや、勝つことなんて絶対に無理!!」、そんな思いが理亜のなかで生まれてしまい、それが理亜の暴走につながってしまった。で、その暴走の結果、理亜のユニットは空中分解してしまった・・・、それを今になって理解した理亜、そのことを後悔してしまったわけである。

 そんな後悔の渦のなかにいる理亜に対し、あつこ、こう訴える。

(だからこそ、初心に、私たちと一緒に自分のユニットを作ったときみたいに戻りませんか、理亜さん!!あのときみたいに、あのクリスマスライブで感じた、「楽しむこと」、それを思いだしてください!!)

 そして、あつこは理亜に対し自分の想いを伝えた。

(理亜さん、私、最初、聖良さんから「理亜さんのことが心配で」と言われて理亜さんのユニットに入りました。けれど、入ってみたらとても楽しかった!!だって、理亜さん、みんなと一緒になってスクールアイドルを楽しんでいたから!!そのときの想いを思いだしてください!!思いだして、この戦いに挑んでください!!)

 あつこにとって最初は聖良のお願いから理亜のユニットに入った。だが、あつこがユニットに入った当初は理亜が「楽しむこと」を前面に押し出したユニット運営をしていたため、あつこは理亜やほかのユニットメンバーと一緒にスクールアイドルを楽しむことができた。そのときこそ理亜にとって「スクールアイドルを楽しんでいた」時間でもあった。あつこはそのときのことを、今、思いだしてほしいと理亜に言っているのだ。むろん、今、行われている戦い、ラブライブ!決勝延長戦の相手はラブライブ!覇者のAqoursである。そのAqoursの一番の武器はあのパーフェクトナインから繰り出させる、「スクールアイドルを楽しむ」、その無限のパワーである。対して、理亜たちSaint SnowがそんなAqoursに打ち勝つためにはどうすればいいのか。それは、こちらも、「スクールアイドルを、理亜、聖良、そして、あつこ、この3人で精一杯楽しむ!!」、ことである。では、その力の源はなにかあるのか。それは、ずばり、この数年間、この3人で紡いできた想い、想い出、キズナ、いわば、Saint Snowの輝きであり、宝物、であった。もう1度言うが、Aqoursの無限のパワーの源であるパーフェクトナインとしての輝き、宝物は約1年で急成長したものである。対して、Saint Snowの輝き、宝物は数年間にわたって熟成されたものである。急成長した輝きと数年間熟成された輝き、どちらがより輝いているかといえば、数年間という密度、度合いが高い輝きの方が上だといえるかもしれない。ならば、輝きの源となっている「楽しむ」という無限のパワー、AqoursとSaint Snow、どちらが強くなるのか、といえば、数年間という(たった1年間の)Aqoursより光り輝くことができるSaint Snowのほうに軍配はあがるだろう。だが、これまでSaint Snowは「楽しむ」ということをしてこなかった。だって、Saint Snowの3人はこれまで「勝利こそすべて」という考えのもとで行動していたから。だが、それが、今、Saint Snowの3人は、「スクールアイドルを楽しむ」、その心に目覚めた。その心に目覚めた、理亜がクリスマスライブで感じ自分のユニットを結成したときにはあった、「スクールアイドルを楽しむ」、その心に目覚めた、今、あのAqoursを凌駕する力をSaint Snowは手に入れた、ともいえた。そんなことをあつこは知ったうえで理亜にそのことを伝えたのである。

 そんなあつこの熱い想いが通じたのか、理亜、

(うん、あつこの言う通り・・・。私、あのときの想い、「スクールアイドルを楽しむ」、その想い、胸に、この戦い、めいいっぱい楽しむ!!めいいっぱい楽しんで、絶対、あのAqours、倒す!!)

と、これまでの自分、「勝利すること」、それをモットーにしてきた自分を、決別、したかのごとく、この戦いを、ラブライブ!決勝延長戦を、めいいっぱい楽しむことを宣伝した。それは理亜にとって新しい自分への第一歩ともいえた。

 そんな理亜に対し、聖良、あることを話す。

(理亜、そのためにも、自分のなかにある輝きを、Saint Snowという輝きを、宝物を、めいいっぱい輝かせなさい!!そして、その輝き、宝物が私とあつこ、そして、理亜をつないでいることを感じなさい!!)

これには、理亜、

(えっ!!私、姉さまとあつことつながっているわけ!?)

と驚いていると、聖良、自分の言葉の真意、いや、とても大事なことを言った。

(理亜、もうあなたなら気付いているはずです!!今、自分のなかにある輝き、宝物を通じて私とあつこと理亜は1つにつながっています!!そして、そのつながりはずっと、永遠に、続くのです!!それは、たとえ離れ離れになってもずっと私たち3人をつないでくれるのです!!)

ただ、この聖良の発言に、理亜、いまだに、

(えっ、姉さま、それって一体・・・)

とまだ理解できていないみたい。

 そんな理亜に対し、聖良、今起きていることを話す。

(理亜、今、私とあつこ、そして、理亜は私たちのなかにある輝き、宝物を通じて心でつながっています。そして、それによって私たちは心の声で会話をしています。それこそ、私たちのなかにあるSaint Snowという輝き、宝物でつながっている証拠なのです!!)

そう、みなさんはお気づきだろうか。「Believe Again」が始まってからここまで、聖良、理亜、あつこ、この3人は実際に声を出していたわけではなかった。実はこの3人の会話はすべて心のなかでの会話だったのだ。この心の会話は奇跡なのだろうか。いや、奇跡ではない。Saint Snowという輝き、宝物がこの3人のなかにあったからこそできた心の会話だったのだ。そして、今、聖良、理亜、あつこのあいだには輝き、宝物を通じてつながり、ある種のホットラインができていた、それが3人の心の会話につながった、ともいえた。さらにいえば、この心のホットラインは、これから先、ずっとつながっている。だって、たとえ、どんなことが起きても、この3人のなかからSaint Snowという輝き、宝物が消えることなんてないのだから。

 そんなことを理解しているのか、今度はあつこから理亜に熱い言葉が送られる。

(理亜さん、私たちが持つSaint Snowという輝き、宝物はなにがあってもずっと残ります。残るからこそ、私と聖良さん、そして、理亜さんはずっとその輝き、宝物によってずっとつながっています。だからこそ、理亜さんはもう1人ではない!!私と聖良さんと3人でずっとつながっていくのです!!)

そんなあつこの強い想いを受け取ったためか、理亜、一瞬、

(私、もう1人じゃない・・・、「孤独」じゃない・・・)

と、涙を流すくらいの想いに包まれた。自分が暴走した結果、自分のユニットは崩壊、たった1人、「孤独」、を理亜は感じていた。だが、そんな理亜にも大切なものが残っていた。それは、聖良とあつこのとの聖良とあつこのという輝き、宝物、それによって、今、そして、これから先もずっとつながっていける、そのことを理亜もようやく理解、いや、実感していたのだ。

 そして、聖愛はそんな2人を前にして自分の熱い想いを口にした。

(理亜、そして、あつこ、私たち3人はSaint Snowという無敵のトライアングルでつながっています!!Saint Snowという輝き、宝物によって形成された私たちのホットラインは、今、無敵のトライアングルになりました。さらに、そのトライアングルによって、「楽しむ」⇔「好きになる」、という無限ループはさらに強化、あのAqoursすら寄せ付けない無限のパワーを得ることができました!!それを、今、実感してください!!)

 その聖良の言葉により、理亜、前向きな言葉を表す。

(姉さまにそう言われると、私、なんだか負ける気がしない!!この3人でもっとスクールアイドルを楽しもう、この「楽しい」という強きパワーでAqoursに勝ってみせる、そんな想いでいっぱいです!!)

あの弱気をみせていた理亜、この聖良の言葉により、完全復活、いや、それ以上の力をみせていた。さらにはあつこも、

(私も理亜さんと同じ想い・・・、もっとこの3人でスクールアイドルを楽しみたい!!)

と、理亜と同じ想いを感じていた。

 そして、聖良は、理亜、あつこに対してこう宣言した。

(理亜、あつこ、私たちの無敵のトライアングルによって増幅された無限大の「楽しい」というパワーを千歌さんたちに、Aqoursに、ぶつけてあげましょう!!そして、あのAqoursから金星をあげるのです!!いや、それ以上に、この戦いを一生懸命楽しみ、あのAqours以上にこの戦いを楽しんで、私たちこそスクールアイドルの王者である、この戦いで堂々とそう宣言しましょう!!)

これには、理亜、

(そうです、姉さま!!私も、この戦い、一生懸命楽しんで、あのルビィたちよりも、楽しんで、私たち、Saint Snow、1番だって、言わせてやる!!)

と元気よく答えてくれた。

そして、あつこも、

(私も2人をばっちりと映します!!だって、私、Saint Snowの一員ですから!!2人と同じ輝き、宝物、それがあるだけで2人とずっとつながっていける、2人と一緒にスクールアイドルを楽しむことができる、そんな想いに、私、なってしまいます!!だから、私、2人のためにも、この戦い、2人と一緒にめいいぱい楽しんで、あのAqoursにギャフンと言わせてあげましょう!!)

と、元気いっぱいに言うと2人から、

(あつこ、その調子です!!あなたがいるおかげで私と理亜は100倍も200倍も力が出せるというものです!!だから、あつこ、私たちと一緒にせいいっぱい楽しんでAqoursに勝ちましょう!!)(聖良)

(あつこ、ちゃんと撮って!!あつこが私と姉さまとを撮ってくれるから、Saint Snowのステージ、100倍、200倍、いや、無限大に、素晴らしくみせること、できる!!だから、あつこ、ルビィたちをギャフンと言わせる、それくらいの映像、撮って!!)(理亜)

と、あつこに対する声援がとんでくる。これには、あつこ、

(はい、聖良さんに理亜さん、私、精一杯この戦いを楽しみます!!)

と元気いっぱい答えた。

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