だが、それでも花樹は諦めなかった。聖女の入学式から数日後・・・、
(でも、オ・・・、花樹は諦めない!!花樹、絶対に理亜さんに認められてSaint Snowに入るんだ!!)
と、花樹、まだ諦めていなかったのかこの日も理亜のもとに行こうとしていた。
そして・・・、
「あっ、理亜さん!!」
と、廊下を歩く理亜を見つけたのか、花樹、理亜のもとに駆け寄る。すると、理亜、
(うわっ、あの娘!!また私を「バカ」呼ばわりするつもり!!)
と思ったのかすぐに逃げようとするも、時すでに遅く、花樹は理亜のもとにたどり着いてしまった。
そして、開口一番、花樹、
「理亜さん、オ・・・、花樹、諦めていません!!オ・・・、花樹をスクールアイドル部に、理亜さんのユニットに・・・、入れてください!!」
と、
大声で言ってきたのだが、理亜、これを、
(あの言葉、絶対に言ってくるはず!!そんなの、私からしたら許せない!!)
といやらしそうに花樹の方を見る。
すると、花樹、やっぱり・・・、
「だって、理亜さん、ばかす・・・」
やっぱり言ってしまった・・・。
そんなわけでして、理亜、花樹に対し花樹の言葉を遮るようにこう怒鳴ってしまう。
「あなたね、この前(入学式)のときといい、私のこと、「バカ」扱いするなんて、身の程も知らないわけ!!私は「バカ」じゃない!!学校の成績だって上位の方!!それなのに、私のこと、「バカ」にするなんて、許せない!!」
ただ、これには、花樹、
「理亜さん・・・、オ・・・、花樹、理亜さんのこと、別に「バカ」にしているわけでは・・・」
と言い訳そうに言うも、理亜、そんな花樹なんておかまいなしに・・・、
「あなたね、さっさとどっかに行って!!」
と怒鳴り散らすように言うも、花樹、それでも、
「理亜さん、オ・・・、花樹の言うことを聞いて・・・」
となにか言いたそうになる。
すると、理亜、そんな花樹に対しこう叫んでしまう。
「あぁ、もういい!!ついてこないで!!」
この言葉のあと、理亜はその場から駆け足でどっかに行ってしまった。これには、花樹、
「り、理亜さん・・・」
と唖然とするしかなかった・・・。
ただ、このときの花樹であったが、花樹の心のなかでは・・・、
(オ・・・、花樹、別に理亜さんのこと、「バカ」にする気なんてないのに・・・。逆に、花樹、理亜さんのこと、「すごい」と思っているのに・・・)
という、「バカ」とは程遠いものを持っていた・・・。
とはいえ、これでめげる花樹ではなかった・・・。花樹、2度も失敗したのがこたえたのか、
(いつになったら、理亜さん、オ・・・、花樹を理亜さんのユニットに入れてくれるわけ・・・でしょうか・・・)
と少し涙目になりそうになるも、それが逆に花樹の闘志に火が付いてしまう。
(でも、きっと理亜さんなら、オ・・・、花樹の気落ちに気づいてくれるはず!!なら、オ・・・、花樹は何度でも理亜さんにトライするのみ・・・です・・・。そうすれば、きっと、理亜さんも、オ・・・、花樹のこと、認めてくれるはず・・・です!!)
そんなわけでして・・・、
「理亜さん、オ・・・、花樹を理亜さんのユニットに入れてください!!」
と、女子トイレに入ろうとしている理亜に向かって花樹がとうせんぼする形で立ちはだかると、理亜、
「あなたね~、この場を去りなさい!!」
ときつく注意すると、花樹、そんな理亜の言葉なんて聞かずに、ただ、
「理亜さん、聞いてください!!オ・・・、花樹、別に、理亜さんのこと、「バカ」にしているわけでない・・・ありません!!花樹、理亜さんのこと、ばかす・・・」
と言ってしまう。
まぁ、こうなるといつもの展開になるわけでして・・・、理亜、その言葉を発した花樹に対し、
「また、私のこと、「バカ」にしている!!なんて身の程知らず!!」
と大声で怒鳴るとともに、
「ど、どきなさい!!」
と花樹の体を無理やりどかしてトイレへと駆け込んでしまった・・・。これには、花樹、
「り、理亜さん・・・」
とただこういうしかなかった・・・。
で、その日の放課後・・・、
「理亜さん、基坂ダッシュ、もう1本ね!!」(あつこ)
と聖女の校門前にある坂基坂であつことともに坂道ダッシュによる体力づくりをしている理亜・・・であったが、
「よ~い、スタート!!」
とあつこの掛け声とともに、理亜、ダッシュしようとした矢先、
「理亜さん、ちょっと待ってください!!」
という、理亜にとって今一番聞きたくない人の声が聞こえてくる。これには、理亜、
「うげっ!!」
と言っては派手に転んでしまうもすぐに立ち上がり、
「また、あんた!!」
と、突然理亜が転ぶきっかけを作ってしまったあなたこと花樹のことを叱りつける。むろん、これにはあつこも花樹に対し、
「すいませんが今からダッシュしようとしている人に向かって呼び止めてしまうとその人のケガのもとになります。なので、呼び止めること、してほしくないのですが・・・」
とちょっと優しく注意すると、花樹、そんな2人に対し、
「そ、それは・・・ごめん・・・なさい・・・」
と謝ってしまう・・・が、次の瞬間、一転して・・・、
「でも、オ・・・、花樹、それでも理亜さんに・・・」
といつもの同じことを言おうとしていた。なので、理亜あ、
(あの娘、またなの・・・。これで何度目・・・)(注:理亜さん、4回目です by 作者)
となぜか諦めの表情・・・。
それでもそんなことなんて気にせずに、花樹、ずばり・・・、
「何度でも言います!!理亜さん、オ・・・、花樹、理亜さんのユニットに入れてください!!」
と言うと、ここで、あつこ、すぐに、
「う~ん、それは・・・、理亜さんのお気持ち次第では・・・」
と少し気難しく言うも、花樹、そんなことなんて気にせずに・・・、いつものを言ってしまう。
「だって、理亜さん、ばかす・・・」
むろん、これには、いつものことながら、理亜、つかさず・・・、
「むきーーー!!また、私のこと、「バカ」って言った!!私は「バカ」じゃない!!いつも「バカ」者呼ばわり、しないで!!」
と花樹に向かってついにキレてしまった・・・。
でもこれには、花樹、
「オ・・・、花樹、別に、理亜さんのこと、「バカ」なんて・・・」
とこれまた言い訳じみたことを言うも、この花樹、理亜、それぞれの対応に、あつこ、
(こ、このままだと、理亜さん、手が付けられなくなってしまいます・・・。ここは私がなんとかしないと・・・)
と思ったのか、キレている理亜に対し、あつこ、
「り、理亜さん、このままだと部活の練習メニューが進まなくなります!!基坂でのダッシュはもう辞めにして次は校舎裏で発声練習をしましょう!!」
と言ってはこの場から、花樹のもとから離れようとしていた。むろん、これには理亜も、
「癪に障るけど、たしかにあつこの言う通りかも・・・。まぁ、このままだと、私、キレたままになりそう。なら、仕方がない!!あつこ、今すぐ、校舎裏に行く!!いい!!」
と大声で言っては、理亜、花樹のそばからあつこを連れて校舎裏へ行ってしまった・・・。
そして、またもや、花樹は1人になってしまった・・・。花樹としては4度目のトライ・・・、そのためか、花樹、ついこう思ってしまう。
(オ・・・、花樹、別に、理亜さんのこと、「バカ」にしているわけではないのに・・・。花樹は、ただ、理亜さんのこと、すごい、と思っているのに・・・。ただ、それを、理亜さんに、言おうとしている、だけ・・・なのに・・・。なのに、なぜ、なぜ、理亜さんは、花樹のこと、怒るわけ・・・。どうして・・・、どうして・・・)
そう、花樹は、ただ、理亜のことを「すごい」と言いたかったのだ。だが、理亜にとってみれば、自分のことを「バカ」にしている、そう感じているのである。一体、どこで、花樹と理亜、2人の気持ちのすれ違いが起きているのだろうか、それが花樹を苦しめる原因となっていた。
だが、このときの花樹はそのすれ違いの原因がなんなのかまったくわかっていなかった。ただ、花樹は、このとき、空を見上げてこう嘆くしかなかった・・・。
「オ・・・、花樹、一体どうすればいいかわからない・・・、わかりません・・・。神様、おばあちゃん、助けてください・・・、オ・・・、花樹、一体どうすればいいわけ・・・、いいのですか・・・」
「ラブライブ!SNOW CRYSTAL」ED 「Remenber・・・」
苦しいときも つらいときも
みんなと一緒に いれば大丈夫
強いキズナで 結ばれている
だから僕たちは 頑張れるんだ
だけどね 時がたてば
別れる日は 訪れる
それはやがて 想い出になるけど
それこそが 僕たちにとって
未来での 力となるんだ
Remenber 僕たちのなかで
キズナが想いが 想い出がすべて
輝きとなって 宝物になって
ずっとずっと 残っていく!!
だから絶対に 落ち込まないで
僕たちはずっと つながっている
Remenber それを忘れないで
Remenber・・・ それを忘れないで・・・
To be contuned
(ED)
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「KAZYU said 「BAKASU・・・」後編」