「前回のラブライブ!SNOW CRYSTAL!!」
「オ・・・、花樹、花樹といいます。理亜さんのユニットに入るため、オ・・・、花樹、理亜さんの前で「理亜さんのユニットに入りたい!!」って言ったのですが・・・、花樹が「ばかす・・・」って言ってしまい、それによって花樹に「バカ」にされたと思った理亜さんが怒ってしまったのです。それで、オ・・・、花樹、何度も理亜さんに理亜さんのユニットに入りたいと言ったのですがそのたびに怒られてしまいました。ですが、花樹の言っている「ばか・・・」の意味が沼津地方の方言で「とても」だとしった理亜さんはまたまた「ばかす・・・」と言ってしまった花樹に謝罪をするとともに、オ・・・、花樹を理亜さんのユニットに入れてくれたのでした・・・」
「1,2,3,4、2,2,3,4」
とあつこの声があたり一面に響き渡る。ここは聖女の屋上・・・と言いたいのだが、聖女の校舎自体が歴史的建造物であるため、聖女には屋上なんてなかった・・・、というわけで、聖女の校舎裏ではあつこの掛け声とともに、花樹、理亜はダンスの練習をしていた。
そして、
「1,2,3,4、2,2,3,4、やめ!!少し休憩!!」
というあつこの声ととおに花樹と理亜は体を休める。そこにあつこが花樹に向かって、
「それにしても、花樹さん、すごいですね!!スクールアイドルを始めたばかりなのにもうレベルの高いダンスすらこなすことができるなんて。花樹さん、本当にすごいです!!」
と褒めると、花樹、少し照れながら、
「だって、オ・・・、花樹、スクールアイドルとしてはやく大活躍して、スクールアイドルの甲子園、ラブライブ!で優勝したい・・・のです・・・。それならば、オ・・・、花樹、ばか(とても)練習して、ばか(とても)すごくなって、一人前のスクールアイドルに・・・なりたい・・・のです!!」
と大声で言うと、花樹の隣にいた理亜から、
「花樹、少しは落ち着いて!!あまりとばすと、昔の私みたいに、いつかは潰れてしまう・・・」
と花樹に注意する。理亜は、1年前、Saint Snowがラブライブ!夏季大会で全体の8位になったあと、「今度こそ姉聖良とあつことの夢、ラブライブ!優勝を」、という思いから自分を追い込むような心理状況に陥ってしまった、それにより、次のラブライブ!冬季大会最終予選で取り返しのつかないミスをするという辛い過去を持っていた。そのため、理亜は今の花樹にそのときの自分を照らし合わせて花樹にそれを注意したのだった。
だが、このとき、花樹、
(理亜さんはああ言っているけど、オ・・・、花樹は絶対にラブライブ!優勝を成し遂げないといけないのだ・・・です・・・。だって、オ・・・、花樹にとって・・・、ラブライブ!優勝は・・・、おばあちゃんの・・・、おばあちゃんと花樹の・・・、約束なのだから・・・)
そう思ったのか、自分の首にかけている十字架の形をした、そして、中央に光り輝くダイヤをつけたネックレスを強く握っては空を見上げていた。これには、理亜、
(花樹・・・)
とただ花樹を見ることしかできなかった・・・。
と、そんなときだった。突然、花樹、理亜、あつこのもとに1人の生徒が駆け寄ってきては3人に対しこう言った。
「理亜、大変!!スクールアイドル部に道場破りが来た!!なんか私が知らない制服を着た3人組が校門まえでこう叫んでいたよ、
「ここにいるスクールアイドル部に告ぐ!!今すぐ、私たちにひれ伏しなさい!!私たちは・・・、
あのAqoursを倒した、日本一、いや、世界一のスクールアイドルグループ、
「RED SUN」!!」
この瞬間、理亜は気が動転した。
(えっ、あのルビィたちが・・・、Aqoursが・・・、敗れた・・・)
(OP 1番のみ)
第4話 「RED SUN said 「Aqours lose・・・」
だが、理亜以上に愕然としていたのが花樹だった。このとき、花樹、
「あのラブライブ!で優勝したAqoursが敗れた・・・。あの完璧なパフォーマンスをするAqoursが敗れた・・・。嘘だろう・・・、嘘だろう・・・)
と、花樹がこの前見たもの、ラブライブ!延長戦で完璧なパフォーマンスをみせた、あのAqoursがあるグループに負けてしまった・・・、その事実?に愕然としまったのだ。
ただ、「Aqoursが負けた」と聞いただけで気が動転したり愕然とする理亜と花樹と違ってあつこは冷静だった。あつこ、そのことを聞いた瞬間、
(あのAqoursが敗れた・・・)
とちょっと戸惑うもすぐに、
(でも、あのAqoursほどの実力者が名の知らないグループに負けるなんて少しおかしいですね・・・)
と「Aqoursが負けた・・・」ことに少し疑問を感じていた。だって・・・、
(だって、Aqoursは、ダイヤさん、鞠莉さん、果南さんの3人が抜けたとはいえ、あの聖良さんと理亜さんの全力全開のSaint Snowでもってしても互角の勝負ができるかわからないくらい、日本一の実力を持つグループ・・・。それのなのに、そんな実力者を名も知らないグループがたった短期間で打ち破ることなんて少しおかしいですね・・・)(あつこ)
そう、今のAqoursは卒業生のダイヤ、鞠莉、果南が抜けた、千歌、梨子、曜、ルビィ、花丸、ヨハネのグループである。だが、その3人が抜けたとしても、理亜、聖良の全力全開のSaint Snowをもってしても太刀打ちができるかわからなくなるくらいの日本一の実力をAqoursは持っていた。だが、そんなAqoursが短期間で・・・、全力全開の・・・、聖良、理亜、あつこ、3人の・・・、Saint Snowと互角の勝負をした・・・、いや、それ以上の実力をみせようとしていた・・・、そんなAqoursが・・・、その戦いとなった、ラブライブ!延長戦から日があまりたっていないのに、そんなAqoursが負けるなんてなにかおかしい、とあつこは思ったのだ。それは、日本を代表するジュニアフィギュア選手だった、これまで数多くの実力者と戦ってきた、そんなあつこだからこそ思えた疑問だった。
そんなあつこは、気が動転、もしくは、愕然、とする理亜と花樹に向かってこう叫んだ。
「理亜さん、花樹さん、そのグループがいる校門前に行きましょう!!そして、本当にそのグループがAqoursを倒したのか聞いてみましょう」
このあつこの叫びに、理亜、
(あっ、たしかにあつこの言う通り・・・。本当にAqoursを倒したのか確認するのが先!!)
と言っては気を引き締めたのか、
「たしかにあつこの言う通り!!」
と言っては、あつこ、花樹に向かってこう叫んだ。
「あつこ、花樹、校門前に行く!!そして、真実、確かめる!!」
だが、このとき、花樹は心のなかでこう思っていた。
(あのAqoursを倒したなんて・・・、俺、絶対に許せない!!)
花樹、理亜、あつこはすぐに聖女の校門へと向かった。そして、そこには・・・、
「あなたね、あの弱者であるAqoursの仲間っていうのは!!」
と理亜に向かって大声で叫ぶ少女、そして・・・、
「桜花ちゃん、それ、ちょっと言い過ぎ・・・」
「まぁ、それが桜花さんなのですがね・・・」
と、その少女をはさむように2人の別の少女が立っていた。
だが、この3人んを見た瞬間、理亜はあることに気づいた。
(あっ、この少女たちが着ている制服・・・、ルビィたちがいる静真の制服・・・)(理亜)
そう、この3人組が着ている制服、実はルビィたちAqoursが今年から通うことになった沼津の女子高、静真、の制服だったのだ。
だが、そんな理亜のことなんて気にせずに真ん中にいる少女は理亜に対してさらに叫ぶ。
「あなたが、あの弱者、Aqoursの仲間、Saint Snowの鹿角理亜だね!!」
これには、理亜、
「たしかに私が鹿角理亜だけど・・・」
と応えるとその少女は理亜を指さしこう命令してきた。
「理亜という娘、この私にひれ伏しなさい!!あのAqoursは敗れたわ!!なら、あのAqoursに敗れたSaint SnowもAqoursと同じ敗者!!だからこそ、私にひれ伏す必要があるのです!!」
だが、これには、理亜、
(「私にひれ伏しなさい」だって・・・、許せない!!それに、私と姉さま(聖良)のSaint SnowだけでなくルビィたちAqoursのことまで弱者呼ばわりするなんて、本当に許せない!!)
とカンカンに怒っていた。そりゃそうだ!!だって、理亜の大切な宝物であるSaint Snowだけでなくその宝物と密接に関係あるルビィたちAqoursのことを見下すなんて、さらに、だからこそ、自分にひれ伏すといった屈辱的なことをしろ、と言われたら誰だって怒るに違いない。理亜が怒っているのは当然と言えば当然だった。
だが、このときでもあつこは冷静だった。あつこは怒る理亜とは対照的にいたって冷静だった。
(見た限り、あの娘たち、スクールアイドル初心者みたい・・・。あの体つき・・・、毎日ダンス練習をしている・・・、そんな体つきはしていない・・・。たしか、花樹さんもスクールアイドル初心者だけど、その花樹さんと見比べても花樹さんの方が上に見えてしまいます・・・)(あつこ)
そう、あつこはあの3人組と花樹を見比べて、3人と同じスクールアイドル初心者である花樹みたいなスクールアイドルの体つきをあの3人組はしていない、いや、あの3人はただのスクールアイドル初心者である、と感じていた。あつこはこれまでSaint Snowの一員・・・というか、サポーター的な立ち位置として理亜と聖良、Saint Snowを支えてきた。むろん、理亜と聖良、2人の練習メニューも、元ジュニアフィギュア選手という経験のもと、あつこが組んでいたん。なので、あつこは一瞬だけで、その娘がどれくらいスクールアイドルの練習をしているのか、どの程度の実力者であるのか、それを見抜くことができた。いあy、それ以上に、全国という戦場でジュニアフィギュア選手として戦ってきた、そこで培われた目でもってその人のことがわかる、それがあつこだった。
ただ、そんなあつこをよそに理亜が、
「あなたたち、なにを言って・・・」
と怒りながら言おうとした瞬間、
「理亜さん、ちょっと待って!!」
とあつこが理亜を止めに入った!!これには、理亜、
「あつこ、あなた・・・」
とあつこに止めに入られたことが気にいらなかったのかあつこになにか言おうとするも、あつこ、そんな理亜に対し、
「理亜さん、まずはあの娘たちの話を聞きましょう」
と理亜を諭すように言うと、理亜、あつこの目を見る。すると、その目は理亜を鋭い目で制するようなものであった。これには、理亜、
(うぅ、この目で見られると、私、言いずらい・・・)
と一瞬たじろく。理亜にとってあつこは以前理亜が作ったものの空中分解した理亜のユニットのメンバーのなかで唯一戻ってきたメンバーであった。また、あつこと理亜は小さいときから姉聖良とともに一緒に遊んでいた幼馴染でもあった。理亜としてはそんなあつこに対し姉聖良がらみで文句をいうこともあったが、長いつきあいのなかで、理亜はあつこの性格を・・・、冷静に物事を分析する・・・、さらに、一瞬で物事を見抜く・・・、そして、なにか問題が起きてももの落ちせずという・・・、そんな性格をたまに見せることを知っていた。なので、あつこのこのときの目は理亜を黙らせるのには十分だった・・・。
そんなこともあり、理亜はすぐに黙ってしまうとその代わりにあつこが、
「ところで、あなた方の名はなんでしょうか?まずはあなたたちが名前を名乗るのがマナーではないでしょうか」
と、少し鋭い目でもってその3人組をけん制しつつも自分たちの名前を尋ねると真ん中にいる少女が前に出てはこう言いだしてきた。
「まぁ、のちに語り継がれる名だと思いますが、一応、礼儀として私たちの名を名乗ることにしましょう」
そして、3人は名乗り始めた。
「私はこのグループのリーダー、木松桜花(きまつ はる)!!」(真ん中の少女)
「・・・、紅梅歌(くれない うめか)・・・」(右側の少女)
「赤間松華(あかま しょうか)!!」(左側の少女)
「私たちの名は、静真高校スクールアイドル部、「Red Sun」!!」(桜花)
これを聞いた瞬間、理亜、びっくりする。
(えっ、静真高校のスクールアイドルって、ルビィたちAqoursのはず・・・)
まぁ、理亜の現時点での認識とすればこれが当たり前だった。ルビィたちAqoursは今日年度まで沼津内浦にあった女子高、浦の星のスクールアイドルであった。だが、その浦の星が、今年度、静真と統合したので、「Aqoursは静真のスクールアイドルである」、それが理亜の現時点での認識だった。だが、桜花と名乗る真ん中の少女は、自分たちのグループ、「Red Sun」が静真のスクールアイドルであると言ってきたのだ。これには理亜もびっくりするのも無理ではなかった。
だが、そんあ理亜がびっくりするようなことでもあつこは冷静だった。あつこは桜花という少女が自分たちのグループが静真のスクールアイドルであると言ったことについて、
(あれっ、たしか、静真にはルビィさんたちAqoursがいるはず・・・)
と理亜と同じことに気付くもすぐに、
(ということは、静真にはAqoursとRedSunというふたつのスクールアイドルグループが存在するってことですね)
とその先のことすら考えていた。そう、今現在、(桜花の言うことを鵜呑みにすると、)静真には、ルビィたちAqours、桜花たちRedSun、2つのグループがある、そのことに気づいたのだ。
そのことを踏まえた上であつこは桜花たちに向かってこう質問してきた。
「桜花さん、あなた方は静真のスクールアイドルといっておりますが、静真にはもう1つのスクールアイドルグループ、Aqoursがいるはずでは・・・?」
そんなあつこの質問・・・というか、指摘、に対し桜花ははっきりとこう言った。
「あぁ、たしかにAqoursというスクールアイドルグループは静真にいたね。でも、私たちの実力からすれば、あんなもの、ただの烏合の衆ですわ!!この前、そんな烏合の衆に対して単なるお遊びと称して戦ったけど、私たちの実力からすれば雲泥の差だってね!!あんな烏合の衆、簡単に蹴散らしたよ!!」
ただ、この桜花の発言に隣にいた梅歌からは、
「えっ、私たち、Aqoursと戦ったことなんて・・・」
とつい口を滑らせてしまうも、もう一人の少女、松華からは、
「梅歌、少しは桜花さんに話を合わせた方が・・・」
と梅歌に注意する。
だが、そんな桜花の発言についに理亜がキレる。
「ルビィたちAqoursのことをバカにするな!!」
そう、今の理亜にとって自分の大切な盟友であるルビィたちAqoursのことを「烏合の衆」としてバカにされたことがとても許せなかったのだ。ルビィたちAqoursは理亜にとってあのラブライブ!延長戦で雌雄を決する戦いをした、それくらい、1番のライバルであって盟友でもあった。そんなAqoursのことを貶めるような発言をしたこと自体理亜からすれば許せずにいられなかった。
だが、それでも、あつこは冷静だった。ルビィたちAqoursのことをバカにされて激高する理亜に対し、あつこ、
「理亜さんは黙っていてください!!」
と理亜に注意すると、理亜、あつこの目を再び見る。すると、あつこの目はさらに鋭くなっていた。そのため、理亜、
「あつこ、わかった・・・」
と言っては引っ込んでしまった・・・。
そして、あつこはある事実を桜花たちに突きつける。
「桜花さんと言ったね。ところで、RedSunのみなさん、これまでフィギュアの世界で戦ってきた私から見れば、あなたたち、スクールアイドル初心者、にみえるのだけど、それなのに、理亜さんたちSaint Snowと互角の勝負をした、いや、日本一にもなった、そんなAqoursに勝つなんてね・・・。どんなことをすれば初心者であるあなたたちが実力者であるAqoursに勝てるのでしょうかね・・・」
このあつこの指摘に、桜花、
「そ、それは・・・」
と、これまでの威勢はどこにいったのか、黙ってしまった。いや、それどころか、桜花に対して、
「やっぱり嘘だってバレているじゃない・・・」(梅歌)
「まぁ、そんなみえみえな嘘なんてすぐにバレてしまうもんだよ・・・」(松華)
と、隣にいる梅歌と松華からこんなことまで言われる始末・・・。
だが、それでも桜花は自分を奮い立たせてはあつこに対し怒鳴り散らす。
「たとえそうだとしても、私たち、RedSun、はあのAqoursに勝ったんだ!!それは紛れもない事実だ!!」
ただ、そんな脅し、これまでジュニアフィギュアの世界において数多くの実力者と戦ってきたあつこからすれば無力だった。あつこは怒鳴り散らす桜花に対し、
「へぇ~、その事実の証拠、私にみせてくれないかなぁ・・・」
と、まるで獲物を狙う蛇のような鋭い目で言うと、桜花、
「そ、それは・・・」
とついに黙ってしまった・・・そのときだった。桜花、ついに逆ギレしたのか、大声でまわりに対しこう怒鳴り散らしてしまう。
「私たち、RedSun、はあのAqoursに勝ったんだ!!私たちこそ、静真が誇るスクールアイドルグループ!!Aqoursだって目じゃない!!だって・・・、
Aqoursは・・・、とても弱弱しい、いや、お遊び感覚でスクールアイドルをやっている、部活に対する士気が低い、そんな弱者、なのだから!!」
だが、こんな桜花の発言、いや、行動に、理亜、
(なんかあの桜花というものたちに腹が立った私がバカじゃない・・・。あの娘が言っていること、あつこの正論に論破されてなにも言えない、そんな犬の遠吠えにしか聞こえなくなってしまっている・・・。これじゃ、あんな弱虫の桜花に対して怒っていた私がバカにみえてしまう・・・)
と、これまでの自分の行動がバカバカしくみえてしまった。
そんなこともあり、理亜、あつこに対し、
「あつこ、こんな嘘つきなんて気にせず、無視して、練習、戻る」
と言うとあつこも、
「まぁ、理亜さんがそう言うのでしたら・・・」
と、桜花たちのことを無視して校門から去ろうとしていた。
だが、そのときだった。突然、ある少女が、大声で桜花に対し反抗してきた。
「Aqoursのことを・・・バカにしないで!!訂正して!!「Aqoursは弱虫じゃない。日本一のスクールアイドルだ!!」って言い直して!!」
この大声に、理亜、あつこ、ともにその声の主の方を見てこう思った。
((花樹(さん)・・・))
そう、桜花に反抗してきたのは花樹だった。花樹はAqoursのことを弱虫呼ばわりする桜花の発言によってこんな思いがあふれてきていた。
(オ・・・、花樹は、ラブライブ!で優勝した、オ・・・、花樹の夢を叶えてくれる・・・、そんなAqoursに・・・、憧れていた・・・。だけど、オ・・・、花・・・、俺は、Aqoursに入りたい、そう思っていた・・・。ただ、その夢は叶わなかったけれど・・・、俺は・・・、俺は・・・、その対となる(Saint Snowの)理亜さんのパートナーとして、今、頑張ろうとしている・・・・。でも、たとえ、そうだったとしても・・・、俺のなかでは今でもAqoursは憧れの存在なんだ!!そんなAqoursを弱者扱いするなんて・・・、絶対に許せない!!)
花樹にとってAqoursはラブライブ!延長戦の動画を見て以来、Aqoursは憧れの存在だった。そんなAqoursに入りたい、そう思っていた。だが、とある事情で花樹はAqoursに入ることができなかった。ところが、その花樹の願いはそのAqoursと対をなすユニット、Saint Snowの理亜の新たなるパートナーになることで叶いそうであった。とはいえ、花樹にとってAqoursは今でもスクールアイドルとしては憧れの的であった。そんなAqoursのことをバカにしている、弱者扱いしている、そんな桜花のことが花樹は許せなかったのだ。
だが、この花樹の発言に桜花はにやりと笑ったかと思うと理亜たちに向かってこう言いだしてきた。
「ほ~、それって、あなたたちからの宣戦布告って思っていいのかなぁ。あのAqoursに勝ったRedSunに太刀打ちできるのかなぁ」
この桜花の言葉に、花樹、はっとする。
(あっ、つい、怒りにまかせて、オ・・・、花樹、言ってしまった・・・)
そう、花樹の発言は桜花にとって売り言葉に買い言葉になったのだ。花樹はそのことに気づいたのだがそれは後の祭りであった。成り行きだったとはいえ、花樹は桜花にケンカを打った形になってしまったのだ。
と、ここで、続けとばかりに桜花は理亜たちに対し挑発してきた。
「もし、ここで、逃げ出したたら、Saint Snowはただの弱虫、ということになりますね。それでもいいのかなぁ」
ただ、この桜花の挑発に、桜花の隣にいた、梅歌、松華、からは・・・、
「桜花ちゃん、あんまりケンカはしないでね・・・」(梅歌)
「なんか死亡フラグを立てたみたいですけどね・・・」(松華)
と挑発する桜花を抑えようとしていた。
と、ここで、理亜、あつこに対し意思の疎通を図る。
(あつこ、私、ここで、あの娘たち(桜花たち)、倒して、実力の差、みせつけたい!!じゃないと、あの娘たち、私たち、だけでなく、ルビィたちAqoursのこと、いつもバカ呼ばわり、してしまいそう・・・)(理亜)
(まぁ、ここでお灸をすえることは私も賛成かなぁ)(あつこ)
実は理亜としてもあつこにしても自分達はおろかSaint SnowとはライバルであるAqoursのことすらこれ以上バカ呼ばわりしていることは気になっていた。だが、それでも大人の対応を理亜とあつこはしようとしていたのだが、成り行きとはいえ、桜花からケンカをふっかけてきた、そのケンカを買って実力の差をみせつけることであの桜花の鼻をへし折ろう、そう2人は考えたのである。
そんなこともあり、理亜は桜花に対してこう言いだしてきた。
「RedSunのみなさん、わかりました。そのケンカ、買いましょう!!私たちの実力の差、見せつけて、あなたの鼻、へし折ってあげる!!」
これには、桜花、にやりと笑っては大声でこう宣言した。
「わかったわ!!それじゃ、1週間後、あの船の上で戦ってあげる!!」
そして、桜花は港のある船に向かって指をさした。その船とは・・・、
かつて函館と本州青森を結んでいた青函連絡船、摩周丸、だった・・・。