ついにこのときがきてしまった・・・。理亜・花樹組VS桜花たちRedSunの戦いのときが・・・。舞台は函館港に浮かぶ旧青函連絡船でありその記念船として函館の港の象徴として係留されている船、摩周丸、その航海甲板であった。この日は五月晴れということで、青天のなかで行われる戦いとなった。その航海甲板に設置された仮設ステージのまえには沢山の観客たちが来ていた。その観客たちの多くが、
「ねぇ、スクールアイドルのステージですてぇ~。なんか、楽しみ!!」
「久しぶりにスクールアイドルのステージが見られるから楽しみだよ~」
と、スクールアイドル見たさに集まってくれたようだ。函館は北国北海道の港町である。そのため、つい最近まで雪が降っていたので野外でアイドルなどのステージを見るのは本当に久しぶりだったのだ。そのため、多くの観客たちがここに集まった、というわけである。
だが、そんな観客たちとは対照的に、このステージにあがるグループの1つ、理亜・花樹組は闘志を燃やしていた。
「理亜さん、もう我慢できません!!これ以上、AqoursのことをバカにできなくなるようにけちょんけちょんにRedSunを倒しましょう!!」
と花樹が言うと理亜も、
「あぁ、花樹の言う通り!!ルビィたちのこと、もうバカにはさせない!!絶対に、地の底まで、RedSunを、落としてやる!!」
と、「打倒、RedSun!!」ということで燃えていた。ただ、2人のマネージャーであるあつこはというと・・・、
「なんか2人ともスクールアイドルにとってとても大事なことを忘れている気がします。そのことを忘れないでくださいね・・・」
という声を理亜と花樹に言うも、2人とも、
「今は、RedSunを打ち倒す、それしかない!!」(花樹)
「Aqoursのことを見下す態度、絶対に許せない!!絶対に倒す!!」(理亜)
とあつこの言うことを聞いてくれなかった。そのためか、ちょうど理亜のスクールアイドルとしての再スタートの場となるこのステージを見に、理亜・花樹の楽屋を訪れていた聖良に対し、あつこ、
「聖良さん、このままだと、理亜さん、花樹さん、とても大切なこと、忘れてしまいます・・・。どうしたらいいでしょうか・・・」
と嘆きの声を出しては聖良に近寄ると、聖良、
「たしかにこのままだとあつこの言う通りになってしまうかもしれません・・・」
と心配しつつも、
「それでも理亜なら大丈夫でしょう」
と逆に理亜のことを信じきってしまっていた。むろん、これには、あつこ、
「聖良さん~~~」
と嘆きに近い声をあげてしまった・・・。
そして・・・、
「それでは、今日歌を披露してくれる2組に出てもらいましょう!!まずは、ここ函館が誇るスクールアイドル、聖女スクールアイドル部、鹿角理亜・猪波花樹組!!」
ウォー
という観客たちからの声援に応えてか、
「みんな、声援、ありがとう!!」
と、初めてのステージにも関わらず堂々とした態度で観客たちからの声援に応える花樹、そして・・・、
「私、頑張る・・・、だから・・・、みんな・・・、応援して・・・」
と、人見知りながらも少しでも観客たちのために、Aqoursのために頑張ろうとしている理亜の姿があった。この2人の姿はまるでもうこの戦いの勝者であることをみんなに知らしめようとしている、そんな感じがしていた。そんな2人が思っていることはただ1つ、
((打倒、RedSun!!))
という、とにかく、ルビィたちAqoursのことを見下している、そんな桜花率いるRedSunを打ち倒す、そのことだけだった。
そして、もう一組の紹介に入る。
「そして、もう一組は・・・、沼津から来ました、静真のスクールアイドルグループ、RedSun!!」
だが、ステージに出てきたRedSunの3人はというと・・・、
「こ、これが、ステージなの・・・。な、なんか逃げ出したい・・・」(梅歌)
「う、うん、梅歌の言う通り・・・」(松華)
とあまりの観客の多さにたじろいてしまう2人、さらには・・・、
「ふ、ふん・・・、だ・・・、大丈夫・・・。わ、私が・・・、登場した・・・から・・・、かっ、勝ったのも・・・同然・・・」
となぜか足をブルブル震わせながらも無理やり強がっている桜花の姿があった。
この3人の姿を見て、あつこ、あることを悟った。
(あぁ、こりゃもう決まったね・・・、この勝負・・・)
そして、あつこは理亜と花樹の2人を見てこう声援を心のなかから送った。
(でも、これが2人としての初めてのステージ!!だからこそ、今出せる全力のパフォーマンスをしてください!!初めてのステージ、2人ともはじけてください!!)
と、同時に、このこともあつこは心のなかで2人に念押しした。
(そして、忘れないでください、スクールアイドルにとってとても大事なことを・・・)
そして、ついに戦いの火ぶたが切って落とされた。先行は静真スクールアイドル部、RedSun、なのだが・・・、
(あれっ、「Aqoursに勝った」「Aqoursは烏合の衆」、って言っていたはずなのに、オ・・・、花樹と同じく初めてステージに立つ、そんな感じがする・・・)
と花樹が思うくらい・・・、いや・・・、
「うぅ、あまり体が動かないよ・・・。いくら才能があっても肩の力を抜いて・・・なんてできないよ・・・」(梅歌)
「梅歌と同じく・・・、ほ、本当なら、こんなステージ、大丈夫・・・、なのに・・・、多くの人たちから見られると・・・、私・・・、足がすくんでしまう・・・」(松華)
とRedSunのメンバー2人から弱音ともとれる発言がでてしまう。それくらい、このステージにに立ってから梅歌と松華は緊張しっぱなしであった。
一方、RedSunのリーダーである桜花はというと・・・、
「2人ともしっかりしなさい!!ここからRedSunの輝かしいみ・・・未来が・・・始まる・・・のです・・・。だからこそ・・・、しっ・・・、しっかりしな・・・しなさい・・・」
と空元気からなのか、それとも、あまりの緊張のせいなのか、桜花が発している言葉にキレがなかった。
だが、時間は待ってはくれない。ついに曲が流れ始める・・・のだが、3人とも自分の決まったポジションにつけず・・・、
「え~と、ここじゃなくて・・・」(梅歌)
「そこっ、私のポジション!!」(松華)
「2人ともしっかりして!!」(桜花)
となにをやっているのかわからなくなってしまう。
ただ、もう曲が始まっている・・・ということで、3人はこのままの状態で歌い始めるしかなかった・・・。
第4話挿入歌 「Red Sun」
太陽のように熱く燃え上がれ!!
熱く熱く 燃え上がっている
みんなを 照らしている
それくらい 熱いやつら
それが 俺たち
Red Sun Red Sun
俺たちの 心のなかは
いつもいつも 燃えている
だからだから 俺たち3人
どんどん 熱く厚く
たぎって 熱くしてやる!!
だが、
(「Aqoursに(戦略的に)勝った」と大口を言った割にはスクールアイドルとしての基礎が出来ていない・・・。いや、むしろ、私と姉さま(聖良)がルビィたちと初めて会った(昨年度のラブライブ!夏季大会前に行われた東京のスクールアイドルイベントの)ときのルビィたちの方が上だと思う・・・。そう考えるとこの娘たちと張り合うこと自体無駄に感じてしまう・・・)
と理亜が頭を抱えるほどひどい・・・、いや、初心者マークをつけていてもおかしくない、そんなパフォーマンスをRedSunはみせていた。まぁ、たしかに、桜花たち3人はスクールアイドルの練習はしていた、そう思えるくらいのことは出来ていた。だが、それ以上のものがなかった・・・。ただ、「スクールアイドルの練習をしています」、といった感じのものだった。そのためだろう、3人を見ている観客たちからは雑談めいたものが次第に聞こえてきり、あくびをする者も出てきたりした。それらはRedSunの3人に対して関心が持てない、その証拠となってしまった・・・。
だが、それでも、3人は、自分なりの頑張りでこの曲をやり遂げようとしていた・・・。
Red Sun 俺たちは
太陽の 化身だぜ!!
Red Sun 俺たちの
燃える炎 燃やし燃やして
ここにいる 全員
心のなか あつくしてやる!!
俺たちが すべてをすべて 溶かしてやる!!
そして、RedSunの曲が終わった・・・、その瞬間、
「ど・・・、どうよ!!私たちにひざまつけ!!」
と桜花がかっこよく決めるも観客たちからの拍手はまばら・・・。これには、梅歌、
「うぅ、やっぱりだよね・・・、私たちの子供じみたパフォーマンスじゃ・・・」
と泣きそうになるし、松華も、
「もう少し練習すべきでした・・・」
と反省の弁を言ってしまう。むろん、これには、桜花、
「2人ともしゃっきりしなさい!!私たちの圧倒的なパフォーマンスで・・・」
と力強く言うも、その桜花も・・・、
「だ、大丈夫・・・。あ、あちらも・・・、初めてのステージ・・・だと・・・思う・・・」
と覇気のない声を出してしまった・・・。
そして、ついに、理亜・花樹組のステージが始まる。理亜はこのとき、
(RedSunのパフォーマンスは初心者じみたもの・・・。それでも、私たちは、絶対に、ものすごいパフォーマンスをする!!そして、ここに来ている人たちに、私たちのすごさ、知らしめてやる!!RedSunよ、Aqoursのこと、ルビィたちのことを、バカにしたこと、後悔させてやる!!)
と燃えていた。いや、理亜だけじゃない。花樹ですら、
(RedSun、Aqoursのことをバカにしているのにあまりの下手さ加減に、オ・・・、花樹、呆れてものがいえない・・・、いえません・・・。ならば、オ・・・、花樹と理亜さんの2人の力を十分にRedSunに見せてやる・・・あげます!!ぐうの音もでないくらいなものをみせてやる・・・みせてあげます!!)
と勢い込んでいた。
そして、理亜と花樹はそれぞれのポジションに着くなり、
「花樹、初めてのステージだけど、全力で、行ける?」(理亜)
「理亜さん、はい、行けます!!花樹と理亜さんの全力のパフォーマンス、あのRedSunにみせつけてやる・・・、みせつけましょう!!」
と互いに声を掛け合いながらそれぞれの士気を高めあっていた。
そして、曲が始まるなり・・・、
(これが、今、私の出せる全力!!姉さま、そして、あつこ、見ていてください、私の全力を・・・、そして、RedSun、後悔しなさい、ルビィたちAqoursのことをバカにしたことを・・・)(理亜)
(オ・・・、花樹にとってAqoursは尊いべき存在!!だからこそ、RedSun、そのAqoursを見下すような発言をしたこと、許せない!!同じ初心者でも力の差を見せつけてやる!!)(花樹)
と、2人とも最初から燃えに燃えていた。そのためか、2人は最初から圧倒的な力を観客たちに向かって、いや、それどころか、RedSunの3人に向かって見せつけていた。
第4話挿入歌 「START AGAIN・・・」
ここから始まる・・・再び・・・
一度はくじけた この想い
だけど僕らは 戻ってきた
もう一度同じ スタートライン
そこから僕ら 走り始める
曲の途中なのに最初から全力全開の2人。その迫力にRedSunの3人からは、
「こ、これが・・・、全力全開のスクールアイドル・・・。うぅ、そう考えると、私、自信を失ってしまいます・・・」(梅歌)
「梅歌、しっかりして・・・、って言いたいけど・・・、私もあの2人のパフォーマンスを見たら、私たち、素人じみたものだと感じて自信を失いそうです・・・」(松華)
「2人ともしっかりして!!こ、ここで音をあげるなんて・・・、お、お父様が許さない・・・のだから・・・、だ、だからこそ・・・、ここで・・・踏ん張らないと・・・」(桜花)
と少しでも空元気をふかせようとする桜花を含めてスクールアイドルとしての自信を失いかけようとしていた・・・。
(R:あのとき もう2度と)
戻ってこない そう思っていた
(R:だけど 僕らは)
僕らの意思で 戻ってきた
(R:どんなことが あっても)
もう諦めない 前に進む
(R:だからみんな 見てくれ!!)
僕たちの僕たちの これからの未来
一方、ステージ袖にいたあつこと聖良からは・・・、
(最初から全力全開のステージをみせるなんて、理亜さん、花樹さん、らしいといったららしいですね・・・。でも、これって、心の底からスクールアイドルを楽しんでいる、といえるのでしょうか・・・。ただ、友のかたき、といった具合に相手への憎しみで歌っていないでしょうか・・・)(あつこ)
(2人として初めてのステージとしては完璧に近いもの・・・なのですが・・・、なんか、あの2人、スクールアイドルとしてとても大事なものを見失っている、そんな感じがしてきます・・・)(聖良)
と、今、パフォーマンスをうぃている理亜と花樹の2人を見て、2人らしいステージ、完璧なステージ、だと評するもスクールアイドルとしてとても大事なものを見失っている、そんなものを感じていた・・・。
僕らはふたたび スタートする
一度は諦めた 夢に向かって
一度は失った 光をやどし
今度こそ叶える そのために
僕たちはふたたび 前へと進むんだ
そして、ついに2人のパフォーマンスが終わった・・・。
(もう立つことなんて無理・・・、それくらい全力でやり切った・・・、そんな感じがする・・・します・・・。もう・・・、オ・・・、花樹・・・、完全燃焼・・・)
と、花樹、ちょっと倒れこみそうになるも、
「花樹、しっかり!!」
と、理亜に体を支えてもらったのか、あと少しのところで花樹は踏みとどまることができた。これには、花樹、
「オ・・・、花樹、やり切ることができました・・・。もうばっちりです・・・よね・・・」
と理亜に言うと理亜も、
「あぁ、私たち、ルビィたちのかたきをついに打ち取った・・・と思う・・・」
とこの戦いの勝利を確信した・・・。
そして、ついに結果発表・・・。
「勝者は・・・、聖女スクールアイドル部、理亜・花樹組!!」
圧倒的な差で理亜・花樹組が勝ってしまった・・・、というか、初心者じみたパフォーマンスを見せたRedSunに対して圧倒的なパフォーマンスを見せつけた理亜・花樹組・・・、こうなってしまうと理亜・花樹組が勝つのは目にみえていた・・・。
そんな敗者であるRedSunのリーダー、桜花はというと・・・、
「噓でしょ・・・。なんで負けたんだ・・・。勝つ自信はあった・・・。だって・・・、私たちなりに練習してきた・・・、相手にも初心者はいた・・・。なのに・・・、なんで・・・、なんで・・・、なんで・・・、敗れたんだ・・・」
と悔し涙を流していた・・・。
そんな桜花に理亜が近づくと、理亜は泣いている桜花に対しこんなことを言いだしてきた。
「木松桜花、あなたもスクールアイドルの練習をしてきたと思うけど、私は、いや、私たちは、いや、ルビィたちAqoursを含めて、あなたたち以上の練習をしてきた!!そのことすら知らずに、ただ、「自分こそ勝者なんだ」、と高をくくっていたなら、その考えは捨てるべき!!あなたが思っているくらいスクールアイドルは甘くはないのだから!!」
この理亜の言葉はこれまでスクールアイドルのことを甘く考えていた、ただ、策略によってルビィたちAqoursに勝った、そう思っていた桜花にとってとてもきついものだったのだろう、そのためか、桜花、理亜に対し、
「そんなもの、関係ない!!私は私なりに頑張ってきたんだ!!そんなことを知らずにこの私に文句を言うな!!」
と反抗するも理亜からは、
「桜花、それは単なる自己満足でしかない!!私も、ルビィも、みんな、あなた以上に頑張ってきたんだ!!それを知らずにただたんに「勝てる」なんて思わないで!!」
と桜花を一喝してしまった・・・。
そして、とどめとばかりに、理亜、桜花に対し、怒りに満ちた言葉を言い放った。
「桜花、いくら、父親である木松悪斗のためにRedSunを作ったとはいえ、これ以上、ルビィたちを・・・、Aqoursのことを・・・、バカにしないで!!その言葉を今すぐ訂正しろ!!」
理亜にとって、桜花の、自分の第1の盟友であるルビィたちAqoursを侮辱した言葉、それは理亜の逆鱗に十分触れるものだった。そのため、その言葉を訂正しなければ理亜の怒りは収まらなかったのだ。
だが、桜花は意外な言葉を言い放つ。
「別に親父のためにRedSunを作ったわけでもここに来たわけじゃない!!これは私が親父から認めてもらうためにRedSunを作って自分たちの手でここまでやってきたことなんだ!!それなのに・・・、それなのに・・・、私にいろいろと指図するな!!軽蔑するな!!」
この桜花の言葉に、理亜、
(えっ、別に木松悪斗の差し金・・・じゃなくて、自分自身のためにここまでやってきたわけ・・・。うそ・・・)
と唖然となってしまった。桜花の場合、自分の父親である木松悪斗のためにRedSunを作っては動いていた・・・わけではなく、自分の父親に認められたいためにRedSunを作って動いていた・・・となれば、Aqoursを貶めたい木松悪斗の考えにそぐわなくなってしまう、いや、自分の娘の行動に木松悪斗がただのっかっている・・・、としか言えなくもなくなってしまう、そのこと理亜は一瞬のうちに悟ったのだろう、理亜の動きが一瞬止まってしまった。
そんな理亜の一瞬の隙を桜花は見逃さなかった。すぐに、桜花、梅歌と松華に対し、
「梅歌、松華、今すぐ、この場から立ち去ります!!今一度、静真で力を蓄えることが一番です!!戦略的撤退です!!」
と言っては一目散にこの場から立ち去ってしまった・・・。もちろん、梅歌、松華、ともに、
「ちょっと・・・、桜花ちゃん~~~、待ってよ~~~!!」(梅歌)
「あぁ、もう~。それでは、理亜さん、花樹さん、2人ともさよならです。また、どこかでお会いしましょう。って、2人とも、待って~!!」(松華)
と逃げる桜花を追ってその場から走りさってしまった・・・。これには、理亜、
「・・・」
と無言になるもすぐに、
「あぁ、これでルビィたちAqoursのかたきを打つことができた!!あとはルビィたちの出番だと思うけど、それでも、久しぶりのステージ、花樹と一緒にできて本当によかった!!花樹、私を再びスクールアイドルのステージに立たせてくれて本当にありがとう!!」
と、このステージに一緒に立った花樹に対しお礼を言うと花樹も、
「オ・・・、花樹も・・・、理亜さんと一緒にスクールアイドルとして初めてのステージに立つことができたこと、そして、燃えるパフォーマンスをみんなの前で見せることができたこと、本当に嬉しい限りです!!理亜さん、本当にありがとうございました!!」
と理亜にお礼を言った。
そして、花樹は自分の首にぶら下げている十字架の形をしたペンダントを持ってこう思った。
(おばあちゃん、オ・・・、花樹、初めての戦い、勝ったよ!!オ・・・、花樹、これからは理亜さんと一緒にスクールアイドルとしての戦い、勝ち続けるからね!!そして、その勢いのままに、ラブライブ!優勝、するからね!!だから、見ていて、おばあちゃん・・・)
このときの花樹は天を見上げながらそうつぶやいているようだった・・・。
だが、このとき、あつこと聖良はあることを危惧していた。それは・・・、
(なんか今の花樹さんを見ていると・・・、昔の理亜さんと似ている気がします・・・。ただ勝つことだけを目指している・・・、そんな昔の理亜さんと似ているような気がします・・・。果たしてそれでいいのでしょうか・・・)(あつこ)
(このままいくと、理亜、花樹さんのコンビ、いつかは絶対にほころびが出てしまうと思ってしまいます、それは、理亜・・・ではなく、花樹さんに・・・。今の花樹さん、まるで1年前の理亜、「勝つことこそすべて」、その幻想に縛られた昔の理亜にそっくりです・・・。でも、私はスクールアイドルを卒業した身・・・。花樹さんにはなにも言えません・・・。理亜、お願いです、花樹さんをうまく導いてください・・・)(聖良)
そう、今の花樹は昔の理亜に・・・、「勝つことこそすべて」という幻想に縛られた、そんな1年前の理亜にそっくり、だというのだ。ただ、1年前の理亜は、その後、大きなミスにより自滅、心のなかに深淵なる闇を抱えることになった、そのことを知っている聖良とあつこからすれば、スクールアイドルを初めて間もない花樹がそうなってしまうのではないか、と、心配してしまったのである。
とはいえ、理亜と花樹は静真でルビィたちAqoursを苦しめている桜花たちRedSunに対して大ダメージを与えることができた。ただ、それはこのあとに起こる大きな事件の前ぶれの1つでしかなかった・・・。果たして、このあと、理亜と花樹の身になにが起こるのだろうか。そして、この話のところどころに出てきた木松悪斗、それがこのあとの物語にどんな影響を与えることになるのだろうか、それについてはあとで語ることにしよう。
To be contuned
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Twins said 「We enjoy School Idol !!」