「さぁ、明日はついにライブ当日だよ!!はやく寝ようね。電気消すね」
と、曜、部屋の電気を消す。結局大広間を借りることができなかった千歌たち9人。なので、今回も夏休みの合宿と同じ千歌の部屋で9人仲良く寝ることになった。
が、
「電気消したのに眠れないで~す」
と、鞠莉、突然起きてしまう。これに果南、
「たしかに眠れないね~」
と、鞠莉に同意。1年生も、
「目がさえているずら(花丸)」「ルビィも眠れないよ~(ルビィ)」「堕天使の血が騒いで眠れない・・・(ヨハネ)」
と、次々に起きる。2年も、
「たしかに私も眠れない(曜)」「実は私も眠れないの・・・(梨子)」
と、次々と起きてしまう。これを見たダイヤ、
「でも、明日は大事なライブですわよ。はやく寝ないと明日のライブに悪影響が・・・」
と、みんなに向けて言うも、鞠莉、
「そんなダイヤはど~なので~す。ダイヤも眠れないので~す」
と、ダイヤに指摘すると、ダイヤ、
「た、たしかにそうですが・・・」
と、激しく動揺する。そう、みんな興奮してなのか、誰も眠れなかった。しかし、ダイヤの言うとおり、明日は大事なライブ当日、なので、はやく寝ないといけない、この二律離反の状況にみな陥っていた。
そんなときだった。
「みんな、外を見て!!星が綺麗だよ!!」
それを言ったのは千歌だった。千歌は窓の外を見ていた。すると、
ダイヤ、千歌の部屋の窓のところまで行っては星空を見上げると、
「えっ、たしかに綺麗ですね・・・」
と、あまりにも綺麗な星空に感動する。これを聞いてなのか、
「どれどれ」「みせて、みせて」
と、メンバー全員星空を見上げる。すると、
「きれいで~す!!」「本当だ~」「くくく。これぞ堕天使のなせる業ですぞ」
と、綺麗な夜空に全員が感動した。
このメンバーの様子を見た千歌、すぐに言う。
「この星空ってどこに行っても見られるんだよ。たとえどんなときでも、どんな場所でも、この星空を見上げたらこう思うんだ、私たちはどこに行ってもこの星空を一緒に見られるんだって。だって、みんなとはずっと心の中でつながっているから」
これには曜、
「うん、そうだね。私もそう思うよ」
と、千歌に同意。他のメンバーも、
「たしかにそうずら」「うんうん」「千歌としては立派にいえたね」「そ~ですね~」
と、次々に千歌に同意する。そして、さいごにダイヤ、
「千歌さんの言うとおりですわね。これからもずっと、どんなときでも、この同じ星空を見ることができますからね」
と、千歌に同意した。
綺麗な星空を見上げ続ける9人。しかし、そんな静か過ぎることに、
「う~、じれったい~」
と、我慢できなくなるメンバーがいた。
「果南、どうしたので~す」
と、鞠莉は何かに我慢できない果南に問う。すると、果南、
「う~、ずっとこのまま、ずっと静かだとイライラする~」
と、少しずつ怒りながら言う。Aqoursで一番アクティブな果南にとってとても静かな、ずっと動かないことには我慢できないということだった。
「果南さん、少しは静かにしてください!!」
と、ダイヤが果南に注意する。すると、果南、とんでもないことを言う。
「こうなったら、私が星座の講義、しちゃうよ!!」
「えっ!!星座の講義!!」
果南の衝撃的な発言にある2人を除いた6人はとても驚いた。特に、
「What!!あの果南が星座の講義!!信じられないで~す!!(鞠莉)」
「果南さんが~、果南さんが~、壊れましたわ~(ダイヤ)」
と、3年生2人はおろおろし始めてしまった。
すると、果南が意外なことを言った。
「あれ、知らなかったの。私の趣味って天体観測なんだよ」
「「「「「「えっ!!」」」」」」
果南の突然の告白にまわりは一瞬で凍りついた。しまいには、
「神様、仏様、スクールアイドルの神様~、果南ちゃんをもとに戻してずら~(花丸)」
「ピギィ~、誰か助けて~(ルビィ)」
「堕天使リリィーに命ずる、悪しき果南を滅せよ(ヨハネ)」
「リリィーって言うの、禁止!!(梨子)」
と、みんな、心ここにあらずの状態になってしまう。これを見た果南、
「私の趣味にけちつけるわけ?」
と、みんなに怒る。これを見たダイヤ、
「あの果南さんから考えられないことだからです!!」
と、心を取り乱しながら言う。
が、心取り乱していないメンバーが2人いた。そのことに花丸、
「あれ、千歌ちゃんと曜ちゃんは驚いていないずら。どうしてずら?」
と、まったく驚いていない千歌と曜に尋ねる。すると、千歌はすぐに答えた。
「だって、ずっと前から知ってたもん、私と曜ちゃんは」
と、当たり前のように言うと、すぐに、
「私が説明するね」
と、曜が言う。そして、曜があらましを言う。
「だって、果南ちゃんと私と千歌ちゃんは昔からの幼馴染だもん。それに、昔からダイビングするために船の免許などが必要だからね。もちろん、船の操作も必要。でね、その船の操作を覚えるとき、星を使った観測技術も必要だって、果南ちゃん、昔から思っていたんだ。そして、星のことについて勉強していくうちに、果南ちゃん、星空の魅惑にはまってしまったの。だから、今では、果南ちゃん、天体観測が趣味になっちゃった、ってわけ!!」
これを聞いた鞠莉、
「たしかにそれは一理あるで~す」
と、なんだか納得の表情。
その鞠莉に対し、果南、再び衝撃の真実を言いだす。
「あっ、言っとくけど、小学校のときに鞠莉に渡した星図、実は私のものだよ!!」
「What!!」
鞠莉、再びノックアウト。果南が言う星図とは、鞠莉、果南、ダイヤが小学生のとき、親に黙ってロープウェイに乗り、山の展望台から星を見上げようとしていたとき、3人が一緒に持ってきていた星図のことである。そのときの天候は雨がすぐ降り出そうとしているくらいの雲行きであり、3人が山の展望台に着いたときにはすでに雨が降っていたのだ。が、それでも星空を見たい鞠莉に対し、果南とダイヤはその星図に流れ星を直接かいたのだ。それ以来、その星図は鞠莉の一緒の宝物になった。が、自分が宝物にしている星図の真実を知った鞠莉、
「それだったら、今、返すので~す」
と言うと、果南、
「もう、あれは鞠莉のものだよ。たしかに、昔は私のものだったけど、今は鞠莉の、いや、私たちの大切な宝物。だからね、鞠莉、大切にしてよね」
と言うと、鞠莉、
「サンキューで~す」
と、果南に抱きつく。これには果南、
「ぶつわよ」
と、鞠莉をけん制するもまんざらでもなかった。
こうして、果南の星座の解説が始まった。
「あの星座はね、本当は川に逃げるゼウスのね・・・」
と、意外(失礼!!)にもやさしく語りかけるように解説する。これにはみんな、なんか心が温かくなる感じがした。
しかし、時間がたつにつれて、
「眠たくなったずら」「ルビィも・・・」「くっ、堕天使のヨハネの力をもってしても・・・」
と、動画撮影のためなのか、動画用のダンスのしすぎなのか、みんな、次々と睡魔に襲われていき、ついには星座の解説をしていた果南も、
「あれが北斗七・・・星・・・で・・・」
と、眠ってしまった。
そして、最後に残ったのが・・・。
「みんな眠っちゃったね。千歌だけが起きているのにね・・・」
と、千歌だけが起きていた。千歌、眠っているみんなを見て一言。
「みんな、ありがとうね。千歌1人だけじゃここまで来れなかったよ。スクールアイドルにならなかったら、私、普通怪獣のままだったよ。でも、みんなのおかげで千歌はとても立派な怪獣になれたんだよ。これもすべてみんなのおかげ。だからね、言うね。曜ちゃん、梨子ちゃん、ルビィちゃん、花丸ちゃん、ヨハネちゃん、鞠莉ちゃん、果南ちゃん、そして、ダイヤちゃん、本当に、本当にありがとう!!」
みんなに御礼を言う千歌。そして、ついに眠りのときがきた。
「みんな、おやすみ・・・」
こうして、千歌は眠りの底へと沈んでいった。
そして、夜もふけ落ちるころ。
「ダイヤ、ダイヤ、起きるので~す!!」
と、ダイヤを起こす声が聞こえてきた。これにはダイヤ、
「なんですの?まだ起きるのははやいでしょ!!」
と、いろいろ言いながら仕方なく起きる。すると、
「あれ、鞠莉さんと果南さん、どうしたのですの?」
と、ダイヤ、目の前にいる鞠莉と果南を見る。すると、果南、
「私たち、このままここを去ろうと思うの」
と、こっそり言うと、ダイヤ、
「みんなにさよならを言わなくていいのですか?」
と言うと、鞠莉、
「それだと寂しさだけが漂ってしまうので~す。そんなのいやで~す。フライするバード、バックをなんとかで~す」
と、わけわからないことを言うと、ダイヤ、
「それを言うなら「立つ鳥跡を濁さず」ですよ、鞠莉さん!!」
と、鞠莉にツッコむが、そんなダイヤも、
「たしかに、このまま残っていたら千歌さんたちが名残惜しそうになってしましそうですわね。わかりました。なにも言わずにここを去りましょうか」
と、鞠莉と果南に同意する。
これを聞いた鞠莉、
「それじゃ、すぐにここからおさらばするで~す!!」
と言うと、果南も、
「そうだね」
と、鞠莉に同意する。
そんな2人を見たダイヤ、残る千歌たち6人に対しこう告げた。
「千歌さん、曜さん、梨子さん、花丸さん、善子さん、そして、ルビィ、これまでのこと、ありがとうございました。鞠莉さん、果南さん、そして、私をここまでつなぎ続けたのもあなたたちのおかげです。本当にありがとうございました。さようならは言いません。だって、心の中でずっとつながっているから。だから、この言葉を送ります、「またね」って」
それを見てか、
「みんな、これまでのこと、サンキューです!!そして、「またね」で~す」
と、鞠莉が言うと、果南も、
「みんな、楽しい思い出、ありがとうね。さよならは言わないよ。その代わり、これを言うね。「またね、みんな」」
と静かに言う。
そして、果南、鞠莉、ダイヤ、3年生3人は静かに千歌の部屋から去っていった。が、これを見ていた人がいた。そして、一言。
「またね、果南ちゃん、鞠莉ちゃん、ダイヤちゃん」
そして、お日さまが顔をのぞかせようとしていたとき。
「あれ、鞠莉ちゃんたちがいないずら~!!」
目を覚ますなり、鞠莉たち3年生がいないことに気づいた花丸がいきなり声をあげた。
「どうしたの・・・」
と、曜などの寝ていたメンバー全員、花丸の声に起こされてしまった。そして、
「あれっ、本当だ!!お姉ちゃんたちがいない!!(ルビィ)」
「まさか、堕天使であるヨハネの力で消えてしまった・・・とか(ヨハネ)」
と、鞠莉たち3年生3人がいないことに驚くみんな。
そして、花丸は言った。
「なんで、まるたちになにも言わないでいったずら。ちょっと寂しいずら~」
この花丸の言葉にあるメンバーがすぐに反応。
「花丸ちゃん、これこそ鞠莉ちゃん、ダイヤちゃん、果南ちゃんの優しさだと思うよ」
「千歌ちゃん!!」
花丸の言葉にすぐに反応したメンバー、千歌のの言葉に驚く5人。
「なんでそう思うの?」
と、梨子が言うと、千歌はすぐに答えた。
「鞠莉ちゃんたち3人はね、今日、ライブを行う私たちのために黙って去っていったの。このままいれば別れの辛さから100%の力で今日のライブを行うことができない、鞠莉ちゃんたち、そう思ったから何も言わずに言ったの。たしか、これって、「立つ鳥、前を濁す・・・」?」
これには梨子、すぐに、
「それを言うなら「立つ鳥跡を濁さず」でしょ」
と、千歌の言葉にツッコミをいれる。が、
「だけどね、これだけは言えるよ」
と、千歌、梨子のツッコミを完全スルーして言う。これに、曜、千歌に、
「それってなに?」
と聞くと、千歌は元気よく答えた。
「たとえ離れていても、どこにいても、きっと大丈夫だ、またきっと会える、ってこと。だって、どこにいても、なにがあっても、鞠莉ちゃん、ダイヤちゃん、果南ちゃんとはずっと心の中でつながっているから。だからね、鞠莉ちゃん、ダイヤちゃん、果南ちゃん、さよならは言わないよ。「またね」って言うね」
これを聞いた曜たち5人も、
「それもそうね」「たしかに」「ヨハネにはわかったおりました!!」
などと言って千歌の考えに賛同する。
そして、千歌たち6人は去っていった鞠莉たち3年生3人に向かって言った、
「果南ちゃん、ダイヤちゃん、鞠莉ちゃん、またね。またどこかで会おうね」
と・・・。
そして、ついに新生Aqoursとしての初めてのライブがついに始まる。場所はAqoursの本拠地、沼津の中心地、沼津駅前。そこにはむつたち浦の星のみんな、そして、月たち静真高校有志による手作りのステージがあった。新生Aqoursはここから新たなるスタートをきる。
開演前、ステージにはルビィ1人が立っていた。
「開演前に注意事項を言いますね」
と、ルビィ、ステージ前にいる観客たちに注意事項を伝えると、
「それでは新生Aqoursのステージをぜひ見て言ってください」
と、観客たちに一礼をする。
そして、すぐにステージ袖の楽屋代わりのテントへと戻ると、そこにはルビィ以外の千歌たち、1・2年生5人がルビィを待っていた。
千歌たちはいつものように円陣を組むと、千歌、
「それじゃ、いくよ!!」
と叫ぶ。すると、
「1」と千歌、「2」と曜、「3」と梨子、「4」と花丸、「5」とルビィ、「6」とヨハネが番号を叫ぶと、すぐに、
「7」とダイヤ、「8」と果南、「9」と鞠莉がまるでそこにいるかのように聞こえてきた。これには千歌、すぐに、
「聞こえた~」
と言うと、みんなに向かってこう叫んだ。
「1からその先へ、みんなと共に、その先の未来へ!!」
そして、6人、いや、9人一緒に、
「Aqours、サンシャイン!!」
と、大きな声で名乗りをあげた。
そして、ついに新生Aqoursとしての初めてのライブが始まる。最初の曲はこの日のために6人が力をあわせて作った曲、「NEXT SPARKING!!」一緒に作詞し、一緒に作曲し、一緒に衣装を作り、一緒にダンスを考えた、6人にとって今もてる力を最大限に使って作り上げた曲だった。そして、今、まさに旅立とうとしている3年生3人に向けた、6人の想いが一杯つまった曲だった。
(お姉ちゃん、ルビィたちの想い、受け取ってください(ルビィ))
(まるたちの力、果南ちゃん、鞠莉ちゃん、ダイヤちゃんに届け、ずら!!(花丸))
(今こそヨハネの真の力、鞠莉たちに見せつけようぞ!!(ヨハネ))
(ダイヤちゃん、果南ちゃん、それに鞠莉ちゃん、私の、いや、私たちの想い、受け取ってください!!(曜))
(これは鞠莉さんたち3年生に送る歌。だから、私たちの想い、受け取ってください!!(梨子))
(私たちの想いを紡いだ歌、そして、鞠莉ちゃん、果南ちゃん、ダイヤちゃんたちに送る歌。だから、私たちの想い、感じて!!そして、受け取って!!(千歌))
6人ともステージの前に立つ鞠莉たち3年生3人の方を向きながら、その想いを伝えながら歌う。
そして、その想いを受け取ったのか、鞠莉たち3年生3人とも、
(ああ、この歌は千歌さんたち6人の想いがつまった歌ですね。たしかに受け取りましたわ。(ダイヤ))
(なんか聞いていると感じるので~す、ちかっちたち6人の想いが。そして、とてもさわやかになるので~す(鞠莉))
(これが千歌たち6人が力をあわせて作った歌かぁ。なんか、6人の想いが私の心の中を満たしてくれている気がするよ。(果南))
と、千歌たちの想いを十分味わうこととなった。
が、ついにそのときがきてしまった。
「果南さん、鞠莉さん、時間ですわ」
と、ダイヤが果南と鞠莉にこっそり言うと、
「もうこんな時間なのですね。時が経つのが早いで~す」
と、鞠莉は少しがっかりして言うと、果南、
「でも、千歌たち6人の勇姿、そして、想い、しっかり受け取ったよ」
と、鞠莉とダイヤに言うと、ダイヤ、
「それじゃ、行きましょうか」
と呼びかけると、果南、ダイヤ、鞠莉、3年生3人はそっとなにも言わずにその場から去っていった。
しかし、去っていくとき、果南、ダイヤ、鞠莉の3人は千歌たち6人に対してメッセージみたいなものをその場に、6人の心の中に置いていった。
(千歌さん、曜さん、梨子さん、花丸さん、善子さん、そして、ルビィ、本当に心に残るみんなとの思い出、みんなの想い、そして、みんなとのキズナを私の心の中に残してくれてありがとうございます。この私、ダイヤ、ゆくゆくは黒澤家次期当主としてこの沼津に戻ってくるでしょう。そして、沼津のために頑張るつもりです。でも、これだけは忘れません、この1年間で得たみんなとの思い出、みんなの想い、みんなとのキズナ、それこそ私の大切な宝物であることを。(ダイヤ))
(ちかっち、梨子、曜、花丸、善子、ルビィ、本当にサンキューで~す。みんながいたから、マリーは自由のツバサを得たので~す。みんながいなければ、マリーは一生バードケース(鳥かご)の中の鳥だったので~す。でも、みんながマリーのために頑張ってくれたから、今、マリーは自由のツバサで大空に飛び立てるので~す。だから言えるので~す、みんなとの思いで、みんなの想い、みんなとのキズナがマリーのこれからの原動力になるので~す。(鞠莉))
(千歌、梨子、曜、花丸、善子、ルビィ、本当にありがとうね。みんながいたからこそ、私はダイヤと鞠莉と仲直りすることができたし、スクールアイドルとして、ダイヤと鞠莉と一緒に、自分たちだけでは成し遂げることができなかったこと、ラブライブ!で優勝することができた!!これも全部みんながいたからこそできたこと。みんなとの思い出、みんなとの想い、そして、みんなとのキズナ、こんなにとても大切で、とても重要なものだからこそ言えるよ、「私、みんなとの思い出、想い、そして、キズナ、心の中でずっと大切にする。そして、将来、ダイビングの資格をとって沼津に帰ってきたら自慢する、私にはとてもとても大切なものがあるんだって!!」(果南))
そして、果南、ダイヤ、鞠莉たち3年生3人は千歌たち6人に向かってこう言って、それぞれの進む道に向かって旅立っていった。
「みんな、またね。また、会おうね」
「NEXT SPRKING!!」1番のサビを歌い終えたとき、千歌たちは鞠莉たち3年生がいた場所に顔を向ける。しかし、そこには鞠莉たち3年生はすでにいなかった。すでに去っていった、いや、旅立っていったあとだった。
が、それを見た千歌はすぐにわかった。
(鞠莉ちゃんたち、私たちにメッセージ、残してくれた・・・)
そう、鞠莉たち3年生が残してくれたメッセージを(どうして感じ取れたかわからないが)感じ取ったのだ。千歌はすぐにまわりを見る。すると、曜たち5人も鞠莉たち3年生が残してくれたメッセージを感じ取ったみたいだった。
そして、千歌たちは旅立っていく果南、鞠莉、ダイヤに向かってあるメッセージを送った。
(果南ちゃん、鞠莉ちゃん、そして、お姉ちゃん、ルビィ、お姉ちゃんたちの分まで頑張っていく。もうくじけたりしないよ。お姉ちゃんたちと再び一緒にライブしたこと、それがルビィにとって新しいルビィに生まれ変わるきっかけになったよ。もう弱々しいルビィには戻らない。なんでも自身をもってやっていく、そんなルビィを目指すよ。だって、ルビィ、たとえどんなに離れていてもお姉ちゃんとは、Aqoursのみんなとは、心の中でずっとつながっている、もう寂しくなんてない、そう気づいたからね。だからね、お姉ちゃん、安心して自由に羽ばたいていってね。(ルビィ))
(まる、もし千歌ちゃんたちに会わなかったら、図書館の主のままだったずら。でも、千歌ちゃん、曜ちゃん、梨子ちゃんに出会えたから、親友のルビィちゃんと善子ちゃんと一緒に行動できたから、今の自分がいるずら。そして、果南ちゃん、ダイヤちゃん、鞠莉ちゃんというスクールアイドルの先輩がいたから、まる、さらなる高みへと登っていくことができたずら。だから、今からでも遅くないずら。果南ちゃん、ダイヤちゃん、鞠莉ちゃん、本当にありがとうずら。そして、3人がいなくても、ルビィちゃん、善子ちゃんと一緒に頑張っていくずら。だって、たとえ遠くに離れていても、果南ちゃん、ダイヤちゃん、鞠莉ちゃんとはずっと心の中でつながっているずらからね。(花丸))
(リトルデーモン7号(果南)、8号(ダイヤ)、そして、9号(鞠莉)、堕天使ヨハネのもとを去っていったか。しか~し、たとえいなくてもヨハネにはわかるぞ、たとえいなくなっても、ハートの中ではずっとつながっていることをな。ヨハネの中に強く刻み込まれた聖痕(スティグマ)、つまり、思い出、想い、そして、キズナ、それが7号、8号、9号との間に見えないが、どんなことがあっても切れない糸となってつながっているんだぞ!!だから、堕天使ヨハネが命ずる、7号、いや、果南、8号、いや、ダイヤ、9号、いや、鞠莉、これ先に行くこと、幸あらんことを。(ヨハネ))
(果南さん、あなたがいてくれたからAqoursのダンスは全国でも通用できるようになりました。ダイヤさん、あなたがいてくれたから個性が強すぎるAqoursを1つにまとめあげることができました。鞠莉さん、理事長であるあなたがいてくれたから、Aqoursはラブライブ!優勝という偉業を達成することができました。けれど、これから先、あなた方はいません。全部私たちがやらないといけないのです。でも、大丈夫です。心配しないでください。だって、私たちはこれからも頑張っているから、たとえ3人とは離れ離れになっても、心の中ではずっと鞠莉さんたちはいる、残っている、思い出、3人の想いとして、そして、みんなとのキズナでずっとつながっている。Aqoursの音楽は私が作っていく、私はそう思っているよ。(梨子))
(私は制服が好き。特にスクールアイドルの衣装っていつもまわりにいる人たちみんなを明るくしてくれる。そんなスクールアイドルの衣装だけど、そのなかで1番好きなのは鞠莉ちゃん、果南ちゃん、ダイヤちゃんが2年前に着ていた衣装。シンプルなんだけど、「これぞスクールアイドル!!」と一瞬見ただけでときめいちゃった。そして、鞠莉ちゃんたちが私たちAqoursのメンバーになった。運命だったて思っちゃったよ。だけど、一緒に活動したのはたった9~10ヶ月だった。けれど、私にとって10年、20年、いや、それ以上に感じられたよ。そして、そのときの思い出、そのときの想い、そして、そのときに築いたキズナは私にとって一生の宝物としてずっと残っている。だからこそ、今、言えるよ、果南ちゃん、鞠莉ちゃん、ダイヤちゃん、3人ともだいだいだいだい、だ~い好き!!(曜))
(私、最初、μ‘sにあこがれたからスクールアイドルを始めた。そして、曜ちゃん、梨子ちゃん、花丸ちゃん、善子ちゃんはその私が始めたスクールアイドルグループAqoursの仲間として入ってくれた。しかし、東京のスクールアイドルのイベントのときにSaint Snowの聖良さんが言っていたように、スクールアイドルってそんなに甘くはなかった。東京のイベントのときに突きつけられた数字、0。そのイベントでの投票数、そして、廃校を阻止するために集めないといけなかった入学希望者、などなど、いろんなところで0が私たちに突きつけられていた。しかし、果南ちゃん、ダイヤちゃん、鞠莉ちゃんの3人が、先代のAqoursの3人が私たちと一緒になったから、0から1へ、そして、10、100、1000、それ以上にすることができた。廃校は阻止できなかったけど、スクールアイドルとして、ラブライブ!優勝によって、私たちはその先の未来へ突き進むことができたと思うよ。果南ちゃん、鞠莉ちゃん、ダイヤちゃん、もう3人は自由なツバサで私たちのもとから羽ばたいていった。けれど、私たちは、いや、みんなにはもうわかっているよ、けして0には戻ることはない、この1年間で得たみんなとの思い出、みんなの想い、そして、みんなとのキズナ、それは私たち1人1人の心の中にある、けして消えない、むしろ、これから先、どんどん増えていく、どんどんつながっていく、だからこそ、私たちはもっと進んでいける、虹の向こう側へ越えていける。そして、私、あえてこう言うよ、次の輝き、新しい輝き、NEXT SPRKING、それに向けて一生懸命走っていく、私たちAqours9人と一緒に・・・。(千歌))
そして、6人は最後にこの想いを果南、鞠莉、ダイヤ、3年生3人に向けて精一杯伝えた。
「果南ちゃん、鞠莉ちゃん、ダイヤちゃん、またね、また、会おうね!!」
♪ツ、ツ、ツ、ツ、ツル ツル ツルー ルル
「ちょっと待ったーーー!!EDには早すぎる!!」
「って、ヨハネちゃん!!いい雰囲気なのに、なんでEDを止めるの?」(作者)
「まだ話が終わってな~~~い!!」(ヨハネ)
「もうクライマックスですよ」(作者)
「この話には後日談があるの!!」(ヨハネ)
「えっ!!後日談があるの!!聞きたい!!」(作者)
「よくぞ言ってくれました。それでは、スタート!!」(ヨハネ)