ラブライブ!SNOW CRYSTAL   作:la55

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ラブライブ!SNOW CRYSTAL 第9話(4)

 そして、ついに聖泉祭のときがきた。理亜・花樹組のライブはメインステージの麺イベントだった。そのライブがついに始まろうとしていた。それは司会の掛け声で始まった。

「それでは、ラブライブ!夏季大会で全体の3位になったスクールアイドル部理亜・花樹組です!!」

そのまわりからは、

「あの猪鹿蝶のうちの猪鹿だよね。本当に大丈夫なの?」

「ただの3位、だよね・・・。それってすごいことなのかな・・・」

という声がまわりから聞こえてきた。ただ、そのことなんてきにせずに司会は、

「それではどうぞ!!」

とステージの緞帳をあげた。

 すると、観客たちははっとした。

「えっ、3人いる!!たしか2人組だったはず・・・」

そう、ステージには3人いたのだ。いや、すぐにそれが誰なのか観客たちはわかった。

「えっ、あつこ先輩がステージに立っている!!」

そう、ステージに立っていたのは、理亜、花樹、そして、これまでマネージャー兼サポーターとして活躍していたあつこだった。

 そのあつこはステージの上でこう思っていた。

(私はスクールアイドルとして頑張ってみせる!!理亜さん、そして、花樹さんのためにも!!)

 

 あつこが、理亜、花樹、フィギュアスケート部の部長を集めた日、3人に向かってこう話し始めた。

「私、蝶野あつこはこれからスクールアイドルとして頑張っていく。フィギュアスケートは引退かな?」

このあつこの言葉にフィギュアスケート部の部長はあつこにこう訴えた。

「ちょっと待って、あつこ。あなたならフィギュアスケート選手として得た技術を活かせば絶対に復活できるはずだよ。なのに、なんでスクールアイドルを選んだの?」

フィギュアスケート部の部長からすればあつこの答えに納得していないのかもしれない。たしかにあつこはフィギュアスケートのジュニア代表になれるくらいの技術などを得ていた。だけど、あつこはそれらを捨て去りスクールアイドルという分野に進むことにフィギュアスケートの部長は納得していなかったのだ。

 だが、あつこはフィギュアスケート部の部長に対してこう反論した。

「私がスクールアイドルを選んだ理由は2つ、1つはスクールアイドルのサポーターとしてこの1~2年、やってきたから!!」

たしかにその通りであった。蝶野あつこ、別名、Saint Snow第3のメンバー、そういわれるくらいこの1~2年は、スクールアイドルの、理亜、聖良、花樹のサポーターとしてやってきたのである。対してフィギュアスケートからはかなり離れていた。その点が重要視されたのかもしれない。

 だが、あつこからの答えは続いた。あつこ、2つ目の理由を答えた。

「そして、2つ目の理由は、私のまわりには、理亜さん、花樹さん、そして、聖良さんやAqoursのみんなといった沢山の仲間がいるから。私はこの仲間たちと一緒にスクールアイドルを楽しむ!!」

そう、仲間たちの存在であった。あつこの場合、フィギュアスケートはまわりがライバルだらけ、ということもあり、仲間といえる仲間がいなかった。対して、スクールアイドルなら、理亜に花樹、聖良にAqoursといった仲間たちがいた。それこそがあつこにとって励みになったのである。そして、その仲間たちと一緒にスクールアイドルを楽しむ、そうあつこは決めたのである。

 そんなあつこの思いにフィギュアスケート部の部長は白旗をあげた。

「わかった、わかった。私の負けだよ。私はあつこから手を引くよ」

これには、理亜、花樹、ともに、

「「ヤッター」」

と喜んでいた。あつおがついにスクールアイドルとして2人とともにやることを決めたからだった。

 そして、フィギュアスケート部の部長はあつこに対しこう声援を送った。

「あつこ、あなたがそういうならスクールアイドルをめいいっぱい楽しみなさい!!これは部長命令だからね!!」

 その言葉のあと、フィギュアスケート部の部長はその場を去っていった。その後ろ姿を見てあつこはこう思った。

(部長、迷惑をおかけして申し訳ございません。ですが、私はスクールアイドルをめいいっぱい楽しみます)

その思いを胸にあつこは聖泉祭のステージに立っていたのである。

 

「私たちはこのステージに立っています。ここで私たちの全力をみせたいと思います。どうですか、理亜さん、花樹さん」

このあつこの言葉、理亜と花樹、2人にしか聞こえていなかった。だが、それでも2人からすれば、

「あつこ、私、あつこと一緒にスクールアイドルができてうれしい。だから、あつこ、私たちの力、存分にだしていく!!」(理亜)

「え、え~、あつこさん、頑張りましょう・・・」(花樹)

(ちょっと花樹の言葉が少しこわばったが・・・)それでもあつこの声に呼応していた。

 そして、3人の息を合わせると司会はついにライブの始まりの声をあげた。

「それでは、まず、最初の曲はこの聖泉祭のために書き下ろした新曲、「Triangle」です!!どうぞ!!」

 その司会の声とともにあつこがついに声をかける。

「理亜さん、花樹さん、Are you redy?」

この声とともに2人はこう叫ぶ。

「OK!!」

 そして、ついに3人のライブが始まった・・・。

 

第9話 挿入歌 「Triangle」

 

すべての線がまじわるとき、

無敵のトライアングルが生まれる

 

(R:

生きている私たち  すべてがまじわる)

そのとき生まれる  新しいハーモニー

(R:

パーフェクトな   トライアングル)

それこそ私たちの  新しいかたち

 

 

(あつこ、あつこ!!)

と、理亜さんは心のなかであつこのことを呼ぶとあつこも、

(はい、理亜さん、私です。あつこです)

と心のなかで語りかける。そう、このときには、あつこ、理亜、ともに心でつながっていたのである。それもこれも2人がSaint Snowという宝物があるからにほかなかった。その宝物を通じて2人は心のなかで会話をしていたのである。

 そんな2人であったが、理亜、あつこに対してこう尋ねてくる。

(ところで、あつこ、スティグマ、大丈夫?)

すると、あつこはこう答える。

(えぇ、スティグマは大丈夫!!開いていないよ!!)

そのあつこの言葉に、理亜、

(それなら大丈夫!!)

と喜んでいた。

 そんな喜ぶ理亜の姿にあつこは、

(でも、理亜さん、これまで心配をおかけして申し訳ございません)

とお詫びをするも、理亜、そのことなんて気にせず、逆に、

(特にそのことは気にしていない。むしろ、あつこがスクールアイドルになってくれたことがとてもうれしい!!)

とうれしい言葉を投げくれてくれた。これには、あつこ、

(理亜さんにそのことを言われるととてもうれしいです!!)

と喜んでいた。

 そして、話題は別の方へ・・・。

(ところで、花樹さんはどうでしょうか?)

とあつこが言うと理亜も、

(花樹もこのライブで気付いてくれるはず)

と花樹の方を見る。

 すると、花樹亜h必死になっていた、こんな風に考えながら・・・。

(オ・・・、花樹だってやるんだから!!)

 

 

すべてを構成する  ものにはすべて

トライアングルが  つくられている

だからこそ私たち  パーフェクトな

トライアングル   すべてがすべて

私たちの力が    およんでいる

 

 

 花樹は少し苦しんでいた。というのも、ライブ開始前、肉離れが完治して以降必死になってライブの練習をしていた花樹にあつこはこんなことを言っていたからだった。

「花樹さん、お願いがあります。今日は勝負のことなんて考えずに楽しむことだけを考えてください」

 これには、花樹、

(えっ、「勝利こそすべて」の考えのもと、あつこさんを仲間にしたのにどうして勝負のことなんて考えちゃいけないわけ・・・)

となにか言いたそうになるも、あつこは自分の発言の本意を語ってくれた。

「今日はなんの勝負をするわけではありません。つまり、「勝つこと」なんて考えなくていいのです。今日くらいは勝つことなんて考えず、このライブを楽しみましょう!!」

 ただ、これにより、花樹、

(たしかに今日は勝負する相手なんていないけど、「勝つことこそすべて」が花樹の信条だよ!!たとえこのときでも・・・)

とまたもやなにか言いたそうになるも、あつこから、

「ちゃんと楽しみなさい」

と釘を刺されてしまい、さすがの花樹も、

「は、はい・・・」

とうなづくしかなかった。

 その花樹であったが、「勝つこと」という概念が消えているのか、変な思いを感じていた。

(ただパフォーマンスをしているだけ・・・。なのに、なんか、ワクワクしている・・・。理亜さんとあつこさんと一緒にもっとやりたい!!)

それはスクールアイドルとしての地が花樹のなかで騒いでいるためかもしれない。ただ、それを知らない花樹にとってみればこれまで感じたことがない、そんな感覚だった。

 だが、

(でも、この感覚、なんかいやじゃない・・・)

とその感覚になれたのか、ついに花樹はこのような思いに達しようとしていた。

(それどこか、この感覚、新鮮な気がする・・・。体が勝手に動く・・・。もっと踊りたい・・・、一緒にやりたい・・・、そんな気がする・・・。これって・・・、理亜さんが言う・・・、楽しむこと・・・なのかな・・・)

花樹のなかにもようやく「楽しむ」という気持ちが現れてきたようだ。

 なのだが、その奥底である闇が・・・、花樹のなかにある深淵なる闇が動き回っていた。「楽しむこと」、それを実感している花樹であったが、それでもあの思いはまだ健在であった。

(でも、これは戦いじゃない・・・。戦いのときは勝つことがすべて・・・。勝たないといけないんだ・・・。勝たないと・・・)

 とはいえ、「勝つこと」以外の思いを感じた花樹はこんなことを考えるようになった・・・。

(まぁ、戦いのとき以外には楽しむこともあるもんだね・・・)

 

 

トライアングル   すべてをつくりだす

トライアングル   パーフェクトな形

トライアングル   どんなことでも

トライアングル   成し遂げられる

できないことはない それくらい無敵

トライアングルこそ 無敵のしるし

 

トライアングル   パーフェクトなかたち

だからこそ私たち  強く生きていく!!

 

 

 そして、曲が終わった。その瞬間、

ワー!!

という声が響き渡った。はじめての3人でのパフォーマンス、それはあの観客たちですら感動するものになっていた。

 でも、まだライブは続いていた。そのためか、理亜、

「続きまして・・・」

と言っては次の曲へと続いていった。

 こうして、Saint Snow時代の曲を含めた数曲ものライブは大成功を収めるとともに、理亜・花樹組はあつこを加えた理亜・花樹・あつこ組として再出発することとなった・・・。

 ただ、理亜のある思いは別のところにあった・・・。

「理亜さん、あのときに決めたグループ名はまだつけないのでしょうか?」(あつこ)

「あつこ、それについてはごめん。まだあの名前を名乗ることができたいと私は思う。3人の思いがいつも一緒じゃないとね・・・」(理亜)

理亜が決めていた3人のグループ名、それは延長戦の次の日、2人が決めたあのグループ名であった。それをあmだ名乗れない、それは今の理亜にとって、まだ、そのときではない、そのことを指し示すものだったのかもしれない。

 とはいえ、3人での再出発を果たすことができた。理亜、花樹、あつこ、果たしてこれから先、どうなっていくのあろうか・・・。それは次の文章でわかるかもしれない。

 

 そして、1か月後・・・。

「ルビィたちはさらなる高みへと上っていった!!私たちも頑張らないと!!」

と理亜はネット記事を見ながらそう発言していた。というのも、ルビィたちAqoursオリジンがリリースした「Happy Party Train」、通称「ハピトレ」はリリースしてからすぐにミリオンセラーを記録、Aqoursの名は日本中に知られ渡ったのである。

 そんな理亜の言葉に花樹はこう反応する。

「理亜さん、頑張るもいいですけど、そんなに固くならないでください。(戦うとき以外では)スクールアイドルに楽しむことが大事なのです!!」

というとあつこからも、

「そうですよ、理亜さん。私たちは私たちのペースでいきましょう!!」

と声をかけてきた。

 ただ、このとき、花樹はこう考えていた。

(Aqoursが、桜花が先に進んでいく・・・。このままでは追いつくことができない。オ・・・、花樹は「勝つこと」だけを考えるべきなのだろう、勝負においてでは・・・、ラブライブ!においてでは・・・。なんとかしないと・・・)

自分よりも先へと行くAqoursと桜花、それに焦りを感じていた・・・。ただ、そんなことは今の理亜とあつこは知らなかった。とはいえ、このあと、「勝つこと」と「楽しむこと」、それにより花樹があの者によって苦しめられるとはこのときの花樹は知らなかった・・・。

 

 一方、そのころ、花樹の父親はある計画の最終段階へと向かおうとしていた。

「さて、あともう少しで函館支配計画は完成する・・・。あとは・・・、函館のシンボル、あのデパートを・・・、打ち倒すのみだ!!」

あることを考えていた。それは函館のデパートを・・・するものだった。それは彼が崇拝するあの男、木松悪斗のある計画によるものだった。それは果たして・・・。

 

 そいうわけでして、ついに3人組となった理亜たち。あつこはついに自分のなかにある深淵なる闇、そして、スティグマを克服した。だが、それにより物語はついに新しい典型へと進むこととなった。果たして、花樹の父親の悪だくみとはなんなのだろうか。そして、理亜、花樹、あつこ、3人の運命はいかに。それは、次回、話すことにしよう。

 

 そんななか、花樹の母親はおばあちゃんの遺品整理をしていた。

「ふ~、やっぱり本家の遺品の数は膨大だね・・・」

と言いつつ遺品の入った箱を整理する花樹の母親。その最中、

ひらり

と、1枚の紙、いや、なにかが印刷された透明なフィルムが出てきた。

これには、花樹の母親、

「あらっ、なにかしら?」

とそのフィルムを拾うとそのフィルムを見て不思議そうになる、こう言いながら・・・。

「あらっ、これってなにかのQRコード?」

そう、そのフィルムにはQRコードが印刷されていた。ただ、それについては花樹の母親はなにもわからなかった。

 ただ1ついえること、それは、このフィルムがのちにこの物語において重大なものをもたらすことになることだけだった・・・。

 

To be contuned

 

NEXT Story is

 

KAZYU said 「Let’s Start New US!!」,RIA said 「We are ・・・」

 

 

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