この日は朝から沼津駅前は賑わっていた。日本的大スターであるAqours、その千歌、曜、梨子、そして、それをラブライブ!で破ったSNOW CRYSTALのあつこ、そして、こころあ、最後のライブ、ということでこのライブを見に来る人がとても多かった。その後、ライブ前にはまるでアメリカの大統領就任式みたいに沼津駅前には人がたくさん押し押せていた。
そんななか、一人の男性がこのライブの特別席に来ていた。
「ふんっ、どうして私がこんなところに来ないといけないんだ!!」
その男こそ木松悪斗だった。木松悪斗は警察監視のもと、このライブに来ていたのである。そのため、このライブ会場の至る所で警察の目があり逃げ切ることができない、いや、この特別席に行くことしかできない状況だった。
そんななか、木松悪斗が特別席に行くとそこにはなぜか車椅子の少女がいた。これには、木松悪斗、
「おい、旺夏、なぜここにいる?」
そう、そこにいたのは木松悪斗の娘(長女)の旺夏だった。旺夏はすぐに、
「あっ、お父様、どうしたのですか?」
と尋ねてみると木松悪斗はすぐに、
「それはここに呼ばれたからだ!!」
と答えてくれた。すると、旺夏もすぐに、
「私もここに来るように言われたのです」
と答えると、木松悪斗、はっとする。
「こ、これは沼田にはめられたのか!?」
これには、以前、同じようなことが起きたことが起因だった。以前、静真でのAqoursライブのとき、木松悪斗と旺夏は沼田と月生徒会長の策略によりAqoursのライブに呼ばれたことがあったのだ。その際、当時対立していた桜花たちと千歌たちとの戦いが行われ、桜花たちは敗れてしまった。このとき、木松悪斗が自分の娘である桜花を見限ったことがきっかけとなり桜花たちは千歌たちAqours入りをしたのである。その苦しみを木松悪斗は感じていたのである。
だが、それとは違った要素が入ってきたのである。2人のもとにある女性が現れた。
「あれっ、あなた、どうしてここにいるのですか?」
これには、木松悪斗、旺夏、すぐに反応する。
「うっ、なんでお前がいるんだ!!」(木松悪斗)
「えっ、お母さま!!」(旺夏)
そう、そこにいたのは木松悪斗の元妻、旺夏、桜花(はな)の実の母であった。木松悪斗と元妻とは離婚時の面談以来のことであり、ひさしぶりの再会であったのである。
と、ここで、沼田が3人のもとに現れると、開口一番、こんなことを言い出してきた。
「これはこれは3人ともよくいらっしゃいました」
これには、木松悪斗、沼田に対しこう言い出す。
「沼田、お前、私に罰を与えるためにこんなくだらないことをしにきたのかね!!」
木松悪斗にとって静真でのAqoursライブのときみたいに自分のことを陥れるために今日もそうしたのではないかと言ってきたのである。
だが、ここで、沼田、意外なことを言い出す。
「たしかに、お前(木松悪斗)をここに連れ出すように検察を動かしたのは私だが、今回は私の策略ではない。桜花さんにお願いされてやったことだぞ」
これには、木松悪斗、信じられないのか、
「そんなの、口からでまかせにすぎない!!」
と言い返す。
ところが、ここにきて、まさかのキャラが登場してきた。
「そんなこと、あ~りません!!この鞠莉‘sママが保証します!!」
なんと、ここにきて、鞠莉‘sママの登場だった。鞠莉‘sママのまさかの登場に、木松悪斗、
「えっ、いったいどういうことなんだ!?」
と混乱してしまう。まさかの鞠莉‘sママの登場にびっくりしたようである。
と、その横から、
「ママ、あまりに驚いて木松悪斗がオーバーヒートしてしまったので~す!!」(鞠莉)
「まぁ、驚くのも無理ではありませんね」(ダイヤ)
「ははは・・・」(果南)
と、ダイヤ、鞠莉、果南、卒業生3人が現れるとともにある少女たちも登場してきた、こう言いながら。
「このライブはAqours現体制の最後のライブとともにある家族に対するあるメンバーの願いがこもったライブになっているのです」(ナギ)
「だからこそ、木松悪斗、旺夏、ちゃんと聞いてあげてください。僕もあなたたちが再起するのを願っているのですから」(月)
なんと、元生徒会の会長の月、副会長のナギも現れた。これには、木松悪斗、
「私たちの再起?いったいどういうことだ?」
と唖然となると沼田がこんなことを言ってしまった。
「お前と旺夏は挫折してから生きる意味を見失っている。だからこそ、このライブで生きる意味をもう一度考えてみろ!!」
これには、木松悪斗、
「そ、それは・・・」
となにか言いたそうになるもすぐに、
「さぁ、ついに始まります、Aqours卒業生さよならライブ!!」
という声が聞こえてきた。ついにさよならライブが始まろうとしていた。これには、木松悪斗、
「ふんっ!!くだらないものだったら許さないからな!!」
と言ってはついに黙ってしまった。その木松悪斗のこのときの心うちはこんなものだった。
(私はこれから先、なにもすることもできない。そんななかでどう再起しろとは、もう一度、生きる意味を考えろとはどういうことなのか?)
木松悪斗は今なお生きる意味を見失っていた。なにもかも失った結果、「勝利こそすべて」、それによってすべてを失った結果、生きる意味すらも見失っていたのである。それは旺夏も同じことだった。なのに、このさよならライブでもう一度生きる意味を見つけるとはどういうことなのか、それを木松悪斗は考えてしまうのであった・・・。
とはいえ、さよならライブは始まった。トップバッターはこころあ!!
「みんな、元気でいるかな~?」(ここあ)
オー!!
「まずは私たちがこの場を温めていくのです!!」(こころ)
「ここあたちにとってこれが最後のライブだぜ!!」(ここあ)
オー!!
「それでもトップバッターを任せられるとはやっぱり盛り上げ役は私たちしかいないということです!!」(こころ)
「さて、まずは一発目!!新曲だぜ!!」(ここあ)
オー!!
「この曲は私たちこころあがみんなに送る最後の歌です!!」(こころ)
「そうだぜ!!こころあ、この3年間の集大成の曲だぜ!!」(ここあ)
オー!!
「この曲を聞いてみんなの心のなかにこころあのことを強く刻みこむのです!!」(こころ)
「それでは、聞いてください!!LAST DANCE!!」(こころ)
こころあ 挿入歌 「LAST DANCE!!」
最後の最後まで飛ばしていくよ!!
これが本当の ラストダンス
あともう少しで 終わってしまう
だからこそすべて やりきてしまおう
なにもかもすべて 出しつくしましょう
あれもやった これもやった
やれることは すべてやった
だけど1つ 忘れてない
それはもちろん 最高の想い出作り!!
(ついに最後のステージだぜ!!とても楽しいぜ!!)(ここあ)
(まさかこの私たちがこのステージに立てるなんてうれしいです!!)(こころ)
(たしかにその通りだぜ!!)(ここあ)
(それならば、最後の最後まで歌いきるのです!!)(こころ)
(わかっているぜ!!こころも燃え尽きるまで歌いきるぜ!!)(ここあ)
(はい、そうです!!)(こころ)
みんなといたから ここまでこれた
青春の1ページ 塗りつぶした
私たちの想い出 すべてがバラ色
だからこそ スクールアイドル
続けていて 本当によかった!!
みんなと出会えてよかった
みんなと踊れてよかった
だって私たちはみんなは
スクールアイドル!!
そして、ついにこころあの曲が終わった。この瞬間、
ウォー!!
という観客たちの声が聞こえてきた。観客たちはこころあの曲によってヒートアップしてきたのだ。トップバッターとしてのステージ、いや、会場中を温めることにこころあは成功したといえる。
それでもこころあのステージは続く。
「それでは次の曲にいくのです!!」(こころ)
「次の曲は「We enjoy School Idoll!!」だぜ!!)(ここあ)
こころあは立て続けに曲を歌い続けた。観客たちをさらにヒートアップさせるつもりでいた。それでもこころあはステージを駆け巡る。そのたびごとに観客たちはさらにヒートアップしていった。こころあの策略は見事にはまったといえた。
そんななか、木松悪斗と旺夏もまわりがヒートアップするこの状況に最初のうちは、
(な、なんなんだ!!これは私にとって関係ないものだ!!どっかにいけ!!)(木松悪斗)
(もうやめてくれ!!私には、こんなもの、関係ないんだ!!)(旺夏)
と感じていたのか、それとも、なにもかも見失ったためか、
(うっ、なぜか、まわりの熱に犯されようとしている!!な、なんとかしてくれ!!)(木松悪斗)
(なにもかもないところにどんどん熱気が充満してきている!!な、なんとかして!!)(旺夏)
と次第にまわりの熱気に飲み込まれようとしていた。
こうしていくうちにこころあのパートが終わった。そして、ステージ袖に移動するころろあ。すると、
「場を温めてきたぜ!!」(ここあ)
「これで思う存分歌うことができるはずです!!」(こころ)
とスタンバイしているAqoursメンバーに対しこう叫ぶと、
「こころあちゃん、ありがとう!!」(ルビィ)
「これで思う存分歌うことができるずら!!」(花丸)
「さぁ、ここからは私たちのターンです!!」(桜花)
とAqoursメンバーがこころあのことを褒めると同時に、
「さぁ、いくよ!!みんな!!」
と千歌の合図とともに名乗りをあげた。
「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「9」
「Aqours、サンシャイン!!」
この声とともにAqoursのステージが始まった!!
その後、Aqoursとして発表した曲をどんどん披露していく。そのなかで観客たちは、
ハイハイハイハイ
と熱きハートを燃やそうとしていた。
そして、すべての曲を歌い終わったあと、桜花がステージの前に出てきてはこう話してきた。
「これでAqoursのパートは終わりです」
これには観客たちから、
え~!!
という声が聞こえてくるのと同時に桜花があることを語り始めた。
「実は私とその家族はこの1年でいろんなことが起きました。そのなかで、私の父と姉は生きる意味を見失ったのです」
これには、木松悪斗、旺夏、ともに、
((これって私たちのことでは・・・))
と思う節があった。「勝利こそすべて」というものによってすべてを失った2人、そのことを言っていると2人は思っていたのだ。
そんな2人に対し桜花はこう叫ぶ。
「そんな2人に対しこの歌をAqours9人最後の曲として送ります」
その言葉とともに桜花はこう叫んだ。
「聞いてください、Try Again!!」
そして、この2人に送るAqours9人最後の曲が始まった。
Aqours9人Ver. 挿入歌 「Try Again!!」
もう一度立ち上がれ Try Again!!
挫折をしても別に いいじゃない
(Try Try Again!!)
人生はこれっきり でもないんだ
(Try Try Again!!)
私たちだって 挫折をしている
でもそのたびに 立ち上がっている!!
(私たちの想い、あの2人に伝わっているのでしょうか?)(桜花)
(それなら大丈夫だよ!!きっと伝わっていると思うよ)(梅歌)
(そうです。これは桜花さんが2人のために作った曲です。大丈夫です)(松華)
(歌というのはその人にずばり伝わるものなのです)(梨子)
(リリーからしたらまともなことを言うじゃない)(ヨハネ)
(桜花ちゃん、梨子ちゃんの言う通りだよ!!歌は人をつなぐんだよ!!)(ルビィ)
(たしかにそうずら!!だから安心するずら)(花丸)
(だから、桜花ちゃん、もっと自信をもって歌えばいいんだよ)(曜)
(うん、わかった!!)(桜花)
(そうとなれば、どんどん楽しんで元気をだしていくよ!!)(千歌)
((((((((オー!!))))))))(8人)
この心の言葉とともに9人の想いはどんどん加速していった。
挫折をするたび 私たちの心は
強くなっていくから より実りになっていく
だからこそ私たちの 人生はすべては
よりよいものへと 変わっていくはずさ!!
そして、その想いは2人を変えようとしていた。最初、聞き始めたときには、
(ふんっ、そんな曲なんて私たちには関係ないんだ!!)
と木松悪斗がすねていたものの、聞き始めてから、
(うっ、なんだ、この曲は!?これまでに聞いたことがない曲だぞ!!)(木松悪斗)
(なんか、私、この曲によって心が揺さぶられている気がする!!)(旺夏)
とこの曲に関する印象が変わろうとしていた。
さらに、サビに入るときには、
(うぅ、なんか、自分のなかでなにかが変わろうとしている!!)(木松悪斗)
(な、なんか、心のなかに生きる力が湧き出てくる気がする!!)(旺夏)
と力強いなにかを感じる、いや、生きる意味を見出そうとしていた。
2人はこれまで、「勝利こそすべて」、その名のもと、生きてきた。だが、その結果、すべてを失うといったところまできてしまった。だが、桜花たちAqoursの歌によってそれとは別の生きる意味を見出そうとしていた。
そんな2人を見てか、桜花はついに決意する。
(2人がなにかを見出そうとしている!!なら、ここで決める、あの2人に絶対に生きたい、そう思わせるように!!)
だからこそ諦めないで 生きることを
(Try Again Try Again)
私たちの未来は これから決まっていく
(Try Again Try Again)
挫折だけが 人生ではない
これからの人生 私たちと一緒に
楽しんでいこう だからね
輝かしい未来へと 一緒に進もう!!
人生を諦めないで
だって私たちは
明るい明日へと進める
そんな想いを持っているから
そして、曲が終わった。その瞬間、
ワオー!!いいぞぉ!!
という声が観客席から聞こえてきた。
一方、特別席からも、
「う~、とても感動したのです!!」(ナギ)
「陽ちゃん、素晴らしかったよ!!」(月)
「ブラボーでしたわ~。これこそAqoursで~す!!」(鞠莉‘sママ)
と感動する声が聞こえてきた。
そんななか、木松悪斗と旺夏は、
(なんか、桜花(はな)からいろいろと教わった気がする、「楽しむことのすべて」、そして、そんななかで生きる意味を見出そうとしていることを・・・)(木松悪斗)
(こんな私でも生きることができるんだね!!それを、まさか、ごくつぶし、いや、あの妹から教わるなんてね。これじゃ、姉失格じゃない・・・)(旺夏)
とこれまで見失っていた生きる意味を見出すことができていた。
そんな2人に対し、木松悪斗の元妻は、
(なんかここまでいきいきとした2人を見たのは久しぶりかもしれません。過去にいろんことがありましたがこの負2人を見ているだけでこれから先も、この2人と、いや、桜花を含めたこの4人で暮らしていきたい、そんな気がします・・・)
と生き生きとしている2人を見てはそう思うのであった。
そのためか、木松悪斗の元妻は、突然、
ガシッ
と木松悪斗と旺夏を抱きしめると、
「2人ともお帰り!!生きる意味をようやく見出したのですね。それだったら一緒に暮らしても安心できます」
と言っては2人をぎゅっと抱きしめてしまった。これには、旺夏、
「ちょっと苦しいです、お母さま」
と言うと木松悪斗の元妻はハグを解くとともに、
「あっ、ごめんなさい!!」
と謝ってしまうと木松悪斗も元妻と旺夏に対し、
「どうやら、私はこれまで間違ったことをしてしまったようだ」
と反省の弁を言うとともに、
「これからは人のために生きていこうと思う、私の能力をすべての人のために・・・」
とこれからのことについて語ってくれた。
そして、木松悪斗は桜花の方を見ては、
「それをまさかあの桜花に教わるとは・・・、恐れ入った・・・」
と桜花のことを褒めていた。そんな父の言葉に旺夏も、
「うん、それは言えている。あの桜花にすべてを教わった気がする」
と涙目になりながら言うと木松悪斗の元妻も、
「この1年でもっとも成長したのは桜花だったのかもしれませんね」
と2人を抱きしめながらうれしそうに言った。
そんな3人の様子を遠くから見ていた桜花、
(私の想いがようやく伝わったんだね。なんかうれしい)
と自分が言いたいことすべてが伝わった、そのことがわかったのか、涙目になりつつもうれしそうに3人を眺めていた。
そんな桜花に対し、
「これで桜花もすっきりしたんじゃないか!!」
と花樹が飛び出してきては桜花にこそっと言うと桜花も、
「うん、そうかも」
とうれしそうに笑った。
そんな2人に対し、ルビィはそっと言う。
「桜花ちゃん、今はSNOW CRYSTALのステージだよ!!」
そう、Aqours9人のステージは終わりを告げ、次はSNOW CRYSTALのステージであった。これには、桜花、
「あっ、ごめんなさい」
と謝るとともに、
「それじゃ、花樹、近いうちに同じステージで!!」
と意味ありげな声をあげる。これには、花樹、
「えっ!?」
と驚くもすぐに、
「ほら、花樹、今から私たちのステージ!!ちゃんとする!!」
と理亜が注意すると、花樹、
「あっ、たしかにそうだ!!」
と慌てつつもステージの前に立つ。
そして、理亜はこう叫んだ。
「Aqoursのライバル、そして、函館を代表するスクールアイドルユニット、SNOW CRYSTAL、ここに参上!!」
その言葉とともにあつこはこう叫んだ。
「私たちにとってこれが最後のステージ!!だから、精一杯歌います!!」
さらに、最後に花樹がこう叫んだ。
「それで、俺たちの歌、聞いてもらうぜ!!」
この言葉のあと、3人は自分たちの歌、
「meet・・・」「START AGAIN」「Loser」「judgement」「Triangle」「POLA=STAR」、そして、「SNOW CRYSTAL」に「Go to the TOP!!」
をメドレー形式で歌った。
そして、ついにSNOW CRYSTAL最後の曲となった。理亜は観客たちに高らかにこう叫んだ。
「この曲が私たちSNOW CRYSTAL現3人体制での最後の曲となりました。この曲を聞いてこれから先も私たちのことを思い出してください!!」
そう、この曲はこれまでの自分たちをこれから先も思い出してもらいたい、そのような曲であった。さらに、この曲はあつこだけでなく、理亜、そして、花樹も作詞に参加している、いわば、みんなに対するお礼の曲でもあった。
すると、あつこはこんなことを言い出してきた。
「それに、このライブの映像を見ている函館のみんな、私たちの雄姿をしっかり目に焼き付けてください!!」
と遠くにいる函館のみんなにも声をかけてきた。そう、このライブは全世界へ向けてネットで発信されていたのである。そのためか、函館にいるみんなからも、日野をはじめとしていろんなコメントが投稿されていた。
「函館のために頑張って!!」(日野)
「花樹、頑張ってね!!お母さん、応援しているから!!」(花樹の母親)
「あつこ、頑張れ!!あつこの最後の雄姿、見とくからな!!」(フィギュアスケート部の部長)
そのコメントはステージの巨大モニター映し出されていた。これには、3人とも、
「函館のみんな、ありがとう。私、頑張る!!」(理亜)
「フィギュアスケート部の部長、私、頑張るから応援してね!!」(あつこ)
「お母さん、ありがとう。俺、最後まで燃えるからな!!」(花樹)
とやる気に満ち溢れていた。
そして、ついにSNOW CRYSTAL最後の曲が始まった。最初、理亜、
「いくよ!!あつこ、花樹!!」
と叫ぶと、あつこ、花樹、ともに、
「わかりました。いきましょう!!」(あつこ)
「よし、全力全開だ!!」(花樹)
と受けるとともに曲が始まった。
SNOW CRYSTAL 挿入歌 「thank you」
これまで本当に ありがとう
(R:一緒にやってきたね、ずっと)
あなたがいたから これまでやってこれた
(R:私も同じ気持ち!!)
だからこれだけは 言わせてもらおう
一緒にいてくれて ありがとう
(R:私だってthank youだよ!!)
あなたと一緒に パートナーになれて
すべての夢が 叶ったよ!!
同じ想いだからこそ 一緒になれて
本当にうれしかった だからありがとう
(これが私たちとって最後の曲!!)(理亜)
(たしかにそうですけどまだまだ頑張れる気がする!!)(あつこ)
(それでもこれが最後の曲、すべてを出し切るべし!!)(花樹)
(たしかにそうかも。なら、私たちの残るパワー、ここに出し切るべき!!)(理亜)
(理亜さん、花樹さん、たしかにそうですね。それだったらここですべてを出し切りましょう!)(あつこ)
(そうと決まれば、理亜、あつこ、このサビに俺たちのすべてを出し切ってやる!!)(花樹)
((オー!!))(理亜、あつこ)
私たちは史上 最強のパートナー
(R:私だってそう思っている)
あなたがいなければ 私はきっと
悲しい想いを していたよ
だから本当に ありがとう
私と一緒になって ありがとう
ありがとうの気持ちは
世界万国の想い
だからこそ 私はあなたに言うね
出会ってくれて
thank you!!
そして、ついに終わった。その瞬間、
ウォー!!
とAqoursのときと同じくらいの歓声が観客たちから聞こえてきた。いや、それだけじゃない。ステージ上の巨大スクリーンにはコメントの弾幕がいっぱい流れてきた。
「すごかった」「いよっ、日本一!!」「函館のかがみだ!!」
その他いろいろ。それは理亜たちにとってとてもうれしいものだった。
こうして、すべての曲が終わった・・・のも束の間、理亜はマイクを強く握ると、一瞬、涙を流してはこう言い出してきた。
「私からご報告があります。ここにいる猪波花樹はAqoursに入りたいという夢がありました。なので、ここで、花樹の夢を叶えたいと思います。
これには、花樹、
「えっ、これってどういうこと?」
と驚くもあつこがものの真相を花樹に話してくれた。
「実は花樹の「Aqoursに入る」という夢の話は花樹のお母さんから聞いていたのです。でも、花樹さんは私たちのことを、理亜さんのことを思って残ろうとしていた、自分の夢を犠牲にしてまで。だから、そのくびきを切り、花樹さんを自由にしたいと思ったのです」
これには、花樹、
「俺の夢のためにそんなことまで考えていたなんて、うぅ、うれしい・・・」
と2人の想いに感動していた。
そして、理亜とあつこは花樹の手を取り、ステージの奥にいたAqoursに花樹を受け渡すと桜花は花樹に対しこう言い出してきた。
「ようこそ、101人目の幻の浦の星の入学生さん」
これには、花樹、
「えっ、101人目の幻の浦の星の入学生!?」
と驚いてしまう。なんと、花樹、どうんなことなのか不思議に思ったのだ。
と、ここで、梅歌と松華がこんなことを言い出す。
「実は浦の星の入学希望者は98人で目標の100人に達成できずに廃校がきまったの」(梅歌)
「でも、その浦の星に入学したい、Aqoursになりたい、そんな学生がそのあとに登場したわけ」(松華)
これには、花樹、
「それって?」
と梅歌と松華に尋ねると2人は元気よく答えてくれた。
「それが私たち、梅歌と松華!!」(梅歌)
「私たちはあのAqoursお披露目ライブでAqoursを見て、Aqoursに入りたい、廃校していなければ浦の星に入りたい、そう思ったわけ」(松華)
「だから、私が98人目の幻の入学生で・・・」(梅歌)
「私が100人目の幻の入学生なわけ」(松華)
そう、梅歌と松華はAqoursお披露目ライブを見て、Aqoursに入りたい、廃校していなければ浦の星に入りたい、そう思っていたのである。ただ、そこに桜花が2人を対Aqours戦用に2人のことをスカウトしたもんだからいろいろとあったのである。ただ、紆余曲折を経て2人はAqoursの仲間入りをしたのだから結果往来・・・なのかなぁ・・・。
そして、桜花が花樹に対しこんな言葉を送った。
「そして、花樹もあの新生Aqoursお披露目ライブを見て、Aqoursに入りたい、そう思ったのだから、梅歌と松華と同じと言えるんじゃないかな。だから、花樹は101人目の幻の入学生、といえるわけ」
この桜花の言葉に、花樹、
「俺が101人目の幻の入学生なんだ・・・。なんかうれしい・・・」
と笑顔で答えてくれた。
こうして、Aqoursは花樹を入れて10人となった。その瞬間、花樹は観客たちに向けてこう話してくれた。
「オ、俺、とても感動しています。まさか、Aqoursの一員になれるなんてうれしいです!!」
すると、桜花がこんなことを言い出してきた。
「花樹、今から歌う曲は、私、梨子、あつこ、この3人が花樹のために作った曲なの。だから、心のなかで私たち3人の想いを、いや、みんなの想いを嚙み締めなさい」
これには、花樹、
「桜花、それにみんな、ありがとう。みんなのおかげで自分の夢を叶えることができそうだ!!」
と言うと静かにステージの前に立っては自分を紹介した。
「新しくAqoursの一員となった猪波花樹です。よろしくお願いします!!」
そして、その声とともに花樹は元気よく次の曲の名を言った。
「これは別れと初めての曲、「Good bye & Hallo!!」」
Aqours 10人ver. 挿入歌 「Good bye & Hallo!!」
Good bye & Hallo!!
Good bye & Hallo!!
いつの日か必ず 別れがくるけど
そのあとは必ず 新しい出会いがある
だからこそ私たちは どんなときでも
寂しくなんてない だって誰かと一緒だから
あなたと別れるときは とても悲しい
だってとても楽しい 時間だったから
だけど忘れないで あなたには
新しく仲間となる 相手がみつかるから
(どう、花樹ちゃん、Aqoursになれた気分は?)(千歌)
(まさか自分がAqoursの一員になれるなんて、とても感動しているぜ!!)(花樹)
(それならとてもうれしいよ!!)(曜)
(このAqoursはヨハネがいるのだから当たり前だ!!)(ヨハネ)
(そう言っているけど、花樹ちゃんがいるからうれしいずら!!)(花丸)
(ずら丸、それは言わないで!!)(ヨハネ)
(なんか、これがAqoursなんだって、とてもうれしく感じるぜ!!)(花樹)
(まぁ、これがAqoursらしさと言ったらそうなのかも・・・)(桜花)
(特に桜花ちゃんはそれにまったりとつかっているけどね)(梅歌)
(たしかにそうかも!!)(松華)
(梅歌に松華、2人とも黙って!!)(桜花)
(でも、梨子に桜花、俺のために曲を作ってくれてありがとう)(花樹)
(私はただ手伝っただけだよ)(梨子)
(まぁ、そのほとんどは私の考えたものだけどね)(桜花)
(うぅ、たしかにそうなのか疑問だけ感じる・・・)(花樹)
(花樹!!)(桜花)
(( ̄∇ ̄;)ハッハッハ)(みんな)
(でも、あとはサビを残すのみだね!!ラストスパートだよ!!)(ルビィ)
(たしかにそうかも。なら、ここですべての力を出し切るぜ!!)(花樹)
(((((((((オー!!)))))))))(9人)
あなたの新しい 門出に乾杯!!
すべての人との 出会いは必ずある
だからこそ悲しまないで 私たちとは宝物で
ずっとつながっている それを忘れないで
あなたとの一緒の想い出 ずっと感じている
今度会ったときが楽しみだね
だってあなたと私たちは
かけがいのないものを持っているから・・・
そして、ついに終わったその瞬間、花樹、
(俺、今、とても感動している!!俺の夢がついに叶った!!Aqoursに入ることができたぞ、おばあちゃん!!)
と、自分が首からかけているおばあちゃんの形見である十字架状のペンダントを握りしめながら言うと会場中から、
パチパチパチ
という拍手の音が聞こえてきた。夢を叶えることができたスクールアイドル、それこそがみんなに感動が伝わった証拠なのかもしれない。
そして、花樹はまわりを見渡す、すると、そのまわりにはルビィや桜花をはじめとするAqoursのみんな、さらに、理亜やあつこ、こころあが勢ぞろいしていた。そのなかで千歌が観客席に向けてこう話始めた。
「とても大切な時間はついに終わりを迎えようとしています。だからこそ、ここにいる14人のことを忘れないでほしい!!だから、この曲を送ります」
この言葉とともに花樹はこう叫んだ。
「それでは聞いてください。俺たち14人、最後の曲、みんなとの架け橋となる曲、「Remenber・・・」」
そして、ついに最後の曲が始まってしまった・・・。
最終章 グランドエンディング 「Remenber・・・」
苦しいときも つらいときも
みんなと一緒に いれば大丈夫
強いキズナで 結ばれている
だから僕たちは 頑張れるんだ
だけどね 時がたてば
別れる日は 訪れる
それはやがて 想い出になるけど
それこそが 僕たちにとって
未来での 力となるんだ
Remenber 僕たちのなかで
キズナが想いが 想い出がすべて
輝きとなって 宝物になって
ずっとずっと 残っていく!!
だから絶対に 落ち込まないで
僕たちはずっと つながっている
Remenber それを忘れないで
(みんなといるだけでとても楽しいぜ!!)(花樹)
(それこそスクールアイドルの醍醐味なのです!!)(こころ)
(まったくその通りだぜ!!)(ここあ)
(私もスクールアイドルをして初めて知りました、楽しむことの素晴らしさを!!)(あつこ)
(楽しいからこそスクールアイドルのことが好きになるんだ!!)(曜)
(そして、好きになるからもっとスクールアイドルを楽しもうと、好きになろうとするんだ!!)(桜花)
(私も桜花ちゃんがスクールアイドルに誘わなかったらこんな素晴らしさを知らなかったよ!!)(梅歌)
(たしかにその通りかも!!)(松華)
(桜花ちゃんもそうだけど、そう考えるだけでいろんな曲が作れる気がする!!)(梨子)
(私もそう考えただけで梨子と同じ想いになる!!)(桜花)
(それくらいスクールアイドルって素晴らしいことなの!!)(ルビィ)
(ルビィちゃんと同じずら!!)(花丸)
(リトルデーモンとしてはいいことを言うじゃない!!)(ヨハネ)
(結論!!スクールアイドルは楽しくて好きになるくらい素晴らしいこと!!)(千歌)
(花樹、私たちの想いはいつも一緒!!だから先に進もう!!)(理亜)
(はい、理亜!!)(花樹)
(さぁ、みんな行くぜ!!虹の先に進もう!!)(花樹)
(私たちはスクールアイドルという同じ宝物でつながっている。だから・・・
虹の先へ、そして、未来へ、一緒に進もう!!)(14人)
Remenber 僕たちのなかで
キズナが想いが 想い出がすべて
輝きとなって 宝物になって
ずっとずっと 残っていく!!
だから絶対に 諦めないで
僕たちはずっと つながっている
Remenber それを忘れないで
Remenber・・・ それを忘れないで・・・
SNOW CRYSTAL グランドフィナーレへ・・・