ラブライブ!SNOW CRYSTAL   作:la55

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ラブライブ!SNOW CRYSTAL グランドフィナーレ

 さよならライブはついに感動のフィナーレを迎えた。ステージから降りてくる、Aqours、SNOW CRYSTAL、こころあの14人、

「ああ、楽しかった!!」「もっとスクールアイドルをやりたい!!」

「まだまだいけるぞ!!」

と14人はいろんなことをいいながらステージの余韻を楽しんでいた。

 そんなときだった。

「桜花!!」

と桜花を呼ぶ声が聞こえてきた。これには、桜花、すぐに反応。

「お母さん!!」

そう、桜花に声をかけてきたのは桜花の母親だった。

 そんな桜花は自分の母親のまわりを見る。すると、そこには・・・、

「桜花・・・、すごかったよ・・・」(旺夏)

「まさか、この私が心を打たれるとは・・・」(木松悪斗)

そう、絶望していたはずの桜花(はな)の父、木松悪斗と姉の旺夏だった。これには、桜花、

「お父様、お姉さま!!」」

と言うと2人に抱きついてしまった。これには、旺夏、

「ちょっと苦しい・・・」

と苦しそうに言うと、桜花、

「あっ、ごめん・・・」

とすぐに抱きつくのをやめにした。ただ、旺夏は、

「まぁ、うれしかったけど・・・」

ととても照れてしまった・・・。

 そんな桜花に対し、父木松悪斗、

「桜花、ごめん・・・」

と突然謝ってしまう。これには、桜花、

「お父様、お顔をあげてください」

と慌てて言うと、木松悪斗、顔をあげてはお詫びとお礼を言った。

「私はこれまで音楽やスクールアイドルのことをただのお遊びとしか思っていなかった。だが、すべてを失って初めて音楽やスクールアイドルが素晴らしいものだと知った。いや、音楽やスクールアイドル、そして、桜花のおかげで人生には意味があることを知った。桜花、ありがとう」

これには、桜花、

「私、そこまでえらくないよ・・・」

と謙遜するも今度は旺夏からもお礼がきた。

「私もすべてを失って人生がいやになった。なにもかもがいやになった。でも、桜花のおかげで人生をやり直そうと思うようになった。桜花、ありがとう」

ただ、これにも、桜花、

「本当に私はなにも・・・」

とさらに謙遜するも桜花の母親はそんな桜花のことを褒めた。

「桜花、あなたは生きる意味をなくした父と姉に生きる意味を与えたのです。そして、家族のキズナすらもつなぎ合わせたのです。桜花、そこは誇ってください」

これには、桜花、褒められたのがよかったのか、

「はい、お母さん・・・」

とうれしそうになっていた。

 そんな桜花を見てか、横から花樹が横やりをしてきた。

「あれ、桜花、顔が赤くなっているぞ!!」

これには、桜花、

「そ、それは関係ないことです!!横やりしてこないで!!」

とちょっといやそうに言うも顔自体はなんかうれしそうになっていた。桜花にとってそれくらい花樹と普通のやり取りができるようになったことがうれしかったのだろう。

 そんなやり取りをしている花樹に対し、木松悪斗、突然言ってくる。

「あなた、猪波猪波さんですね」

これには、花樹、

「はい、そうですが・・・」

と警戒しながら返事をすると、木松悪斗、そんな花樹に対し突然謝ってしまう。

「猪波(花樹の父)の件については迷惑をおかけしまった。大変申し訳ない」

これには、花樹、突然のことだったようで、

「えっ、え~と・・・」

と一瞬戸惑うも、木松悪斗、そんな花樹に対し謝罪してしまう。

「君のお父さんをあんな風にしたのは私の責任だ。私が「勝利こそすべて」という考えをまい進したばかりに君のお父さんはまわりを攻撃するような性格になってしまった。本当に申し訳ない・・・」

ただ、これには、花樹、

「俺の父はもとからあの性格だ。木松悪斗がそうしたわけじゃない。その点は謝らないでほしい」

と言うと木松悪斗は花樹に対しあることを尋ねてきた。

「やっぱり君の父との和解は・・・」

これには、花樹、

「あの性格がなおらない限り難しい・・・」

と言うと、木松悪斗、

「それもそうか・・・」

とちょっとがっかりするもすぐにこんなことを言い出してきた。

「君の父の性格をゆがませたのは私の責任だ。この私が君のお父さんのくびきを解き放とう。それで君のお父さんの性格も丸くなるかもしれない・・・」

これには、花樹、

「それであればいいのですが・・・」

とあまり納得いく感じではなかった・・・。

 

 そんな花樹であったがすぐに理亜のもとに行く。すると、理亜はこんなことを言い出してきた。

「花樹、これまでありがとう。私、花樹のおかげで自分の夢を叶えることができた。それだけでなく多くのスクールアイドルと共に楽しくやることができた。本当にありがとう」

まさかの理亜からのお礼、これには、花樹、

「なんか別れの感じになっているじゃないか・・・」

とわざとらしく言うも、あつこ、本気なのか、

「花樹さん、本当に本当の気持ちです。私もこれでさよならなんてなんか悲しい感じです」

と悲しく言うと花樹も、

「うぅ、なんかこちらも悲しい気持ちになってしまう・・・」

といまにも泣きそうな感じになってしまった。

 そんな花樹に対し理亜は花樹を抱きしめながらこう言った。

「花樹、これまでSNOW CRYSTALとして活動したけど、今度はAqoursの一員として頑張りなさい。それが私が言える最後の言葉・・・」

さらにあつこも、

「そうですね。これからはルビィさんたちと一緒に頑張ってください」

と泣きながら花樹に抱きつくと、花樹、

「え~と、なぜ、こんなことに・・・」

と困惑してしまうもすぐに理亜に対しあることを尋ねた。

「でも、なんでこんなことに・・・」

 これにあh、理亜、すぐにこう答えた。

「だって、花樹にとってAqoursの一員になることが夢ではなかったのですか?花樹は猪波家の次期当主になって沼津に戻れば花樹ははれてAqoursの一員になれる。なので、私は・・・、私は・・・」

これには、花樹、

「たしかにそうですが・・・」

と言葉に窮してしまうも、あつこ、すぐに、

「私は花樹のお母さまからそのことを聞かされていたのす。私たちは花樹さんの未来のことを考え、花樹さんを送ろうと決めたのです」

とその思いに至った理由を語った。

 これには、花樹、

「理亜、あつこ、俺のことを思って・・・」

と泣き出しそうになると理亜とあつこも、

「花樹、頑張って・・・」(理亜)

「花樹さん、むこうにいっても頑張ってください」(あつこ)

と泣きそうになりながらもエールを送っていた。

 そんな2人を見ては花樹はこう思っていた。

(理亜とあつこが俺の未来について考えている。でも、それって2人の本心なのだろうか・・・)

 

 そうこうしているうちに・・・、

「ありがとうございました」

と言う声とともに解散となってしまった。

 その日の夜・・・、

「理亜さん、これでいいのですよね・・・」

とあつこは少し寂しそうに理亜に言ってきた。ここは理亜たちが泊っているルビィの家(黒澤家)。その縁側では理亜とあつこ、そして、ルビィの姿があった。

 そんなあつこの一言に理亜はこう答える。

「それはそう。だって、あの花樹の夢を叶えることができるのだから・・・」

ただ、理亜の表情はその言葉とは違っていた。どちらかというと寂しそうな表情になっていた。これには、ルビィ、

「でも、本当にそれが理亜ちゃんの本心なの?」

と理亜に尋ねてしまう。だって、ルビィ、こんな思いだったから。

(そう言っているけど、理亜ちゃんの顔の表情とは矛盾しているよ!!それってなんか隠しているよ!!)

 そんなルビィの言葉に理亜はこう答えた。

「そうだよ。そのほうが花樹にとっていいのだから・・・」

そんな理亜の言葉とは裏腹に、

ぽつり ぽつり

となにか理亜の膝に水みたいなものが堕ちてきた。これには、ルビィ、こう指摘する。

「理亜ちゃん、泣いているよ!!」

そう、理亜は泣いていたのだ。これには、理亜、

「泣いていないもん!!」

と反論するも、ルビィ、すぐに反論する。

「理亜ちゃん、本当は悲しいのでしょ。だって、花樹さんとは1年ものあいだ、一緒にやってきた仲間だもんね!!そんな花樹ちゃんを失ったことは理亜ちゃんにとって聖良さんを失うくらい悲しいことでしょ!!」

そう、理亜のなかには花樹を失ったときの悲しみがあったのだ。1年間も一緒に活動してきた花樹との別れ、それは姉聖良との別れに匹敵するものだった。ただ、たとえそうであっても心のなかにある宝物によっていつもつながっている、その想いからか花樹がAqoursに入りたいならその後押しをしようと考えていたのだ。しかし、理亜のなかではそれに対する踏ん切りがついていっなかったようである。

 このルビィの指摘に、理亜、ルビィの胸のなかに飛び込み自分の心をさらけ出した。

「花樹は私が認めたパートナー!!このパートナーが私から飛び立つというのならそれを認めてあげるのが先輩である私の勤め!!私だって花樹とは離れたくない!!でも、私はそんな思いすら封印してでも花樹の夢を叶えさせたい!!」

これには、あつこ、

「理亜さん・・・」

と理亜の思いに共感していた。あつこも理亜と同じだった。たった1年間とはいえ、花樹と理亜、あつこは一緒のユニットとして活動していた。そのユニットのメンバーが自分たちから巣立つことはとても悲しいものだった。それでもそれを喜ぶのが自分たちの勤めである、そうあつこは思っていたのである。

 そんな理亜とあつこを見てか、ルビィ、こんなことを言い出してきた。

「理亜ちゃん、あつこさん、ルビィ、こう思うんだ。花樹ちゃん、きっとよく考えて答えをだすと思うよ。だから、その答えを尊重しよう、理亜ちゃん、あつこさん・・・」

このルビィの言葉に、理亜、

「ルビィ、ありがとう・・・」

とお礼を言うとルビィも理亜に対し、

「よしよし」

と理亜の頭をなでていた。

 そんなときだった。

ガタッ

という音が聞こえてきた。これには、ルビィ、

(あれっ、だれかルビィたちの会話を聞いていたのかも・・・)

と反応するも、

(まぁ、いいか)

とほっとくことにした。

 その音をした方にいた少女はこんなことを考えていた。

(理亜とあつこ、俺のことをそう考えていたのか・・・)

 

 そして、新学期が訪れていた。こころあはついに大学生になった。

「ついにここあたちも大学生です!!みやこが待っているぜ!!」

とここあが言うとこころも、

「そうです!!ユニドルが私たちを待っているでしゅ!!」

とはしゃぎながら言っていた。そう、こころあは北海道から大阪に引っ越し、みやこの待つ大総大学へと進学することになったのだ。

 そんな2人は心のなかでこう思っていた。

(ここあたちはこれから新しい物語を書き始めたばかりだぜ!!)(ここあ)

(そうです!!私たちの物語は始まったばかりなのです!!)(こころ)

そう、こころあの物語は、UCの物語は始まったばかりである・・・。

 

 一方、静真では・・・、

「ほら、そこ、ステージがダメになっているじゃない!!」

とAqoursのマネージャー兼生徒会長のあげはが檄を飛ばすと、

「ほらほら、真面目にやりなさい。そうじゃないとシーナがレールガンを・・・」

と東子が変なことを言い出してしまった。もちろん、これには、シーナ、

「私はビリビリ娘じゃない!!もうやめて、その設定!!」

と反論していた。

 実はあげは率いる静真Aqours応援団は新歓記念Aqoursライブのためのステージ作りをしていた。Aqours人気により静真の入学希望者は過去最高を記録した。そのため、その新入生のためのAqoursライブが行われる予定なのである。

 そんな様子を見てか、校舎からAqoursの最上級生になった3人がこんなことを言っていた。

「くくく、これでリトルデーモンがさらに増えるぞ!!」(ヨハネ)

「という善子ちゃんの妄想ずら」(花丸)

「妄想というな!!それに、善子、じゃなく、ヨハネ!!」(ヨハネ)

「もう、こんなときまで漫才をしないで!!」(ルビィ)

ルビィ、ヨハネ、花丸、この3人はどこにいても変わらずであった。

 そんな3人い向かって2年生になった2人が3年生3人を迎えにきた。

「ほら、先輩たち、新歓ライブに向けて練習をしましょう!!」(梅歌)

「練習、練習」(松華)

この2人もマイペースである。ただ、2人ともこれから先輩となるのか、その自覚が芽生えていたのかもしれない。

 そんな2人はここにいないもう一人のことを思っていた。

(桜花ちゃん、今頃、北海道かぁ~。家族そろっての旅行、頑張ってね)(梅歌)

(北海道のお土産、いや、家族話、楽しみだな・・・)(松華)

 

 そんなルビィたちを見ている人たちもいた。ここは静真高校の理事長室。ここにはあの人たちが終結していた。

「ルビィも立派になりました。私、とてもうれしいです」(ダイヤ)

「それもこれも、この私、マリーの力によるものなのです!!」(鞠莉)

「うーん、それってどちらかというと(静真の理事である)ダイヤのおかげじゃないかな・・・」(果南)

そう、ダイヤ、鞠莉、果南、それに・・・、

「私、もっと、スクールアイドル、やりたかった!!」(千歌)

「もう卒業したでしょ!!今度はユニドルを目指しましょう」(梨子)

「3人そろってのユニドルかぁ。なんか楽しそう!!」(曜)

と卒業したばかりの新大学生、千歌、梨子、曜がいた。

 そんな6人に対しまさかのこの人がダメ出し!!

「シャラップ!!この鞠莉‘sママがいる限り、ちゃんと会議をするので~す!!」

そう、鞠莉‘sママである。鞠莉‘sママは出資している静真のあることについて話し合いのためにここ静真に来ていたのである。というか、まとめ役としてここにいるのですがねぇ。

 そんな7人を見てか、月、ちょっと心配そうになる。

「う~ん、この会議、どうなるのかなぁ。これがいわゆる「会議は踊る」なのかなぁ・・・」

これには月の補佐であるナギも、

「たしかにそうかも・・・」

と相槌を打ってしまった。

 そんなみんなを見てか、沼田、こう思った。

(まぁ、これが私の夢見た静真の姿なのかもしれないな。「楽しむことがすべて」、それを体現したような様子。それもこれも月君とAqoursのみんなのおかげなのかもしれないな)

これまで木松悪斗によって「勝利こそすべて」という考えがはびこっていた静真、だが、それを月とAqoursによって払拭したばかりかあの木松悪斗を改心させることができるとは思っていなかったのだ。それもこれも月とAqoursのおかげともいえた。

 そんな沼田は遠くを見てこんなことを考えていた。

(さて、木松悪斗、あなたは北海道でどんな思いになっているのだろうか)

 

 一方、ここは北海道のある拘置所。ここには花樹の父、猪波が拘置されていた。その猪波に対し面会に来ていたのは・・・、

「あっ、木松悪斗様、どうしてここに!!」

そう、木松悪斗であった。その木松悪斗は、開口一番、こんなことを言ってきた。

「猪波、ごめん!!私のせいで辛い思いをさせてしまった」

これには、猪波、

「木松悪斗様、顔をあげてください。昔みたいに木松悪斗様の力で・・・」

と言うも、木松悪斗、

「私はもう変わった。「勝利」だけを追い求めるではなく自分の想いで人生を豊かに・・・」

と自分は変わったことをアピールしていた。

 だが、猪波はそんな木松悪斗に対しこんなことを言い出してきた。

「昔の木松悪斗様はどうしたのですか?私は昔の木松悪斗様みたいにこれからも、「勝利こそすべて」、それを地でいく戦いをしたいのですが・・・」

 ただ、これに関して木松悪斗はこう言い出す。

「猪波、それほど昔の私を欲しておるのか。ならば、仕方がない。猪波、お前の役職だが、この木松悪斗の名をもってすべて任を解く。これで私のくびきから解き放つことができただろう」

 しかし、ここで、猪波、がくっと肩を落としてこう言ってきた。

「うそ・・・、私、猪波、すべてを失ったっていうことなのか・・・」

先ほどの木松悪斗の言葉に猪波はショックを受けていた。これまで猪波は木松悪斗にすべてを捧げる思いで頑張ってきたのだ。それなのにこの仕打ちとはかなりのショックともいえた。

 そんな猪波に対し木松悪斗はこう告げては別れた。

「猪波よ、これからは自分の意思で頑張るんだ。きっとどこかでわかるはずだ。それじゃさらばだ、猪波よ・・・」

そんな木松悪斗の言葉に猪波は、

「木松悪斗様・・・」

とただうねるしかなかった。いや、それ以上に、

(私は木松悪斗様に捨てられた・・・。それならば、この私がなんとかしないといけないんだ・・・、「勝利こそすべて」、それが正しいものだということを・・・、この猪波悪鬼がな・・・)

不敵な笑いをする猪波・・・。はたして猪波はいったいどうなるのであろうか・・・。それはのちの話になるかもしれない・・・。

 

 その後、木松悪斗はある場所に向かっていた。そこでは・・・、

「うわ~、すごい!!」(旺夏)

と旺夏が喚起するくらい激しい車椅子スポーツが行われていた、

ガシャンガシャン

という音とともに・・・。

 すると、そのスポーツのコーチが車椅子の旺夏に対してこんなことを言ってきた。

「どうですか、車椅子ラグビーは?」

車椅子ラグビー、それは車椅子の格闘技とも言われるくらい激しいぶつかり合いの車椅子スポーツであった。この競技は男女関係なく出場できるスポーツであり、あのパラリンピックでも採用されている協議でもあった。

 そんな車椅子ラグビーに魅了されていた旺夏に対し、桜花(はな)、

「なんかお姉さまにピッタリな競技だね!!特に必至になる姿は・・・」

と言うと、旺夏、

「それ、ちょっと言い過ぎじゃない、桜花!!」

と怒ってしまった。

 ただ、これには、木松悪斗、

「だが、負けず嫌いなところは私譲りだからな。桜花の言っていることは当たっているかもな!!」

とふざけつつ言うと、旺夏、

「お父様まで!!」

とぷんすかになってしまった・・・。

 そんな3人をみてか、桜花の母、

「ほら、ケンカをしないで!!」

と言うと、桜花、旺夏、ともに、

「「はーい!!」」

と答えていた。

 そんな旺夏であったが、内心、こう思っていた。

(この競技、本当に面白そう!!私、やってみたい!!)

この想いはのちに旺夏を世界最強の車椅子ラグビー選手として昇華させたのはのちの話である。

 とはいえ、桜花はこのときこう思っていた。

(こんな家族団らんの時間がもっと続いてほしい。そして、花樹が恋したAqoursをもっと盛り上げていきたい、花樹のぶんまで!!)

その桜花の想いはこれからもずっとつづいていく、そう思える感じであった・・・。

 

 一方、そのころ、アメリカでは・・・、

「聖良、なんか日本でスクールアイドルが流行っているみたいだね」

と大学の親友からこんなことを言われると、聖良、はっきりとこう言う。

「私もスクールアイドルでしたよ。だって、スクールアイドルって楽しいものですから」

これには、大学の親友、こう聞き返す。

「でも、それってどれくらいの人気なの?」

これには、聖良、こう言ってのける。

「う~ん、高校のチアぐらい人気じゃないかな」

アメリカの高校でのチアであるがチア選手になることは名誉であるとも言われいた。そのため、アメリカの高校生はチア選手になるのに憧れていた。それくらい日本のスクールアイドルは日本で人気でありみんなの憧れでもあった。そのためか、大学の親友、こんなことを言い出してきた。

「あぁ、聖良がうらやましいよ!!」

そんな大学の親友の言葉に聖良はこう考えていた。

(スクールアイドル、私にとって青春の1ページだった。そんなスクールアイドルを理亜は続けている。私はたった1年だけだったけど、理亜はもっと続けている!!そんな理亜がうらやましい)

聖良にとってスクールアイドルは青春そのものだった。それは理亜とあつことともにスクールアイドルを、Saint Snowを1年間やり続けていたこと、それ自体、宝物となっていた。その理亜はスクールアイドルを続けている。その理亜を聖良はうらやましく思っていたのである。

 そして、聖良は遠くにある日本の方を見ながら理亜に対しこう願っていた。

(理亜、今の仲間を、花樹さんを大事にしなさい。理亜にとって花樹さんは立派なパートナーであります。だからこそ、理亜、花樹さんと一緒にこれから先もいろんな想い出を作りキズナを深めていきなさい。それが、私、聖良のお願いなのですから・・・)

 

 そして、花樹は・・・、

「おばあちゃん、来たぞ」

とおばあちゃんのお墓の前に立っていた。そこには猪波家代々の当主が眠っていた。その墓の前で花樹はこれまでのことを報告していた。

「俺、おばあちゃんとの約束、誓い、それを叶えてきた。ラブライブ!で優勝したしAqoursにもなれた。それもこれもおばあちゃんのおかげ。俺、夢が叶ってうれしかった。おばあちゃん、ありがとう」

そう、これまで花樹がスクールアイドルとして活躍できていたのはは花樹が首にかけていた十字架状のペンダント、おばあちゃんのおかげであった。おばあちゃんは1年間に花樹の父によって殺されてしまった。だが、荼毘にふされたあと、その遺体の一部を花樹は粉々にしておばあちゃんから渡されていた十字架状のペンダントに入れ、遺体の残りをダイヤにするようにお願いしていたのである。こうして、おばあちゃんは花樹のしているペンダントと同化し、たびたび花樹のことを助けてくれた、いや、花樹の精神的な支えとなったのである。

 そんな花樹であったが、その後、

「では、よいしょっと・・・」

と墓の下にある骨壺をいれる納骨室を開けるとおばあちゃんの骨壺を持ち出してはその蓋を開けた。すると、

「おばあちゃん、俺、おばあちゃんから卒業する。だから、ここでゆっくり眠ってくれ」

と言っては自分がしていたペンダントを外してはこの骨壺の中に入れてしまった。

 このとき、花樹はこう思っていた。

(俺、もうおばあちゃんがいなくても大丈夫。これからは俺一人でやっていける。だから、ここでゆっくり眠ってくれ)

それは花樹にとって重い決断であった。これまではおばあちゃんがそばにいてくれたから、十字架状のペンダントというおばあちゃんそのものがいたからこそやってこれたのである。だが、いつまでもおばあちゃんに頼ってはいけない、そう思った花樹はおばあちゃんからの卒業を、巣立ちを決めたのである。それこそがおばあちゃんそのものだったペンダントを外すことだった。ただ、その花樹の目からは涙が流れていた。

 そんあときだった。花樹にそっとおばあちゃんの声が聞こえてきた。

「いままでありがとう、花樹」

その声を聞いた瞬間、花樹、

「おばあちゃん・・・、おばあちゃん・・・」

と大きく泣き出してしまった。それくらい、花樹にとっておばあちゃんとの別れがとても悲しかったのである。

 ただ、ずっと泣くわけにもいかない。花樹はすぐに泣き止むとおばあちゃんの骨壺を納骨室に直しもとに戻すとおばあちゃんに向かって、

「おばあちゃん、さようなら」

と言ってはその場から立ち去ってしまった・・・。

 

 そして、聖女にもふたたび入学式の日がきた。そこでは・・・、

「スクールアイドル部、入部者募集・・・」

と理亜が一生懸命ビラを配っていた。理亜は人になった・・・はずだったのだが、その横では、

「スクールアイドル部入部者募集中です!!」

となぜか、

「ってか、なんで、あつこ、ここにいるの!?もう卒業したはずでしょ!!」(理亜)

そう、あつこがいた。あつこは聖女を卒業したはず・・・なのだが、理亜と一緒にビラを配っていたのである。

 ただ、これには、あつこ、こう言い返す。

「別にいいんじゃないかな。だって、名誉部員ってものがあってもいいと思うよ」

まぁ、あつこの場合、聖女の隣にある聖女系統の大学に進学したことものあり、いつでも理亜のお手伝いができる、だからこそ、ここにいる、というわけである。いや、それどころか、あつこ、たとえスクールアイドルを卒業しても理亜の仲間であることには変わりない、というの言いたそうになのですがねぇ・・・。

 と言いつつも、理亜、さっさとビラを配る。

「スクールアイドル部入部者募集中・・・」

理亜の内気な性格はそのままだがそのビラをとってくれる入部者は皆無だった。というのも、ラブライブ!優勝をしたことでハードルが高すぎる、そんな思いが入学者にはあった。前回のとき(理亜の暴走)とは状況が違っているがそれはそれで困りものであった。

 だが、ここである人物が理亜に声をかけてきた。

「ビラ1枚ください!!だって、理亜、ばかす・・・」

この言葉に、理亜、

「何度言えばわかるの、私は馬鹿じゃな・・・」

と怒って振り向く。すると・・・、

「花樹・・・」(理亜)

そう、転校したはずの花樹がそこにいたのだ。

 そんな花樹に対し、理亜、

「でも、どうしてここに戻ってきた?花樹、Aqoursに入ったはずじゃ・・・」

と花樹に問いかけると、花樹、はっきりとこう答えた。

「だって、俺、すべての夢が叶いましたから。スクールアイドルとしてラブライブ!に優勝する、Aqoursに入る、それすべて叶いましたから・・・」

そう、花樹はすべての夢を叶えた。SNOW CRYSTALとしてラブライブ!優勝を果たしたし、さよならライブのときにAqours入りを果たしたのである。これにより花樹のすべての夢は叶った、そう花樹は思ったのである。

 そして、花樹は理亜に対しあることを語った。

「でも、俺、また夢ができました。理亜さんと一緒にスクールアイドルをもっと楽しみたい、理亜と一緒にね!!」

そう、花樹には新たなる夢ができたのである。それは、理亜と一緒にもっとスクールアイドルを楽しみたい、そんな夢だった。

 ただ、その裏で花樹亜hこんなことを考えていた。

(まぁ、あのとき、俺は決めたんだ、俺のパートナーは理亜しかいないんだって!!)

そう、あのとき、さよならライブのあと、ルビィの家で花樹のこれから先のことで理亜が泣いていたとき、花樹はこそっとその様子を遠くから見ていたのである。この様子を見て花樹はあることを考えていた。

(俺、このさよならライブをもってすべての夢が叶った気がする。ラブライブ!で優勝できたしAqoursにも入れた。すべてが叶った。なら、これから先、どうしようか・・・)

そして、ついにあることを花樹は決めたのだ。

(そうだ!!これから先も理亜と一緒にスクールアイドルを楽しみたい!!楽しんで楽しんでもっとスクールアイドルを好きになりたい!!)

それは花樹にとって強い決意であった。自分は猪波家の次期当主としてではなく一人のスクールアイドルとしてやっていく、それも理亜のパートナーとして・・・、その決意がおばあちゃんの墓での儀式だったのである。まぁ、そんな花樹だからなのだろうか、理亜、

「花樹・・・」

と泣き出しそうになっていた。

 そんな理亜に対し花樹はあの言葉を送った。

「それに、理亜はばか(とても)すごいスクールアイドルなんだから!!」

ばかすごい、これこそこの物語が始まるときに花樹が言おうとしたセリフであった。それくらい花樹にとって理亜は最高のスクールアイドル、いや、パートナーだったのである。そんな花樹に対し理亜は、

「またこのセリフ・・・」

と笑うのであった。

 そんな花樹と理亜を姿とみてか、あつこ、こんなことを言い出す。

「花樹さん・・・。でも、帰ってきてくれて本当によかった・・・」

と涙目になりながらうれしそうに言うと花樹も、

「あつこ、これからもよろしく!!」

と元気よく返事をした。

 

 こうして、もとに戻ったSNOW CRYSTAL。だが、彼女たちの物語、第2章はまだ始まったばかりであった。それもこれは3人だけの物語ではなかった。3人のまわりにいる人たち、そして、みんなの物語でもあった・・・。

 

 と、言っているあいだに物語の新たなる登場人物、ある少女が現れた。その少女は、

(私も理亜さんや花樹さんみたいなスクールアイドルになりたい!!)

と強い想いをもって理亜と花樹のところに駆け寄っては2人に対しこう言い出してきた。

「理亜さん、花樹さん、私、スクールアイドルになりたいです!!」

 その少女に対し、理亜、花樹、あつこは元気よくこう言った。

 

「ようこそ、SNOW CRYSTALへ。私(俺)たちと一緒にスクールアイドルを楽しんで好きになっていこう!!」

 

ラブライブ!SNOW CRYSTAL FIN

 

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