数日後・・・。
「なんなんですの、あの動画は!!私たちAqoursを恥さらしにするつもりですか!!ブ、ブーですわよ!!」
と、スマホのダイヤの怒鳴り声が聞こえてくる。これにはルビィ、花丸、ヨハネ、共に、
「ご、ごめんさい!!」
と、しゅんとなって謝罪。これにはダイヤ、
「あぁ、これではラブライブ!優勝という偉大な実績にもキズがつくってもんです!!どうしたらいいのか・・・」
と、大いに悩む。そこに、
「大丈夫で~す。なにも心配ないで~す」
と、スマホから鞠莉の超えも聞こえてくる。さらに、
「私も大丈夫だと思うよ」
と、果南の声も聞こえてくる。どうやら、ルビィ、花丸、ヨハネ、それにダイヤ、鞠莉、果南はスマホの無料通話アプリを使って、あの間違えて投稿してしまった「スクールアイドル講座・・・爆笑版」の動画の件について話し合っているみたいだった。ちなみに、ダイヤは東京に、鞠莉はイタリアに、果南はアメリカにいる。が、スマホ1つでどこにいても話すことができる。便利な世の中になったものである。
とはいえ、鞠莉と果南が「大丈夫」と言うも、ダイヤ、
「それじゃいけないのです。Aqoursが、Aqoursが、コミックバンドに見えてしまうのです・・・」
と、さらに心配する。
すると、
「あれ、ダイヤちゃん、どうしたの?」
と、千歌の声がスマホから聞こえてくる。その横から、
「なにか悩み事かな?」
と、曜の声と、
「みんなで話し合えばきっと解決しますよ」
と、梨子の声も聞こえてくる。どうやら、千歌たち2年生3人もグループ通話に参加したようだ。
すると、鞠莉がある提案をした。
「対策は簡単で~す。投稿した動画を削除すればいいので~す」
これには果南、
「それもそうだね。削除なんて簡単だからね」
と、鞠莉の提案に同意する。これを受けてか、千歌、
「それじゃ動画を削除して、新しく編集したものを・・・」
と言うと、ヨハネ、
「それはそうなんだけど・・・」
と、なにやら悪そうな声で言うと、ルビィ、
「実は削除できないんだ・・・」
と、驚愕の真実を話す。これには千歌、曜、梨子、鞠莉、果南、ともに、
「「「「「なんで~!!」」」」」
と、大きく驚く。その理由をダイヤが答えた。
「実は投稿してからすぐに再生回数が大幅に上がりまして、今や、その動画投稿サイトで堂々の1位になってしまったのです・・・」
どうやら、投稿した「スクールアイドル講座・・・爆笑版(ヨハネ談)」が投稿してすぐに大人気になり、再生回数がどんどんうなぎのぼりに増えていき、今や、再生回数急上昇ランキングで堂々の1位、いや、動画は全部で10個あるので、それすべてがランキングトップ10を独占してしまったようだった。これでは削除しようにも削除できないものである。逆に削除してしまうと、なにか悪いことがあったのかと思われてしまうのである、Aqoursに対して。
これにはみんな、
「う~ん」
と、悩んでしまう。
そんななか、千歌だけは違っていた。千歌はすぐにヨハネにあることを聞く。
「ところで、この動画のタイトルってなに?」
これにはヨハネ、
「え~と、たしか、「サルでもわかるスクールアイドル講座」・・・」
これまたツッコミどころ満載のタイトルである。たしかに、初心者向けにダイヤたちが動画の構成を考えたこともあり、誰が見てもわかりやすい内容である。しかし、「サルでもわかる・・・」だと、ちょっと・・・。ちなみに、このタイトル、勢いのままに動画を編集していたヨハネが勝手につけたタイトルだった。動画編集中、ふと、「じゃ、動画のタイトルは?」と思ったヨハネ、こちらもついつい勢いのままにつけたタイトルだった。
「善子さん、まさか、このタイトルにまでふざけた名前をつけたのですか?どこまでAqoursの名を・・・」
と、ヨハネに怒るダイヤ。これにはヨハネ、
「ご、ごめんなさ~い」
と、みるみるうちに小さくなるような表情で言う。
が、そんなとき、
「あっ、いいこと思いついちゃった!!」
と、千歌が大声で言うと、ダイヤ、
「千歌さん、それはなんですの?」
と、千歌に聞く。千歌はすぐに、
「善子ちゃん、「Aqoursの~」って、タイトルや(動画の)説明文には書いてないよね?」
と、ヨハネに聞くと、ヨハネ、
「えぇ、たしかにタイトルにも、説明文にも、「Aqoursの~」の文字ははいってないよ」
と言う。どうやら、勢いで動画を編集したこともあり、「Aqoursの~」という言葉はタイトルどころか、説明文にもいれるのを忘れていたようだった。
で、これを聞いた千歌はすぐに、
キラッ
と、目を輝かせるとみんなにあることを言った。
「それじゃ、この動画のことは封印しよう!!」
これにはみんな、
「封印!!」
と、驚いてしまう。曜はすぐに、
「で、この動画、どうやって封印するの?」
と、千歌に聞くと、千歌、
「投稿した動画を消すことはできないよ。でも、この動画を作ったことを黙ることはできるよ」
と気軽に言うと、ダイヤ、
「いったいどういうことですか、千歌さん?」
と、千歌に聞く。すると、千歌、
「私たちAqoursが「この動画を作りました」なんて言わなければいいんだよ。作った、という事実は私たちの心の中にずっとしまっておくんだよ」
と、答える。が、ダイヤはすぐに、
「でも、動画を見ると「Aqoursが作った」とすぐにわかるんじゃないのでは?」
と、千歌に聞く。たしかに、動画のところどころに「ハグ、しよう」とか、「シャイニー」とか、「堕天使リリィー」とか、「全力前進、ヨ~ソロ~」とか、「ガンバルビィ」とか、さらに「ブ、ブーですわ!!」とか、Aqoursを知っている人なら動画を見ただけでAqoursのメンバーが作ったとすぐに気づくものである。
が、千歌、真面目に答える。
「たとえ、私たちが作ったとしても、それを認めなければ、私たちが作ったものだと断定できないよ」
この千歌の答えにみんな、
「?」
と、首をかしげる。これを見た千歌、すぐに、
「もし、この動画を見て、私たちに「この動画、Aqoursが作ったの?」と聞かれたら、こう答えればいいんだよ、「記憶にございません」って」
と言うと、みんな、
「あ~あ、そういうこと・・・」
と、納得した。千歌以外のみんなはある光景を思い浮かぶ。それは、国会で中央省庁の偉い人がなにか省庁内で不祥事が起きたとき、国会議員からその不祥事について聞かれたときのセリフ、「記憶にございません」を。
それを思ったダイヤ、
「つまり、しらをきるってことですね」
と、千歌に聞くと、千歌、
「そういうこと!!」
と、元気よく答えた。
それを受けてか、
「それならいいかも」「私たちが認めなければいいんだ」「くくく、しらをきるか。とてもいい響きだ!!」
と、千歌の意見はAqoursメンバーのほとんどが賛成に傾いていた。
千歌、それを感じてか、すぐに、
「それじゃ、この動画のことは永久的に私たちの心の中に封印することに賛成の人?」
と聞くと、ダイヤ以外、
「「「「「「「賛成!!」」」」」」」
と、千歌の意見に賛成の返事をする。
これを聞いた千歌、
「それじゃ、この動画のことはみんなの心の中に封印することに決定!!」
と、この動画を作ったのはAqoursであることを言わないことに決定したことを宣言した。
一方、ダイヤはというと、
「でも、これで本当に隠し通せるのかしら・・・」
と、少し疑問に思ったのか、賛成も反対もしなかった。
が、ダイヤ以外のメンバーは、
「あぁ、これでなんとかなるね」「うん、そうだね」「安心したらおなかがすいたずら~」
と、もう解散ムードに。
そんなときだった。
「マリーたちが考えて作った動画がまさかのSealing(封印)だなんて、マリーたちにブラックヒストリーができたのですね~」
と、鞠莉が元気よく言うと、ダイヤ、すぐに、
「ブラックヒストリー?」
と、すぐに鞠莉に聞き返す。すると、果南がそれを解説する。
「ブラックヒストリー、直訳すると、黒歴史?」
が、これを聴いた瞬間、ダイヤ、
「この私に黒歴史なんて、とても嫌ですわ~!!」
と叫びまくる。
そして、ダイヤはすぐに、
「梨子さん、曜さん、黒歴史なんて嫌ですわよね」
と、梨子と曜に同意を求めるも、
「私も、できればこの動画のことは忘れたいかな」(梨子)
「まっ、千歌ちゃんが言うことだし、黙っていたほうがいいかな」(曜)
と、2人とも千歌の考えに同意してしまう。これにはダイヤ、
「あぁ、Aqoursの良心的存在の梨子さんと曜さんが・・・。これじゃ仕方がないですわ。頼りないですが、花丸さんと善子さんに・・・」
と、わらをもすがるように花丸とヨハネの方を見るが、
「これでまたみんなと一蓮托生できるずら」(花丸)
「くくく、堕天使であるこの私、ヨハネに黒歴史という輝かしいものが与えられるとは。天よ、とてもありがとうですぞ!!」(ヨハネ)
と、もうその気でいる感じだった。
そして、鞠莉はさらなる言葉を口にする。
「これでまた、マリーたちに動画封印という共通の思い出、いや、ブラックヒストリーができたので~す!!」
さらに、果南も、
「それ、いいね。私たちAqoursのメンバーしか知らない思い出かぁ。なんかわくわくする!!」
と、鞠莉に賛同する。
これを聞いたダイヤ、
「このままだとラブライブ!優勝という輝かしい実績をもつAqoursの、名家の出である、この私、ダイヤの顔に泥がついてしまいますわ」
と、とても心配そうに言うと、最後の頼みの綱、Aqours唯一の心のオアシス(ダイヤ談)といえるべき妹ルビィの方を向き、
「こうなったら、最後の手段ですわ。ここはイタリアの旅で一段とたくましくなった、いとしの妹、ルビィに・・・」
と、なにかルビィに期待するように言う。
が、そんなダイヤの期待とは裏腹に、ルビィ、意外な答えを出してしまう。
「お、お姉ちゃん、いや、ダイヤさん、ルビィと一緒に黒歴史、作ろう!!」
この瞬間、ダイヤ、壊れる・・・。
「あぁ、私のルビィが・・・、私のルビィが・・・、私のルビィが壊れてしまいましたわ。ルビィが変な方向に進んでしまいましたわ。あぁ、私のルビィが、私のルビィが・・・」
そして、さらにダイヤ、壊れる・・・。
「あぁ、たった1本の動画のせいで、輝かしいAqoursのイメージが・・・。誉れ高き名家の出である私のイメージが・・・」
スマホから流れてくるダイヤの嘆き声。これにはみんな、
「こんなダイヤさん、初めて見た~」「これぞダイヤ、ですね~」「もう少しで収まるんじゃない」「そうずらね」「くくく、リトルデーモン、再召喚!!」「ダイヤさん、しっかり」「お姉ちゃん、ルビィがいるから大丈夫だよ」
と、さまざまな言葉でダイヤを励ます?
そんななか、
「なんか、これもAqoursなのかな?」
と、みんなのやりとりを聞いていたのか、こう言い出した千歌だったが、すぐにあることを思ってしまった。
(みんなと、Aqoursみんなと、ただ話をしている。ただそれだけ。でも、とても楽しい。やっぱり、Aqoursは私にとって最高の仲間だよ!!)
が、そんなことを思っていたのは千歌だけじゃなかった。
(私の1番の宝物はAqoursみんな!!だって、私にとって最高のフレンズだもの!!(曜))
(Aqoursみんながいるから私は作曲できる!!Aqoursみんなが私が作った音楽を表現してくれるから私は頑張れる!!私にとってAqoursそのものが宝物!!(梨子))
(まるたちAqoursこそが世界の至宝ずら。だからこそ、まるはその宝物を大事にするずら(花丸))
(ルビィ、Aqoursのみんながいるからここまで成長できた。だから言えるよ、ルビィにとってAqoursこそ世界中探しても見つけることができない、無二唯一の宝物だって(ルビィ))
(くくく、堕天使ヨハネが命ずる、ヨハネたちAqoursを、ヨハネの宝物と言うべきAqoursの存在をもっと世の中に知らしめようぞ!!(ヨハネ))
(私と鞠莉、ダイヤで始めた小さな宝物。それが、今では、私にとってとても大きな損じになった。だから言えるよ、Aqoursこそ、私、鞠莉、ダイヤにとって、いや、みんなにとってとても大きな宝物なんだって(果南))
(マリーにとって最初のころはスクールアイドルは廃校を阻止するための手段だけだったかもしれないで~す。でも、今では、マリーにとってとてもとても大切な存在になったので~す。それを気づかせてくれたのはAqoursのみんなで~す。だから、言えま~す。ちかっち、曜、梨子、花丸、ルビィ、善子、そして、ダイヤに果南、とてもとても大好きで~す!!(鞠莉))
(いろんなことがありましたが、それでも私たちAqoursはみんなの力でここまで大きくなりました。それは私だけの力ではできません。みんながいてくれたからできたのです。私にとってAqoursは、Aqoursのみんなは、とてもとても大切な宝物といえます(ダイヤ))
Aqoursメンバー全員、Aqoursのことを、Aqoursメンバーみんなを、大切な宝物である、そう思っている、千歌はそんなふうに考える。が、そんなとき、ふと、あることを考えてしまう。
(でも、なんでこの9人が集まったのかな?どうしてなのかな?)
すると、千歌はもしものことを考えてしまった。
(もし、私がμ‘sにあこがれなかったら・・・。もし、梨子ちゃんと沼津の海岸で会わなかったら・・・。もし、ルビィちゃんと花丸ちゃんが体験入部してくれなかったら・・・。もし、善子ちゃんがこのまま家に引きこもっていたら・・・。もし、果南ちゃん、ダイヤちゃん、鞠莉ちゃんが教室で言い争わなかったら・・・。そして、もし、曜ちゃんが私のためにスクールアイドル部に入部してくれなかったら・・・)
そう思った瞬間、千歌はる疑問にたどり着く。
(あっ、もしかして、これって1つの奇跡なのかな?もしかして、私たちはAqoursという1つの大きなものを作るために集まってきたのかな?Aqoursという原石を私たちみんながいろんなことを経験していくことで磨かれて、そして、最後には光り輝く大きな宝石に生まれ変わった。ダイヤモンドより固い、仲間という強い結束をもつ、とても大きな宝物になったんだ、そう思っていいのかな?)
そう思った瞬間、千歌はある不思議な感覚に陥る。
(あれ、なんかみんなと心と心がつながっていくような気がする)
その横から、
(あれ、千歌ちゃんだ(曜))
(あれ、みんなとつながっている気がする(梨子))
(ずら、ずら~!!(花丸))
(東京にいるお姉ちゃんが近くに感じられる!!(ルビィ))
(ま、まさか、堕天使ヨハネの真の力が・・・(ヨハネ))
(まるでみんながここにいるような気がする(果南))
(What!!なにかが起きたので~す!!(鞠莉))
(なんですの!!まさか、これがかの有名な霊界ですの!!(ダイヤ))
と、千歌の意識のなかにほかのみんなの意識がはいってくる。
そのなかで、千歌は、
(みんな、ちょっと聞きたいことがあるの)
と、みんなに言うと、みんな、
((((((((な~に?))))))))
と、千歌の方を向く。そして、千歌はあることを聞いてみた。
(私たちってどうしてAqoursになったのかな?)
あまりにも漠然的な疑問。だが、その答えはおのずとでてしまう。
(それは簡単だよ。私たちは集まるべくして集まった、Aqoursというとても大きな、とても大切なものをつくるために)
と、曜がこう言うと、続けてこう言った。
(曜:私は千歌ちゃんと一緒になにかをしたいと思ったから名簿に名前を書いたんだよ)
(梨子:私は千歌ちゃんと曜ちゃんと一緒に海の音を聞いて、3人でなにかやれたらいいなと思ったから参加したの)
(ルビィ:ルビィはあこがれのスクールアイドルになりたくて、そして、あの講堂での初ライブを見て感動して入ったの)
(花丸:まるはルビィちゃんがAqoursに加入したいという夢を叶えたから、図書館の主に戻ろうとしていた。けれど、ルビィちゃんと千歌ちゃん、曜ちゃん、梨子ちゃんが自分もルビィちゃんと一緒にスクールアイドルをやりたい、そのまるの気持ちに気がつかせてくれたから参加したずら)
(ヨハネ:ヨハネは堕天使をやめようとしたとき、千歌、曜、梨子、ルビィ、ずら丸がこのヨハネが堕天使を続けてもいい、そう言ってくれたから参加したんだよ)
(鞠莉:マリーは1年のときの失敗で果南、ダイヤと断絶したと思っていました。けれど、ちかっちたちのおかげでそれは間違いだって気づかせてくれたので~す。そして、もう一度3人でなにかをやりたいと思って参加したので~す)
(果南:私も千歌たちのおかげで鞠莉たちと仲直りできた。鞠莉の想いを気づかせてくれた。だから、鞠莉とハグができた。そう考えると、Aqoursに参加することって必然だったのかもね)
(ダイヤ:私は1年のときに果南さん、鞠莉さんと一緒に成し遂げることができなかったことを千歌さんたちにやってもらおうとしていたのです。そして、私でも成し遂げることができなかった果南さんと鞠莉さんの仲直りさえもしてくれました。これで私の役目も終わった、そう思ったとき、千歌さんたち、そして、妹のルビィから一緒にスクールアイドルになってほしいと言われました。そのとき、私、気づきましたの、この9人だったらどんなことでも成し遂げてくれる、と。そう思って参加したのですよ)
そして、8人は千歌に言った。
(そして、千歌、あなたがμ‘sに、スクールアイドルにあこがれてくれたから、今のAqoursが生まれたのです)
それを聞いた千歌は思った。
(そうだね。今のAqoursって私が始めたんだったね)
そして、さらに8人はあることを言う。
(千歌が始めたAqours、そのもとにみんなが集まり、いろんなことを経験していったんだよ。梨子とわかれてのラブライブ!夏季大会県予選、散ってしまった東海予選、再びラブライブ!優勝を目指すことになり、同日に行われた冬季大会県予選と学校説明会、そして、苦しい特訓の末に突破することができた東海予選、結局阻止できなかった統廃合、Saint Snowとの合同クリスマスライブ、そして、念願のラブライブ!優勝。千歌はみんなと一緒にいろんなことをやってきたなかで、当初、μ‘sのようになりたい、ただそれだけだったのが、今や、自分の輝きをも見つけたんだよ。そして、そこで得た私たちとの思い出、私たちの想い、そして、私たちとのキズナは、今や、私たちにとって、世界中で、いや、宇宙中でとても大切な宝物になっているんだよ)
これを聞いた千歌は悟った。
(そうだよね、そうだよね。私、今、わかった。私たちの出会い、それは必然だった、荘断言できる!!そして、Aqoursは、いろいろと経験したことで、ただの原石からとても大きくて大切な宝石へと変わっていった、そこで得た思い出、想い、そして、キズナによってね)
そう、今やSNSや無料通話アプリなどでどこにいても人と人をつなぐことはできる。ただ、それは1本の細いつながりでしかないのかもしれない。そして、会ったことがない人たちとただSNSなどでつながっているだけではいつきれてもおかしくないとても弱いつながりかもしれない。が、千歌たちは違った。必然ともいえる出会いによって導かれたAqoursという9人のメンバーはいろんなことを経験していくことで思い出、想い、そして、キズナを得ていくことで成長していった。結果、ラブライブ!優勝だけではなく、1人の少女(理亞)の凍りついた心をも溶かしていったのだ。そして、Aqoursはついに次の次元、未来へと進む・・・はずである。ただ、それでもいえることは1つだけ、たとえ、どんなことがあっても、太い糸で作られたキズナという綱は決して切れないことを。
そして、そのことを再確認した9人は遠くの空に向かって大きな声で言った、世界中のみんなに聞こえるように。
(千歌)「私がμ‘sにあこがれて、自分だけの輝きを求めて始めたスクールアイドルAqours」
(曜)「それが私たち9人が集まることで大きな原石となった」
(梨子)「その出会いは奇跡でもなんでもない、必然だったかもしれません」
(花丸)「けれど、そのままではただの原石でしかなかったずら」
(ルビィ)「でも、いろんなことを通じて、ただの大きな原石はやがて大きく光り輝く宝石へと変わりました」
(ヨハネ)「くくく、堕天使としてはとてもまぶしい。けれど、ヨハネたちにとってはとても神々しい輝きである!!」
(果南)「けれど、ただの原石から光り輝く宝石に変わるためにはいろんなことがあった。とてもつらいこともあった。とてもきついこともあった。それでも、私たち9人はそれらを成し遂げることができました」
(鞠莉)「なぜ、そんなことができたって。それはですねぇ、マリーたちだったからで~す。Inevitable(必然)に集まったマリーたち9人こそパーフェクトナインだったからで~す。たった1人かけていてはできなかったので~す」
(ダイヤ)「そして、私たちはスクールアイドルとしてとても大きな、そして、私たちだけの輝きを得ることができました。が、それ以上に、私たち9人の思い出、9人の想い、そして、9人のキズナというとても大切な宝物を得ることができました」
(千歌)「はじまりはたった1人の少女の小さなあこがれ。でも、そのあこがれがやがて大きな輝きになった。そして、今、その輝きは役目を終えて世界各地に散らばろうとしています。また輝けるかわからない。でも、きっと、今以上の輝きを放つことができるかもしれない。いや、できる!!だって、私たち9人とも・・・」
(みんな)「Aqoursが大好きだから!!」
(千歌)「そして、たとえバラバラになってもきっと大丈夫!!だって、私たちの心の中では・・・」
(みんな)「この1年間で、この9人で得た、とてもとても大切な思い出、とてもとても強い想いがあるのだから!!」
(千歌)「そして・・・」
(みんな)「9人のキズナというどんなことをしても切れないとても強い糸でずっと永遠につながっているのだから!!」
(千歌)「さぁ、みんな、やるよ~!!」
(みんな)「ハイッ!!」
「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」「9」
と、メンバー全員が番号を言っていく。そして、全員が言い終わるとき、
「10!!」
と、大きな声が9人に向かって降り注いでくる。これには千歌は答える。
「聞こえた。私たち9人以外の、いや、私たちAqoursを応援してくれる人たちの声が。わかった。私たちの心の中にある思い出、想い、そして、キズナ、それは私たち9人だけのものじゃない!!Aqoursを応援してくれるみんなのものなんだ。私、いや、私たちは嬉しいよ。だから、みんな、Aqoursを応援してくれているみんなと一緒に言おう!!そして、みんなと一緒にあの虹を超えてその先の未来へと進んでいこう!!じゃ、いくよ~。1からその先へ、私たち9人、そして、私たちAqoursを応援してくれているみんなと一緒に、その先の未来へ!!」
「Aqours」
「サンシャイン!!」
ED NEXT SPRKING!!
(ご、ごめんなさい。大人の事情で「NEXT SPRKING!!」の歌詞を載せることができませんでした。大変申し訳ございませんが、心の中でAqours9人との思い出、想い、そして、キズナを感じながらAqours9人と一緒に歌ってください。きっととても感動的なものになると思います)
(あっ、まだお話、続きますからね。だから、ここで終わり・・・じゃないからね。次回をお楽しみにね)