ラブライブ!SNOW CRYSTAL   作:la55

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Moon Cradle 第5部 第5話

と、話はそれてしまったが、ここで本題に戻ろう。

「ママ!!」

と、突然現れた鞠莉‘sママに驚く鞠莉。これには外野の月も、

(なんで、ここに鞠莉‘sママがいるの!!どこからか情報が漏れていた気がする・・・)

と、ちょっと驚きつつも、なんで鞠莉の居場所がばれたのか心配そうになる。

 その鞠莉‘sママはそのまま鞠莉のもとに行く、「こんなところに隠れているとは、またハグー(果南)の入れ知恵ですか!!」

と、鞠莉に怒りながら・・・。これには、鞠莉、完全否定、自分の考えだと言う。そして、

「ママがしつこいから・・・」

と、鞠莉‘sママに言い訳をする。このとき、鞠莉、

(ここがふんばりところで~す!!ここでママにlose(負け)したら、私はもう一生ママのWAX DOLL(蝋人形)にされちゃいま~す!!ダイヤ、果南、私、がんばりま~す!!)

と、考えていた。

 が、鞠莉‘sママ、ここはひかなかった。鞠莉‘sママも、

(ここでlose(負け)したら、私のプラン(計画)が台無しで~す!!絶対に、鞠莉を私の言いなりにするので~す!!)

と、考えていたのか、鞠莉に負けずに言い返す。

「しつこくしてこなかったからこうなったので~す!!」

 そして、鞠莉にしつこくなったその理由を話す。いや、いろいろと鞠莉に対して言った、ハグー(果南)とですわ(ダイヤ)の影響で鞠莉は小学校のときから鞠莉‘sママの言うことを聞かずに勝手に家を抜け出したこと、浦の星の廃校を阻止するため、勝手にイタリアの高校を抜け出し、浦の星に戻っては理事長になったことを・・・。

 そして、鞠莉‘sママ、ついに鞠莉に対してあることを突きつける。

「しかし、その結果がこれで~す!!」

「わからないのですか!!何一つ、良いことがなかったのではないですか~!!」

そう、鞠莉に言うと、鞠莉‘sママは鞠莉に対してその結果を突きつける。それは・・・、

「浦の星の廃校を阻止できなかったこと」、そして、「(鞠莉が)海外の高校の卒業資格を失ったこと」だった。このとき、鞠莉‘sママ、

(私が鞠莉にしつこくしてこなかったために、鞠莉の人生はとてもバッド(悪い)ものになりまし~た。これまで鞠莉がやってきたことはすべて、無駄、だったので~す!!この世の中、結果がすべて、なので~す!!結果が伴わなければなにもかも無駄なので~す!!そう考えると、これまでの鞠莉がやってきたことは、ただの自己満足、で~す!!むしろ、ただの自己満足がゆえに、なにもかもがゼロに、いや、ゼロ以下になったので~す!!)

といった気持ちだった。

 そして、それは千歌の心の中にも響いていた、

(この人(鞠莉‘sママ)、千歌たちに「これまでの苦労は無駄だった、なんかゼロに戻った・・・、いや、それ以下になった」と、言いたそうになっている・・・)

と、千歌が思えるほどに・・・。

 が、鞠莉‘sママの言葉に、鞠莉、

(たしかに、私は浦の星のスクールアイドルAqoursを復活させて浦の星の廃校を阻止しようとした。0から1へ、そして、その先に進もうとした。けれど、廃校は阻止できなかった。でも、でも、私、みんなと一緒に、ここにいるみんなと一緒に、スクールアイドルを精一杯やってきて、ついに、スクールアイドルの日本一を決める大会、ラブライブ!に優勝したんだ!!そして、私たちは、0から1へ、その先へと進化することができた!!だから言える、私、スクールアイドルは全うした!!私、それだけは言える!!)

と、いう気持ちになると、鞠莉‘sママにそのまま反論した。

「待って!!でも、スクールアイドルは全うした!!みんなと一緒にラブライブ!には優勝した!!」

 が、鞠莉‘sママはそんな鞠莉に対し、それすらも認めない、痛撃の一言を言う。

「それが!!いったいスクールアイドルというものをやってなんの得があったのです!!」

 

「くだらない!!」

 

 この言葉、鞠莉‘sママからすればそれは当たり前の意見だと思っていた。なぜなら、

(スクールアイドル?それって何ですか?たしか、パパ(鞠莉の父親で小原家の当主)などが言いていたのですね~、たしか、アイドルの真似事をしているって。本当にそうなら、ただの遊びじゃありませんか~。その遊びのためだけにこの貴重な高校の3年間を費やすなんて、本当に無駄としか言えませんね~!!物事は結果がすべてで~す!!結果からいえば、無駄なことに貴重な時間を費やすなんてナンセンスで~す!!スクールアイドル、裏美さんの言うことと一緒なのが気に食わないですが~、なんの得にもならない、本当にくだらないもので~す!!)

という考えのもとにした鞠莉‘sママの発言だったからである。

 が、この発言、スクールアイドルというものをまったく知らない、鞠莉‘sママの発言である。いや、この発言自体、鞠莉のこれまでの行動を全否定する、いや、日本が誇る、アニメ、マンガ、アイドルなどといったサブカルチャーそのものを知らず、ただ無駄である、という考えのもとで全否定する、まるで、一昔前の頑固親父が言っている、そんな発言だった。スクールアイドルという、人生の中で無駄なものに時間を費やす、それにより悪い結果しかならない、いや、そんな結果しか生まれない、だからこそ、そんな無駄なことに時間を費やすなんてくだらない、そんな物言いだった。

 が、この鞠莉‘sママの発言に対し、ルビィ、思わず、そ

(スクールアイドル、くだらなくないよ、スクールアイドルは!!)

と、鞠莉‘sママに反感を持つ。いや、姉ダイヤがいること、そして、自分の好きなスクールアイドルを全否定されたことに怒っていた。

 が、そのルビィ以上に鞠莉‘sママに怒っている少女がいた。千歌である。今の浦の星のスクールアイドルAqoursを始めたのが千歌である。なので、スクールアイドルに対しては、いや、Aqoursに対しては人一倍思いが強い千歌、そのためか、千歌、

(スクールアイドルがくだらない、そんな言葉、取り消して!!私たち、千歌たちがやってきたこと、否定しないで!!こまでの私たち、千歌たちの苦労を完全否定するの、鞠莉‘sママ!!千歌たちは廃校を阻止するために、自分たちだけの輝きを見つけるために、スクールアイドルとして、Aqoursとして、みんなと一緒に活動することで、0から1へ、その先へと進むことができたよ!!廃校は阻止できなかったけど、千歌たち、Aqoursは、ラブライブ!に優勝して、浦の星のみんなとの約束、ラブライブ!の歴史に浦の星の名前を深く刻むことができたよ!!スクールアイドルとして、0から1へ、その先へと進むことができたんだよ!!自分たちだけの輝きも見つけることもできたよ!!なのに、それを完全否定するなんて!!千歌たちの苦労を、廃校を阻止できなかった、だから、スクールアイドルはくだらない、その言葉だけで、結果だけで判断しないで!!)

と、思えるようになり、なぜか、無意識に千歌は鞠莉‘sママに反論しようとしていた。いや、千歌以外の、曜、梨子、花丸、ヨハネ、ルビィ、そして、外野にいるはずの月も、鞠莉‘sママに反論しようとしていた。特に、月は、

(僕はそんなにスクールアイドルについて知らないけれど、この僕からしても、鞠莉‘sママの発言は見逃すことができないね!!ここにいるみんながこれまでやってきたことを完全否定するなんて、鞠莉‘sママ、本当に許さない!!)

と、鞠莉‘sママに対して強い反感をもってしまう。

 が、そのとき、

サッ!!

と、千歌の行動を阻止するかのように、千歌の目の前に手を出して千歌を止める少女がいた。

(千歌さん!!ちょっと待ってください!!)

これには、千歌、

(ダ、ダイヤちゃん・・・)

と、千歌を止めた少女、ダイヤの行動に驚いてしまう。そのダイヤ、千歌に対し目でもって合図する。

(ちょっと待ってください!!鞠莉さんがちゃんとしますから!!)

これには、千歌、

(うん、わかった!!)

と、ダイヤに目で合図して反論するのをやめた。その様子を近くから見ていた、ルビィ、

(あっ、反論しようとしている千歌ちゃんを(お姉ちゃんが)止めた!!お姉ちゃんたちがなにかするかも!!)

と、思って、ルビィも反論するのをやめた。実は、ルビィ、まるでスクールアイドルのことをくだらないと言う鞠莉‘sママに対して必死の抵抗を試みようとしていたのだった。が、姉ダイヤたちがなにかしようとしていることに気づき、反論するのをやめたのだった。

 が、それはルビィと千歌以外の新生Aqoursメンバー、曜、梨子、花丸、ヨハネにも起きていた。みんな、自分たちのことを、Aqoursのことを、スクールアイドルのことを、完全否定する鞠莉‘sママに対して自分たちも反論しようとしていた。が、ダイヤが千歌を止めたことで、鞠莉たち3人がなにかすることに気づき、反論するのをやめたのだ。

 さらに、外野にいるはずの月にもそれが伝播していった。鞠莉‘sママへの強い反感を持った月、

(こうなったら、僕も鞠莉‘sママに反論しちゃうからね!!朝まで生激論、なんてこともしちゃうからね!!)

と、鞠莉‘sママに反論する機会を待っていた。が、真っ先に反論しようとしていた千歌をダイヤが止めたことで、月、

(あっ、反論しようとしている千歌ちゃんをダイヤさんが止めた!!これは、なにか起きる予感がするよ!!なら、ここは外野らしくおとなしくしておこう。そのほうがこのあとの展開が燃えるからね!!)

と、あっさりとひいてしまった。こうして、月の場外乱闘騒ぎはなくなった?

 と、いう具合に、千歌たち、そして、月の反論を防いだ、ダイヤ。そのダイヤの行動をみてか、鞠莉はこう言った。

「こういう人なので~す(、私の母は・・・)」

と、鞠莉‘sママについてこう言い放つ。物事を結果でしか見ない、たとえ、何も知らないことでも、自分の身勝手な価値観による判断により、勝手にくだらなにものと評してしまう、そんなあまりにも危険ともいえる人物、それが、鞠莉‘sママ、であると、その鞠莉‘sママに一生拘束されるなら、きっと、鞠莉にとって幸せになれるはずがない、そう言っているかのように・・・。

 そして、鞠莉のそばに、ダイヤ、果南が並ぶ。その果南から一言。

「だから、私たちが(鞠莉を)外の世界に連れ出したの!!」

そう、果南とダイヤが鞠莉を外に連れ出した理由、それは、一生、鞠莉‘sママという人物のもとで拘束されてしまう悲しい少女、鞠莉、を自由に外に連れ出した、籠のなかで動くことができない鞠莉を自由にするための行動だったのだ。

 が、鞠莉‘sママに、鞠莉、果南、ダイヤの想いは通じていなかった。逆に、

「鞠莉の行動は私が!!」

と、言っては、鞠莉の手をひっぱり、鞠莉を強制的に連れ出そうとする鞠莉‘sママ。ここは強硬的に鞠莉を連れ出して拘束するのが得策だと判断したからだった。

 が、こんなとき、

ガシッ!!

と、鞠莉の手をひっぱって強制的に鞠莉を連れ出そうとしている鞠莉の行動を阻止しようとひっぱられる鞠莉の手を逆にひっぱりかえそうとしっかり鞠莉の手を掴む手が2つ。鞠莉の手をつかんだのは・・・ダイヤと果南だった。それを見た、鞠莉、

(果南!!ダイヤ!!)

と、つい嬉しくなってしまう。そう、果南とダイヤの行動、スクールアイドルの完全否定、鞠莉たちがやってきたことの完全否定、鞠莉の自由を縛ろうとしている、鞠莉‘sママに対する反抗、それを体現したものだった。鞠莉にとってとても頼りになる援軍、だった。

 そして、鞠莉はその強い援軍のもと、鞠莉‘sママにこう言い放った。

「くだらなくないよ!!」

これこそ、鞠莉の、いや、鞠莉たちの、鞠莉‘sママに対する反抗ののろしとなった。鞠莉、このとき、

(ついに、STAND UP(立ち上がる)ときがきたので~す!!さぁ、みんな、あのわからずやに、レジスタンス(抵抗)するので~す!!)

と、みんなに、鞠莉‘sママに立ち向かうように合図する。

 この合図、ダイヤ、果南、千歌たち、そして、なぜか、外野の月にまで伝わる。この合図で、鞠莉‘sママ以外のここにいるみんな、鞠莉‘sママに対して冷たい目を向けた。果南とダイヤは必死に鞠莉を連れ出そうとしている鞠莉‘sママに対して逆に鞠莉の手をひっぱって少しでも鞠莉を連れ出そうとしているところを必死に阻止する。

 そして、鞠莉の言葉、それに、必死に自分に抵抗している、鞠莉、果南、ダイヤ、の姿に、鞠莉‘sママ、

「鞠莉・・・」

と、一瞬おののいてしまう。

 このとき、鞠莉、

(チャンス!!)

と、思ったのか、自分の想いを鞠莉‘sママにぶつける。

「スクールアイドル、くだらななくないよ!!」

この瞬間、鞠莉‘sママは鞠莉の手を引っ張るのを躊躇してしまう。鞠莉が自分に直接反抗的な態度をとるのはこれまであまりなかったからだった。これまでは自分が知らないうちに鞠莉がどっかに行ってはあとで鞠莉大捜索と称して大騒動になったり、手紙などで間接的に自分の意思を伝える、そんなものがほとんどだった。今回の卒業旅行もそうである。手紙に自分の反抗の意思を書いてイタリアに飛んでしまったのである。が、今回は鞠莉が自分の母親に直接反抗しているのである。これまであまりなかった鞠莉の態度、そのためか、鞠莉‘sママは、

(な、なに・・・)

と、驚いてしまい、鞠莉をひっぱるのを躊躇してしまったのである。

 さらに、このときの鞠莉の目は真剣そのものだった。それも鞠莉‘sママを躊躇させる原因となった。

(ママ、その言葉(「スクールアイドル、くだらない!!」)を取り消して!!私たちの3年間を、私たちがこれまでやってきたことを否定しないで!!私にとってこの3年間はとても有意義なものでだったので~す!!そして、ちかっち、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、それに、果南にダイヤ、この8人がいたから、スクールアイドルとして大成したので~す!!だから、この3年間を否定しないで!!そして、私を自由にして!!)

そんな、鞠莉の気持ちを代弁している、そんな真剣なまなざしだった。

 また、果南、ダイヤも、

(鞠莉の気持ちをわかって!!あなた(鞠莉‘sママ)はこれまで鞠莉がやってきたことを全否定している。ただ、廃校を阻止できなかった、海外での卒業の資格を失った、ただそれだけの理由で、いや、ただそれだけの結果だけで物事を判断している。私、そうじゃないと思うよ!!その経過を含めて、これまでやってきたこと、全部、それで評価すべきだよ!!だからこそ、「くだらない!!」の言葉を取り消して!!これまでの鞠莉のすべてを否定しないで!!」(果南)

(鞠莉のお母さま、私としてもあなたに反対ですわ!!あなたはこれまでの鞠莉のすべてを否定していますわ!!たしかに、廃校阻止失敗、海外での卒業資格喪失という結果になりました。廃校については私の力不足のところもありますが、それ以上に、鞠莉さんが得たものは大きいと私は思います。そして、そのなかで、鞠莉さん、スクールアイドルとして、私、果南さん、そして、千歌さんたちの夢を、浦の星みんなの想いを、みんなと一緒に叶えることができましたわ!!だからこそ、鞠莉のお母さん、これまでの鞠莉を否定しないでください!!そして、これから先も鞠莉を束縛しないでください!!)(ダイヤ)

そんな気持ちからか、果南、ダイヤ、ともに、鞠莉‘sママに対し、さらなる厳しいまなざしを向けた。

 さらに、鞠莉、果南、ダイヤの気持ちは千歌たち、そして、月にも伝播する。

(これが鞠莉‘sママに対する鞠莉ちゃんたち3人の意思だ!!ここだ、鞠莉‘sママに対する反抗の機会!!)(千歌)

鞠莉たち3人の鞠莉‘sママに対する強い反抗、その態度に感化されたのか、千歌は鞠莉のところに移動しようとする。いや、曜、梨子、ルビィ、花丸、ヨハネ、5人とも、千歌と同じような気持ちになったのか、自然と鞠莉のところに移動する。

 そして、月はというと、

(鞠莉‘sママさん、あなたはAqoursのすごさを知らなすぎる・・・。だからこそ、これから起きることについてパニックになるかもしれない!!僕はAqoursのメンバーじゃないからなにもできないけど、みんなを応援しているからね!!)

と、これからなにか起こそうとしているAqoursのメンバーたちに対し心の中で応援していた。

 この千歌たち6人の行動(+月の応援)、そして、果南、ダイヤの強い意志、それを感じ取った鞠莉、ついにあることを決める。

(果南、ダイヤ、千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、善子、みんな、サンキューね!!マリー、決めたよ!!一世一代のビッグギャンブル(大博打)、ここではらせてもらうからね!!)

そう考えた鞠莉、意を決して鞠莉‘sママにある決意の言葉を言う。

「もし、スクールアイドルがくだらないって、すごく素晴らしいものだて証明できたら、私の好きにさせてくれる・・・?ママの前で、スクールアイドルが人を感動させることができる、って証明できたら、私の今までを認めてくれる?」

この鞠莉の決意に果南、ダイヤも、

「縁談なんかやめて」(果南)

「私たちと自由に会うことを認めていただけますか?」

と、鞠莉の決意を後押しする。

 そして、このとき、鞠莉‘sママが見たものとは・・・鞠莉たち9人、いや、(本来の)Aqours9人、千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、ヨハネ、そして、鞠莉、果南、ダイヤ、9人の鞠莉‘sママに対するするどいまなざし、反抗の目、だった。それは、これまでの鞠莉の生き方を否定した、だけでなく、これまで千歌たちがやってきた、Aqoursそのもの、いや、全世界にいるスクールアイドルそのものを全否定している、鞠莉‘sママという大人に対する反抗の目、であった。なにも知らず、ただ、踊っているだけ、遊んでいるだけ、ただそれだけの結果、いや、ひとりよがりの判断で、「くだらない」、と評してしまった、鞠莉‘sママに対する、きびしく、するどい、反抗の目、だった。スクールアイドルはただのお遊びじゃない、青春そのものなんだ、そんな気持ちすら千歌たちAqours9人全員から鞠莉‘sママに降り注いでいる、そんな感じもした。

 この千歌たちAqours9人全員の強いまなざしに、鞠莉‘sママ、

(これが鞠莉の決意表明、いや、鞠莉たち9人の私に対するストロングな敵意、反抗、いや、強い意志、ですね~!!それほど、スクールアイドルというものが素晴らしいものだ、ということを言いたいのですね~!!あなたたちの強い意志、私、感じましたわ~!!なら、それを証明させてください!!私は結果でしか物事をみませ~ん!!でも、それを証明させることができたら、私やあなたたちのことを知らないイタリアの人たちや観光に来ている人たちの前で感動させるができることを証明してみせたら、鞠莉の言うことをききましょう!!これまでの鞠莉を認めてあげましょう!!)

と、思うようになり、

「いいでしょう」

と、鞠莉の条件を飲むことにした。さらに、鞠莉‘sママ、続けて、

「ただし、だめだったら、私のいうことをきいてもらいま~す!!」

という言葉を言い残してこの場を去ることにした。

 

 と、これまでは鞠莉たち9人と鞠莉‘sママの視点(+おまけに月のちゃちゃ)から見てきたが、この一連の流れを近くで見ていた(外野の)月からすれば、

(こ、これが、曜ちゃんたち、Aqours、本来のAqours9人の姿なんだ・・・。Aqours1人1人がとても強い個性の持ち主、千歌ちゃんはみんなをひっぱっていく役、曜ちゃんは誰にでも明るく接する、梨子ちゃんはピアノが弾けて作曲もできる、ルビィちゃんは少し泣き虫、花丸ちゃんは文学少女、善子ちゃんは中二病気味、果南ちゃんは曜ちゃん以上に体育系、ダイヤさんはみんなのまとめ役、鞠莉ちゃんはなんか外国人みたい・・・。個性もバラバラ、なににかもバラバラ、でも、ひとつのことに集中するとき、必ず一つにまとまって一緒にそれに向かって邁進していく!!一つ一つの個性が個性が一つにまとまって行動する、だから、それによって強いパワーが生まれる!!そのパワーの大きさは例えることなんてできない!!もし、無理に例えるなら、地球、いや、太陽かもしれない!!それだけのパワーを持っているから、浦の星の廃校もあと少しで阻止できた、だけでなく、ラブライブ!で優勝できたんだ!!たしか、曜ちゃんが言っていた、「Aqours、パーフェクトナイン!!」って。その意味、僕、わかったような気がする・・・)

と、いった感想をもつと、ともに、

(そして、鞠莉‘sママさん、「廃校阻止失敗」「鞠莉ちゃんが海外での卒業資格を失った」、ただそれだけの結果だけで、いや、自分の価値観だけで鞠莉ちゃんのこれまでのことを、スクールアイドルそのものを全否定していた。それって、まるで、結果だけで物事を判断している、木松悪斗、と同じような気がする。勝利すること、それがすべてである、どんな過程であれ、最後に勝利という結果、さえあればそれでいい、そんなことを木松悪斗が言っていたような気がする。そう考えると、勝利という結果、それだけで物事を判断していいのだろうか?)

と、いう思いも持つようになった。

 そんななか、鞠莉‘sママが鞠莉のもとから去ろうとしていた。これを見た月、

(鞠莉‘sママさん、あなたは鞠莉ちゃんを、スクールアイドルを、全否定しました。けれど、本当の鞠莉ちゃんたち、(本来の)Aqoursの姿はあなたの想像以上のものをもっている、そう僕は確信しております。きっと、あなたにとって想像できないものをAqoursは見せてくれるでしょう。だからこそ、鞠莉‘sママさん、首を洗って待っててください!!)

と、皮肉めいた気持ちを込めて、鞠莉‘sママに対して皮肉に満ちたエスコートをする。そのエスコートのもと、鞠莉‘sママは鞠莉たちがいる別荘から去っていった。

 

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