ラブライブ!SNOW CRYSTAL   作:la55

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Moon Cradle 第7章前編 第11話

 こうして、あげはたちは陰に隠れていたAqoursを応援している生徒たちを仲間にしつつ、「静真Aqours応援団」(あげは命名)として静かに勢力を拡大していった。

 そんななか、あげはたちに嬉しい一報が届く。それは静真の学内SNSのなかで発表された。その学内SNSの情報を見たシーナ、突然、

「ねっ、あげは、これ見て!!」

と、隣にいたあげはに学内SNSが表示されている自分のスマホを見せると、あげは、

「えっ、えっ!!」

と、驚いて声をあげてしまう。あまりの驚きに開いた口がふさがらない。そんなあげはに対し、これまた隣にいた東子があげはの代わりにその学内SNSに書かれていた情報を読み上げる。

「え~と、「明日の夜、復活を果たしたAqoursがイタリア・ローマのスペイン広場でライブを行います。生徒会はそのライブをこの学内SNSを通じて生配信いたします。ぜひ見てください」

そう、ナギたち静真高校生徒会は月からAqoursのスペイン広場でライブを行うこと、そのライブの生配信を世界中に向けて行うことをメールで連絡してきたことを受けて学内SNSを通じてその生配信を配信することに決めたのだ。で、シーナのスマホに送られてきた情報とはそれを伝えるものだった。

 この東子の言葉から数秒後、

「うわっ、なんとかなった・・・」

と、開いた口をなんとはふさぐことに成功したあげは、ここでようやく、

「ヨハネちゃんたち、Aqours、ついに復活したんだね!!これでもう大丈夫!!」

と、喜びの声をあげた。このあげはの言動に、シーナ、

「本当に復活したかはわからないけどね・・・」

と、ちょっと心配そうに言うと、あげは、

「シーナ、ストレス溜っているなら外に行ってレールガン(超電磁砲)をぶっ飛ばしてものいいんだよ!!」

と、わけがわからないことを言うと、シーナ、

「いや、あげは、そのメタネタはいいから、話を先に進めて」

と、あげはに冷静なツッコミをぶちかまっしてしまった。

 このシーナのツッコミを受けてか、東子、あげはに対し、これまた冷静に分析していた。

「でも、生配信するぐらいだから、Aqoursは完全復活したって言ってもいいと思うよ!!」

この東子の言葉に、あげは、

(ついに、ついに、ついに、ヨハネちゃんたちが完全復活したーーーー!!なら、私たちもそれ相応のお祝いを・・・)

と、思ったのか、突然、とんでもないことを言いだした!!

「そらなら、静真Aqours応援団、全員でライブビューイング・・・」

 が、東子、これまた冷静だった。東子、このあげはの言葉を聞き始めてすぐに、

(た、たしか、その生配信があるのって真夜中だよね!!その時間にみんなが集まるのはちょっとやばくないかな!!)

と、思ったのか、あげはの言葉を遮るかたちであげはに冷静なツッコミをぶちかます。

「それはダメ!!このライブをおこなうのって真夜中だよね!!そんな時間にライブビューイングを行うなんて、学生の私たちからしたらいけないことでしょ!!」

そうである。あげはたちはまだ高1、つまり、高校生である。その高校生が真夜中に集まってライブビューイングなんてもってのほかである。でも、ナギたち静真高校生徒会や浦の星の生徒たちはみんな集まって、Aqoursのスペイン広場のライブ、そのライブビューイングを行ったではないか・・・というツッコミはおいといてください・・・。で、これには、あげは、

「えっ、ダメなの・・・」

と、応援団全員でライブビューイングを行うことができず、がっかりしてしまった。

 と、いうわけで、あげは考案の応援団全員でのライブビューイングは諸事情・・・というよりまだ高校生だからといった理由でできなくなったが、シーナ、このとき、残念そうな表情をみせるあげはを見て、

(でも、あげはの気持ち、よくわかる!!たしかにみんなと集まることができれば楽しさ倍増だもんね!!でも、私たちはまだ高校生。真夜中に集まるのはダメ!!なら、それに代わる方法を提案すればいい!!それとは・・・)

と思ってしまう。そのためか、シーナ、あげはにあることを言いだした。

「ねっ、あげは、みんなが集まるのがダメなら、みんなと一緒に楽しむなんてどうかな」

このシーナの言葉に、あげは、

(えっ、みんなと楽しむ!?それってなに?)

と、心の中で疑問に思ったのか、あげは、シーナに対し、

「えっ、集まらずにみんなと一緒に楽しむ?それってどうすればいいの?」

と、いきなり尋ねてしまう。

 そのあげはの言葉を聞いて、シーナ、自分があげはのために考え出したアイデアを発表した。

「え~とね~、SNSを使うの。自分のパソコンとかでAqoursのライブを見て、SNSで(リアルタイムで)コメントしていくの!!そうしたら、集まらなくてもみんな一緒に楽しむことができるでしょ!!え~と、これって、つまり、リモートライブビューイング?」

今(2020年春)流行りのリモートを使ったもの?、リモートライブビューイング?、ともいえるシーナの案、これには、あげは、

(リモートライブビューイング、なんていい響きだ!!それにこの方法だとたとえ離れていても応援団のみんなと一緒に楽しむことができる!!それ、いただき!!)

と、シーナの提案に乗り気なのか、

「それ、いいね!!それに決まり!!」

と、勝手にシーナの案を実行することを決めた。

 

 その後、あげははそのシーナの案に沿って応援団の団員(全員Aqoursを応援している静真の生徒!!)全員に対し、SNSアプリのグループチャットを通して、Aqoursのスペイン広場でのライブ、その生配信をSNSアプリのグループチャットを通じてみんなで楽しむことを提案、すると、

「OK!!」「とても楽しみ!!」「みんな一緒に楽しもう!!」

と、応援団団員全員から「OK!!」のコメントが届く。

 これにより、あげはたち、静真Aqours応援団、はAqoursのスペイン広場でのライブ、その生配信をSNSアプリのグループチャットを通じてみんな一緒に楽しむことになったのだ。(それに対して、ナギたち静真高校生徒会、よいつむトリオら浦の星の生徒たちは真夜中にもかかわらずみんな集まって一緒にライブビューイングを楽しんだじゃないか、それはどうなのか・・・なんてツッコまないでください・・・)

 

 そして、リモートライブビューイングを行うことを決めた日の翌日、深夜、ついにAqoursのスペイン広場でのライブ、その生配信がついに始まろうとしていた。

「うぅ、元気なヨハネちゃんが久しぶりに見られるよ~!!」

と、うきうきしているあげは。このとき、あげは、

(この前の静真の部活動報告会でのライブは、ヨハネちゃんを含めて、新生Aqoursメンバー全員、元気がなかったよね!!そう考えると、元気に踊っているヨハネちゃんを見るのは久しぶりな感じがする!!だからこそ、今日のライブ、ラブライブ!決勝みたいにヨハネちゃんたちが元気に踊っている姿、ちゃんと目に焼き付かないとね!!)

と、そう思ってしまう。まるで今からライブを楽しみにまっている、そんなAqours大ファンの姿がそこにはあった。

 だが、その思いはあげはだけではなかった。SNSアプリのグループチャットには、

(シーナ)「本当にヨハネちゃんが復活してくれたら嬉しいよ!!」

(東子)「Aqours全員のライブ、本当に楽しみです!!」

と、シーナと東子が今から行われるライブを楽しみに待っている、そんなコメントがあったり、

「Aqours(9人)全員のライブがまた見られるなんて、とても嬉しい!!」

「ラブライブ!決勝でのライブがAqours9人での最後のライブ、だと思っていたけど、まさか、また、Aqours9人でのライブが見られるなんて・・・。ああ、現地(スペイン広場)に行きたかったな~」

と、応援団団員全員、このライブ、いまかいまかと楽しみに待っている、そんなコメントが続々と出現していった。

 

 そして、ついにAqoursのスペイン広場でのライブが始まった。すると、突然、チャットが騒ぎだしてしまう。

「えっ、これが本当のAqoursのライブなの!!信じられない・・・」

「あのとき(部活動報告会でのライブ)のときよりすごい・・・。いや、私のなかでは、べスト・オブ・ベスト、なライブだよ!!」

チャットにはAqoursの本気のライブのすごさ、それに驚く、いや、感動している旨の言葉たちが次々へと生まれていった。このチャットを見た、あげは、

(みんな、Aqoursの本気のライブを久しぶりに見たんだね!!ずっと現地でAqoursのライブを見てきた私がいうのもなんだけど、Aqoursはいつもライブで本気をだしているんだよ。だから、Aqoursはいつも迫力あるライブを見せてくれる。みんな(団員たち)は部活動報告会でのライブを比較して今のAqoursのライブのすごさに驚いているのかもしれない。たしかに部活動報告会でのライブはなにもかもが悪かった。でも、これこそ、本当のAqours、なんだよ!!だからね、みんな、この本気(マジ)のAqoursのライブ、しっかり心に深く刻み込んでね!!)

と、チャットにあらわれてくる言葉たちをみてそう想っていた。そう、Aqoursはいつも本気でライブに臨んでいたのである。その本気のライブをずっと現地で見ていたあげはだからこそ言える想いだった。対して、団員たちはネットを通じてAqoursのライブを見ていたのかもしれない。そのためか、初めて生で見た部活動報告会での新生Aqoursのライブは本気とは程遠いライブを見てしまい、団員たちはAqoursのライブに向けた本気さを過小評価していたのかもしれない。が、今回のスペイン広場でのライブは本来のAqours9人の本当に本気(マジ)のライブであった。さらに、千歌たち新生Aqours1・2年6人はこのイタリアの旅を通じてAqoursがこれから進むべき道を見つけようとした、だけでなく、ルビィが月によって新しく生まれ変わったなど、メンバーそれぞれがイタリアに来る前より格段にスケールアップしていた。それがこのスペイン広場でのライブではプラスに働いた。結果、過去のライブとは一線を画すライブが展開されることになった。そのためか、団員隊からすれば、これまで自分たちが見てきたAqoursのライブの中で一番ともいえるライブ、と認識されたのかもしれない。

 が、それはあげはにもいえることだった。ライブが進むにつれて、あげは、

(う~、なんか心が落ち着かないよ~)

と、自分の心がざわついている、そんな鼓動が生まれているのを感じていた。そして、その鼓動がどんどん大きくなっていく、そんな感じをにもなっていた。さらには、あげは、それが言葉になってあらわれてしまう。

「あっ、ヨハネちゃん、楽しそうに踊っている!!う~、わくわくがとまらないよ~!!」

そのあげはが言ったその言葉はついにチャットにもあらわれてしまう。

(あげは)「ヨハネちゃん、ヨハネちゃん、すごい、すごいよ~!!心のわくわくがとまらないよ~!!」

チャットに、あげは、そんなコメントを記すると、シーナ、東子もコメントで反応してきた。

(シーナ)「あげは、あげは、大丈夫?大丈夫・・・ならいいんだけど・・・」

(東子)「でも、私もあげはと同じだよ!!自分のわくわくがとまらないよ~!!」

(シーナ)「えっ、東子も!!私もこのAqoursのライブを見てわくわくがとまらないよ~!!私がもつ、その幻想をぶち壊す、いや、スクールアイドルの概念すらぶち壊す、そんなライブだよ~!!」

と、2人ともスペイン広場でのAqoursのライブのすごさからか興奮状態に陥っていた。

 

 そして、ついにAqoursのスペイン広場でのライブが終わった。その瞬間、

「私、Aqoursの大ファンになっちゃった!!」

「いや、昔からAqoursの大ファンだろ!!でも、その気持ち、わかる!!だって、これまで私たちが気づいていなかった、「本気(マジ)のAqours」、そんなものを見せられたら、誰だって、Aqoursの大ファン、になっちゃうよ!!」

と、チャットではAqoursのスペイン広場での本気(マジ)のライブに歓喜の嵐が巻き起こっていた。

 むろん、東子、シーナも、チャットに、

(東子)「Aqoursはやっぱり日本一のスクールアイドルだよ!!Aqoursのライブ、最高!!う~、ほかの人にも見せたいよ~!!」

(シーナ)「東子、キャラが崩壊しているよ!!でも、私も、(今回のAqoursのライブ、)そのくらい、いや、それ以上のライブだった思うよ!!特に、ヨハネちゃん、まじ天使、ですよ!!いや、堕天使・・・だよね・・・多分・・・」

と喜びの言葉を残すほど、いや、チャットの中から聞こえるくらいの声をあげる、それくらい喜んでいた。

 で、とうのあげはというと・・・、

(すごい!!すごい!!すごいよ~!!これこそ、Aqoursのライブ!!これこそ、私が知っている、Aqoursのライブ!!いや、ちがう、それ以上のライブだよ!!特にヨハネちゃん!!かっこよかった~!!すごかったよ~!!)

と、だれにも止めることができないくらい興奮していた。そのあげは、その気持ちはチャットのコメントでもあらわれていたらしく、

(あげは)「Aqoursのライブ、とてもよかった~!!最高によかったよ!!まじ、最高!!特にヨハネちゃん!!かっこよすぎ!!本当にすごかったよ~!!」

と、Aqoursやヨハネのことをチャットでべた褒めしていた。

 こんな興奮状態にはいっていたあげは、そのいきおいのまま、ついにはあることを思いついてしまう。

(私、もう、Aqoursのライブを見に行く、そんな生ぬるいものなんて、もういや!!これからは、Aqoursのために頑張る!!Aqoursのために自分が持てるものすべてをAqoursに注ぎ込みたい!!)

そう、もうAqoursのライブを見に行く、それだけに飽き足らず、Aqoursのために頑張りたい、そんな気持ちがあげはのなかにふつふつと湧き上がっていたのだ。そのあげは、さらに、

(そして、ヨハネちゃんと一緒に頑張りたい!!ヨハネちゃんと友達になって、ヨハネちゃんがいるAqoursの役に立ちたい!!)

と、自分がもとからもっていた願望、ヨハネと友達になりたい、それと、今湧き上がっていた気持ち、Aqoursのためになりたい、それらがついに合体、とてつもない願望へと生まれ変わてしまう。いや、ヨハネ愛、Aqours愛を語り始めてしまった。

 そして、そのあげはのとてつもない願望はついに言葉としてあらわれてしまった。

「私、Aqoursを応援するだけなんてもういや!!(実際に)Aqoursの役に立ちたい!!だって、私の知っているヨハネちゃんがあんなに楽しくパフォーマンスしているもん!!中学のとき、私、ヨハネちゃんと仲良くなりたい、と、思っていたけど、いつのまにか、ヨハネちゃん、学校に来なくなっちゃったもん!!私、あのときからずっと思っていた、ヨハネちゃんと仲良くなりたい、って!!だから、私、決めた、ヨハネちゃんと仲良くなりたい!!そのためにも、ヨハンちゃんがいるAqoursの役に立ちたい!!」

この言葉を発したあと、あげははチャットにこんなコメントを記した。

(あげは)「私、このライブを見て決めた!!もう、Aqoursを応援する、そんな立ち位置なんてもういや!!私、これからはAqoursの役に立ちたい!!Aqoursのライブを支える、そんな存在になりたい!!」

 このあげはのコメントにチャットでは次々とこのようなコメントが載っていくことになる。

「あげは、私もそう思うよ!!私だってAqoursの役に立ちたい!!」

「そうだよ!!私たちは仲間だよ!!みんなでAqoursの役に立ちたいよ!!」

このコメントたちを見た、あげは、

(みんな、私と同じ想いなんだ・・・。みんな一緒にAqoursの役に立ちたい・・・、そんな同じ想いを、みんな、持っているんだ・・・)

と、団員みんな、自分と同じ想いであることを実感する。

 そして、最後に東子、シーナからこんなコメントがきた。

(東子)「あげは、私もあげはと同じ想いだよ。いや、ここにいるみんな一緒の想いだよ!!こうなったらやることは一つだけだよ!!この想いを、みんなの想いを、Aqoursに伝えないとね!!)

(シーナ)「そのAqoursに一番近い人って・・・、たしか・・・、ヨハネちゃんと同じくAqoursに所属している、曜ちゃん・・・とは大親友って言っていた、月生徒会長・・・だよね・・・。なら、その月生徒会長に直談判したらどうかな?」

この東子とシーナの後押しを受けた、あげは、ついにあることを決意する。それはチャットのコメント、いや、決意表明、に言葉としてあらわれていた。

(あげは)「わかった!!みんなの想い、この私が受け取ったよ!!私、明日、あたってみる!!生徒会に行って、月生徒会長に、みんなの想い、届けてくるからね!!」

 

 その翌日・・・、

「ふわ・・・、夜は眠れなかったな・・・」

と、静真高校生徒会副会長・・・、もとい、生徒会長代理のナギが昨日のスペイン広場のAqoursのライブ、その生配信を見て興奮し過ぎたためか、夜、あまり眠れなかったらしく、大きなあくびをしながら学校に向かって歩いているとき、突然、

「ナギ、副会長、お話があります!!」

と、1人の少女がそんなナギに声をかけてきた。その声に気づきその声がする方向に向くナギ。そんなとき、その少女、

「ナギ、副会長、お願いがあります!!Aqours(のヨハネちゃん)のお手伝いをさせてください!!」

という、決意表明、をしてきたのだ。これに、ナギ、もう一度その少女に対して言ってもらえるようお願いすると、まえと同じ決意表明が返ってくる。これには、ナギ、

(Aqoursのお手伝い!!これって、私たち生徒会にとって大きな一歩になるかもしれない!!だって、月生徒会長がAqoursと一緒にイタリアに行ってから私たち生徒会にとって同士ともいえる存在はいなかった。でも、その同士がついに見つかった!!私たちの仲間が増える、そんな気がする!!)

と、心の中では喜びつつも冷静にその少女に向かってこう言った。

「Aqoursのお手伝いだね!!うん、わかった!!私が月生徒会長にお願いするね!!」

このナギの言葉にその少女はお礼を言ったのだが、ナギ、このとき、

(でも、私たちの仲間が増える、嬉しいな~!!って、ひとつ大事なことを聞き忘れていた!!)

と、とても大事なことを聞き忘れていたことに気づいてか、その少女にとても大事なことを尋ねてみた。

「ところで、あなたのお名前は?」

そう、ナギが聞き忘れていたこと、それは、相手の名前、だった。とても大事なこと、であった。なにかあったときに相手の名前がわからなければ対処が難しかったりする。なので、相手の名前を知ることはどんなときでもとても大切だったりする。

 まっ、今はそんなことは抜きにして、話に戻ろう。ナギがその少女の名前を尋ねると、その少女は元気よく自分の名前を言った。

「私、いなり、稲荷あげは、1年生です!!」

そう、ナギの前にあらわれた少女、それは、あげは、だった。あげはは自分のなかに湧いてくる想い、「Aqoursの役に立ちたい!!」、その想いがとても強かったのか、居ても立っても居られず、翌朝、月生徒会長の側近で生徒会副会長(今は月がいないため、生徒会長代理)であるナギのもとに直談判しにきた、というわけだった。

 が、ナギ、そのあげは、以外になにかを感じとる。それは・・・。

(むむ!!この近くには私の目の前に稲荷あげはさん以外にまだ潜んでいる者がいる!!いったい誰だ?)

そう、ナギはあげは以外にこの近くに誰か潜んでいることに気づいたのだ。そのためか、ナギ、

「ところで、そこに隠れてないで出てきたら!!」

と、まわりに聞こえるように大声で言うと、ナギの後ろから、

「あっ、ナギ副会長にはバレバレだったんですね!!ナギ、副会長、お久しぶりです!!私、1年〇組の学級委員、東町東子です!!」

と、東子があらわれると、ナギ、

「東町さん、とても真面目で有名だけど、私になにかようですか?」

と、東子に尋ねると、東子、

「それはですね・・・」

と、なにか言いたそうにしている。が、そんなとき、

「ここからは私のターンだ!!」

と、あげはと東子、とはまったく反対側からナギに向かって誰かが飛び出してくると、開口一番、こんなことを言いだした。

「私は世界で一組しかいないAqoursを助けるためにここに立っているんだよ!!」

これを聞いたナギ、

「えっ、Aqoursを助ける・・・」

と、きょとんとしてしまう。どうやら、その少女、意味不明なことを言っている、そんな感じがしたようだ。

 そんななんか意味不明な名言?を言った少女を見た、あげは、

「シーナ!!なんで自分1人で決めているの!!」

と、どなってしまう。そう、名言?みたいなことを言っていたのはシーナだった。ただ、あまりに意味不明な名言?なのか、ナギ、なんのことなのかわからなかったみたいだった。

 と、いうわけで、あげは、ナギに自分たちが言いたいことをお願いする。

「ナギ副会長、この私、あげは、そして、私の友達、東町東子に浜方シーナ、Aqoursの役に立ちたい、Aqoursのお手伝いをしたい、その一心でここに来ました!!どうかお願いします、私たちにAqoursのお手伝いをさせてください!!」

 このあげはのお願いに、ナギ、

(まさか、1人、じゃなくて、3人、とはね!!でも、私たちが今からやるプロジェクト、「オペレーション・オブ・New Aqours」は今のところ人手不足状態!!だからこそ、たった3人とはいえ、このあげはさんたちのお願いは本当に助かるよ!!)

と、今の現状を考えてみて、新生Aqoursお披露目ライブ、「オペレーション・オブ・New Aqours」、そのためのスタッフの数は、ナギたち静真高校生徒会、よいつむトリオら浦の星の生徒たち全員を集めても足りない、そんな人手不足、の状態のなか、あげはたち3人の参戦はナギにとって願ったり叶ったりだった。

 で、そのナギはあげはたちに喜びながらこう言った。

「わかった!!稲荷あげはさんたち3人、この私、ナギが快くむかいいれるよ!!」

 だが、このナギの言葉に、あげはたち、少し違った反応をみせる。

「3人!?いや、違いますよ、ナギ副会長!!たった3人ではなく、30人以上、ですよ!!」

このアゲハの一言のあと、いろんなところから静真の制服を着た少女たちが次々とあらわれてきた。これには、ナギ、

「えっ、なんなの!!」

と、ただただ驚くしかなかった。

 その驚いている表情をしたナギを見てか、あげははナギに向かってこう言った。

「ここにいる全員、私たちの仲間です!!私たち、「静真Aqours応援団」、全員、Aqoursのために、浦の星の生徒たちのために、役に立ちたい、そう思っております!!だから、ナギ副会長、お願いです、私たち全員、Aqoursのお手伝いをさせてください!!」

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