ラブライブ!SNOW CRYSTAL   作:la55

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Moon Cradle 第7章前編 第12話

 と、こんな具合に(またもや長くなって申し訳ないが・・・)、あげはたち「静真Aqours応援団」はナギによって新生Aqoursお披露目ライブ、通称、「オペレーション・オブ・New Aqours」のお手伝いをすることになったのだが、今日はその応援団と本当の静真高校生徒会のトップである月との顔合わせ、かつ、お披露目ライブの主役である千歌たち(新生)Aqours1・2年との顔合わせのため、あげは、東子、シーナ、この3人はここ浦の星分校に来ていたわけである。なお、本当は応援団全員で浦の星分校に来る、というプランもあったのだが、新生Aqoursは顔見知りのメンバーが多いらしく、それだと新生Aqoursメンバーを怖がらせることになりかねない、というわけで、応援団の発起人かつ代表であるあげはたち3人だけで顔合わせをすることになったのである。では、残りの団員たちは・・・というと、お披露目ライブのステージの材料となる木材などの調達など雑務をこなしていた。

 そして、あげはたち3人には顔合わせとは別の任務が残されていた。あのヨハネに関連することだった。そのあげはたちの任務が今まさに始まろうとしていた。

 月とあげはたちの顔合わせが終わってから数分後、あげはたち3人は指定された教室のところまでやってきていた。その教室から、

「みんなに話したら、絶対Aqoursにふさわしい、すごいステージ、作って、浦の星だってちゃんとできるとこ、証明してやるって!!」

という声が聞こえてくる。どうやら、教室の中では千歌たち新生Aqoursによいつむトリオ、そして、月が、新生Aqoursお披露目ライブ、「オペレーション・オブ・New Aqours」について話している最中のようだった。

 その教室の中からそのライブについて今問題になっていることについての話が聞こえてきた。

「でも、ライブの音響のスタッフとか、人手不足ではあるのだけどね」

で、そのことを教室の外で聞いていたあげはは、

「だからこそ、この私たち、「静真Aqours応援団」がいるんだよね!!」

と、自分たちこそ救世主であると言わんばかり小声で言うと、シーナ、

「あげは、威張るのはそこまでにしとけ!!」

と、あげはにツッコミをいれると、東子も、

「どうやら、私たちの出番みたいだね!!さぁ、教室の中に入った、入った」

と、シーナ、あげはを諭す。これには、あげは、

「うん、わかった!!」

と、返事しては3人一緒に教室へと突入した。

 

「「「こんにちは、はじめまして~」」」

突然、千歌たちがいる教室にとある3人が教室へと入ってきた。これを見ていた、ヨハネ、

(あれっ、誰かきたわね。誰なのかな?)

と、突然の来訪者に少しびっくりしつつも誰か来たのか少し気になる様子。いや、千歌たち新生Aqours1・2年6人全員、誰が来たのか気になってしまう。ひとつだけわかること、それが、その突然の訪問者、3人とも静真の制服を着ている、つまり、静真の生徒である、そのことだった。

 そんな千歌たちをよそに月はその3人組に近づき、その3人組について簡単に説明してくれた。

「僕のところに相談しに来てくれたんだ。まだ一部の保護者の反対もあるけど、(新生Aqoursに)協力したい、って!!」

そう、この3人組こそ、新生Aqoursを応援したい、浦の星のみんなと一緒にAqoursを盛り上げたい、そんな想いで集まった、「静真Aqours応援団」、その代表であるあげはたち、であった。このあげはたちの登場で、

(うわぁ、私たちに強力な助っ人、来たよ!!)(よしみ)

(これなら人手不足も少しは解消できるね!!)(むつ))

と、よしみとむつ、2人一緒に抱き着きながら喜んでしまった。また、

(静真の生徒の中にもルビィたちのことを応援してくれる子、いたんだね!!ルビィ、嬉しい!!)(ルビィ)

(あんな(部活動報告会での)ライブ失敗で私たちを応援してくれる子っていなくなったと思っていたよ。でも、それでも、私たちAqoursを応援したい、って子はいたんだね。それだけでも、私、嬉しいよ)(千歌)

と、自分たち新生Aqoursを応援してくれる静真の生徒がいることに、千歌たち新生Aqours1・2年6人は感動していた。

 ただ、月の話は続きがあった。

「でも、少人数だけどね、へへ」

このとき、月はこう思っていた。

(Aqoursを応援してくれる静真の生徒はまだ少ない。そのためにも、今の静真の状況、浦の星の生徒にとって不利な状況、その元凶となっている、「浦の星の生徒が静真の部活動にはいると静真の部活動に悪影響がでる」、その保護者の声、その声を少しでも払しょくしたい、そのためにも、沼田のじっちゃんの問い、「部活動とはなにか」「部活動をする上で大事なこととは」それに答えたい!!)

 とはいえ、今は少ないけれど、千歌たち新生Aqoursを応援してくれる仲間(あげはたち)を月が連れてきてくれたことに、曜、

「さすが、生徒会長!!」

と、月のことを褒めると、千歌も、

「(私たち新生Aqoursを応援してくれる人たちを連れてきてくれて)ありがとう」

と、心の底から月にお礼を言った。

 一方、ヨハネはというと・・・。

(このヨハネたちを応援してくれるなんて、なんて嬉しいことぞ!!)

と、ちょっと嬉しくなるも、すぐに、

(でも、あれっ?たしかどこかで見たことがあるような気が・・・)

と、月が連れてきてくれた3人組を見て、以前どこかで見たことがある、そんな感じがしていた。

 が、そんなヨハネに青天の霹靂が起きる。それは、その3人組の1人が発したある言葉だった。

「あ~、もしかして、ヨハネちゃん!!」(あげは)

そう、その3人組こそ、あげはたちだった。あげはたちはヨハネが通っていた中学の出身であり、ヨハネとは同級生の間柄だった。ただ、ヨハネは中学時代、自分の中二病からくる?出来事(屋上に上がっては堕天使じみた行動をしていた、など)により不登校になっていたため、あげはたちにとってみれば中学の入学のとき以来の再会だった。(ただ、ヨハネにとってみれば自分の中学のときに行った行為で恥ずかしい思いをした(ヨハネ談)ために不登校になったので、あげはたちとは本当にお久しぶり・・・という思いがあったのかもしれない・・・)

 で、そのヨハネを見つけたあげは、このとき、

(あっ、ついにヨハネちゃんに会えた!!私、ついにやったよ!!ついに念願の夢、ヨハネちゃんに会う、それが叶ったよ~!!)

と、自分の夢が叶った、そんな嬉しさを噛みしめつつ、

(でも、今日はヨハネちゃんに会いに来た・・・だけでは終わらないよ~!!私たちの長年の夢、ヨハネちゃんと友達になる、それを叶えることが今日の最終目標だからね!!)

と、自分たちが本当に叶えたい夢、ヨハネと友達になる、そのことにばく進しようとしていた。そう、もうお気づきだろう。あげはたちがここに来たもう一つの理由、それは、あげはたちにとって長年の夢であった、中学の同級生だったヨハネと友達になる、それを叶えることだった。中学のとき、いつも中二病みたいな行動をしていたヨハネを見て、あげはたちは、そのヨハネと友達になりたい、とずっと思っていたのだ。しかし、ヨハネは中学に入学してからすぐに中二病的なことをしてしまい、入学して早々不登校になってしまっていた。そのため、あげはたち、ヨハネと友達になることができなかったのだ。そのため、ヨハネと友達になること、それがあげはたちにとって長年の夢となってしまったのである。が、それがこの地でようやくヨハネと友達になれる、自分たちの長年の夢が叶う、そう思ってあげはたちはこの地に乗り込んだのである。

 が、とうのヨハネはというと・・・、「あぅ、もしかして、ヨハネちゃん!!」というあげはの言葉を聞いて、

(げっ、思い出した!!あれは能力者・・・、ヨハネの前世を知るもの(つまり、ヨハネの中学のときの同級生(花丸談))!!)

と、昔の同級生と再会したことにあわてふためくとともに、

(こ、ここは否定しないと!!)

と、思ったのか、

「ち、違います!!」

と、自分はヨハネであることを完全否定してしまった!!

 でも、そんなもの、目の前に立っている人物こそヨハネ本人である、と確信しているあげはたちにとってみれば効かないもので・・・、そんな完全否定しているヨハネに対し、

(ヨハネちゃん、会いたかったよ!!本当に会いたかったよ!!)

と、東子、ようやくヨハネと会うことができた、そのためにいつも以上に興奮してしまい、そのためか、

「私(たち)中学(ヨハネちゃんと)一緒だった!!」

と、興奮状態のまま、ヨハネに近づいてしまった。

 が、これにもヨハネ、

(ち、近寄らないで!!わ、私はヨハネじゃない!!赤の他人です!!)

と、ついには自分のことすら完全否定しつつも、

(本当に近寄らないで!!ヨハネの苦い記憶(中学のときのヨハネの行い)が・・・!!このヨハネにそのときの報いを受けさせないでくれ・・・)

と、自分が中学のときに行っていたこと、その報いを今まさに受けようとしていること、それを恐れているかのような思いをしているのか、苦々しい表情をしながらも後ろに下がってしまっていた。

 が、それでも、あげはたちは怖気つかなかった。ヨハネに迫っていた東子のところにあげはとシーナが一緒に来ると、シーナ、このとき、

(ヨハネちゃん、ヨハネちゃんにとってみれば、私たちが会うのって中学のとき以来だけど、私たちからすれば、いつもヨハネちゃんのこと、ずっと見ていたんだよ!!ヨハネちゃんが投稿している動画、それに、いつもネットで行っている生配信、私たち、ずっと見ていたんだよ!!)

と、思ってしまった。そう、ヨハネが中学の時から定期的に動画投稿サイトで自分で撮った動画を投稿したり生配信をしたりしているのだが、それをあげはたちはいつも欠かさず見ていたのである。そして、その動画を見た後、あげはたち3人はその生配信や動画について語り合っていたのだ。そのため、ヨハネのことは何でもお見通し、と、あげはたち3人はそう思っていた。

 と、いうわけで、シーナ、ヨハネに対し、あることを言ってしまう。

「いつも(ヨハネが投稿している動画や生配信を)ネットで(いつも欠かさず)見ているよ!!」

このシーナの言葉に、ヨハネ、

(うわ~、うわ~、私の恥ずかしい行い、それを思い出させないで・・・)

と、逃げ腰になってしまう。実は、ヨハネ、動画や生配信で見せる中二病じみた行いにはちょっと恥ずかしい思いを持っていたりする。中二病というまわりの人からみたら相当痛いこと、それをついしてしまう、そんな自分に対して、ヨハネ自身、というか、素の自分も恥ずかしい思いを常日頃からもっていたのだ。そして、Aqoursに入る前のヨハネ、いろんなことがあった(千歌たちAqoursを小悪魔風スクールアイドルとしてブレイクさせようとしていた、など)ために中二病である自分が嫌になり、自分の部屋にあった堕天使グッズを捨てようとしていたのだ。でも、このとき、千歌、曜、梨子、ルビィ、花丸、そう、ヨハネが入る前のAqoursメンバー5人が、そんな中二病気質のヨハネ、堕天使であるヨハネ、を認めてくれたことにより、ヨハネは中二病気質の自分を受け入れた、それにより、今のヨハネがここにいる、と、いうわけである。なのだが、今でも、そんなヨハネ自身、中二病気質のヨハネに対して自分の母親を含めて世間から冷たい目で見られてしまうことには負い目を感じてしまっていた。特に、誰も堕天使である自分を認めてくれなかった(と、ヨハネ自身は思っている)前世(中学時代)を、そのときのヨハネのことを知っている中学の同級生、という存在はヨハネにとってそのとき(中学時代)の辛い記憶がよみがえってしまう、そんな存在だった。

 そんな辛い思いをしているヨハネであったが、それでも、あげはたちは、

(ここは絶対に友達になってやる!!だって、ここでヨハネちゃんと友達になれなかったら、これから先、絶対にヨハネちゃんと友達になることができなくなる、そんな気がする!!)(あげは)

と、絶対にヨハネと友達になってやる、そんな気持ちでいっぱいだった。

 そして、シーナの言葉のあと、3人はヨハネに対しある決めポーズをとる。それは、自分の目のところに手をもっていき、横にむかってのピースサイン?、それに合わせて、あげはたち3人、ある決め台詞をヨハネに向かってこう叫んだ!!

「「「ヨハネ、降臨!!」」」

そう、あげはたちがしていたのは、ヨハネにとってある種の決めポーズ、「ヨハネ、降臨!!」だった。自分の目のところに手を持っていっては横に向かってのピースサイン、それにあわせて「ヨハネ、降臨!!」と叫ぶ、これこそヨハネの決めポーズだった。この決めポーズ、ヨハネ、生配信や動画のなかでは必ずこの決めポーズをするのだが、今回はそれをあげはたちがヨハネに向かって行ったのだ。

 が、このあげはたちが見せた自分の決めポーズに対し、とうのヨハネはというと・・・、

(うわ~、恥ずかしい!!恥ずかしいから、その決めポーズ、やめて~!!)

と、このとき、自分がいつもしていること(中二病みたいなことをしていること)、自分が堕天使であること、それをヨハネ自身が恥じている、そんな思いがヨハネの体中を駆け巡っていた。いや、それだけはなかった。中学のときに行っていたヨハネの中二病的な行い、それがヨハネのなかでフラッシュバックしたのか、その生き証人である(ヨハネと同じ中学校に通っていた)同級生(あげはたち)がここにいる、あのときの行いを直接見ていた人たちがここにいる、そのときの恥ずかしい思い、それをまたこの場で感じてしまっている、そんなことにヨハネはついうろたえてしまっていたのである。

 そんなわけで、ヨハネ、

(この3人がいるとヨハネの恥ずかしい記憶(中学のときの行い)がよみがえってくる!!そんなのいや~!!こ、ここは逃げないと!!)

と、思ってしまい、ついに、ヨハネ、教室の前の扉から教室の外の廊下へと逃げ出してしまった。

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