Moon Cradle 第7部後編(最終章) プロローグ
夢・・・、それは地球上に存在する生物の中で唯一人類が持つもの・・・。夢には2つ意味がある、「その人にとって目指すべき目標のこと」、そして、「寝ているあいだに人がみるもの」。
そのうちの1つ、「目標」は前向きに生きる人であれば誰もが持つことができる。その「目標」に向かって人は行動する。たとえどんなことがあっても人は「目標」に向かって進むことができる。それはスクールアイドルに憧れ、自分たちだけが持つ「輝き」、それを見つけるために仲間たちと一緒に一生懸命頑張り、結果、自分たちだけが持つ「輝き」、そして、仲間たちとの「宝物」を見つけた、いや、「目標」としての「夢」を叶えた千歌のように・・・。「目標」としての「夢」、それはその人にとって自分が目指すべきもの、「道しるべ」、であると同時にその人をその「道しるべ」へと突き動かす、そんな「原動力」、ともいえる。ただし、それは良い意味でも悪い意味でもある・・・。
対し、「人が寝ているあいだに見ているもの」、それは(今のところ)無意識のうちに起きるものである。むろん、無意識のうちに起きるものなので、人が意図的に起こすことなんてできない。しかし、人は昔から「夢」、特に縁起のいい「夢」を見るためにいろんなことをしてきた。もちろん、日本も、である。その日本においては室町の時代から七福神の乗った宝船を枕の下に敷いてから寝ることでよい「夢」を見ようとしていた。ヨーロッパでは寝る前にチーズを食べることで「夢」を見ようとしていた。そして、現代、良い「夢」を見るためのスマホアプリがあったりする。だが、科学が発達した現代においても未だに人は「夢」を完全にコントロールすることはできない。
そんな人が未だにコントロールできない「夢」であるが、その「夢」の中身、それは人によって千差万別である。その人にとって縁起がいい「夢」であれば、「悪夢」かもしれない。もしくは、本当にたわいのないものであればその人にとって、これから先、生きていくための、いや、これからその人が進むべき道しるべを指し示す、そんなその人にとってとても重要なものだったりする。そう考えると、「夢」というのは人がコントロールができない分、玉石混交、になってしまうのも仕方がないのかもしれない。
だが、逆に言えば、「夢」というのは人にとって無限大のパワーを与えてくれる、そんな可能性を秘めている、ともいえる。たとえ「悪夢」であったとしても、それが「正夢」になるかもしれないとしても、人はその「夢」を見ることでその「夢」をバネに、もしくは、その「正夢」を回避するために一生懸命になることもある。さらには、その「夢」を見ることで自分がこれから進むべき道を知ることができ、その「夢」で示された「道しるべ」を叶えるために自ら動くことにより自分の「夢」を叶える、だけでなく、みんなの「幸せ」すら叶えてくれる。そう考えると(眠りのあいだに見る)「夢」というのは場合によっては人の生きるための糧・・・だけでなく、別の意味での「夢」、目指すべき「目標」、それと完全に融合することで輝かしい未来へと進むことができる、そんな未知の・・・無限大のパワーを秘めている・・・といっても過言ではないかもしれない。
そして、今、ある少女はその(寝ているあいだに見る)夢によって自分が求めていた答え、それを知るためのステージを駆け上ろうとしていた。その少女はそれとは別の「夢」によって不安・心配という深き海・沼に陥っていた少女たちを救い出すことができた。そして、今度は自分がその「夢」によってあるステージへと導かれようとしていた。
「夢」、それは人類にとって、未知の、そして、無限大のパワーを秘めているもの。そのパワーはその少女にどんなステージへと導こうとしているのか。そのパワーはその少女が抱え込んでいる、問い、それを解いてくれるのだろうか。そのパワーはその少女にどんな未来へと導こうとしているのだろうか?
「Moon Cradle」最終章 第7部後編
ある少女の長くとも短くともいえる、そんな「夢」物語・・・、その最終章・・・
はじまります・・・・