ラブライブ!SNOW CRYSTAL   作:la55

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Moon Cradle 第7部後編 第5話

 こうして、お披露目ライブの準備をナギたちに託した月、あげは、東子、シーナ、そして、よいつむトリオを引き連れて千歌たちAqoursメンバーが待つやばコーヒーの店に向かう。そんなとき、

「でも、なんで私たちも一緒に行くことになったのかな・・・」

と、あげは、月に対しなんで自分たちも延長戦のお手伝いをすることになったのか尋ねてみる。すると、月、

「それはね、あげはちゃんたちがこれからのAqoursを支えることができる存在だからだよ」

と、あげはたちが選ばれた理由を簡単に答えた。たしかに、月はあげはたちをこれからのAqoursを支えていく人材として育てようとしていた。そのことをあげはたちに対して言った月に対してあげはも、

「な、なんか直接言われるとちょっと恥ずかしいですね・・・」

と、ちょっと照れながら言うと、

「でも、とても嬉しいです、そのことを言われると・・・」

と、少しうれしそうに答えた。

 そして、やばコーヒーに着くとそのままAqoursと合流、延長戦について話し合うこととなった。まずは・・・、

「では、3班に分かれて延長戦の準備を進めることにしましょう」

と、司会役のダイヤが言うと、この話し合いに参加している全員から、

「異議なし!!」

と、いう答えが返ってくる。最初に決めたこと、それは、3班に分かれて延長戦の準備をすること、だった。たった数日しか準備する時間がないため、3班に分かれて行動することにしたのだ。その3班とは・・・。

「まずは千歌さん、梨子さん、鞠莉さん、そして、あげはさん、あなたたちはAqoursの曲のなかでこの延長戦にふさわしい曲を選曲・・・といってもほぼ決まっているでしょうけど、もう一度選曲してその曲を延長戦にふさわしい曲としてブラッシュアップしてください!!」

と、延長戦に披露する曲の選曲(というかある程度決まっているいるが念のため)とその曲のブラッシュアップをする班、さらに、

「ルビィ、花丸さん、私、さらに東子さん、この4人は千歌さんたちが選曲した曲、それに似合う既存の衣装、その仕立て直しをします!!」

と、延長戦で歌う曲の衣装・・・というか、ある目的のために作られた衣装の仕立て直しをする班、そして、

「善子さん、曜さん、果南さん、そして、シーナさんはこの曲のダンスをよりよいものにしてください」

と、選曲した曲のためのダンスをよりいいものにしていくための班、と、ダイヤ、この3班ときっちりとと分けれくれた。で、おまけに・・・、

「そして、曜さん、Aqoursの衣装担当としてダンス班以外に延長戦に使う衣装をルビィたちと一緒に準備しにいってください!!」

と、ダイヤ、曜にお願いをした。

 ところで、なんで新曲ではなく既存の曲でAqoursは延長戦に挑もうとしているのか。それは先述の通り延長戦のために準備する時間があまりないない、というのもあるのだが、実はAqoursには隠された名曲があった。それは、本来なら延長戦がなければ永久に封印されていたかもしれない曲だった。でも、なんでその曲が日の目をみせることになったのか。それは、延長戦の相手がSaint Snowだったから。この曲はSaint Snowの直接対決のために作られた曲だった。しかし、とある理由でこの曲は封印されてしまう。せっかく衣装もダンスもできていたのになぜ封印されたのか、それはあとで話すことにしよう。

 で、肝心のプロデューサー役の月はというと・・・、

「で、月さんはこの3班の調整役と対外との交渉をお願いします!!」

そう、プロデューサーらしく、この3班の調整役、そして、関係各所との調整役を任せれることに。あっ、ちなみに、よいつむトリオはライブに使う機材の準備とあげはたちにその機材の使い方をレクチャーするかかりとなった。

 その後、話し合いでいろんなことを決めていき、ライブまでの数日間のスケジュールなどを決めていくと、正味1時間ぐらいで話し合いは終わった。

 そんな話し合いもついに最後となった。そのとき、ダイヤ、

「あっ、月さん、月さんにとても大事なことを決めてもらいます!!」

と、月を指定すると、月、

「うん、なにかな?プロデューサーであるこの僕に重要な使命?」

と、ダイヤに尋ねると、ダイヤ、大きな声をあげてこう言った。

「月さん、あなたに命じます、このライブで行う場所、この延長戦にふさわしい、そんなステージを探してきてください!!」

「えっ・・・?」(月)

 

「う~、どこがいいんだろう・・・」

月はあのダイヤの話を聞いて悩み続けていた。なぜなら・・・、

「だ、ダイヤさん・・・、「浦の星」とか、「内浦の砂浜」でやるのはどうでしょうか?」

やばコーヒーでの話し合いのあと、月はダイヤと延長戦に使う場所について2人で話し合っていた。そこで月は最初「浦の星」や「内浦」を提案した。これには、月、

(Aqoursの本拠地にしていた「浦の星」や「内浦の砂浜」なら(今の)Aqoursの最後を締める場所としてはとてもいいはず!!だって、Aqoursといったら「内浦」にある女子高「浦の星」女学院のスクールアイドルなんだから!!)

と、思っての提案だった。たしかに、Aqoursは「内浦」にある女子高「浦の星」女学院のスクールアイドルである。そのAqoursのホームグランドである「内浦」「浦の星」で最後を迎える、それこそ、最後のステージとしては最高のシチュエーション、だった。

 が・・・、

「月さん、「浦の星」や「内浦」で延長戦を行うこと、ブ、ブ、ブー、ですわ!!」

と、ダイヤ、即効で月の提案を拒絶する。これには、月、

「え~、なんで~」

と、愕然となるも、

「なんでダメなのでしょうか?」

と、ダイヤに拒絶した理由を尋ねる。すると、ダイヤ、

「実はですね・・・」

と、拒絶した理由を月に言う。まず、「浦の星」であるが、これはまえに伝えたと思うが、このとき、というか、千歌たちがイタリアに旅立つころには浦の星の所有権は学校の運営母体からほかの業者へと移っていたのである。なので、黙って浦の星を使うと不法侵入なるし、使用許可を得ようにもいろんな手続きが必要であり数日のうちに使用許可を得ることは不可、だったのだ。

 で、「内浦」が使えない理由としては・・・、ダイヤ曰く、

「実は、もう延長戦を行う日時はすでに決まっているのです・・・」

そう、延長戦を行う日時はこのときすでに決まっていたのである。これについてはダイヤはこう説明した。

「私たち(Aqours)が延長戦をすることを決めたあと、(Saint Snowの)聖良さんとこのことについて電話で話し合ったのです。そのなかで、延長戦を行う日時については〇日後の明け方前にすることに決定したのです」

で、なんで〇日後の明け方前に延長戦をすることを決めたのか、というと、この延長戦、AqoursとSaint Snow、2つのスクールアイドルグループ(ユニット)のあいだだけで行う、私的な戦い、だったからである。ラブライブ!、実は「ラブライブ!実行委員会」が中心となって行う、いわば、ちゃんとしたところが行っている大会だった。だが、今回の延長戦、ラブライブ!決勝延長戦、といってはいるが、その中身は聖良の妹理亜の夢、ラブライブ!決勝でのAqoursとSaint Snow、その直接対決、そして、ラブライブ!優勝、という夢を叶えることで理亜のなかにある迷い、いや、深淵なる闇から理亜を救い出す、そのために行う、「私的な戦い」、である。なので、できれば、AqoursとSaint Snow、2組とその関係者だけで行いたい、それがダイヤと聖良の考えであった。ただ、これについては変な方向へと進んでいくのですがね・・・。

 で、そのことと浦の星とどう関係があるかというとなんと大ありだった。実は「内浦」、沼津市街地から離れているのであるがとても風光明媚なところとして有名だった。いわゆる、一大観光地、であるとともに内浦を望む駿河湾のクルーズ船などの出発地、でもあった。なので、千歌の実家である有名な旅館や内浦の近くにある淡島に「ホテル小原沼津淡島」があるのはそのためである。さらに、風光明媚な景色を求めて内浦に住む人たちも多かったりする。むろん、東京から引っ越してきた梨子がここ沼津内浦に住んでいるのもこの風光明媚な内浦の景色があったためだった。内浦に引っ越す前、ピアノに対するスランプに陥っていた梨子を見た梨子の両親は少しでも梨子の心のためにと思ってここ内浦に引っ越してきたのだ。もちろん、この梨子への両親の想いは梨子に良い影響を与えた。梨子は隣に数千歌と出会ったこと、そして、ここ沼津内浦の海のおかげでピアノに対するスランプを脱することができた、だけでなく、Aqoursというかけがいのない宝物、そして、自分というとても強い意志を手にいることができたのだ・・・。まっ、それは置いといて、そんなわけで、もし(明け方前とはいえ)内浦の人たち、観光客たちが寝ている深夜帯にライブをして大きな音を出してしまったら、それこそ、ご近所迷惑、いや、騒音問題へと発展してしまうものである。だって、内浦の砂浜海岸はまわりに壁となるものはないので、音はそのまままわりに広がってしまうから・・・。

 そんなわけで、ダイヤ、月が最初に提案した場所、「浦の星」「内浦」はあっさり却下してしまった・・・。ならば、月、

「それじゃ「浦の星分校」!!」「なら、「静真高校」!!」「あいだをとって、「シャイニー号」!!」

と、いろいろと案をだすも、ダイヤから、

「ダメ!!」「ダメ!!」「絶対にダメ!!」

と、次々と却下する。どうやら、ダイヤ、この延長戦が「私的な戦い」であること、騒音問題などが起きることなど周りに迷惑をかけたくない、そのことを気にしているみたいだった(あと、「シャイニー号」みたいに不安定な場である船などでライブはできない、そんなにお金をかけることができないなど、いろんな理由があるのですけどね・・・)

 で、結果的に月が出した案すべてを却下されたことで、月、

「ダイヤさん、1日だけ待ってください!!すごくいい場所、見つけてきますから!!」

と、言ってはこの場で延長戦を行う場所を決めるをやめることにした。

 そして、

「う~、どこがいいんだろう・・・」

と、いう月の言葉につながってしまったということなのだ。

 で、自分が提案した場所すべてダイヤの手で却下されたことで、月、

(う~、それだったら、沼津といったら静岡!!静岡といったら富士山!!Aqoursはラブライブ!で日本一になった。なら、日本一高い山である富士山であればダイヤさんも納得するはず!!それに、あそこならまわりに誰も住んでいないから、ライブの場所にうってつけ!!)

と、考えてしまうしまつ。え~、月さん、3月の富士山ってまだ雪残っているし、真夜中じゃかなり冷え込んでいるのですがね・・・。

 と、すべての提案をダイヤに却下されたことで極端な考えに走ってしまう、月、であったが、突然、

トゥルルルル

と、いうどこかで聞いたよう曲が自分のポケットから聞こえてきた。これには、月、

「あっ、なんだろう?」

と、言っては自分のポケットから自分のスマホを取り出し、そのスマホの画面を見ると、月、突然、こんなことを言いだしてしまう。

「曜ちゃんからメールだ!!え~と、なになに、「月ちゃん、今すぐここに来て!!お願い!!」」

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